湯内川


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 346m
- 下り
- 215m
コースタイム
入海-(+)-F1下-(0.5+)-F1上-(2)-ショルダーの滝下-(0.5)-滝上-(0.5+)-朝日温泉-(0.5)-車デポ地
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雷電温泉に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題になるのはF1とショルダーの滝。 F1は不安なら確保するのがいい。 ショルダーの左岸の取り付きはつるつる トップはショルダー、後続はシュリンゲやアブミで補助するといい。 最初の海岸はしけてるときは要注意 全体的のもろいので浮石落石にも注意が必要 |
写真
感想
さて、今週は、海から入渓できるといことに心惹かれて、前々から行きたいと思っていた湯内沢へ。
先週と同じ道を同じように走り岩内で朝食を食べて、道の駅シェル・プラザ港へ。
車2台で、朝日温泉へ行く道を間違えながら、雷電温泉の横の道を登っていく。
結局林道は荒れていたので、朝日温泉までは行けず、温泉まで2.5キロの表記がある分岐点に配車。
雷電温泉に戻り準備をして、海に向けて歩を進めていく。
海へ向かって階段下りていく。これから沢に行くのにとっても斬新。
久々にみるフナムシはわさ〜っといく感じがなんともたまらない。
潮だまりにいるハゼやイソギンチャクと戯れながら、海岸を歩いていく。
腰までジャバジャバと浸かっていったりしていると、へつりじゃないといけないところが出てくる。
当然、へつるわけもなく海へダイブ!
久々の海水浴(?)だ。今週も開始15分もたたないうちに全身ずぶ濡れだ。
ちなみにへ釣っていくことも可能。海がしけてるときはへつったほうが安全化もしれない。
さて、再び海岸に上がって左手を見ると立派な滝が落ちている。
これが今回の最初で最大の核心となるF1だ。高さは10mくらいか。
とりあえず、下まで行ってみると、右岸の5mくらい上にあるバンドまでは簡単に行けそう。
samoaがトップで登っていく。そこまで立ってはいないがガバは少なめで脆い。
バンドから上に続く5mくらいは立っていて、落ちたら怖いのでザイルを引っ張っていく。こちらもガバは少ないものの、しっかりスタンスを探していけば大丈夫。
上に登って、ハーケンを2本打って後続は確保して突破する。
滝上からはシーカヤックをしている人たちが見える。不落の洞窟にでも行くのだろうか。
滝上は釡もちの樋状になっていて綺麗。海水がべとべとして気持ち悪いので釡に飛び込んですっきり。しかし、温泉が混じっているのか水が鉄臭くおいしくなかった。
上には旧道がかかっており、今は封鎖された雷電トンネル・弁慶トンネルを見ることができる。
気を取り直して進んでいくと早速、2段5mほどのF2が迎えてくれる。
モテ内トップで左岸からへつり上がって突破。難しくはないが、玉石のスタンスは滑りそう。
ずっとへつり上がることもできるが、2段目は中を突っ張っていける。
続く釡持ちの小滝も左岸からさくっとへつりで超えて、その先にある下部が樋状になっている5mのF3へ。
samoaがトップで、滝が立ってくるまで突っ張り交じりで中をいき、右岸の側壁に取り付いて登る。
このルートよりは脆いが、最初から左岸を登っていくこともできる。
そしてこのあたりの滝のしめくくりである8mのF4。
初めは3mは立っているが、スタンス、ホールドはしっかりしているので登りやすいが、斜度が緩くなってからの5mは、フリクションを利かせて登る感じになる。
滑ったらことなので、スリップには要注意。
慣れてないメンツがいたら確保することもあるだろう。ピンは木でとれる。
滝がひと段落すると、ちょっとした函地形が続いて綺麗。
温泉を下へ輸送する、ケーブルやかつての朝日温泉の名残かすこしばかりゴミが目につくが、まぁ我慢できる。
小1時間ほど単調な河原歩きとなる。co130付近の支沢やco160付近の屈曲・支沢はしっかり確認できた。晴れていて木漏れ日がいい感じ。
さぁ、沢が狭まり、斜度を増す区間となり次はどんな滝が迎えてくれるのか心が躍る。
小滝を超えた上に釡持ち2条4mほどのF5が姿を現す。
右岸から巻き気味に簡単に行けそうだが、ここはモテ内が果敢に釡を泳いで、2条の真ん中を直登。
行ってみると意外とガバのホールドがあり登りやすかった。
tentyoのみ右岸を行く。
さて、お次がこの沢の第2の核心。6mのF6。記録では左岸をショルダーで行っている。
絶対シャワークライム以外が許さんと言わんばかりの水流だ。
なんか右岸から登れないかなとsamoaが挑む。
急なバンド状をへつり上がって行って、水流の中に突っ込んで行くが、滝上に出るあと1手の水流が極過ぎて敗退。空身なら行けたかも…。
というわけで、気を取り直して、モテ内&samoaで釡を泳いで、左岸の突破にかかる。
ホールドは少し高いところにあるが、下はつるつるでスタンスはない。
しかも、上がるところはもろに滝の水流がかかって極め。
samoaがスタンスになりモテ内が挑むこと数回。やっとこさモテ内が突破。
後続もシュリンゲと下からの補助に加え空身で突破させる。
一番、荷重がかかったのは誰かは内緒だ。
最後にsamoaが残ったのだが、足場がないとなかなか登れず。シュリンゲに加えシュリンゲ継ぎ足しで作ったアブミを使って突破。
ポンカウンの函滝を思い出したtentyoのナイスアイデアだった。
なんとか全員登り終えた。リポDに負けないファイト一発の登攀だったといえる。謎に握手。
その上3mは特に問題なく簡単に登れる。
co280で右から支沢が滝で合流してすぐ右手には、4mほどのF7がかかる。これは右岸を簡単に直登。
その後も、段差を流木で超えたり、釡で無駄に泳いだりしながら進んでいくと最後の15mの滝が姿を現す。
滝が続いたこの沢のハイライトとして完璧だ。
水流のところもいけそうだが、無理せず右岸の手前の側壁からあがる。もろくてムーブは大きめだが簡単に登れる。
滝上からも見える景色も明るくてなかなかいい。
そして先を見ると青空のもとに朝日温泉の廃屋が見える。
夏の日差しが燦々と降り注いでいて最高の出渓だ。ちなみに雷電山の登山口のすぐ横に露天風呂のみ健在である。
あとは、林道をゆったり歩いて行って車を配車したところまで。雷電温泉で隠しグッズのらいでんすいかを食し、海水浴に始まり、all直登の沢登りをし、すいかで締めるという完璧な夏の山行が完成した。
その後は海の眺めがいい雷電温泉に入り(女湯は大きな浴槽に湯が張ってなかったらしくtentyoはご立腹だった)、岩内の「ゆうじ」でスープカレーを食して、札幌への帰路に就いた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する