七面山(敬慎院泊)、身延山[動画]

2019年12月12日(木) 〜 2019年12月14日(土)

• GPS: 16:00
• 距離: 30.5km
• 登り: 2,908m
• 下り: 2,922m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:36
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:02

11:37 七面山表参道登山口
11:42 神力坊（2丁）
12:14 12:23 肝心坊（13丁）
12:51 12:53 中適坊（23丁）
13:37 晴雲坊（36丁）
14:24 14:38 敬慎院
15:13 15:14 七面山（山頂標柱場所）
15:39 敬慎院

2日目

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:00

7:54 敬慎院
8:04 七面山二ノ池
8:10 敬慎院奥の院
8:18 8:19 御神木
8:35 8:38 敬慎院奥の院
9:06 明浄坊(30丁目)
9:40 栃之木安住坊
10:34 神通坊
11:10 11:51 赤坂宿
12:17 12:24 白糸の滝
12:30 雄滝
12:45 12:52 白糸の滝
12:54 七面山表参道登山口

3日目

• 山行: 4:03
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:18

8:13 スタート地点
8:13 久遠寺三門
8:26 8:41 久遠寺本堂
8:44 身延山表参道（東コース）登山口
9:24 大光坊
9:57 法明坊
10:20 奥の院恩親院
10:25 身延山
10:34 身延山ロープウエイ奥の院駅
10:56 感井坊
12:14 日蓮上人御廟所
12:31 久遠寺三門
12:31 ゴール地点

□七面山ヤマプラCT9時間47分/16.5km

天候

12月12日晴れ、13日曇り時々晴れ、14日晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

□七面山アクセス(七面山敬慎院)
https://www.kuonji.jp/shichimenzan/shichi-tokei.htm
□身延山アクセス(身延町身延山観光協会)
https://www.minobu.info/access/car.php
□身延山ロープウェイ
http://www.minobusanropeway.co.jp/access/

コース状況／危険箇所等

□奥ノ院から裏参道の下りは所々落葉が積もっていて、下にある小石などが見えないので、滑りやすくなっていました。
□今回通っていないものの、赤沢宿から身延山感井坊間の往還で台風による崩壊箇所があるとのヤマレコ記録がありました(ヤマレコ記録では通過しています)。
□七面山登山口〜敬慎院ハイカー参拝者約20名、敬慎院〜七面山頂上標識0名、敬慎院〜奥ノ院6〜7名、それ以降0名
□身延山三門〜奥ノ院ハイカー参拝者8〜9名、奥の院周辺ロープウェイ利用観光客多数、山頂標識周辺7〜8名、それ以降0名

その他周辺情報

□敬慎院
https://www.kuonji.jp/shichimenzan/index.htm
□七面山奥之院
http://www.7okunoin.net/oheya.html
□赤沢宿　宿の駅清水屋
http://akasawasyukusimizuya.blogspot.com/
□下部温泉会館(公益社団法人やまなし観光推進機構)500円
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/stay/p5_5050.html
□奥山梨はやかわ
https://hayakawakankou.jp/archives/spot/simizuya/
□公益社団法人やまなし観光推進機構
https://www.yamanashi-kankou.jp/special/special6.html
□身延町
https://www.town.minobu.lg.jp/kanko/pamphlet/trecking-shichimensan.html
□南アルプスユネスコパーク
https://minami-alps-br.org/travel_guide/detail/location_04/cultural_property/cultural_property03.html

□日蓮宗総本山身延山(みのぶさん)久遠寺(くおんじ)
https://www.kuonji.jp/
□奥之院思親閣
https://www.kuonji.jp/okunoin/tohan/tohan.htm
□みのぶ観光案内
https://www.minobu.info/
□みのぶゆばの里
http://www.minobuyuba.jp/
□門野の湯 (身延町高齢者保養施設)
https://www.town.minobu.lg.jp/kanko/annai/midokoro-kadono.html

□道の駅みのぶ 富士川観光センター(コンビニ、中華料理屋等至近)
https://www.fujikawa-k-center.jp/modules/access/index.php?content_id=1

写真

12/12 10:58

【1日目七面山】北岳登山口の奈良田への道から分かれ、七面山(しちめんさん)登山口近く

12/12 11:32

宿泊施設もある羽衣(白糸の滝)にあるスタート地点、ここは法華経の聖地で身延山-七面山参詣路図

12/12 11:35

まず白糸の滝、家康側室のお万の方(養珠夫人)が滝行後に女人禁制の七面山に初登詣

12/12 11:37

11：35駐車場はすぐ右手で十数台あり、遅めの修行（登山）スタート

12/12 11:42

11：40 2丁目1500年代創立で登詣者守護神の伽藍房大善神を祀る神力坊、お万の方も参籠、トマト、飲料、仏具等販売中

12/12 12:14

12：15 13丁目　天明2年(1782)創立で草だんごとかある肝心坊、この日は休業中

12/12 12:19

登山者数名休憩中で私も昼食セット、美輪(丸山)明宏さん？の札とか有り

12/12 12:30

12：30

12/12 12:40

石灯籠は敬慎院で50丁目、全国各地からの寄進のベンチなど休憩ポイント多数

12/12 12:52

12：50 23丁目享保8年(1723)創立の中適坊

12/12 13:16

13：15振り返ると見晴らしが良い所がでてくる

12/12 13:17

身延山への参詣路途中の宿場町、赤沢集落か

12/12 13:18

頂上方面の盛り上がりが見えてきて嬉しい

12/12 13:21

翌々日の身延山と違い、七面山参詣道は看板など多数で飽きない

12/12 13:30

七面山が身延山と共に法華経信仰の聖地となったのは、文永11年（1274）日蓮聖人が身延山に入山以来(敬慎院)

12/12 13:38

13：40 36丁目文化元年（1804）創立の晴雲坊も数名休憩中、従業員募集中の自販機、今夏ポツンと一軒家にも出たらしい

12/12 13:39

ポツンと史上ダントツの埋もれ具合という晴雲坊は94歳のチエコさんと68歳のヒトミさん(歩荷の方？)親子がお住まいらしい

12/12 13:51

13:50樹間からの富士山、元気が出ます

12/12 14:15

14：15和光門、参籠中は生ぐさ物禁止との看板

12/12 14:17

14：15お寺らしい雰囲気

12/12 14:21

14：20 48丁目自由に撞ける鐘楼と水屋、延宝3年（1675）鋳造

12/12 14:25

14：25 50丁目、身延山久遠寺法主に任命された別当が運営する敬慎院(登山者も参籠≒宿泊可)

12/12 14:39

14：40敬慎院本殿、17時の食事に時間あり過ぎるので登頂へ

12/12 14:41

14：40階段を上って49丁目の随身門、逆だった

12/12 14:41

左手前に身延山、その右後ろが天子山塊の毛無山、雨ヶ岳、その右奥に富士山

12/12 14:44

気持ちの良い森

12/12 14:46

上の方だけ陽が当たる

12/12 14:47

鹿たちにとっても気持ちの良い所

12/12 14:51

サルオガセの多い明るい森

12/12 15:13

15：15七面山(1989m)山頂標識、展望なし

12/12 15:13

15：15本当の山頂は少し奥で、その先の喜望峰が展望良いらしい

12/12 15:16

お風呂と食事があるので急いで下山、倒木多数

12/12 15:18

ナナイタガレ(オオガレ)

12/12 15:19

翌日は富士山が見えず、本日登頂しといて正解

12/12 15:23

15：25

12/12 15:21

帰りも鹿多数

12/12 15:37

15：35右大臣と左大臣の座す随神門着、一の池は凍結中

12/12 15:49

敬慎院に戻り、山頂でのお風呂は大変ありがたい(石鹸等使用不可)

12/12 17:06

17：00〜精進料理でごはん・お味噌汁はお代わり自由、お酒も頂き、お代わり2〜3度後夜のお勤め

12/13 6:35

【2日目七面山】朝のお勤め時間、随神門でのご来光は富士山だけ雲がかかり塔に太陽光の反射のみ

12/13 6:56

7：00〜朝食も美味しくお代わり、同室の3名はいずれもお参り目的なので登頂せず

12/13 7:57

7：55 2日目は奥ノ院に向けスタート

12/13 8:04

8：05二の池

12/13 8:10

8：10七面大明神が現れたという影嚮石（ようごうせき）、7度唱題しながら廻ると御利益

12/13 8:18

8：20奥ノ院から20分とあった御神木の大イチイ

12/13 8:38

8：40影嚮石の前にある社殿で参籠(宿泊)も可能な奥ノ院

12/13 8:46

下りの裏参道も飽きず

12/13 8:49

落葉で地面の石ころが見えず滑りやすい

12/13 8:51

8：50雨畑・池大明神方面にはトラロープ

12/13 8:57

矢のはしる事は弓の力、雲のゆくことは竜の力、男のしわざは女の力なり、フムフム(笑)

12/13 9:06

9：05 30丁目明浄坊

12/13 9:40

9:40 栃之木安住坊の栃の木

12/13 10:29

10：30裏参道入口

12/13 10:34

10：35神通坊

12/13 10:34

七面山登山道案内図、タクシー会社は目の前

12/13 10:40

赤沢宿への疲れる上り坂は道路拡幅工事中(〜1/31)で車両通行止め

12/13 11:14

11：15赤沢宿は身延山と七面山を結ぶ往還途中に位置する宿場町、そこからの七面山

12/13 11:32

赤沢宿の古い旅籠を改修した観光案内所・休憩所、宿の駅清水屋

12/13 11:33

11：35 2階から紅葉を眺めながら一服、向かいの蕎麦屋は平日は予約のみ

12/13 11:51

11：50しばらくぶらぶら石畳を歩いてきて分岐を羽衣へ

12/13 12:06

黄葉

12/13 12:20

12：20白糸の滝再び、同宿の方休憩中で身延駅まで車で同乗

12/13 12:30

12：30さらに奥には弁財天のお堂と雄滝

12/13 12:54

12：55振り出しの駐車場着

12/13 14:53

武田信玄の隠し湯で知られる下部温泉郷の温泉会館500円でさっぱり

12/13 15:48

身延山の登山口を確認してから、門前町の園林でチーズ焼きカレー

12/14 8:12

【3日目身延山】三門、向かいにある観光案内所で前日情報収集済み

12/14 8:13

8：15身延山案内図を確認し、身延山へスタート

12/14 8:15

裏側の無料駐車場

12/14 8:17

いきなり急な菩提梯、巻道の男坂女坂を利用可能

12/14 8:17

右手に日蓮聖人を招いた南部實永公銅像

12/14 8:19

何度も息を整えながら修行の階段を登る

12/14 8:26

と、五重塔のお出迎え

12/14 8:26

8：25真正面に久遠寺本堂→

12/14 8:30

祖師堂→

12/14 8:31

報恩閣→

12/14 8:32

御真骨堂→

12/14 8:32

仏殿・納牌堂→

12/14 8:33

客殿→

12/14 8:34

法喜堂→

12/14 8:34

女坂とつながる甘露門、無料駐車場があったかも

12/14 8:35

身延山久遠寺諸堂案内図

12/14 8:35

時鐘

12/14 8:36

身延山頂の奥の院駅を確認

12/14 8:38

開基堂→

12/14 8:39

御札所(売店)→

12/14 8:40

大鐘楼と五重塔で一周完了

12/14 8:44

8：45本堂裏に抜け左がロープウェイ久遠寺駅、その奥に登山道(表参道)

12/14 8:44

山梨交通のバスは土日のみ

12/14 8:45

山頂で食べようかな

12/14 8:49

8：50本地堂

12/14 8:50

まだ紅葉

12/14 8:54

十如坊鬼子母神堂

12/14 8:55

8：55

12/14 9:04

9：05丈六堂

12/14 9:25

9：25大光坊

12/14 9:25

そこからの頂上

12/14 9:57

9：55法明坊(水屋)

12/14 10:09

10：10頂上直下で富士山

12/14 10:14

右下に久遠寺と門前町

12/14 10:15

階段の上に大孝殿

12/14 10:16

左隣に開基堂

12/14 10:30

父妙日・母妙蓮、御師道善坊の追善のために日蓮聖人によるお手植大杉、樹齢700年

12/14 10:18

最後の階段に仁王門

12/14 10:20

10：20身延山奥之院思親閣、祖師堂

12/14 10:25

10：25北側展望台に身延山1153m山頂標識

12/14 10:35

七面山拝礼台から七面山、ロープウェイ山頂食堂は営業時間外？

12/14 10:56

10：55裏参道から追分感井坊

12/14 10:57

直進すれば七面山、つなげたいけれどまたの機会に、車のある三門へ

12/14 11:08

11：10千本杉

12/14 11:37

11：35天空の寺松樹庵

12/14 11:39

久遠寺方面

12/14 11:39

拡大

12/14 11:54

11：55身延山の守護神七面大明神が天女の姿で顕れた妙石坊、祖師堂

12/14 11:56

七面山の表玄関で、日蓮聖人が最初の説法を行った地、高座石の霊場

12/14 11:56

励まされる

12/14 11:58

朱の鳥居より上は七面大明神にまつわる伝説の霊場

12/14 12:15

12：15是非訪れるようにと観光案内所と園林で言われた日蓮聖人御廟所

12/14 12:19

御草庵跡、身延山久遠寺発祥の地

12/14 12:25

身延川の清流沿いの気持ち良い道を抜け

12/14 12:31

12：30三門着、お疲れ様でした

12/14 13:13

観光案内所で勧められた身延町高齢者保養施設門野の湯

12/14 14:21

みのぶゆばの里でゆばの定食で〆

12/28 23:53

身延駅までお送りした同宿の方から送って頂いた品、正月に有難く頂く、超美味しかったです

撮影機器：

NIKON D7000 NIKON CORPORATION

FinePix XP90 XP91 XP95 FUJIFILM

感想

hiroyanagi

　休みの3日間は山梨周辺が天気が続きそうだったので、以前から気になっていた身延山と、参詣路で繋がっている七面山へ。身延山の鬼門の位置に七面山があり、七面山の随身門からはお彼岸に富士山頂からご来光が望めるという絶好のロケーションとなっています。
　七面山は、頂上近くに敬慎院があって、宿泊すればご来光も見られるということで、かねてより泊ってみたいと思っていました(正しくは朝夕のお勤めをする参籠と言うそうです)。予約の電話をした際に、登山者でも宿泊可能なのか恐る恐る尋ねましたが、気持ち良くご対応いただき泊ることができました。しかも宿泊費(正しくは違う呼び方かもしれません)は6500円と良心的です。山頂近くでお風呂を頂くことができ、精進料理も美味しく、 手桶入り味噌汁も珍しくお勧めです(信徒でもないのに勝手に勧めて良いのかわかりませんが)。食後のお勤めでは身内の心願成就の御祈願もさせて頂き、その後は七面大明神のお姿を拝する御開扉式と敬慎院のご案内をしていただきました。1枚の長〜い布団に並んでくるまって寝た地元山梨、埼玉、三重からの同室の3名の方々とも、一緒にお勤めし、いろいろなお話をしながら楽しい時間を過ごすことができました。ほかの3名はお参り目的のリピーターの方々で、今回は七面山頂上には行かないとのことでした。
　頂上近くからの富士山からのご来光は残念だったものの、概ね天気は良く、季節柄もあって気持ちの良い静かな山行となりました。
　身延山は、日蓮聖人が晩年の9年間在山され、観光地のようにもなっており、とても賑やかでした。こちらでも富士山、時折の紅葉など楽しめました。
　両山とも登山道はよく整備されており、宗教の聖地ということもあってか清々しく、さわやかな空気が流れている感じで終始気持ちの良い山行となりました。