6:21 旧国民宿舎裏妙義(440m)出発
出発前から裏妙義の岩峰が見えていて圧倒されます。
国民宿舎裏妙義は2016年3月31日に閉館されており、
しっかり残っている建物はまだ比較的新しいようです。
建物の西側の脇を通って舗装林道に出ます。
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6:21 旧国民宿舎裏妙義(440m)出発
出発前から裏妙義の岩峰が見えていて圧倒されます。
国民宿舎裏妙義は2016年3月31日に閉館されており、
しっかり残っている建物はまだ比較的新しいようです。
建物の西側の脇を通って舗装林道に出ます。
6:29 籠沢登山口(450m)
すぐに籠沢登山口に到着。ここから丁須の頭を目指します!
登山口からすぐ籠沢を右岸へ渡渉。水は流れていませんでした。
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6:29 籠沢登山口(450m)
すぐに籠沢登山口に到着。ここから丁須の頭を目指します!
登山口からすぐ籠沢を右岸へ渡渉。水は流れていませんでした。
右岸に付けられた階段道を登っていくと、更に迫力ある岩峰が見えてきます。でも目指す丁須の頭はまだまだ見えません。
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右岸に付けられた階段道を登っていくと、更に迫力ある岩峰が見えてきます。でも目指す丁須の頭はまだまだ見えません。
6:38 左岸へ渡渉(490m)
右岸を辿ってまもなく再び左岸へ渡渉。
暑い時期にはヒルがいるらしいけど、籠沢はほぼ干上がっています。
なおルートには指導標、マーキングが豊富です。
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6:38 左岸へ渡渉(490m)
右岸を辿ってまもなく再び左岸へ渡渉。
暑い時期にはヒルがいるらしいけど、籠沢はほぼ干上がっています。
なおルートには指導標、マーキングが豊富です。
左岸の薄暗い森を抜けると、まもなく沢沿いの山腹道に。
籠沢を取り巻くのも全て岩峰で、本当に妙義らしい景観です。
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左岸の薄暗い森を抜けると、まもなく沢沿いの山腹道に。
籠沢を取り巻くのも全て岩峰で、本当に妙義らしい景観です。
6:53 再び右岸へ
マーキングに導かれて、巨岩がごろごろしている沢床へ。
このあとルートは基本的に沢から離れるところはありません。
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6:53 再び右岸へ
マーキングに導かれて、巨岩がごろごろしている沢床へ。
このあとルートは基本的に沢から離れるところはありません。
籠沢では河原の巨石間に転落した事故がこれまでにあったらしく、今回は明るくなるのを待って登山開始しました。
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籠沢では河原の巨石間に転落した事故がこれまでにあったらしく、今回は明るくなるのを待って登山開始しました。
段差の大きなところにはそろそろ鎖場が現れ始めました。
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段差の大きなところにはそろそろ鎖場が現れ始めました。
まるで八卦の陣に迷い込んだような渓相。
そして籠沢は意外に風の通りが良くて寒かったです。
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まるで八卦の陣に迷い込んだような渓相。
そして籠沢は意外に風の通りが良くて寒かったです。
7:13 木戸(640m)
岩壁に囲まれるも少し周囲の地形が広がった木戸に到着。
ここは籠沢コースのほぼ中間地点で、ここまではほぼ標準所要時間で来れました。
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7:13 木戸(640m)
岩壁に囲まれるも少し周囲の地形が広がった木戸に到着。
ここは籠沢コースのほぼ中間地点で、ここまではほぼ標準所要時間で来れました。
7:19 大岩に2段8mの鎖(680m)
“この鎖が困難なら戻ること”とされていますが、楽しく登れたので戻らなくて良さそうです。
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7:19 大岩に2段8mの鎖(680m)
“この鎖が困難なら戻ること”とされていますが、楽しく登れたので戻らなくて良さそうです。
7:23 烏帽子沢との出合(670m)
ここで籠沢は北寄りに曲がります。両側から岩壁が迫って、天然の要害のよう。
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7:23 烏帽子沢との出合(670m)
ここで籠沢は北寄りに曲がります。両側から岩壁が迫って、天然の要害のよう。
烏帽子沢と分かれてからは渓相が広がり穏やかな光景に。
でも険しい稜線が沢の奥に見えてきました。
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烏帽子沢と分かれてからは渓相が広がり穏やかな光景に。
でも険しい稜線が沢の奥に見えてきました。
籠沢から見ても周囲の山々が他にない険しさ。
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籠沢から見ても周囲の山々が他にない険しさ。
籠沢コースは幾筋もの沢に枝分かれしていきますが、たくさんのマーキングでスムーズに辿れます。
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籠沢コースは幾筋もの沢に枝分かれしていきますが、たくさんのマーキングでスムーズに辿れます。
7:37 炭焼釜(750m)
崩れずにこれだけ完璧な形で残っている炭焼釜は珍しい。
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7:37 炭焼釜(750m)
崩れずにこれだけ完璧な形で残っている炭焼釜は珍しい。
道なりだと巨岩に阻まれますが、右岸側の沢へとルートは続いています。このあと高度感のある巻き道を通過しました。
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道なりだと巨岩に阻まれますが、右岸側の沢へとルートは続いています。このあと高度感のある巻き道を通過しました。
籠沢コースも既に上流へと入ってきて、稜線への接近を感じられる光景となってきました。
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籠沢コースも既に上流へと入ってきて、稜線への接近を感じられる光景となってきました。
沢コースによくあるパターンですが、籠沢コースも稜線に近づくにつれて次第に傾斜が増してきます。やたら段差が大きい岩も多いです。この辺りは今日最も頑張りどころでした。
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沢コースによくあるパターンですが、籠沢コースも稜線に近づくにつれて次第に傾斜が増してきます。やたら段差が大きい岩も多いです。この辺りは今日最も頑張りどころでした。
急峻なルンゼに掛かる数連の長い鎖(1000m)
稜線に出るまでの最後の試練。
最初はフリーハンドで登ってましたが、段々と右手寄りの鎖に頼るようになります。
見上げれば朝日に照らされた稜線。寒かった籠沢コースの登りもあと少し!
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急峻なルンゼに掛かる数連の長い鎖(1000m)
稜線に出るまでの最後の試練。
最初はフリーハンドで登ってましたが、段々と右手寄りの鎖に頼るようになります。
見上げれば朝日に照らされた稜線。寒かった籠沢コースの登りもあと少し!
8:21 籠沢のコル(1,020m)
遂に籠沢を登り詰め、細い細い稜線に到達。
東側の稜線からは御岳コースが合流して、籠沢のコルはT字状の分岐点になっています。
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8:21 籠沢のコル(1,020m)
遂に籠沢を登り詰め、細い細い稜線に到達。
東側の稜線からは御岳コースが合流して、籠沢のコルはT字状の分岐点になっています。
まだ見えないけど西側の岩峰上に目指す丁須の頭があります。
一旦稜線より北斜面を下りて巻いていきます。
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まだ見えないけど西側の岩峰上に目指す丁須の頭があります。
一旦稜線より北斜面を下りて巻いていきます。
丁須の頭の真北まで回り込んでから、いよいよ直登開始!
最後の最後までもう鎖しかない登りです。
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丁須の頭の真北まで回り込んでから、いよいよ直登開始!
最後の最後までもう鎖しかない登りです。
どんどん鎖で高度を稼いでいきます。足下は既に高度感たっぷりで、真剣勝負で登っています。
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どんどん鎖で高度を稼いでいきます。足下は既に高度感たっぷりで、真剣勝負で登っています。
遂に見えた丁須の頭!
最後の鎖もハンマーヘッドの肩までは調子良く登っていきました。
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遂に見えた丁須の頭!
最後の鎖もハンマーヘッドの肩までは調子良く登っていきました。
8:37 丁須の頭直下の肩までは登るも登頂を断念
丁須の頭の肩まであっけなく登れました。でもここでも相当な高度感。肩まででも高所恐怖症の人は登らないほうが良さそうです。
オーバーハングしたハンマーヘッドからだらんと垂れ下がった鎖…。取付き始めはどうしても腕の力を頼ることになります。見下ろすと急峻な地形で、もし滑落すれば命取りでしょう。
ここで命を賭けるわけにはいかないと考えて、肩までで止めることにしました。
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8:37 丁須の頭直下の肩までは登るも登頂を断念
丁須の頭の肩まであっけなく登れました。でもここでも相当な高度感。肩まででも高所恐怖症の人は登らないほうが良さそうです。
オーバーハングしたハンマーヘッドからだらんと垂れ下がった鎖…。取付き始めはどうしても腕の力を頼ることになります。見下ろすと急峻な地形で、もし滑落すれば命取りでしょう。
ここで命を賭けるわけにはいかないと考えて、肩までで止めることにしました。
丁須の頭(1,040m)
軽井沢方面には浅間山の眺望
肩から一段下りると、それなりのスペースのテラスがあります。でも三方とも絶壁上なので、ここでも高所恐怖症の方は落ち着かないかも。一般登山者の自分はここを実質的な山頂としても充分です。
丁須の頭は南側から見ると残念ながらハンマーに見えないです。
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丁須の頭(1,040m)
軽井沢方面には浅間山の眺望
肩から一段下りると、それなりのスペースのテラスがあります。でも三方とも絶壁上なので、ここでも高所恐怖症の方は落ち着かないかも。一般登山者の自分はここを実質的な山頂としても充分です。
丁須の頭は南側から見ると残念ながらハンマーに見えないです。
南側にはまだ手付かずの表妙義の稜線。
見るだけで難所の連続であることが伝わってきます…。今回、丁須の頭見たさに裏妙義を選んだけど結果的に好判断。表妙義は裏妙義に比べて難易度が高いようです。(丁須の頭本体のみ妙義山全体で最難関とされています)
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南側にはまだ手付かずの表妙義の稜線。
見るだけで難所の連続であることが伝わってきます…。今回、丁須の頭見たさに裏妙義を選んだけど結果的に好判断。表妙義は裏妙義に比べて難易度が高いようです。(丁須の頭本体のみ妙義山全体で最難関とされています)
丁須の頭(1,040m)
高所恐怖症のあおいちゃんには落ち着かない場所かもしれませんが、二人も丁須の頭の絶景を味わってもらいました。
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丁須の頭(1,040m)
高所恐怖症のあおいちゃんには落ち着かない場所かもしれませんが、二人も丁須の頭の絶景を味わってもらいました。
丁須の頭から南西に伸びる裏妙義の稜線。
それではいよいよ気を引き締めて縦走開始です!
8:56 丁須の頭出発
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丁須の頭から南西に伸びる裏妙義の稜線。
それではいよいよ気を引き締めて縦走開始です!
8:56 丁須の頭出発
丁須の頭から下ってすぐに鍵沢のコル
横川駅付近から鍵沢を登ってくるコースもあるようで、また季節を変えて来てみたいなと思います。
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丁須の頭から下ってすぐに鍵沢のコル
横川駅付近から鍵沢を登ってくるコースもあるようで、また季節を変えて来てみたいなと思います。
丁須の頭!
少し離れてみると、ユニークな丁須の頭がよく見えてきます。
これを見たかったのです。でも改めて見ても簡単には取付けないハンマーヘッド。二人のためにも断念して良かったかも。
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丁須の頭!
少し離れてみると、ユニークな丁須の頭がよく見えてきます。
これを見たかったのです。でも改めて見ても簡単には取付けないハンマーヘッド。二人のためにも断念して良かったかも。
9:10 中間峰(1,057m)
全方位の大展望!
鍵沢のコルから登り返したところの中間峰で今日最高の眺望を得られました!
丁須の頭は今まで地震で崩れなかったのが奇跡と思えるような造形。
そして丁須の頭の向こうには榛名、赤城と並んで見え、上毛三山そろい踏みです。
北方の谷川方面はべったり雲が張り付いてました。
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9:10 中間峰(1,057m)
全方位の大展望!
鍵沢のコルから登り返したところの中間峰で今日最高の眺望を得られました!
丁須の頭は今まで地震で崩れなかったのが奇跡と思えるような造形。
そして丁須の頭の向こうには榛名、赤城と並んで見え、上毛三山そろい踏みです。
北方の谷川方面はべったり雲が張り付いてました。
中間峰から見る裏妙義の稜線
あそこを歩けるのかと思うような稜線ですが、岩峰群は巻いていくので思ったほど難易度は高くないです。
なお中間峰は簡単に登頂出来ますが、絶壁上にあるのでくれぐれも要注意です!
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中間峰から見る裏妙義の稜線
あそこを歩けるのかと思うような稜線ですが、岩峰群は巻いていくので思ったほど難易度は高くないです。
なお中間峰は簡単に登頂出来ますが、絶壁上にあるのでくれぐれも要注意です!
丁須の頭。群馬でも随一の絶景と言って良いのではないかと思いました。
9:16 中間峰出発
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丁須の頭。群馬でも随一の絶景と言って良いのではないかと思いました。
9:16 中間峰出発
中間峰を過ぎるとしばらくは樹林帯の尾根になります。眼前には赤岩が接近してきました。
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中間峰を過ぎるとしばらくは樹林帯の尾根になります。眼前には赤岩が接近してきました。
9:26 落差20mのチムニー(写真ではイマイチ高度感が分かりませんが)
丁須の頭本体に登頂しないと、ここが今日の行程で最難関です!
写真では左側の上から、右側の下へ下降していきます。
はじめは鎖を頼りにチムニーへと踏み入れ、岩に向かって右側の岩、次いで両方の岩にホールドを求めて下りていきます。
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9:26 落差20mのチムニー(写真ではイマイチ高度感が分かりませんが)
丁須の頭本体に登頂しないと、ここが今日の行程で最難関です!
写真では左側の上から、右側の下へ下降していきます。
はじめは鎖を頼りにチムニーへと踏み入れ、岩に向かって右側の岩、次いで両方の岩にホールドを求めて下りていきます。
9:31 通過完了
下から見ても高度感がイマイチ伝わりませんが、影になっている部分が高度感があります。でもホールドは豊富なので、三点支持さえしっかり出来れば問題ありません。楽しく通過出来ました。
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9:31 通過完了
下から見ても高度感がイマイチ伝わりませんが、影になっている部分が高度感があります。でもホールドは豊富なので、三点支持さえしっかり出来れば問題ありません。楽しく通過出来ました。
今日最大の難所をクリアして、再び樹林帯の尾根歩き。
眼前には木々越しに赤岩が接近してきます。
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今日最大の難所をクリアして、再び樹林帯の尾根歩き。
眼前には木々越しに赤岩が接近してきます。
9:48 「赤岩」指導標(1,000m)
現在位置は赤岩の東側の取付きですが、なぜかここに赤岩の指導標があります。
この先しばらくトラバースが続くので、ここは絶好の休憩ポイントです。
9:53 出発
一ヶ所、鎖で下降してから、本格的なトラバースへと入ります。
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9:48 「赤岩」指導標(1,000m)
現在位置は赤岩の東側の取付きですが、なぜかここに赤岩の指導標があります。
この先しばらくトラバースが続くので、ここは絶好の休憩ポイントです。
9:53 出発
一ヶ所、鎖で下降してから、本格的なトラバースへと入ります。
赤岩のトラバース
一見すると難しそうですが、鎖も足場もしっかりしているので難なくトラバース出来ます。でも高度感は変わらずあります。
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赤岩のトラバース
一見すると難しそうですが、鎖も足場もしっかりしているので難なくトラバース出来ます。でも高度感は変わらずあります。
赤岩の岩壁。確かに赤く見えます!
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赤岩の岩壁。確かに赤く見えます!
多くの方のレポで見た桟道のトラバース
ここも鎖と足場がしっかりしているので、高度感はありますが難なくトラバース出来ます。最後の部分は桟道が落ちていますが、岩場にしっかりと足を置けます。
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多くの方のレポで見た桟道のトラバース
ここも鎖と足場がしっかりしているので、高度感はありますが難なくトラバース出来ます。最後の部分は桟道が落ちていますが、岩場にしっかりと足を置けます。
赤岩直下をトラバース中
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赤岩直下をトラバース中
10:19 短いハシゴ
崩壊地の段差は短いハシゴでクリア。このハシゴの辺りまで来ると赤岩のトラバースはまもなく終わり。
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10:19 短いハシゴ
崩壊地の段差は短いハシゴでクリア。このハシゴの辺りまで来ると赤岩のトラバースはまもなく終わり。
まだまだ続くトラバース
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まだまだ続くトラバース
10:24 久々に稜線に復帰
赤岩を巻き終わって稜線に復帰。
地形図は破線が赤岩直上を通ってますが、この岩壁にルートがあったのでしょうか。
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10:24 久々に稜線に復帰
赤岩を巻き終わって稜線に復帰。
地形図は破線が赤岩直上を通ってますが、この岩壁にルートがあったのでしょうか。
久々に復帰した稜線からは北方の眺望が見事です。
でもなんだか北から雲が増えてきたような。
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久々に復帰した稜線からは北方の眺望が見事です。
でもなんだか北から雲が増えてきたような。
稜線に復帰したのも束の間で、次は烏帽子岩のトラバースに入ります。岩場そのものよりも積もった落ち葉でスリップしないよう要注意でした。
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稜線に復帰したのも束の間で、次は烏帽子岩のトラバースに入ります。岩場そのものよりも積もった落ち葉でスリップしないよう要注意でした。
一つ巻けばまた次の岩峰が現れるといった感じ。七人星と呼ばれる岩峰群のようです。全て巻いていきます。
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一つ巻けばまた次の岩峰が現れるといった感じ。七人星と呼ばれる岩峰群のようです。全て巻いていきます。
巻いてきた岩峰群を振り返ることができるようになってきました。この岩稜は道理で下界から目立つはずです。
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巻いてきた岩峰群を振り返ることができるようになってきました。この岩稜は道理で下界から目立つはずです。
葉が落ちた時期は見通しが利いていいですが、次は新緑の頃に来ても良さそう。
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葉が落ちた時期は見通しが利いていいですが、次は新緑の頃に来ても良さそう。
牙のように薄くて尖った小岩峰。もちろん巻いていきます。
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牙のように薄くて尖った小岩峰。もちろん巻いていきます。
周囲の小岩峰より一際大きな烏帽子岩のトラバースに入りました。
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周囲の小岩峰より一際大きな烏帽子岩のトラバースに入りました。
10:56 烏帽子岩を巻き終わる(1,040m)
ここで今日の核心部分は終了したことになります。丁須の頭は肩までとしたし、稜線もトラバースに終始したので、ちょっとは直登もしたかったかなというのが正直なところ。でも無事に下山するのが第一です。
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10:56 烏帽子岩を巻き終わる(1,040m)
ここで今日の核心部分は終了したことになります。丁須の頭は肩までとしたし、稜線もトラバースに終始したので、ちょっとは直登もしたかったかなというのが正直なところ。でも無事に下山するのが第一です。
烏帽子岩を過ぎると尾根は樹林帯となっていきます。行く手には風穴尾根の頭と思われるピークが見えています。
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烏帽子岩を過ぎると尾根は樹林帯となっていきます。行く手には風穴尾根の頭と思われるピークが見えています。
風穴尾根の頭の手前には本当に穴の開いている岩がありました。でも風穴の名の由来となっている穴は風穴尾根(ルート無し)にあるようです。
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風穴尾根の頭の手前には本当に穴の開いている岩がありました。でも風穴の名の由来となっている穴は風穴尾根(ルート無し)にあるようです。
11:10 風穴尾根の頭(1,050m)
これまで歩いてきた稜線を振り返ることのできる風穴尾根の頭に到着。
ピークには山名標等は一切ないので周囲の地形を見て確認しました。
ピークにある岩の上に立つと、そこそこ視界を得られます。
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11:10 風穴尾根の頭(1,050m)
これまで歩いてきた稜線を振り返ることのできる風穴尾根の頭に到着。
ピークには山名標等は一切ないので周囲の地形を見て確認しました。
ピークにある岩の上に立つと、そこそこ視界を得られます。
風穴尾根の頭から歩いてきた稜線を振り返ります。
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風穴尾根の頭から歩いてきた稜線を振り返ります。
やはり丁須の頭は遠くからでも目立ちます。
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やはり丁須の頭は遠くからでも目立ちます。
12:00 風穴尾根の頭出発
山コーヒーの時間も入れて、結局50分も滞在してしまいました。
今度は春に再訪したいと思うくらい、北風が冷たいピークでした。
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12:00 風穴尾根の頭出発
山コーヒーの時間も入れて、結局50分も滞在してしまいました。
今度は春に再訪したいと思うくらい、北風が冷たいピークでした。
風穴尾根の頭を過ぎると三方境まで急な下り。西側の山は妙義最高峰の谷急山と思われます。
続けて谷急山まで行きたかったけど、日の短い時期にはちょっと行程が長過ぎるかなと考えて断念しました。
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風穴尾根の頭を過ぎると三方境まで急な下り。西側の山は妙義最高峰の谷急山と思われます。
続けて谷急山まで行きたかったけど、日の短い時期にはちょっと行程が長過ぎるかなと考えて断念しました。
12:17 三方境(890m)
四方向へルートが分岐する三方境に到着。コルなので風が通り抜けて寒いです。
長居は無用ですぐに出発。ここから南東方向へ向かう巡視路を下ります。
なおこれまで歩いてきた籠沢コースと裏妙義の稜線ですが、山と高原地図では全て破線表示です。
でも普通に明瞭なルートで迷うようなところはありませんでした。ルートの険しさを評価したのかもしれません。
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12:17 三方境(890m)
四方向へルートが分岐する三方境に到着。コルなので風が通り抜けて寒いです。
長居は無用ですぐに出発。ここから南東方向へ向かう巡視路を下ります。
なおこれまで歩いてきた籠沢コースと裏妙義の稜線ですが、山と高原地図では全て破線表示です。
でも普通に明瞭なルートで迷うようなところはありませんでした。ルートの険しさを評価したのかもしれません。
南斜面の巡視道に入ると、風は遮られて日も当たってきて暖かくなりました。
これまでの岩稜と打って変わって、歩きよい山腹道が続きます。
巡視路という名のルートですが、途中に送電線はありません。
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南斜面の巡視道に入ると、風は遮られて日も当たってきて暖かくなりました。
これまでの岩稜と打って変わって、歩きよい山腹道が続きます。
巡視路という名のルートですが、途中に送電線はありません。
12:35 木に飲み込まれた指導標
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12:35 木に飲み込まれた指導標
標高を下げるにつれて、紅葉が賑やかになってきました。
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標高を下げるにつれて、紅葉が賑やかになってきました。
巨岩につっかえ棒が1本だけ。
瑞牆山のつっかえ棒だらけの光景と対照的で面白みがありました。
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巨岩につっかえ棒が1本だけ。
瑞牆山のつっかえ棒だらけの光景と対照的で面白みがありました。
表妙義を借景にした錦秋の道中が続きます。
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表妙義を借景にした錦秋の道中が続きます。
紅葉の美しさと険しい表妙義の組み合わせが絶妙でした。
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紅葉の美しさと険しい表妙義の組み合わせが絶妙でした。
谷間にも錦秋の光景が広がっていました。
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谷間にも錦秋の光景が広がっていました。
12月に入ったし、さすがにそろそろ紅葉もこれで見納めでしょう。
巡視道はいくつもの沢と尾根を横切るので、地味なアップダウンが多いです。
また山腹道なのでけっこう歩行距離も伸びる気がしました。
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12月に入ったし、さすがにそろそろ紅葉もこれで見納めでしょう。
巡視道はいくつもの沢と尾根を横切るので、地味なアップダウンが多いです。
また山腹道なのでけっこう歩行距離も伸びる気がしました。
13:13 馬頭観音(580m)
体感的には長く感じましたが、三方境からほぼ標準所要時間で馬頭観音に到着。ここまで来ると、登山口まで30分少々です。
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13:13 馬頭観音(580m)
体感的には長く感じましたが、三方境からほぼ標準所要時間で馬頭観音に到着。ここまで来ると、登山口まで30分少々です。
馬頭観音から下は植林が増えてきて、更にペースを上げました。
そして沢の水音が大きくなってきて、中木川に左岸から接近です。
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馬頭観音から下は植林が増えてきて、更にペースを上げました。
そして沢の水音が大きくなってきて、中木川に左岸から接近です。
13:30 巡視道入口(460m)
三方境から1時間10分で巡視道を下り切りました。ルートは最後に川から離れて、暗い森を通り過ぎたところで林道に出ました。
あとは短い林道歩きを残すのみです。
林道から眼前に見えているのは丁須の頭から南東側にある御殿と呼ばれる岩稜でしょうか。
このあとすぐに籠沢登山口、そして旧国民宿舎裏妙義へと辿り着きます。
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13:30 巡視道入口(460m)
三方境から1時間10分で巡視道を下り切りました。ルートは最後に川から離れて、暗い森を通り過ぎたところで林道に出ました。
あとは短い林道歩きを残すのみです。
林道から眼前に見えているのは丁須の頭から南東側にある御殿と呼ばれる岩稜でしょうか。
このあとすぐに籠沢登山口、そして旧国民宿舎裏妙義へと辿り着きます。
13:40 旧国民宿舎裏妙義到着
懐かしい旧国民宿舎裏妙義の駐車場に戻ってきました!
山はいつしか雲に覆われ、初冬を感じる空模様に。
初めての妙義山。裏妙義で楽しい一日でした。
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13:40 旧国民宿舎裏妙義到着
懐かしい旧国民宿舎裏妙義の駐車場に戻ってきました!
山はいつしか雲に覆われ、初冬を感じる空模様に。
初めての妙義山。裏妙義で楽しい一日でした。
今は冬の心得でしょうか。妙義山は群馬でも南部に位置するために雪は少ないでしょうけど凍結は怖い。次に妙義に来るのは早くても春以降でしょう。でもここには書かれていないけど、夏は大嫌いなヒルが出るらしいので初夏までに来るほうが良いようです。
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今は冬の心得でしょうか。妙義山は群馬でも南部に位置するために雪は少ないでしょうけど凍結は怖い。次に妙義に来るのは早くても春以降でしょう。でもここには書かれていないけど、夏は大嫌いなヒルが出るらしいので初夏までに来るほうが良いようです。
ルーンさん お便りをありがとうございます。
wakuwaku拝見しました。
トゲトゲ、段差がたっぷりの手ごわい お山ですね。
私には経験が少なく、
木曽駒の 宝剣を思い出した次第です。
すごい山ですねぇー。
なんとも不思議な岩のオブジェ、大岩のトラバース、鎖で90度の斜面下りと 盛りだくさん。
ルーンさんを飽きさせない山だった
ようですね。
高低差600ほど 山行時間 7時間と
ルーンさんとしては 比較的楽な距離ですが、
この荒々しさでは ほんとに満足度が高かったと感じます。
景色もすごいですね。荒地山も真っ青の岩山 !
全山岩々なようですね
後半の 紅葉にはいやされますね。
こちらもぼちぼち 紅葉も終わりかげんです。
摩耶の峰も冬の用意です。
雪が少ないようですが 冬季はまた バックカントリー
山スキーに復帰されるのでしょう。
お気をつけて 楽しんでくださいませ。
ステキな景色を、ありがとうございました。
(^▽^)/ (⌒∇⌒) (o^―^o)ニコ
mayasanpoさん、こんばんは。
さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます!
上毛三山で手付かずだった妙義山。少し前に近くを車で通りかかったところ、
その荒々しい山容とちょこんと立つ丁須の頭を直に見て衝撃を受けました!(^^;)
妙義山は稜線は危険マークで埋まってる手強い山ということで、ヤマノススメにも紹介されています。
でも調べてみると裏妙義の稜線はそれほど難易度は高くないということが分かりまして、
思い切って行ってきました。
おっしゃるとおり距離と標高差は大したことないのですが、奇岩、奇峰で成る山なので
実際に歩いてみると本当に中身の濃い行程です。
一つ間違えると滑落という緊張感で、この前の二子山に続いて楽しめました。
自分は未だに中央アルプスは手付かずなんですよ。宝剣岳もヤマノススメで出てきてるので、
そのうちに行きたいと思ってます。でもできればロープウェイに頼らず自力で登りたいです。
荒地山も良い山ですよ。自分にとって岩場の楽しさを覚えた山は荒地山、雪彦山、
明神山、七種山辺りです。
妙義山にはまた行けそうなルートを選んで歩いてみます。
今年の紅葉は全般に遅れ気味ですね。そのおかげで12月に入っても妙義山で見られたかも。
もう冬かなと思うんですが、なかなか雪の気配が来ないですね。
生活する分には雪が無いほうがいいんですけど、年明け以降には雪山と山スキーもぼちぼち再開したいですね。暖冬のようですが、まあ長野はそのうちイヤでも降るでしょう。
それまでは無雪期の登山を楽しみたく思います。
今回もありがとうございました。
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