飯豊山（山頂からの展望はまたの機会）

2012年07月28日(土) [日帰り]

• GPS: 11:49
• 距離: 20.5km
• 登り: 1,948m
• 下り: 1,948m

コースタイム

3:12御沢キャンプ場〜3:41下十五里〜4:07上十五里〜4:34横峰〜4:50水場4:55〜
5:38剣ヶ峰〜5:54三国岳6:07〜7:08種蒔山〜7:32切合小屋7:37〜8:09草履塚〜
9:15飯豊本山小屋〜9:36飯豊山10:06〜10:20飯豊本山小屋〜
11:16草履塚〜11:38切合小屋11:44〜12:01種蒔山〜12:48三国岳13:00〜13:10剣ヶ峰〜
13:30水場13:38〜13:51横峰〜14:14上十五里〜14:32下十五里〜15:01御沢キャンプ場

天候

晴れ時々曇り（山頂ではガス）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

御沢キャンプ場

コース状況／危険箇所等

御沢〜横峰
・コースはしっかりしているが、一部荒れている所もある
　大きな段差となっている箇所は下りの方が歩きにくい印象
・各ポイントで休憩しやすく、距離の案内があり分かりやすい

剣ヶ峰
・岩場が続くので足元には注意
・クサリ箇所では特に気をつけた方がよいかと
・疲れてきている下りでは慎重に

三国避難小屋〜切合小屋
・途中にハシゴ箇所あり（それ程危険ではないかと）
・一部登山道で足場の悪いところがあるが通行には問題ないかと
・切合小屋には水が引かれている

切合小屋〜飯豊山
・途中、雪渓があるが問題なく歩ける（崩れやすい部分もあるので注意）
・御秘所では岩場となっているので通行には注意（クサリ箇所もあり）
・御前坂は足場の悪い急坂なのでやや歩きにくい

写真

7/28 3:20

暗闇の中、ヘッデンをつけて登山道へ

7/28 4:27

日の出近く、空が少しずつ染まる

7/28 4:49

途中、剣ヶ峰が見えてきた

7/28 4:56

横峰先の水場
冷たい水は生き返ります

7/28 5:12

開けてきた展望に息をのむ

7/28 5:14

地蔵山から太陽が顔を出す

7/28 5:30

コゴメグサかな？

7/28 5:39

岩場の続く剣ヶ峰を進む

7/28 5:53

三国岳付近に咲く花

7/28 5:56

目指す飯豊山が中央奥に

7/28 5:58

三国岳避難小屋

7/28 5:59

登山道の至るところに咲いていた花

7/28 6:23

大きく口を開いたようなタテヤマウツボグサ

7/28 6:33

ニッコウキスゲが所々に咲く

7/28 6:49

気品のある感じ
ハクサンチドリ

7/28 6:50

同じくヒメサユリも

7/28 6:56

登山道の花々
カラマツソウ

7/28 6:57

登山道の花々
シロバナニガナ

7/28 7:27

タカネマツムシソウ
切合小屋付近から多く咲いていました

7/28 7:33

切合小屋

7/28 7:41

オレンジ色が目立つクルマユリ

7/28 8:01

ハクサンコザクラも少しだけ

7/28 8:03

チングルマが綺麗に咲く

7/28 8:07

ミヤマキンバイかな？

7/28 8:18

ヒナウスユキソウ
沢山咲いていましたね

7/28 8:19

ガスの切れ間から飯豊山を望む

7/28 8:24

コキンレイカ

7/28 8:30

これは花かな？

7/28 8:44

大日岳方面のガスは取れず・・・

7/28 8:59

岩陰にタカネツメクサ

7/28 9:13

イワギギョウかな？

7/28 9:16

飯豊本山小屋

7/28 9:37

待望の山頂ですが展望無く・・・

7/28 10:15

山頂付近に咲くイイデリンドウ

7/28 10:16

山頂付近
ニッコウキスゲの群落

7/28 10:26

こちらの花は？

7/28 10:42

雲が多くなってきた

7/28 10:52

ハクサンフウロの小群落

7/28 11:56

残雪の上は幾分涼しい

7/28 12:38

戻りはうだるような暑さ
三国小屋が遠く感じる・・・

7/28 13:05

剣ヶ峰を下る
疲れた足にはきついですね

7/28 14:06

登りでは見られなかったブナの大木

7/28 14:53

登山口付近も大木が多い
疲労困憊になりながらも無事戻ってこれました

撮影機器：

CX4 リコー

感想

wakasato

飯豊山は憧れている山でしたが、日帰りばかりの自分ではなかなか踏ん切りがつきませんでした。
それでも他の方の山行記録に触発され、今回決行することにしました。

予定では夜の内に御沢のキャンプ場着〜日の出前頃に出発〜夕方頃戻る、と考えていました。
しかし・・・予定外の残業で自宅を出るのが遅くなり、キャンプ場に着いたのは午前2時過ぎ。
仮眠をとろうにも寝付けず、それならばと準備を整え出発してしまいました。

3時過ぎ、暗闇の中キャンプ場を出発します。
上空には綺麗な星空、天気は期待できそうでした。
幸い登山道は分かりやすかったので、それ程明るくないヘッデンでも問題なく歩けました。
長坂の登りが始まると途端に汗が・・・最初からかなりの水分補給をすることに。
次第に上空が白んでくる中、横峰を過ぎた辺りで見た日の出は雲に遮られすっきりと見ることはできませんでした。
そして少し進むと最初の水場が。冷たく美味しい水は生き返りますね。

水場を後にし最初のヤマ場、剣ヶ峰に進みます。
途中からは見晴らしが良くなり、霞みながらも素晴らしい展望に。
足元を気にしつつも周りの景色を楽しみながら三国岳へ到着。
上空は晴れ、ですがここから見る大日岳〜飯豊山方面は雲がかかり山並みは見えず・・・
それでも淡い期待を持ちつつ、次のポイントの切合小屋を目指します。

登山道にはヒメサユリ、イワカガミ等様々な花が咲き、足を度々止められながら進むことに。
名前の知らない花もあり、少し勉強が必要ですね。
種蒔山を下り、切合小屋に近付くとお花畑の中にタカネマツムシソウが目立ち始めました。
程なくして切合小屋へ。ここでゆっくり休んでいる登山者も見られました。

お花畑〜雪渓を過ぎ、草履塚まで登りきると飯豊山への展望が開けます。
相変わらず山頂付近は雲が多いですが、素晴らしい景色でした。
大きく下った後は岩場を過ぎ、最後の大きな登りに差しかかります。
足元にはヒナウスユキソウやタカネツネクサ？が咲き、疲れを紛らわしてくれます。
重くなった足を動かし、ようやく飯豊本山小屋。
ここから山頂までは緩やかに登山道を進み、程なくして待望の飯豊山山頂へ。
・・・が、ガスに阻まれ展望はほとんど無し。
ここでの展望を楽しみにしていたので残念です。

ガスの山頂でしばし休憩後、長い帰路につきます。
雲が多いながらも晴れ間があり、時間と共に気温が上がってきました。
疲れと暑さで息上がりながら草履塚〜切合小屋〜三国岳避難小屋へと戻ります。
三国岳避難小屋で剣ヶ峰に備えて長めの休憩。
（ここでお会いした年配の登山者におにぎりを頂きました。
　少し濃い塩味が疲れた体にききました。ご馳走様です。）

足場の悪い剣ヶ峰を無事通過し、水場で休憩後は登山口までひたすら下り続けます。
途中ブナの大木が素晴らしいのですが、疲れの為ちょっとした所に足を取られてしまうことが多々・・・
登山口に戻ってきたときにはもうヘトヘトでしたね。

さすがに飯豊山は遠い山でした。
それでも登山道に咲く花々や展望は良かったと思います。
山頂からの大展望ばまた次の機会となってしまいましたが、今度は体調を整えて登りたいですね。
（できれば山小屋泊が良いのですが・・・）