北八ヶ岳 双子池でパスタ打ちリベンジ 雨の湖畔でテン泊(蓼科山〜双子山〜北横岳)
- GPS
- 24:50
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,516m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
11:13 蓼科山登山口
13:56 蓼科山
15:45 大河原峠
16:29 双子山
17:08 双子池ヒュッテ
17:26 双子池テン場
22日
8:36 双子池テン場
9:20 亀甲池
10:39 北横岳
11:13 七ツ池
12:02 北八ヶ岳ロープウェー山頂駅
天候 | 21日 雨 22日 くもりのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
今回は長距離封印。
ゆるテン泊です。
双子池の湖畔にテントを張ってみたかったもので。
装備は色々と詰め込みました。
一眼レフと魚眼レンズに三脚。
クーラーボックスに凍らせたお茶と食材。
その他、普段の山行じゃ絶対に持っていかないような小物が多数。
46Lザックに無理やり詰め込むはずが、入りきらず。
テント一式は外に縛り付けました。
うーん、60Lザック必要かも。
すでにザックは5つ。
ザック沼には嵌りたくないのですが。
さて、茅野駅からラウンドバスで蓼科山登山口へ移動。
バスの中、周りの人たちが「午後から天気回復するから」と口々に言っているのを聞き、安心していました。
11時頃、蓼科山登山口を出発。
こんなに遅い時間から登山をするのは初めてです。
しかし、霧雨。
カッパを着込みます。
そのうち回復すると信じて。
蓼科山は岩場が多い。
濡れて滑ります。
なのでペースが上がらない。
装備が重い。
やっと蓼科山に到着。
人がたくさん。
反対側の七合目登山口から登ってくる人が多いようです。
と、少しガスが晴れてきました。
「午後は回復」の言葉を信じ、もう大丈夫だろうとカッパを脱ぎました。
大河原峠に向かう途中、またしても雨。
けっこう本格的。
この天気では、せっかく持ってきた一眼レフも、まったく出番がありません。
しばらく木の下で雨宿りして。
でも雨が上がる気配はナシ。
もういちどカッパを着て歩き始めます。
もう道だか川だか分かりません。
石とか倒木を伝って歩くしかない。
滑ります。
とにかくゆっくりと行きました。
尻餅つかなかっただけマシ。
大河原峠に着いたら、さらに雨が強く。
売店に逃げ込みました。
そこで休憩していた親子連れは、双子池でテン泊の予定だったけど諦めて引き返してきたのだとか。
ちと不安がよぎります。
30分ほど休んでから再スタート。
雨はいっこうに止みません。
双子山への道は大変でした。
腰から胸くらいの笹の中。
足元は川状態。
もうゴアテックスとか関係なく、靴の中までぐっしょりと濡れました。
これでテント張れなかったら最悪です。
双子池ヒュッテには17時頃到着。
予定より3時間遅れ。
「テン泊できますか?」と聞くと、「今日は7組張ってるよ」とのこと。
この雨の中、そんなにいるとは。
テン場は、一番奥のスペースにしました。
問題は雨の中の設営。
風がないのがせめてもの救い。
自立型じゃないので、こういうときはけっこう困ります。
どうにか張り終えて、次は調理の支度です。
日没が迫っています。
時間との戦いになってきました。
まずは水の確保。
雄池の水を汲みに行きます。
これが遠い。
で、失敗しました。
考えてみれば当り前なのですが。
プラティパスでは池の水は汲めないのです。
ぺしゃんこ水筒は、流れる水じゃないとダメ。
と、小屋の主人が「それじゃダメだよ。ペットボトルかコップを持ってこないと。しょうがないな、小屋の水使っていいから」。
本来は有料の、小屋の水を使わせてもらいました。
ありがとうございます。
そしてパスタ打ち。
以前は甲武信ヶ岳でパスタ打ち、ちょっと(かなり)失敗しましたが。
今回はニョッキです。
【じゃがいものニョッキ】
材料
・市販のマッシュポテト 乾燥重量50g
・薄力粉 1カップ
・水 140ml
・塩、オリーブオイル 適量(小さじ1くらいかな)
マッシュポテトと小麦粉を混ぜ合わせ、塩とオリーブオイルを入れます。
そこに水を加えて捏ねていきます。
一般的なパスタと違って、捏ねすぎないように。
ある程度まとまってきたら大丈夫です。
生地を4等分し、それぞれを細長く伸ばします。
フォークなどで模様を付け、1センチ程度の長さに切っていきます。
茹で時間は2分ほど。
上に浮かんできたものから掬い取ります。
好みのソースをかけて出来上がり。
・薄力粉の代わりに強力粉を使うと、モチモチ感が増します。
・水の代わりに牛乳を入れたり、卵を混ぜる方法もあり。
茹で時間を長く取りすぎて、ちょっとやわらかめになってしまった。
あとは、エリンギとハーブチキンを焼いて完成。
あまりにもバタバタしすぎ。
もっと時間に余裕がほしいところです。
もうひとつ。
kohi-さんの製造法で作成したアルファ米。
実験を兼ねて水で戻してみます。
寝る前に水(アルファ米の重さの1.8倍)を注いでおきました。
で、次の日。
朝4時。
アルファ米はちゃんとできていました。
7時間ほど放置したことになりますが、実際はもっと短い時間でいいと思います。
水で作れるカルビクッパを投入し、朝食としました。
これだと、火を使わなくても済むので便利ですよ。
もう一眠りして、8:30に出発。
北横岳から先は人が多かった。
手ぶらで登ってくる家族連れとかいて、ちょっと驚きました。
ロープウェイで気軽に登れる山なんですね。
坪庭の辺りで、また雨が降ってきました。
麦草峠まで行く予定でしたが。
なんだかやけにザックが重いし。
もう止めときます。
ロープウェイで下山。
茅野駅近くの温泉に入ってから帰りました。
家に着いて、ザックの重さを量ってみました。
18キロ強。
けっこう重い。
テントや着替えなど、あらゆるものが水を吸って重くなったようです。
どうも、重いものを持つのは苦手。
やはり、軽量化スピードハイクが向いてるようです。
双子池。
次来るときは、ぜひ晴れた日に。
そして、八ヶ岳。
そのうち全縦やってみようと思います。
コメント
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westmalleさん、おはようございます。
山の中でパスタ打ち、しかも雨の中担ぎ上げて
やはり予想もつかない山行でしたね
テントも渋いのをお使いで。写真だと中にも屋根があるように見えますが、ダブルウォールテントになるのでしょうか。やはり前室がないと調理は落ち着いて出来ないですよね。
アルファ米、うまくいって良かったです。全く秘伝ではありませんので 是非広めていっていただければと思います
ニョッキは乾燥材料と水だけで作れるので、実は山向きだったりします。
生パスタは、市販品よりも断然おいしいですよ。
テントはダブルウォールです。
でも、重量1kg以下なんですよ。
料理するなら前室は必須ですよね。
アルファ米。
いろいろとバリエーションも考えられそうですね。
ドライカレーやチキンライスもアルファ化できないかなぁ、と思案中です。
westmalleさん、こんばんは。
たまにはゆったりテン泊と聞いてはいましたが、何ですか双子池それも雨の中パスタとは、いや参りました。
それも雨の中、ルートの池や笹漕ぎも何のその。思い荷物を担いでお疲れさまでした。 お手製のアルファー米?そんなのできるのですね、私も秘伝(?)にあやかって研究してみます。
ニョッキは好きなんですけど、ちゃんとしたレシピを知りませんでした。
まさか山行記録で知るなんて・・・westmalleさんだからこそ、ですね〜
雨の中、お疲れさまでした!
双子池、いいところでしたよ。
湖畔にテント張るのって、ちょっとあこがれていたんです。
パスタ打ちは、去年の甲武信ヶ岳のリベンジでしたが。
今回もちょっと失敗しました。
アルファー米は、自作すればかなりコストダウンできます。
ぜひやってみてください。
じゃがいもを茹でてすりつぶして・・・、というのが本来のレシピですが。
マッシュポテト粉末を使ったほうが、簡単でおいしくできます。
長時間捏ねる必要がないので、10分で手軽に作れるんですよ。
マッシュポテトの代わりにパンプキンパウダーを使えば、かぼちゃのニョッキになります。
同じ日に双子池でテントデビューした者です。
あの雨の中でパスタ打ちされていたとは・・・驚きです。
しかも私が諦めた、テント一式担いで登っていたり、雨の中双子山のササ道を撮っていたり、雨の中水汲みに行ったり、ガッツリ料理をしていたり。。。尊敬いたします。
私ももう少し余裕が出来たら、山パスタ打ちに挑戦してみたいと思います(かなり先になりそうですが)。
westmalleさん、こんばんは。
westさんのレコを読むときに一番最初に目が行くのが
今度は何キロなんですが、今回は???でした。
答えはまったり生パスタだったんですね。
普段の創造的なルート取りといい、引き出しの多さを
羨ましく思います。
雨さえ降ってなければ、もっといろいろと楽しむ予定だったんですよ。
魚眼レンズで天体撮影とか、雄池の水でお茶を点てたりとか。
双子池は、秋頃にまたテント担いで行ってみようと思ってます。
テント泊の楽しみのひとつは、やっぱり山メシ。
山で食べると、普段とまったく違う味がするから不思議なものです。
環境って大事なんですね。
山パスタ打ち、ぜひ挑戦してみてください。
絶対に美味しいと思いますよ。
今回は、まったりテン泊と決めてました。
山の楽しみ方って、本当に色々あります。
テント張って、ぼーっとするのも、結構いいものです。
まあ、楽ですしね。
といいつつ、たぶん次はロング行くと思います。
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