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Yamareco

記録ID: 2098930
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

虚空の秘峰 乙妻山 4度目の結縁

2019年11月09日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 長野県
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GPS
--:--
距離
13.2km
登り
1,601m
下り
1,590m

コースタイム

日帰り
山行
8:35
休憩
0:40
合計
9:15
6:25
25
スタート地点
6:50
200
10:10
50
11:00
11:40
50
12:30
190
15:40
ゴール地点
 降雪期前で晴天の休日は今年最後と見て、私の心の山【乙妻山】に今年もまた登頂しました。平成27年から4度目の登頂です。
 紅葉時期も終わり登山者は激減。戸隠キャンプ場の駐車場の6:25での台数はたった10台。登山道には降雪があり、乙妻山方面の足跡が無かったことから私が今日最初の登頂者とわかりました。下山時に乙妻山に向かう登山者はおらず、私一人が貸切状態で山頂を占有したことになりました。
 乙妻山頂も雪がありましたが、日中は気温が上がり風も僅かで、完全なる360度の大展望を存分に楽しめました。今年は晴天に恵まれた休日がほとんど無く、今年最高の山行となったことに大満足でした。

 なお、北アルプスが見えた時の歓喜の咆哮(従来の「歓喜の絶叫」から表現を改めました。)を今回初めて実行に移しました。
その由来はこれ↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2091491.html
天候 快晴(山頂滞在) のち 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
戸隠キャンプ場駐車場に駐車。駐車場占有率5%未満のガラ空き状態。
コース状況/
危険箇所等
九勢至から上は登山道に降雪(3cm以下)がありました。激登り/激下りの箇所は注意して下さい。アイゼンを着用した登山者もいました。
朝6:25の戸隠キャンプ場駐車場。人気の山なので休日ともなればほぼ満車ですが、冬が近づきこの通りの少なさ。
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朝6:25の戸隠キャンプ場駐車場。人気の山なので休日ともなればほぼ満車ですが、冬が近づきこの通りの少なさ。
キャンプ場も牧場も冬期閉鎖し、訪問者も見ることができませんが、この好天。青空に浮かび上がる九頭龍山の山容を見て寒い中でもやる気が出ました。
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キャンプ場も牧場も冬期閉鎖し、訪問者も見ることができませんが、この好天。青空に浮かび上がる九頭龍山の山容を見て寒い中でもやる気が出ました。
放牧牛は10月下旬で下牧し、牧草には霜が降りています。この時の気温は0℃でした。
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放牧牛は10月下旬で下牧し、牧草には霜が降りています。この時の気温は0℃でした。
駐車場から20分掛け、弥勒新道入口に到着。私は滑滝の難所に恐怖を感じるので、いつもこのルートをピストンです。
10月に挑戦し撤退した焼山での失敗を反省し、ここまでの長い平地歩行はランニングシューズを履き、山道から登山靴に履き替える作戦を今回から実行しました。
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駐車場から20分掛け、弥勒新道入口に到着。私は滑滝の難所に恐怖を感じるので、いつもこのルートをピストンです。
10月に挑戦し撤退した焼山での失敗を反省し、ここまでの長い平地歩行はランニングシューズを履き、山道から登山靴に履き替える作戦を今回から実行しました。
登山開始後30分で、標準コースタイム通りに「ブナ仙人」に到着。ピストンルートである利点を活かし、暑くなったため脱いだ防寒着をデポしました。
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登山開始後30分で、標準コースタイム通りに「ブナ仙人」に到着。ピストンルートである利点を活かし、暑くなったため脱いだ防寒着をデポしました。
樹林は落葉し、いつ雪が降ってもおかしくない状況。昨年夏から私用で忙しく、今年初の本格的な登山になったため体力が低下しており、決して急ぎません。
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樹林は落葉し、いつ雪が降ってもおかしくない状況。昨年夏から私用で忙しく、今年初の本格的な登山になったため体力が低下しており、決して急ぎません。
五地蔵山が視界に入りました。今日の天気は期待できると確信しました。気温も上昇し、気持ち良くルートを進みます。
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五地蔵山が視界に入りました。今日の天気は期待できると確信しました。気温も上昇し、気持ち良くルートを進みます。
登山道に積雪が見られるようになりました。この程度ならば下山時には影響無いでしょう。
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登山道に積雪が見られるようになりました。この程度ならば下山時には影響無いでしょう。
いつも撮影している、六弥勒まであと20mの地点。積雪あり。弥勒新道入口からここまでの今回のペースは、昨年より15分遅れ。運動不足で心肺機能が低下しているのが感じられました。
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いつも撮影している、六弥勒まであと20mの地点。積雪あり。弥勒新道入口からここまでの今回のペースは、昨年より15分遅れ。運動不足で心肺機能が低下しているのが感じられました。
六弥勒から見えた高妻山山頂付近。先週飯縄山に登った時、高妻山に積雪が無いことがわかったので今日の登山を決めました。今日も無雪と確認できました。
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六弥勒から見えた高妻山山頂付近。先週飯縄山に登った時、高妻山に積雪が無いことがわかったので今日の登山を決めました。今日も無雪と確認できました。
頸城三山。右から妙高山、火打山、焼山。焼山は10月に笹倉温泉から単独で登頂に挑みましたが、2時間の林道歩きで体力が大幅消耗。更に熊と遭遇し、最後は谷越えの難所を見て余りの恐怖でモチベーションがゼロになり撤退しました。現在、その時の要因を分析して対策を立て、来年は登頂を目指します。
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頸城三山。右から妙高山、火打山、焼山。焼山は10月に笹倉温泉から単独で登頂に挑みましたが、2時間の林道歩きで体力が大幅消耗。更に熊と遭遇し、最後は谷越えの難所を見て余りの恐怖でモチベーションがゼロになり撤退しました。現在、その時の要因を分析して対策を立て、来年は登頂を目指します。
焼山は笹倉温泉ルートを諦め、金山から登ることも検討しています。
いいか待ってろよ!それまで噴火するなよな。来年は絶対に登ってやるからな!
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焼山は笹倉温泉ルートを諦め、金山から登ることも検討しています。
いいか待ってろよ!それまで噴火するなよな。来年は絶対に登ってやるからな!
手振れでボケてしまいましたが、私の好きな九勢至から望む高妻山です。まことにいい天気です。
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手振れでボケてしまいましたが、私の好きな九勢至から望む高妻山です。まことにいい天気です。
六弥勒で私が休憩中に追い抜いていった足の速い登山者がいたのですが、そこから上の登山道の雪上の足跡が(昨日の下山者か?)ほとんど下り向きで、上り向きの足跡がかなり少なかったので、おそらくこの人が今日の最初の登山者であり、非常に歩幅の長い健脚な人なのだろうと思いました。
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六弥勒で私が休憩中に追い抜いていった足の速い登山者がいたのですが、そこから上の登山道の雪上の足跡が(昨日の下山者か?)ほとんど下り向きで、上り向きの足跡がかなり少なかったので、おそらくこの人が今日の最初の登山者であり、非常に歩幅の長い健脚な人なのだろうと思いました。
九勢至からの激上りの画像は撮影していません。積雪で相当緊張して撮り忘れていました。
この画像は、激上りを終えてアルプスが見えた時に撮影したものです。
ここで、先週飯縄山で北アルプスが見えなかったため「歓喜の咆哮」が実行できなかった憂さ晴らしに、ここぞとばかりの絶叫で初めての「実行」を行いました。
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九勢至からの激上りの画像は撮影していません。積雪で相当緊張して撮り忘れていました。
この画像は、激上りを終えてアルプスが見えた時に撮影したものです。
ここで、先週飯縄山で北アルプスが見えなかったため「歓喜の咆哮」が実行できなかった憂さ晴らしに、ここぞとばかりの絶叫で初めての「実行」を行いました。
登ったあ!見えたあ!
あれが槍ヶ岳、あれが鹿島槍、あれが五竜。そしてぇ〜?その右が ・・・
不帰キレット ・・・・・ ど〜〜おわーあ〜ぁあ〜ぁあ〜ぁあ〜ぁあ〜ぁ!!!!!!!

飯綱山でこのパフォーマンスをやった5歳の坊や、君は天才エンターテイナーだ。私は君の志を受け継ぎ、機会があればいつでも、いつまでもこれをやり続けよう。
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登ったあ!見えたあ!
あれが槍ヶ岳、あれが鹿島槍、あれが五竜。そしてぇ〜?その右が ・・・
不帰キレット ・・・・・ ど〜〜おわーあ〜ぁあ〜ぁあ〜ぁあ〜ぁあ〜ぁ!!!!!!!

飯綱山でこのパフォーマンスをやった5歳の坊や、君は天才エンターテイナーだ。私は君の志を受け継ぎ、機会があればいつでも、いつまでもこれをやり続けよう。
十阿弥陀の銅鏡と頸城三山。ここでもまた焼山を背景に。
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十阿弥陀の銅鏡と頸城三山。ここでもまた焼山を背景に。
高妻山山頂が見えました。本日初の登頂者、スーパー俊足さんに敬意を表します。
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高妻山山頂が見えました。本日初の登頂者、スーパー俊足さんに敬意を表します。
高妻山山頂は休憩無しで山頂からの眺めには目もくれず、私の今日の目的地、乙妻山に直行します。
今日の登山口からの経過時間は3.7時間。火打山でも私は4時間強で登れますから、比較すれば高妻山など楽な山です。
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高妻山山頂は休憩無しで山頂からの眺めには目もくれず、私の今日の目的地、乙妻山に直行します。
今日の登山口からの経過時間は3.7時間。火打山でも私は4時間強で登れますから、比較すれば高妻山など楽な山です。
雨飾山から日本海までが見えます。予報通りの快晴です。
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雨飾山から日本海までが見えます。予報通りの快晴です。
これから通過するキレットには積雪が無いことを確認しました。乙妻には行けそうです。
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これから通過するキレットには積雪が無いことを確認しました。乙妻には行けそうです。
最大の危険箇所、キレットを無事通過し十一阿閦に到着。
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最大の危険箇所、キレットを無事通過し十一阿閦に到着。
十一阿閦から高妻山を望みます。焼山撤退の日から熊恐怖症になった私は、こんな所でも怯えるようになってしまいました。誰か同行者が居てくれたら・・・
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十一阿閦から高妻山を望みます。焼山撤退の日から熊恐怖症になった私は、こんな所でも怯えるようになってしまいました。誰か同行者が居てくれたら・・・
向かう乙妻山です。日本海方面は雲が邪魔し、佐渡までが見えるかは微妙でした。
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向かう乙妻山です。日本海方面は雲が邪魔し、佐渡までが見えるかは微妙でした。
乙妻山をアップで。山頂はどうやら無雪のようです。この時期でも緑が残っています。
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乙妻山をアップで。山頂はどうやら無雪のようです。この時期でも緑が残っています。
十二大日のある窪地と高層湿原。昨年来た時は2m程度の積雪の下に埋まっていました。
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十二大日のある窪地と高層湿原。昨年来た時は2m程度の積雪の下に埋まっていました。
湿原から眺める景色も、ここに来たことを感じさせてくれます。コメツガが散在する中、焼山が顔をのぞかせています。
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湿原から眺める景色も、ここに来たことを感じさせてくれます。コメツガが散在する中、焼山が顔をのぞかせています。
看板が欠落しているので、見落とす人が多い十二大日。窪地の中に柱だけがあります。
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看板が欠落しているので、見落とす人が多い十二大日。窪地の中に柱だけがあります。
あと数10mで乙妻山山頂。山頂からの素晴らしい眺望を期待します。画像に写っているのは桜ではないでしょうか。ハイマツの自生する2000m超の高山で桜ですよ!満開の時期に来てみたいです。
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あと数10mで乙妻山山頂。山頂からの素晴らしい眺望を期待します。画像に写っているのは桜ではないでしょうか。ハイマツの自生する2000m超の高山で桜ですよ!満開の時期に来てみたいです。
遂に再会しました!十三虚空蔵の祠に手を合わせ、4度目の結縁(けちえん)を喜びました。今年は悪天候が続き公私共に特別に忙しく、11月になってやっと登頂しましたが、時間を作るのも容易ではなかったのです。
”今日再拝ができたことにただ感謝します。本日の私の下山時の安全と、今後の家族の安泰をお守り下さい。”
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遂に再会しました!十三虚空蔵の祠に手を合わせ、4度目の結縁(けちえん)を喜びました。今年は悪天候が続き公私共に特別に忙しく、11月になってやっと登頂しましたが、時間を作るのも容易ではなかったのです。
”今日再拝ができたことにただ感謝します。本日の私の下山時の安全と、今後の家族の安泰をお守り下さい。”
焼山をバックに十三虚空蔵。焼山への登頂成功に向けた私の並々ならぬ執念を感じ取っていただければと思います。
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焼山をバックに十三虚空蔵。焼山への登頂成功に向けた私の並々ならぬ執念を感じ取っていただければと思います。
高妻山山頂。登頂者の姿が見えます。
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高妻山山頂。登頂者の姿が見えます。
穂高連峰と槍ヶ岳。
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穂高連峰と槍ヶ岳。
鹿島槍、五竜、その右に不帰キレットどわ〜あぁあぁあぁあぁあぁ〜〜っ!
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鹿島槍、五竜、その右に不帰キレットどわ〜あぁあぁあぁあぁあぁ〜〜っ!
雨飾山。今日も多数の登山者が登っていることでしょう。
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雨飾山。今日も多数の登山者が登っていることでしょう。
白馬岳、雪倉岳、朝日岳。すべて登頂しました。どの山も感動しました。日本が誇る国際的な山岳観光資源です。
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白馬岳、雪倉岳、朝日岳。すべて登頂しました。どの山も感動しました。日本が誇る国際的な山岳観光資源です。
火打山。先週冠雪しました。紅葉の美しい10月中に登りたかったのですが、天気の良い日が無く、待っているうちに落葉・降雪してしまいました。
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火打山。先週冠雪しました。紅葉の美しい10月中に登りたかったのですが、天気の良い日が無く、待っているうちに落葉・降雪してしまいました。
妙高山。登山道に未整備の危険箇所が残っており、あまり登りたいとは思いません。
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妙高山。登山道に未整備の危険箇所が残っており、あまり登りたいとは思いません。
黒姫山。単調な山でした。
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黒姫山。単調な山でした。
セルフタイマー撮影でストリートファイターIIの「ケン」のガッツポーズ。
山頂の積雪で体が冷えてきたので、35分の滞在後下山しました。
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セルフタイマー撮影でストリートファイターIIの「ケン」のガッツポーズ。
山頂の積雪で体が冷えてきたので、35分の滞在後下山しました。
帰りの高妻山山頂にも、わずかに雪がありました。
12:25でしたが、これ以上登ってくる人はいませんでした。
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帰りの高妻山山頂にも、わずかに雪がありました。
12:25でしたが、これ以上登ってくる人はいませんでした。
山頂付近。まだこの時間帯でも良く晴れていて、周囲の眺望を楽しめました。
この後の激下りでも3cm程度の積雪。慎重に下降しました。
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山頂付近。まだこの時間帯でも良く晴れていて、周囲の眺望を楽しめました。
この後の激下りでも3cm程度の積雪。慎重に下降しました。
朝の天気を見て、今日は登山の好適日だと思いましたが帰りの駐車場もこの様に閑散としていました。
私としては、今年最高の条件で登山ができたと思います。
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朝の天気を見て、今日は登山の好適日だと思いましたが帰りの駐車場もこの様に閑散としていました。
私としては、今年最高の条件で登山ができたと思います。
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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