鳳凰山


- GPS
- 08:23
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,170m
- 下り
- 1,903m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
韮崎駅から徒歩で前泊のホテルにチェックインしたのが23時。翌朝四時にタクシー呼んで登山口のある青木鉱泉へ。スマホアプリの登山天気によれば本日の登山指数は最悪のEランク。昼前くらいから天気崩れ大荒れとなるとの予報のため、早朝スタートで昼頃には下山したい。
出だしから急登続きで途中から岩ゴロゴロ状態の急登となる。最初は天気良い中快調に標高を上げていたが、予報よりやや早く8時過ぎに雨が降りだす。登山の大敵は雨より風だが薬師岳山頂に着くころから風も強くなり時折り突風が吹き荒れる。薬師岳からの尾根道は想像していたよりアップダウンが激しく、岩場の登り下りとザレ場の登り返しで体力を消耗する。
強風と雨の中、最後に日本100高山の一つ高嶺を登り返し、後は下るだけとホッとしたが、本当に辛かったのはここから。山頂直下のクサリのない急な岩場を風雨の中慎重に下り、延々と続く雨に濡れたゴーロを抜けて森林帯に入ると、足元は悪く道も不明瞭。実線の登山道として最悪の部類の道を高嶺から白鳳峠経由で広河原まで標高差1200m下らなければいけない。
ヘトヘトになってなんとか広河原登山口に到着し、本日の宿がある北沢峠行きバスのチケット売り場に向かう。人の良さそうな売り場のおじさんに何処から来たか聞かれ、経路を話すとこんな天気の中白鳳峠から下山したのかと驚かれる。滑落事故も起きる難路とか。そのおじさんから天候次第では明日以降北沢峠から戻りのバスが不通になるかもしれない、しばらく天気は回復しないだろうから今日は帰った方がいいのではと諭される。考えた末に、悪天候の中無理に登山しても全く楽しくないと帰宅を決意。
コースタイム10時間超、標高差1500m以上は先週の常念岳とほぼ同じだが、鳳凰山の方が遥かに厳しく、下山後の疲労感は奥穂高日帰りの時以上に感じた。暴風雨の中強行したが、天候や登山道のコンディションで、身体への負担感は全く違うと改めてそう実感した山行であった。
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