裏妙義 極悪藪尾根の西大星北西稜


- GPS
- 07:26
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 606m
- 下り
- 610m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
極悪藪岩登山 最初の大岩峰東側から尾根に復帰するのが核心 |
写真
このトラバース嫌だね 風強いし...
h)風が冷たく強くて、ハングした壁にRCCボルトを見つけたときは「ここか!」と嬉しさ半分、「登るの無理」と・・・
take: 切込み隊長のhideyan即答志願
向こう側の尾根に乗り上げるのが大変だった
ここに降りてしまうと撤退しにくい
h)懸垂下降でルンゼに着地してもATC外すこと出来ず(^^;)対岸の壁の木に掴まり登攀可能な体制を整えて、やっと外せました
take:ここのルンゼなめてました イメージは滑り台の上に土が薄っすらと…立てない
h)本峰に登るか?隣の稜線にトラバースか?トラバースが正解
take: トラバースの途中 本峰にいけそうな雰囲気がしたけど
…一見簡単なトラバースだけど一発アウト多数(笑)極悪ルンゼに吸い込まれる〜 本当にダストシュートですな
ここは確保なし
h)行きたいところは分かるのに、滑り台の様に滑るルンゼをどう越えるか?良い場所探しながらトラバース
take:稜線に出るまで日陰 なので霜+落ち葉+ルンゼ側にカントが漏れなく付いてます♪
補助ロープ紛失(>_<) この先のどこかに落としてしまったようだ
h)先週大いにお世話になったBanbaさんの補助ロープ、残念です〜きっと次に行く方が回収してくれると思います
take:落ちた場所の特定は何となくあそこら辺かな?…むしろ付いていたビナの方が勿体ないですな
b)少なくとも、二つ目のルンゼ以降かな。回収しには行く気になれない
take:気持もこもってましたがこのルート眺めが素晴しい!
常に五輪岩山急山が見えてた気がします
h)稲村山登った時は西大星北西稜の事なんて考えもしませんでした(^^;)
装備
個人装備 |
補助ロープ(7mm×10m)他<br />banba途中紛失<br />トランシーバ
|
---|---|
共同装備 |
50mロープ×2(使用したのは1本のみ)<br />20mロープ
|
感想
先週御岳ロックガーデン稜を登り、次なる難関に挑戦!
今回は核心部にはトライせず、偵察を行い巻きルートで登る予定でした。
クライミングは先週のロックガーデン稜の方が難しかったが、ルート探し、悪質な藪漕ぎ、悪質なトラバースと、巻きルートにも関わらず痺れる課題が次々出現して緊張の連続でした。
核心部偵察し、今の自分では登攀不可能と感じました。
3人の特技が噛み合って次々に難題を解決していく様が楽しかったな〜
兎に角藪漕ぎがハードで「また来たい」とは思えない悪ルートでした(^^;)
https://youtu.be/dHQ5HXlSeyI
このメンバーで行く所はいつもヤバイ(笑)ミッキープードル岩が思い出されます
参加しマースと軽くお返事したものの先人たちのヤマレコを良く見ると…
エグイエグすぎる
そして某西上州の山のネット情報だとウルトラ級…
この時期日が落ちるの早いので足を引っ張ってヘッデンの下山は避けたい(二つ強力なやつを持ちましたよ)ので気張らねば…
いつも西上州の踏み跡ないバリコース(難易度問わず)を行くと思うんですけど
先人のルート開拓した人すげーな!♪
2019.12.8(日)晴れ
スタート時 気温5℃
下山時 気温10℃
先週、ロックガーデン稜のときよりも気温は高かったですが、この日は風が冷たかった。
核心部は偵察のみ。
一目見て、登攀する気にもならなかった。
トラバースで取りつきに行くのも大変で、登攀そのものよりもビレイする気になれない。嫌気が差してよく見なかったが、ビレイは下でやるのかもしれませんね。
巻きルートで北西稜を目指しますが、最初のルンゼを渡って尾根に乗り上げる出だしが途轍もなく悪くて、こんなんじゃ、先が思いやられそうで不安になった。既に撤退が困難な状況...ここが一番手強かった。
その先、ルーファイがわりとうまくいって(たまたま)尾根に出られてほっとしたのも束の間、尾根に乗り上げたり、左右どちらか進めるとこを選んで前進。下を見ると、すごいところを登っていると、改めて危険に気づ
きますが、もう突き進むしか選択の余地はない。
最初の岩峰を超えてから登りではロープ使いませんでしたが、降りるのに何度か使用。西大星針峰45m懸垂地点手前までたどり着き安堵する。
予定より早かったが、hideyanも私も西大星前衛峰針峰は何度か登っているので登攀意欲が今一つ、風もやや強く吹いていて冷たいので今回は止めにして、鍵沢に降りて一般道を下った。takmichiさん、前衛峰針峰は後日ということで。
6:40 S
7:30 北稜とりつき
8:00-8:40 核心部岩壁偵察
8:55-最初のルンゼへ懸垂 ルンゼ内非常に滑りやすい
反対側の尾根へ乗りあがるのが巻きルート核心か
10:00 大岩壁東側トラバース開始
ロープ確保48m(左側転落注意)
2つ目のルンゼ登らず、小尾根へ
その先、大岩峰東側基部トラバース続く(確保せず)
10:30 3つ目ルンゼを超える
4つ目小ルンゼ手前から右側岩手前を戻るように、3つ目ルンゼ方面へ
ルンゼ右岸藪を辿る
10:40 稜線へ
11:55-12:15 休憩
12:30 西大星前衛峰核心針峰45m懸垂地点コル手前
13:10-13:20 鍵沢登山道手前 休憩
14:15 G
注意:記憶が間違っているかもしれません
コメント
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西大星北西稜は直登も地獄、巻きも地獄ですな。直登ならアブミとカムがたくさん必要ですね。紫ということは#0.5近辺か。しかし下の斜め具合もいやらしいですね〜。開けて高度感バツグンなのも精神的にトドメさしてるし・・・
取りつきに着いた途端、戦力外通告を食らった感じ...
多分、ビレイ位置はあそこではなく、一段下の位置だと思いますが。
偵察不足でした。
まず、トラバースもしたくなかってたですが、hideyanがトップで行ったので、仕方なく私も、一応見ておかなきゃと...ん〜風も強くて寒かったのが追い打ちをかけたかなぁ〜壁もよく見ていないし💦
写真のカムはリンクカム:#0.5:サイズレンジ13.5 - 35.0mmです。
あの位置でセルフビレー用に使いました(RCCボルトの位置ちょっと高かったので、掛ける気が起きなかった)
戦力外通告ですか〜修行してトライアウト受けましょう。普通のでなくリンクカム#0.5でしたか!こちらも先日リンクカム#0.75に救われました
クラックが出てくるとダメです。クラックの修行に励みます!リンクカムは重いですよね。この日は、リンクカム#0.5だけしか持って行ってません。
状況が安定しない場所ですから、皆様、お怪我もなく何よりです。
ハングの下、ロケーションが怖いところだったと思います。巻きの途中のルンゼも登れそうに見えますが、悪魔の誘いです。登って痛い目に遭いました。ルンゼ登ろうにも滑り台+落ち葉+泥付きですから、たまったものではありません。あの界隈、どのルンゼも下が、スラブ岩盤+泥状態のようです。
稜線に上がれば、ルート探しが楽しいといえば楽しいルートです。レコの感想が、やはり、同じ印象で楽しく拝見しました。北稜に合流して安堵するって、マニアックですね
ハング壁の右クラックは、中がボロボロですのでカムの利きは信用できないです。支点作成にリードは人工も使いましたが、2つ目の RCC を A0 すれば、V A0 ぐらいのフリーで行けます。でも、岩が不安定なので怖いです。
ここを通過したあとだと、針峰登攀が IV- or III+ ぐらいに感じます。およそ、一般向きではない知られざる好ルートでしょう。
次は、どこへ・・・
misuzuさんのお陰で妙義アルパインいろいろと楽しませて貰っています。感謝です。
今回の巻きルート、「ルンゼはヤバい」ということ、事前情報としてかなり助かりました。実際行ってみて、よくわかりました。
偵察の壁と最初のルンゼで精神的ダメージが大きかったので、その先が気がかりでした。hideyanにも大分助けられました。
尾根上ではセミ状態な失態場面もありましたが、今となってみればルーファイ楽しかったですね。
見晴稜がまだですが、先にとっておきます。
妙義アルパイン、ロックガーデン稜と西大星北北西稜が気に入ってます。再訪したいと思います。
こんばんは おかげさまで無事行ってこられました
レポとログを参考にさせて頂きました 値千金の大変貴重な情報です
精神的にどんなに救われたことか…
初めにトラバースしたルンゼがいくつか続くようなら
”敗退も困難かも”が脳裏をかすめました
稜線に乗ってからも足元を注意しながら高度感の有るトラバースのルーファイは
ナカナカしびれるもので そして素晴しい展望でした
鍵沢に合流しての正直な感想は”ふぅー生きてて良かった♪”
反動でパーティは少しテンション高めだったような(笑)
まだ雪が付かない妙義 もう少し遊べそうです
ありがとうございました
ルート開拓、毎回感謝しております。
同行者には申し訳ありませんが、私、先人方々のレポ熟読は致しません。あまり予習をしてしまうとルート探しの楽しみが半減してしまう気がしてしまって(^^;)
(なんてカッコ良い事言ってますが、予習不足で先日ロックガーデン稜P2で墜落しましたが・・)
GPSログはもちろんダウンロードさせて頂いています。
北西稜最初の岩峰核心部のハング、諦めてよく観察しませんでしたが、写真で見てもガバ少なくて難しそうです。
左のカンテラインのガバに手が届く位置まで登れれば何とかなる気もしますが、RCCボルトでA0の誘惑に逆らえない感じです(*_*)
ジムで前傾壁のカチルート練習します(^-^)
ハング壁は出だしの離陸が怖いですよね。
細かいカチホールドがけっこうあるけど、どれも信用が置けないのでさらに怖いです。カム3本セットしてもビレーするのが嫌な感じ、全く同感です。
レコ、読んでいて「そうそう!わかる!」って興奮しました(笑)
お疲れさまでした!
bicycleさん、こんにちは。
レポに興奮してくれて嬉しいです!
プードルより、こちらの方が精神的難易度が大分高いですね。
始め、正面の壁を見て「うっ、これは...フリーで間違いなく12以上あるんじゃないか!」と思い、良く見ると、登る壁はそこではなく、右へトラバースした先にあるようだ!とおっかなびっくりに覗きに行きましたが...レポに書いたとおり
反対側からでもいいので、ピーク踏みたかったのですが、先行きどうなるのか分からなかったのでそのまま尾根に出てからは進みました。
2週連続で、かなり非日常的な興奮を味わって落ち着き始めたところです。
bicycleさん こんにちは(^_^)/
初めまして このbanbabanさんhideyanさんの
パーティにたまに声をかけてもらっている
takemichiと申します
声をかけて頂く基準は本当にエグい所は 師弟コンビで
そこそこの所は声をかけてくれるという暗黙???(笑)
の基準があると思ってました 今回は募集が掛かったので
そこそこ(今回は偵察と巻きルートだよ🎵とのこと)なのかと?思って行ったら(;゜∀゜)<エグかったです
σ(^_^)コメントできるレベルでは無いのでrom専で失礼していますが いつも拝見しております
bicycleさんのここの動画気持ちが伝わってきました
貴重なレポと動画とログありがとうございました
bicycleさんこんにちは。
今回は核心部見て「げっ!無理。」って思いました
少し落ち着いた今は、アブミ使ったらいけるかな?とか考えています(笑)
西大星の北稜、北北西稜、北西稜、ルート探しがどれも楽しいですね!
妙義のバリエーションで楽しみましょう
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