盛夏の富良野岳は花園

2012年07月26日(木) [日帰り]

• GPS: 07:51
• 距離: 7.5km
• 登り: 750m
• 下り: 526m

コースタイム

5：25　十勝岳温泉駐車場出発⇒5：56　安政火口⇒6：25　頂上まで2．8キロ⇒8：44　富良野岳分岐⇒10：03　富良野岳頂上着　10：54下山開始⇒11：29　富良野岳分岐⇒13：26　上ホロ分岐⇒13：53　安政火口⇒14：29　十勝岳温泉駐車場　着
（gpsコースが下山途中までしか保存できず）写真を撮りながら、かなりのまったり登山です。

天候

小雨のち曇り、ときどき晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

十勝岳温泉の公共駐車場が混むのを心配し、前日よる9時過ぎに到着し、車中泊とした。しかし、当日は平日の雨模様で朝から満杯ということはなかった。駐車場には水洗トイレ（ペーパーあり）が併設され、有難い。（夜は蛾の集合場所）

コース状況／危険箇所等

登山ポストは駐車場そばにある。
雨の中、出発したが特に危険な場所はなかった。
お花畑の手前、富良野岳分岐から日差しが出てきて、きれいに見えた。
下山後、富田ファームに寄り、ラベンダーなどこちらのお花畑も満喫した。

写真

7/26 6:31

エゾウサギギクは登り始めから頂上までお出迎え。

7/26 7:21

さっそく、お花畑。エゾノツガザクラ、チングルマ、エゾコザクラほか。

7/26 7:37

ハクサンチドリ（上）とウズラバハクサンチドリ（下）。

7/26 7:42

雨にぬれるチシマアザミ。

7/26 8:05

コモチミミコウモリ。葉柄基部にむかごがついている。葉はコウモリ型の花。これ以後、バットマン草と呼んでいた。

7/26 8:56

コマクサとイワギキョウ。イワギキョウは曇りでは下を向いていたが、晴れ間が出ると一斉に上を向く。

7/26 9:36

頂上直下のお花畑が見事。エゾウサギギク、トカチフウロをメインに、ハクサンチドリやエゾツツジがアクセントを添える。

7/26 9:38

トカチフウロ（手前）とエゾウサギギクの群落。

7/26 9:55

ありました、お目当てのエゾルリソウ。お初にお目にかかります。頂上直下のロープで囲まれた三角形の中にわずか2〜3株ほど。

7/26 10:34

頂上から十勝岳温泉と駐車場が見えました。ほんの一瞬。

7/26 10:34

富良野岳山頂から晴れ間に、十勝岳（中央）、上ホロカメットク（その右）など十勝山系が望めました。この日はこの後また雲がかかり、この時間だけ得られた眺望と思います。

7/26 10:38

雲海の向うには、10日前に登った大雪山系もわずかに見えます。

7/26 11:15

日がさして、胸を張るように上を向くイワギキョウたち。

7/26 12:56

下山途中に再びお花畑のエゾコザクラやチングルマに別れを惜しむ。

7/26 15:30

下山後に富田ファームのラベンダーと背景に雲の中の十勝山系。正面の雲のかかった富良野岳と左中腹に凌雲閣も見えている。

7/26 15:49

富田ファーム「彩りの畑」。山の上も、山を降りても花の色満載の夏。

撮影機器：

DMC-TZ10 Panasonic

感想

mattari

夏休み旅行と登山で第一号は富良野岳。いつも通り（？）、雲の中で小雨混じりの登山でスタートとなったが、多種多彩な花々が迎えてくれて、期待通りの山でした。大雪山系など北海道でも一部にしか見られないというウズラバハクサンチドリも、噂をすれば影、のように直ぐに見つかった。あちこちにエゾウサギギクが咲いて、よく見るとちょっと違うミヤマオグルマもあり、注意して見る人にはもっと種類がたくさんに感じられるだろう。コイワカガミは見つからなかった。エゾルリソウもわずかで、盗掘は本当に残念な話だ。
よく整備された登山道には感謝したい。