猪豚からの襲撃、日光山歩き
- GPS
- 10:09
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,788m
- 下り
- 2,154m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道122号の橋の下、旧国道122号沿いの空きスペースに駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回歩いたコースは通常の登山コースではなく、GPSは必須 |
その他周辺情報 | 近くに、立ち寄り温泉「やしおの湯」あり |
写真
感想
本日はロングなコース、暗くなる前に下山したいので朝早く、暗いうちに出発する事にしていた。そもそもは、細尾峠から出発するつもりであったが、台風19号の影響で通行止めが続いていそうなので、麓からの出発となり、ロングコースをたどる事となってしまった。
まずは、東小来川公民館に原付をデポして旧国道122号沿いの駐車スペースに移動。到着した時にはまだ真っ暗で、照明を照らしながらの出発となった。何となく探り探りで出発したものの、いきなりのコースアウト。初めてのコースで感が頼りで進むしかなく、歩き始めてすぐにコースアウト。GPSを確認して間違えに気づき、目的の尾根を探して暗闇を歩いて行く。何とか山頂へと続くであろう尾根に乗り、ローペースで坂を登って行く!周囲が明るくなってきた頃には男体山が右手に見えてきた。ここからは尾根に建つ杭を目印に進む事が出来、一安心。
すこし開けた所に到着して一休みしていると、自分が居る場所の後方2m位の所で、枯葉が「ガサガサ」揺れた。なんだぁ?と、思いながら後ろを振り向くと、「びく!!」と、飛び跳ねる獣、おそらく寝起きで目を開くと、人間が目の前に居たのでビックリしたのだろう。もちろん自分もビックリした。そしてその獣がビックリした勢いで走り出したが、すぐに立ち止まりUターン、こっちをにらんでいる。そして前足を突っ張り、どう見ても攻撃態勢を取っている。さすがにこれはやばいな〜と思い、その獣に向け突進してくと、おじけづいて山の斜面をすごい勢いで逃げて行った。結果的には怪我をしなくて良かったと思う。
気を取り直し山歩き再開。何度か急斜面や、踏み跡が全くない場所を通過して薬師岳への稜線に出る事が出来た。そして緩やかな斜面を進んで行くと、すぐに薬師岳登頂。本日の、栃木100名山1座目getだ!ここからの景色は、日光の山々が真正面に見える。この山頂から少し西の方向に進むと、足尾方面の山々が遠くまで見えた。
さて、薬師岳からの景色を堪能して次の目的地へを足を運ぶ。ここからは長い長い稜線歩きだ。何度かピークを通過して丸山を過ぎた辺りで、正面に真っ黒い岩がある事に気づいた。しかしその黒い岩は動き出した。「うぉ〜〜〜」と、独り言。またしても黒い獣イノシシだった。人があまり立ち入らないこの山は、野生動物によっては住みやすい場所なのだろう・・・と、実感した。
大木戸山では小腹が減ってきていたので、昼食用に購入してあった、おむすびをかぶりついて一休みした。そして引き続き稜線歩きを楽しんでいると、休憩に適した場所を発見。そこは途中の1188mピークだ!日が当たり、この寒い季節に昼休みを取るには適していた。ここでしばらくお昼休憩。マッタリと休憩をとった。
そして休憩後に歩き出すと、こんな人と会う事などあり得ない場所で5人のパーティーを追い抜いた。山歩きが不慣れな方々なので心配だ!少し足を踏み間違えれば大怪我をする場所なので・・・「大丈夫かね〜」と、心の中でつぶやく。しかし「他人の心配などする余裕はないだろう!」自分もいっぱいいっぱいなのだから・・・
そして道間違えがあったものの、何とか鳴虫山に到着する事が出来た。ここは、本日2座目の栃木100名山だった。ひとけが無く、人気の山とは思えない静けさだ。この山頂で少し休憩を取ったのち、次の目的地に向け出発。「この先通行止め」の看板あり。これは「普通のハイカーに向けての注意だろう」と、気にせずに突入!ただ、GPSは携帯していた方が良い登山道だった。しばらくフェンス沿いに進んで行き開けた場所に出た。山の斜面の木々は伐採され火戸尻山や、鶏鳴山の展望が良かった。この周辺の登山道は踏み跡も少なく、GPSが頼りだ。
アップダウンを繰り返して、くたばってきた頃にようやく3座目の栃木100名山、火戸尻山に到着。ここでは甘いデザートをいただき下山に向けての、栄養補給。山頂からの展望は無く寂しさを感じながら、「何でここが栃木100名山に選ばれたのか」と、疑問、疑問。
ここからは下るだけなので、少し気が楽になった。ただ、麓の林道まで下山して来ると、台風の爪痕があっちこっちに残っていた。道や、川の脇の斜面はえぐられて、無残な姿だ。なかなか元の状況に戻るまでは時間がかかるのであろう。
他県もそうなのであろうが、台風の爪痕が残ったままで、冬季通行止めに突入し、我々登山者の歩ける範囲は狭められていて、何ともさびしい気分を実感した今回の山歩きとなった。
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