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Yamareco

記録ID: 211452
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

御嶽

2012年07月28日(土) 〜 2012年07月29日(日)
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nagaikazu その他1人
GPS
29:09
距離
13.4km
登り
1,074m
下り
1,492m

コースタイム

7月28日(土) 9:55着田ノ原10:15→11:23金剛童子11:35→12:30富士見石13:10→14:20王滝頂上(奥ノ院往復)15:00→15:33頂上山荘(泊)

7月29日(日)頂上山荘5:55→剣ケ峰6:00一ノ池周回→7:20二ノ池小屋7:48→8:15白龍教会8:20→8:30摩利支天乗越→8:50摩利支天8:55→9:15摩利支天乗越9:20→9:50五ノ池小屋10:34→11:12継子岳→11:55五ノ池小屋12:00→15:24飛騨登山口(泊)
天候 7月28日晴、29日も晴。天気はよいが、見通しは悪く、他の山の展望はほとんどなかった。
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:京都からJRを乗り継ぎ木曽福島へ。木曽福島から王滝村営バスで田ノ原まで
復路:濁河温泉からおんたけ交通バスで木曽福島へ、木曽福島からJRを乗り継ぎ京都まで
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はとくにありません。道はよく整備されています。一ノ池周回コースはペンキの○印を見逃さないこと。
登山ポストは、田ノ原と飛騨登山口の両方にありました。
下山後の温泉は濁河温泉で、立ち寄り湯もたくさんあります。
田ノ原登山口標高2189m
田ノ原登山口標高2189m
大江権現
あかっぱげ
八合目避難小屋
富士見石 ここで大休憩して紅茶をわかす、
富士見石 ここで大休憩して紅茶をわかす、
九合目避難小屋の上から田ノ原と三笠山をみおろす
九合目避難小屋の上から田ノ原と三笠山をみおろす
中央不動でお祈りをあげる行者
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中央不動でお祈りをあげる行者
王滝頂上の神社
王滝頂上から八丁ダルミのむこうに剣ケ峰をみる
王滝頂上から八丁ダルミのむこうに剣ケ峰をみる
剣ケ峰山頂への最後の階段
剣ケ峰山頂への最後の階段
剣ヶ峰頂上の神社に参拝する行者さんたち
剣ヶ峰頂上の神社に参拝する行者さんたち
二日目の朝日を剣ヶ峰頂上でむかえる
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二日目の朝日を剣ヶ峰頂上でむかえる
朝日をあびる一ノ池の火口壁
朝日をあびる一ノ池の火口壁
二ノ池のむこうに摩利支天と継子岳
二ノ池のむこうに摩利支天と継子岳
一ノ池周回コースの入口
一ノ池周回コースの入口
地獄谷をみおろす。むこうのシルエットは王滝奥ノ院
地獄谷をみおろす。むこうのシルエットは王滝奥ノ院
一ノ池周回コースの最低鞍部から剣ヶ峰をみあげる
一ノ池周回コースの最低鞍部から剣ヶ峰をみあげる
剣ヶ峰とそのむこうのシルエットは王滝頂上
剣ヶ峰とそのむこうのシルエットは王滝頂上
一ノ池越しに剣ヶ峰
一ノ池越しに剣ヶ峰
二ノ池と雪渓
二ノ池本館から摩利支天と継子岳をみる
二ノ池本館から摩利支天と継子岳をみる
賽の河原を行く登山者、うしろは摩利支天
賽の河原を行く登山者、うしろは摩利支天
賽の河原から二ノ池の小屋と一ノ池の火口壁そして剣ヶ峰をふりかえる
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賽の河原から二ノ池の小屋と一ノ池の火口壁そして剣ヶ峰をふりかえる
白龍教会から三の池をみおろす。その向こうのシルエットは継子岳
白龍教会から三の池をみおろす。その向こうのシルエットは継子岳
白龍教会で休憩する行者達
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白龍教会で休憩する行者達
摩利支天頂上にて
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摩利支天頂上にて
三ノ池をみおろす
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三ノ池をみおろす
アルマヤ天と白龍教会をふりかえる
アルマヤ天と白龍教会をふりかえる
三ノ池をみおろす
三ノ池をみおろす
四ノ池をみおろす
四ノ池をみおろす
継子岳頂上にて
継子岳から高天原をみおろす
継子岳から高天原をみおろす
飛騨頂上近くのコマクサの大群落
飛騨頂上近くのコマクサの大群落
飛騨登山口の入口、トイレと登山届のポストあり
飛騨登山口の入口、トイレと登山届のポストあり

感想

 昨年6月に六甲で滑落して左の膝蓋骨を骨折し、夏山シーズンを棒にふった。まだ、完全に機能回復はしていない(走れない、左足でケンケンできない、階段の登り降りがぎくしゃくする、左足での立ち込みができない等々)が、機能試験もかねてこの夏は御嶽山に登ことにした。森林限界より高い山に登るのは、2010年夏の剱岳以来2年ぶりとなる。
 御嶽山を選んだのは、高山だが比較的登りやすいことと、この山頂を踏めば、日本の3000m峰をすべて登ったことになるからである。同行者はつれあいで、彼女は2008年の聖岳・上河内岳以来4年ぶりの高山となる。けが人と足弱のペアで、予想されたこととはいえ、ゆっくりとしたノロノロ山行となった。

 7月28日朝早く京都を出発し、木曽福島からバスで田ノ原の登山口へ。昨晩は準備に時間がかかり、二人とも睡眠不足のまま歩き始める。10時15分出発。ゆっくりとしたペースで歩くが、つれあいの息があがる。こまめに休憩を入れつつ歩くが、なかなか前へ進まない。さいわい天気はよいので、17時までに今日の宿泊所である頂上山荘まで着けばいいという気持ちでゆっくり登る。
 梅雨明け後の週末ということで、登山者はかなり多く、列をなして登っている。白装束に身をかためた信仰登山者が多いのが御嶽山の特徴だ。行者さんは、所々にある祠で祈祷しながら登っている。われわれと抜きつ抜かれつした女行者の方は白装束だが、あしもとはスカルパの靴でかためていた。
 睡眠不足のまま久しぶりの高山に登ったので、金剛童子あたりからつれあいの銚子が悪くなり、富士見石で大休憩をとり紅茶をわかす。紅茶とパンを食べたあと、横になってしばらく眠らせた。なんとか王滝頂上までたどりつき、頂上小屋で休憩する。その間に奥之院を往復する。奥之院では、別の男性の行者が祈祷をあげていた。この人は木曽福島から同じバスにのっていて、金剛杖をもち鈴をならしつつの登山であった。
 休憩したせいか、少し回復したようなので、頂上山荘にむけて最後の登りにつく。睡眠不足は私も同じなので、このあたりで息苦しくなりだした。やはり3000mの稜線は空気がうすい。やっとこさ頂上山荘に到着。15時33分であった。田ノ原からここまで5時間18分かかった計算となる(山と高原地図のコースタイムでは3時間35分)。
 宿泊の手続を済ませて剣ヶ峰の頂上にたつ。これで日本の3000m峰はすべて登頂したことになる。6時に夕食を食べ、7時には就寝。小屋は混んでいたが、畳1畳半に二人の割合なので、眠るのに不自由はなく、疲れていたせいもあって快眠できた。
 7月29日
 天気が良いので、ご来光を期待して4時に起床して頂上に登り、日の出をまったが、残念ながら東の方向遠くに雲がかかっていて、ご来光をおがむことはできなかった。晴れてはいるが、水平線に雲が多く、遠望はのぞめない、中央アルプスすらみえない、乗鞍や穂高もみえない。
 朝食をすませて5時55分に小屋を出発。頂上に登り返したあと、社務所の裏から一ノ池周回コースに入る。このコースは火口である一ノ池のお鉢めぐりをして二ノ池におりるもので、じつは3000mを越えている稜線である。溶岩がゴツゴツしているので、念のためつれあいとザイルをつなぐ。体調は回復したようだが、それでも息がきれてゆっくりしか進めないので、80分かかってしまった。
 二ノ池におりて休憩したあと、摩利支天にむかって賽の河原を進む。気分のいい場所である。ここにコマクサが咲いていた。白龍教会を経由して摩利支天乗越に。ここに荷物を置いて、摩利支天を往復。途中からガスが出てきて、それまで見えていた剣ヶ峰方面が見えなくなる。
 五ノ池小屋にむけて摩利支天の北側の急斜面をくだる。ガスが出てきたので、三ノ池が神秘的な水面を見せている。五ノ池小屋でコーヒーを沸かして、昼食をとり、休憩したあと継子岳にむかう。この稜線は非常に気持ちのよい庭園のような場所だった。さらに他所ではみられないコマクサの大群落もあった。
 継子岳を往復したあと、濁河温泉にむかって下山。12時出発。今日は濁河温泉に宿を予約してあるので、ゆっくりおりればいいとノロノロ進む。膝が悪いとやはり下りがつらい。バネがないので、ドスン、ドスンとしかテンポがつくれない。軽やかに降りられないのがつらい。カメのような鈍足で、ようやく15時34分に登山口に到着した。五ノ池小屋から3時間34分(山と高原地図では2時間35分)かかったことになる。
 無事山行を終えることができ、久しぶりに高山の山岳景観を楽しむことができたが、課題もみえてきた。この下りのスピードでは、健脚組とパーティを組むのはむずかしそうである。今後の山行計画を立てる際に、よく考えなければいけない問題点である。

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