朝日連峰・日暮沢から主稜線をめぐる(以東岳・寒江山・大朝日岳）

2012年07月27日(金) 〜 2012年07月29日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 43.7km
• 登り: 3,442m
• 下り: 3,424m

コースタイム

1日目(7/27) 5:30通行止箇所-6:00日暮沢小屋-9:00清太岩山-9:45ユーフン山-10:45竜門小屋11:30-12:35寒江山-13:25狐穴小屋
2日目(7/28) 6:10狐穴小屋-以東岳山頂-7:50以東小屋8:00-8:50オツボ峰-9:30以東岳山頂-11:00狐穴小屋11:50-12:40寒江山-13:35竜門小屋
3日目(7/29) 6:00竜門小屋-7:10西朝日岳山頂-8:25大朝日山頂小屋8:50-10:20小朝日岳-11:30ハナヌキ峰分岐-12:55林道終点-13:15日暮沢小屋13:25-13:50通行止箇所

天候

1日目(7/27)：晴れ
2日目(7/28)：ガス
3日目(7/29)：稜線上はガス、下るにつれ晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日暮沢口
※7/29現在、日暮沢口への林道通行止。最新情報は→http://www.sangakukai.jp/
※通行止箇所での駐車は、「通行止め箇所手前の空スペース（5〜6台？）」（注：工事車両の邪魔にならないように）もしくは「通行止め箇所の脇道を進んだダムの駐車場（10台程度）」
※通行止め箇所から日暮沢避難小屋までは約30分でした

コース状況／危険箇所等

【日暮沢小屋〜狐穴小屋】
・日暮沢小屋から清太岩山までは急な登りが続きます。
・清太岩山から展望が開け大朝日岳から以東岳までの主稜線が望めます。
・清太岩山からはユーフン山へ登り返すと竜門小屋が近づいてきます。
・竜門山山頂は分岐から少し大朝日側に進んだところ。山頂標識はなし。
・竜門山から狐穴小屋までは朝日主稜線を歩く醍醐味を味わえます。
・三面や天狗への歩いてみたくなるような支稜線のラインなどもかなり素敵です。
・寒江山付近はハクサンイチゲやニッコウキスゲが満開。

【狐穴小屋】
・この日は7組10人の宿泊。
・管理人さんが3年かけてつくった狐穴風呂（水）があります。私たちは頭を洗いました。
・ビールは350ml缶800円。水場で冷えてます。
・一泊1500円/人

【狐穴小屋〜オツボ峰】
・狐穴小屋近くの雪田は消えてました。
・狐穴小屋から以東岳までの裸地状の登山道は視界が悪いと迷いやすいので注意。道はなだらか。
・オツボ峰付近ではまだヒメサユリが残っています。
・以東小屋のビールは350ml缶1，000円。

【竜門小屋】
・この日は30人くらい。そこそこ余裕あり。
・ビールは350ml800円。冷え冷え。
・かなりきれいな小屋。トイレもきれい。
・一泊1500円/人

【竜門小屋〜大朝日小屋】
・特に危険個所等なし。視界が開けていれば素晴らしい展望があると思います。

【大朝日小屋〜日暮沢小屋】
・危険個所なし。小朝日岳への登り下りには山と高原地図には危険マークがありますが、滑落するような危険な場所ではないと思います。
・ハナヌキ峰から沢沿いまでがやや急な下り。ここを超えるとあとはなだらかです。

写真

車をおいて2泊3日のスタート

ここからが車両通行止め

日暮沢小屋、誰もいません

根を足がかりに急な登りを進みます

ようやく梅雨明け

月山を背後に

清太岩山・ユーフン山、奥に主稜線

清太岩山から大朝日岳です

同じくユーフン山と竜門山、小屋も見えます

ユーフン山からの寒江山、以東岳方面。こちら側の尾根は荒々しさもあり

念願の展望です

かなり満足げ♪

ユーフンから竜門山に続く道

マツムシソウ

ユーフン山と清太岩山を抜けると

小屋が徐々に近くに見えてきます

ようやく竜門山にて主稜線へのります

以東岳までの山並み

飯豊もわずかに

花々もまだまだたくさん

竜門小屋にて

ヒメサユリも

竜門小屋から寒江山方面に向かいます

雪渓の向こう側にユーフン山・清太岩山の稜線。歩いてきた道が全部見えます。

南寒江山へ

このあたりはお花ロード

ずーっと続く山並み

南寒江山にて。奥には相模山への稜線が見える

次は寒江山へ

こちらは相模山。いつか行ってみたいです。

北寒江山。左は三面への稜線。池塘があるらしい。

ニッコウキスゲの群生地

三面への登山道。狐穴小屋の管理人さんオススメルートだそうです。

北寒江山より以東岳全景。以東岳のボリューム感が素晴らしい！

三方境から。小屋と以東岳が一望です。

狐穴小屋到着で早速持ってきたビールを冷やします

これが狐穴風呂！

風呂上がり♪

木道にてコーヒータイム

そして昼寝

狐穴小屋と以東岳。日が傾いてきました。

以東岳サンセット

ここからしばらく佇んでいます

SUNSET！

最後の一瞬

二日目はガスの中

ですが、花はきれいに咲いています

以東小屋到着

オツボ峰への途中にはまだ何箇所かヒメサユリが咲いています。

デジャブ？

今度はここを晴れた日に。

一瞬の晴れ間

以東岳〜狐穴は笹原や草原が広がる

南寒江山からの鞍部

下界は晴れていそう

2日目は竜門小屋に宿泊

2階の一角へ

とりあえずビールで

3日目、竜門小屋にて準備中

この日もガスの中のスタート

日が射すのですが・・

大朝日山頂小屋。デジャヴ？

クルマユリがこの日初めて咲いたみたいです

小朝日岳へガスが晴れて来ました

大朝日岳はガスの中。Y字雪渓も半分かくれています。

小朝日岳もなかなかかっこいい♪

光の射す小朝日岳

小朝日岳への登り。それほど急ではありません。

小朝日岳から

古寺山から小朝日を望む

最後はブナに癒され

下は真夏です

林道終点到着

林道からも森と

沢を眺め

日暮沢小屋に到着

暑い中駐車スペースに到着です♪

感想

koji_mt

ちょうど梅雨明けとなった週末に朝日をリトライ。
しかも、以東岳から大朝日までの主稜線を歩こう！ということでの、今回のコース。
結果的には、やっぱり天気が難しいかなという感じ。
以東岳と大朝日岳はまたもやデジャヴ？という状況になってしまいました。

しかしながら、初日の天気は本当に良く、以東岳サンセットには1時間ほどやられてました。
竜門〜狐穴小屋の主稜線の歩きもかなり満喫。
これだけでも今回の山行は大成功かなと思いました。

丸一日山にいる時間がある二泊三日での山あるきは、本当に山に浸れる気がします。
眺望のないときもありましたが、家に着いて思い返してみるとやっぱりいい山行だったなと思ってしまいます。

まだ、夏も始まったばかり。
これからまだまだ楽しめそうな朝日連峰。
何回行けるか楽しみです☆

コメント

meiken

おいしい朝日主稜線。
朝日の魅力があふれている山行でしたね。
2泊3日の山の旅、どっぷり浸かって日常を忘れそうですね。
写真をクリックしながら花に癒され爽やかな風に吹かれ…夢見るひとときを思い描いてしまいました。

下界は暑くて暑くて
戻ってきて一気に現実に戻されたのではないでしょうか？
でも、山での美しい風景と歩いた経験がさらに心強く自分自身の気持ちをレベルアップさせてくれるんでしょうね
次のルートはどこを歩かれますか？
楽しみにしています

mokkedano

ナツヤマはこれでしたか！
こんばんは。
私も２日目と３日目の写真を拝見して、「どこかで見たような気がする」と思ってしまいましたw
でも、ついに展望も得られたようで念願叶って何よりです。

確かに山中で２泊すると下界の事を何も考えずに済みますから、山を十分に楽しむことができますね。すごく贅沢なひと時です。実に羨ましい

どうやらお二人は朝日連峰中毒になってしまったようですね。これは恐らく完治することのない重篤な病気だと思います。もちろん、私もそうですが…。
meikenさんと同じく次回のレコも楽しみにしていますね

keen2

meikenさん こんにちは。おいしすぎの朝日です
金曜日のあまりの天気の良さに、もしかして3日間全部晴れ〜！と意地汚く思ったのが悪かったのでしょうか…。
下界はさんさんと日が照っている様なのに土日、朝日主稜線のみどんより雲隠れでした。
（思わず、我らが来たからですか？朝日の山の神様　なんて思ったりして ）
大朝日小屋の管理人さん曰く、夏の朝日はこんな天気多いようです。

でも初日の主稜線、歩いてきた道、これから歩く道がずーっと見える幸せ！
周りをみわたせば緑の山肌に白い雪渓輝く山々。
この世界2人占めのなんとも山歩きの醍醐味これにつきる的な時間でした。
竜門山〜寒江山〜以東岳　お花畑ロードでmeikenさんぜひ訪れてください
大朝日小屋の前も、夏の花第2ステージ開始のようで、クルマユリやナデシコが咲き始めてましたよ〜
（せんべい齧りながら、管理人さんが教えてくれました。朝日の管理人さんたちの「ゆるい」感じなんともいえません ）

keen2

mokkedanoさん こんにちは。多分進行性の山病かと思われます
以東岳2連敗です…
夕方は私たちにかなり「男前」っぷりを夕日をバックに見せてくれたのに、彼はそうそうたやすくはないようです。
しかし、ちょっとずつその魅力をあらわにしてくれるから、「朝日中毒」になってしまったんじゃないかと…。
最初に登った大朝日岳で大展望得られてたら、ここまで「ラブ・朝日」にならなかったかもしれません。

2泊3日、今回はずっとあたためてきたルート実現できました。
狐穴小屋、やっぱり一押し小屋 管理人さんのつくった「狐穴風呂」で水浴びすっきり→日暮れまで外でまったりは最高です。
なんでこんな世界が存在するんだろうなぁと思わせるような狐穴小屋前でのご褒美時間でした

しかし、下山はやっぱりきついですね…。「へたった・・・」と申告したところ主人に「へたれるな！」とお叱りをうけました