早朝の南比良逍遥☆霊仙山〜ホッケ山南東尾根


- GPS
- 02:22
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 794m
- 下り
- 805m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ホッケ山までは良好に整備された一般登山道 ホッケ山南東尾根には登山道なし(詳しくは感想にて) |
写真
感想
この日は京都市内で開かれるシンポジウムに出張の予定である。朝は10時までにシンポジウムに間に合えばよいので、早朝の比良を散歩することにする。天気も快晴が期待出来そうな予報である。
朝が出遅れたこともあり、霊仙山から権現山に登ることにする。登山口からはまずは電波法まで舗装された林道を歩く。電波塔の東側にまわると琵琶湖方面の展望が広がる。生憎南東の方角のみに雲がかかっており、朝焼けの光を遮っているようだ。
霊仙山にかけては杉の植林の中を登るが、山頂に達すると東側に眺望が開ける。霊仙山から北側の斜面は
鞍部からズコノパンに登り返し、登山口から滝谷を登ってくる林道と合流すると落葉した自然林の斜面からは随所に琵琶湖方面への展望が広がるので、ご来光を楽しむには格好の登山道といえよう。まもなく南東の方角にかかる雲の上から朝陽が顔を出すと、自然林の樹林はたちどころに黄金色の光で充される。
権現山に到ると南から東の方角にかけて大きく展望が広がる。下からはそれなりに大きく見えた霊仙山であるが、権現山からはなんとも低く見える。前回訪れた今月の8日に山頂部を覆っていた薄雪はもはや影も形もない。
朝陽に輝くホッケ山を目指す。ホッケ山の登りに差し掛かると、草を食んでいた鹿の家族がいる。鹿の一頭が一眼レフのカバーのベルクロを剥がす音で私の存在に気がついたらしい。慌てて斜面に逃げ込んでゆく鹿にシャッターを切るのが精一杯であった。
この日はホッケ山の山頂からは360度の展望が約束されている。前回は雲の中であった蓬莱山だが、この日は視界を遮るものは何もない。しかし9時過ぎには京都にもどるこを考えるとこの日は、残念ながら蓬莱山まで往復する余裕はないだろう。
車を停めた霊仙山の登山口まではズコノパンから林道を下って最短コースで下山することをことを考えていたが、さすがにこのコースは面白くない。ホッケ山からは南東に伸びる尾根を辿ってみることにする。
南東尾根に入るとすぐに掘割式の古道が現れる。ということは平に下る古道があるのかもしれない。最初は順調に古道の上を歩くが、昨年の台風による被害だろうか、古道の上には折り重なるように幾本もの倒木が現れるようになり、古道を辿ることは到底無理である。例によって倒れているのはほとんどが杉の樹である。よくよくみると倒木を迂回する微かな踏み跡があるようだ。
倒木を避けながら古道に沿って尾根を下る。尾根上の小ピーク、735m峰の手前で古道は左手の植林の斜面を下ってゆく。そのまま古道を辿るの一法ではあるが、尾根上には踏み跡が続いているようであり、このまま下まで尾根を下ってみることにしよう。
735m峰を過ぎると、所々に赤テープが現れる。しかしその間隔はかなり長く、道標として頼りになるものではない。二次林の樹林の中を微かな踏み跡を頼りに下ってゆく。植林地に入ると尾根上の踏み跡はようやく明瞭になる。やがて舗装された林道に着地する。
林道を辿ると登山口へと上がる車道に合流するのだが、一度かなり下まで下らなければならない。当然ながら踏み跡は見当たらないが、なだらかな植林地の斜面をトラバースする。植林地の中は熊笹の下生があるが、歩くのに困難はない。滝谷を横切ることになるが、その流れは細く、問題がなく徒渉するとまもなく登山口に停めたマイカーが目に入った。
南比良の前衛のさらに前衛のような地味な霊仙山であるが、近江百山の一つに数えられるようだ。あくまでも権現山への通過点のような山ではあるが、ご来光を期待して早朝に登るには平から登るコースよりもこちらの方がはるかに魅力的である。
コメント
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年末も忙しく出張続きかと。バタバタしている内に今年も残り一桁に…
このルートの積雪が待ち遠しいです。
ホッケ山南東尾根は踏んでいないルートですが、古道があるんですね。P735手前からホッケ谷へ下りるルートは等高線が密ですね。堰堤下に林道があるみたいなので良さそうですが、積雪期はスキルが要りそうです。ヤマレコログを参考にカシミール3Dには登山道追記はしているんですけど。
標高520辺りの鞍部から西へ下る方が等高線も緩いので下の林道へ下りるトレースもあるかも??
いずれにしても私にすれば、積雪期はズコノバン経由の登山道歩きでいっぱいいっぱいです。
私も平よりのアプローチより、こちらの方が好きですね。栗原行きのバスの休日便が無くなったのは痛いですけど。
ののさん コメント有難うございます。
積雪が待ち遠しいですが年末まで暖かい日が続きそうですね。
確かに標高520のあたりから林道を目指して下るという方法もありましたが、この辺りになると植林地になり、尾根上には明瞭なトレースがありましたので、一気に下まで下ってしまいました。
問題はp735からの下りで、標高700mのあたりからの南東の斜面は、うまく踏み跡を辿ることが出来たので良かったですが、積雪期があると踏み跡を辿ることは困難と思われます。
尾根の左手のホッケ谷に下る古道は掘割がかなり深く削られているので、倒木で埋まっていなければ辿ることが出来るかと思います。また機会があれば辿ってみたいと思います。
栗原行のバスは休日便、なくなっていたんですね。バスを使っての周回が困難になりましたね。ここは登山口に自転車をデポしての周回でしょうかね。
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