三岩岳・窓明山（大樹の森に守られた花たちと小湿原のハクサンコザクラ！）

2012年07月19日(木) [日帰り]

• GPS: 08:55
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,567m
• 下り: 1,564m

コースタイム

6:05　三岩岳登山口
7:45　旧道分岐
9:35　三岩岳避難小屋
10:25　三岩岳山頂
11:00　三岩岳避難小屋着
　　　　　（昼食休憩）
11:25　三岩岳避難小屋発
12:40　窓明山山頂
14:15　巽沢山
14:50　国道352号線
15:05　三岩岳登山口

天候

晴れのち曇り、稜線は風が吹く、終始ガスの中、午後時折小雨！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小豆温泉入口の空き地を利用！
（約20台くらい駐車可能）

コース状況／危険箇所等

●　やっぱり尾瀬方面の山々ですね！ぬかるみがたくさんありました。

●　三岩岳登山口から少し登ったところと、窓明山からの下山口は、昨年の水害で登山道は崩壊していました。

●　三岩岳から窓明山の稜線の登山道は、あまり手入れされていません。訪れる人も少ないのか、足下がよく見えない部分もありました。

●　窓明山から国道まで、かなりの急坂となります。樹林帯に入る前は深い笹藪が続きます。グリップ力の悪い登山口ではやや苦しむかもしれませんね！

写真

7/19 6:08

小豆温泉スノーシェットの登山口から、本日の山旅が始まります。

7/19 6:09

スノーシェット上を歩きます。こんな登山道日本全国でもここだけかな？

7/19 6:10

鉄の階段を上り、登山道に入っていきます。

7/19 6:18

昨年の水害の影響です。登山道が寸断されていましたが、きちんとロープなどで歩く道が確保されていました。

7/19 6:21

崩壊地からブナの森へ！

7/19 6:23

ヤマアジサイが、今日の山旅の始まりに出迎えてくれました。

7/19 6:44

ブナの森は、冬の厳しさを物語っていました。

7/19 6:48

タマガワホトトギスです。ブナの森の湧き出す小さな沢筋に沢山咲いていました。

7/19 6:53

なぜか沢ガニが。じっとして身じろぎもしませんでした。

7/19 7:31

一休みです！トンボも熱中症になるのかな？

7/19 7:37

いくつかの小沢を過ぎると、湿原化した沢筋がありました。

7/19 7:35

その湿原で背高のっぽのオタカラコウとであいました。

7/19 7:36

擬宝珠も光に戯れていました。

7/19 7:36

キンコウカも咲き始めていましたよ！

7/19 7:40

沢筋に浮かび上がる擬宝珠！

7/19 8:12

ツクバネソウが何とか咲いていました。

7/19 8:16

ブナの森は続きます。

7/19 8:28

樹間から遠くの山並みが見えました。

7/19 8:31

綺麗な鳥の羽を見つけました。ホシガラスかな？

7/19 8:35

登山道でなにやらうごめく姿をとらえました。これってマムシかな？今日は同じような模様を3回見ました。

7/19 8:41

山並みを背景に小さなお地蔵様が、微笑んでいました。思わず合掌しました。

7/19 8:48

遠くに見えるは高原山山塊かな？

7/19 8:51

ブナの森から針葉樹の森へ！新茶の香りがたまりませんでした。大きく深呼吸しました！

7/19 8:54

そんな巨木の針葉樹の懐に、マイズルソウが群落を成していました。

7/19 8:57

ゴゼンタチバナもすごいです。思わず、「なんじゃこれ」と声を出してしまうほどでした。

7/19 8:59

ツマトリソウです。これも登山道から離れることはありませんでした。

7/19 9:03

ユキザサです。これほど沢山咲いている場所に出逢ったことはありませんでした。

7/19 9:07

誇示するマイズルソウです。ふくよかに語り合う姿でした。

7/19 9:10

針葉樹の大木は、高山植物を傘下に抱えて大切に守っていました。

7/19 9:16

可憐な姿のミツバオイレンです。

7/19 9:20

イワカガミも淡い恋心で語りかけていたのです。

7/19 9:27

イワイチョウの白さがよく映えていました。

7/19 9:27

避難小屋手前の小湿です。ここで感動の出逢いがありあした。

7/19 9:27

ハクサンコザクラの大群落です。

7/19 9:30

池塘の淵に沢山咲いていました。

7/19 9:32

そのハクサンコザクラをズ〜ムアップです！

7/19 9:34

まだ早朝です。ガスに包まれた山で、オオバキスミレは途方に暮れていました。

7/19 9:37

そして避難小屋に到着です。

7/19 9:38

小屋の前にズダヤクジュが咲いていました。

7/19 9:40

小屋の前の分岐です。右が窓明山、左が三岩岳山頂です。

7/19 9:44

途中、小湿原が現れました。

7/19 9:45

淡いピンクのイワカガミが咲いていました。

7/19 9:50

ベニバナイチゴです。

7/19 10:03

山頂までの登山道でもミツバオウレンが何時までもついてきました。

7/19 10:13

ゴゼンタチバナも同じでした

7/19 10:20

これは、何オウレンでしょうか？

7/19 10:24

ショウジョウバカマは美しくけなげに咲いていました。

7/19 10:36

アカモノの一輪です。

7/19 10:27

三岩岳山頂です！
ガスで何も見えませんでした。

7/19 11:00

イワナシです。

7/19 11:01

ムラサキヤシオです。まだ咲いていました。

7/19 11:05

小屋に戻り昼食としました。
手弁当は前の同じようなので、今日は割愛させていただきました。

7/19 11:24

小屋から窓明山に向けて出発です。

7/19 11:32

キバナノコマノツメです。

7/19 11:34

シナノキンバです。

7/19 11:36

窓明山へ向かう登山道です。稜線はガスがかかって見えません。

7/19 11:39

7/19 11:43

窓明山の山頂はガスがかかっています。

7/19 11:49

クルマユリです。

7/19 11:51

この花を見ると、夏ですね〜！

7/19 11:56

この稜線でも、沢山の花が咲いていました。
（ツマトリソウ）

7/19 11:57

アカモノがびっしりと咲いていました。

7/19 11:58

タニウツギです。ガレた谷間に沢山咲いていました。

7/19 11:58

7/19 12:03

中間付近の小湿原です。

7/19 12:07

ミツバオイレンが登山道をふさいでいました。

7/19 12:14

登山道はやや荒れています。

7/19 12:16

ウラジロヨウラクです。

7/19 12:17

若干藪こぎです。

7/19 12:29

山頂手前の小湿原です。サワランやキンコウカ、ツルコケモモ、ワタスゲも咲いていました。光りが少なくてうまく写せませんでした。

7/19 12:42

窓明山の山頂です。ガスの中で遠望はありませんでした。

7/19 12:45

窓明山から巽沢山へ向けて下ります。

7/19 12:55

森林限界地点はやっぱり藪でした。長袖は必携です。

7/19 13:23

そんな森に、ラン科の花でしょう？

7/19 14:06

樹林帯に入れば快適でした。でも傾斜がきつく、足下要注意です。

7/19 14:07

こんあ小さな花も咲いていました。可愛らしかった。

7/19 14:17

巽沢山です。小さな山名板がありました。
ここからも急坂を下ります。

7/19 14:46

国道手前で、登山道は崩壊していました。そのまま進むと崖下です。

7/19 14:50

崩壊地の脇の山林をすり抜けて国道に出ました。

7/19 15:05

国道脇から見た渓谷です。とっても綺麗でした。

7/19 15:06

そして登山口に戻ってきました。左側に駐車場があります。今日も一にお疲れ様でした。

撮影機器：

EOS 50D CANON

感想

🌸🐛＠sakura64

●　十数年前に会津駒ヶ岳で出逢った方から、「三岩岳でもハクサンコザクラが咲く」と教えてもらい、何時の日か・・！と思っていました。

●　昨年の夏、三岩岳を登ろうとしましたが、折しも水害で登山禁止となっていました。先日のsajunさんの会津駒ヶ岳のレコを見て、昔の記憶を頼りに、本日三岩岳を訪れました。

●　三岩岳は、メジャーな会津駒ヶ岳、燧ヶ岳、平ヶ岳、そして田代山など囲まれた中で、あまり目立たない存在です。
　　その性か訪れる人も少ないようで、登山道はメインの道を外れると、結構に荒れていました。道幅も狭く笹深いところもまあり、深山の奥深さを感じました。

●　旧道分岐から山頂と、山頂から窓明山の稜線は、高山植物の大宝庫でした。
　　種類は少ないものの、その数には圧倒させられました。
　　ミツバオイレン、ゴゼンタチバナ、マイズルソウは、いとまがないほど咲いていました。時には、大群生もあり、「なんじゃこりゃ〜」と思わず声を出してしまうほどでした。

●　そして、小さな湿原にハクサンコザクラが、淡いピンクの色合いで咲いている姿に感動しました。

●　窓明山から国道の下山口まで、これが、やたらと長かった！
　　急勾配の下りで、森林限界地帯では、背丈よりも高い藪もあり難儀しました。
　　樹林帯へ入れば、快適でしたが、急傾斜につき、ヘトヘトになりました。

コメント

wakasato

お疲れ様です。
こんばんは、matukura64さん。

三岩岳〜窓明山と周回されたのですか。
ハクサンコザクラの群落が良いです・・・三岩岳にも咲くのですね。
避難小屋〜窓明山の間もまた違った花が咲き、良いですね。

自分も山開きのときに感じたのですが、国道までの下りは長く感じました
最後の急坂もきついですし・・・

🌸🐛＠sakura64

いや〜、疲れました。
wakasatoさん、こんばんは！

またまた、wakasatoさんの軌跡をたどってしまいました。

稜線は終始、ガスの中でしたが、足下は花、花、花の連続でした。

次回は、逆コースをたどってみようかな

多分、とっても辛いでしょうね

sajun

お疲れさまでした！
いいやま歩いてますね♪

私が会津駒ヶ岳を登っていたとき出会ったご夫婦が、三岩岳にしようか思案し、天候が優れないようなので会津駒に来た旨話しておりました、、、
知る人ぞ知る三岩岳、恐るべし

では、次の山行を楽しみにしております、
よろしゅくです

🌸🐛＠sakura64

やっぱ、会津駒ヶ岳でしょ！
　会津駒ヶ岳か三岩岳か？と聞かれたら、やっぱおすすめは会津駒ヶ岳でしょ！稜線上の湿原は素晴らしいし、高山植物も豊富ですよ。登山道も整備されているし、管理人のいる小屋もある。至れり尽くせりですもんね！
　でも静かで、奥深さを感じるのは三岩岳ですね！
　どちらもいい山です。