日向山
- GPS
- 07:06
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,037m
- 下り
- 1,044m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所等なし。途中、登山口と矢立石の間に横道があり間違えた。 |
その他周辺情報 | 蔦の湯(道の駅蔦木宿) |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
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感想
「富士山」は眺める山だと思う。
なかなかわれらがリーダーと予定を合わせることができず、紅葉見物の登山に行けないでいたが、ようやくこの11月に出かけることとなった。時期が時期であり、標高のあまり高くない山ということで、山梨県の日向山を選んだのだが、今年の紅葉は遅めということなので期待できるかもしれない。日向山には4年ほど前にも登っており、その時は矢立石登山口からであったが、今回はその下の尾白川渓谷駐車場の登山口から登ることにした。8時前の駐車場はまだ車の台数は少なく、静かな登山が楽しめそうだった。順調に歩を進めていたが、道が狭くなって斜めになって・・・ちょっとおかしい。どうも道を間違えたらしい。こういう時こそ分かるところまで戻らねばならない。登山の鉄則である。よく見ると、来た道は倒木が渡してあるところがいくつもあり、登山道でないことを示していたのかもしれなかった。
そこそこ時間をロスしたが、無事(?)間違えた分岐場所に戻りつき、登山道に復帰。リーダーは後れを取り戻そうとペースを上げていて、筆者はちょっと速いなとは思ったが、まあ何とかついていった。しばらく行くと鋪装道に出て、そこからその鋪装道をショートカットする登山道を進み、矢立石に到着した。
矢立石で休憩していると、尾白川から登ってくる人、矢立石まで車で来る人が続々と到着していた。我々もちょっと休憩して登山を再開した。このあたりは広葉樹の林のようでところどころにあるモミジがきれいである。例によって続々と抜かれていくが我々には我々のペースがある・・・。と思っていたが、どうもリーダーのペースについていけない。眠気というか貧血というかぼーっとするぞ・・・。リーダーに「ぼーっとと登ってんじゃねーよ」と叱られそうだが、調子が悪いものはしょうがない。だいぶペースを落としてもらって、たびたび休憩を取ったりしてようやく山頂に、続けて絶景で知られる雁が原に到着。いやー苦しかったけどなんとか着いたぞ。向かいの山肌の紅葉がすばらしい。そして右手に見える八ヶ岳。今年の登山は雨ばっかりだったけどようやく今回は天気に恵まれた。それも絶好の快晴である。万歳!前日に買ったインスタント食品に熱いお湯を注いで昼食をとった。この時期、あったかい食事はいいねえ。
体調不良の筆者がちょっと仮眠している間、リーダーは写真を撮りに行っていて、戻ってくると、甲斐駒ケ岳と鳳凰三山が一度に見られるという。それでは、ということで筆者も一緒に雁が原の左手の方に行ってみると、富士山もどーんと見えるではないか! おおー、疲れが吹き飛ぶなあ。いや吹き飛ばないけどちょっと元気は出る。しばらくそこで景色を堪能して雁が原を後にした。
下山でもあまり調子は良くなかったが、とある問題からペースをあまり落とさずに下った。そう、日向山にはトイレがないのである。トイレがないのは気温の低い時期の登山には大問題である。年齢は筋力とともにこういう問題もつれてくる。はあ。矢立石まで降りてきたときにはそれほど切羽詰まってはいなかったが、次第に景色をみる余裕はなくなってきた。もう登山口に到着してから駐車場までは、体調悪いのかというぐらいの速足で、最悪の事態を免れたのであった。この登山ではリーダーに迷惑をかけたが、冷静に考えると体調不良というより体力不足なのだろう。筋力はないものの持久力はあるつもりだったのだが、持久力にも問題があるらしい。今後の改善が必要である。
さて、今回の山行には実は前後1日ずつの「観光」がついてた。前日はいつぞや地蔵が岳に行った時にタクシーの運転手さんに教えてもらった「旭温泉」に行ったのだが、ここの炭酸泉が絶品であった。そして湯船から富士山が見えるという贅沢。翌日に行ったフレンチ・レストラン「キュイエット」の料理は極上。そしてそのレストランからぶどう畑越しに望む富士山が美しかった。富士山は眺める山であるという思いを改めて強く思った山行でもあった。
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