黒斑山と蛇骨岳
- GPS
- 04:29
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 586m
- 下り
- 567m
コースタイム
天候 | 快晴 樹林帯はほぼ無風、樹林の外は微風・弱風 気温低し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トーミの頭付近までは積雪も氷もなく夏道の気分で歩けたが、そこから蛇骨岳までは、日当たりの良くないところが凍っていて通過時要注意だった。ただアイゼンやピッケルが要るような状態ではなかった。稜線に上がるまでの登山道は、どちらのルートを通っても登山道がえぐれている箇所が多かった。今年の台風の影響かも知れない。 |
写真
感想
先日の中禅寺湖一周ハイキング後に自宅で転倒してしまい、右足に怪我をしてしまった。足が痛くて数日びっこを引いて歩いていた。少し良くなったので、足が痛くても行けそうなところと言うと失礼かもしれないが、標高差が少なく歩行距離も長くない黒斑山を目指した。
車坂峠の駐車場は8時前に到着。道中に凍結や積雪はないし、そもそもここまで全く雪を見掛けなかった。12月も中旬であれば、このエリアでも雪はあると思うのだが、今年は遅れているのか、それともこれも温暖化の影響か。途中の道の駅で食事や身支度は済ませてきたので、ブーツを履いて8:03に出発。同行のZさんは、今日は新しいブーツをここで試すことになった。
登山口は既に標高2000メートルを超えている。その割に気温は低くないし、日照があるところは暖かだった。ただ風はそれなりに吹いているようで、樹林帯の外に出ると寒そうだった。最初でルートが分岐しているが、どちらでも良いと思い中コースを選んだ。ここからのルートで黒斑山は何度か歩いているので、景色も見覚えがある。今日は右足が痛いが何故か登山用のブーツを履くと傷みが和らぐというか、あまり気にならなくなるのが不思議だった。気持ちのせいだろうか。足の具合も気になるし、今日はどれだけ歩けるか分からないので、ペースは落とし気味に。それでも出発から1時間ほどでトーミの頭に到着。風は吹いてはいたが、寒くてたまらないほどでは全くなかった。真冬の寒風に比べたら楽勝。稜線に上がるとさすがに眺めが良い。目の前に雪の全く付いていない浅間山がドーン聳える。これを見に来た。写真を撮りつつ先に進む。先客も多いが、ピッケルなどを持ち雪の対策をしている人がほとんど。しかし積雪はここまで全くと言っていいほどなく、雪を期待してきた我々としては少し期待外れ。9:30に今日の目標の黒斑山に到着。素晴らしい快晴。またここは比較的風が弱くて寒さもそれほどではない。でも今日の好天を狙って続々と登山者が登って来るため、広くはない山頂はたちまち狭くなる。足の具合を鑑みてこの先どうするかを考えたが、蛇骨岳付近までなら行けそうだったので、写真撮影のみで座って休憩はせずに進む。
黒斑山を過ぎると足下に氷が出始め、いきなり何度か滑りそうになる。今日は足への負担を最小限にしなければならないので、とにかく慎重に進む。外輪山に沿って歩くが、樹林帯の中にいれば風は当たらず寒さもそれほどではなかった。しかし蛇骨岳に10:05に到着すると、この付近は風が当たるところで寒く、写真だけ撮って戻るしかなかった。ここまで出発してから2時間近く経過したが、二人とも飲まず食わずになってしまった。帰りの道も休憩に適したところがなく、今日は登山口まで断食して帰ろうと冗談を言ったが、さすがにこれは却下された。10:42に黒斑山へ戻ると意外なことに誰もいない。浅間山が見えるベストポジションに座ってこの日初めての大休止をする。ここまで持ってきたお茶や食料は全く減らすことができなかったが、ここでようやく少し減らすことができた。座ってもぐもぐしていると、後続が山頂に到着し、やはりあっと言う間に狭くなってしまう。しかしこちらは既に2.5時間以上飲まず食わずだったので、他人の事も気にしてられず、水分とカロリーを補給する。ここまで怪我した右足のほうはなんとかもってくれた。痛くないと言えば嘘になるが、このまま何とか戻れそうな算段が付いた。15分ほど休憩して11時前に黒斑山を出発。登りに利用しなかった表コースを下山することに。火山噴火時のシェルターは健在だった。登りに使った中コースもそうだったのだが、ここも登山道がえぐられているところがあり、歩きにくい箇所があった。特に今日は足の具合が万全には程遠かったので、下りに特に気を遣うことになった。それでも何度か歩いたルートなので、見覚えのあるところもあり、滑ったり転んだりせずに進むことができた。最後少し登り返したら登山口は間近。12:22に駐車場到着。足が痛いとかかゆいとか言いながらも、結局4時間以上行動した一日だった。それほど悪いペースではなかったと思う。
行動終了後に着替えだけ持って温泉へ向かう。いちいちクルマを運転して温泉へ行かなくて良いのは大変楽だった。下山の時間としては早かった為か、温泉は貸し切り。景色も良いし、得した気分。それでも足の痛みは今日一日に関しては良くなった気はせず、やはり本来なら家で安静にしているべきだったのかもしれない。しかし今日のような好天の週末はこの時期なかなかないし、それを無駄にしたくない思いで、無理を承知で軽めのハイキングに来た。明日以降養生して来週末は可能な限り万全な状態で登山に臨みたいが、果たしてどうなるだろうか。
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