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Yamareco

記録ID: 215238
全員に公開
沢登り
大雪山

クワウンナイ遡行〜ヒサゴ沼〜化雲岳〜天人峡

2012年08月11日(土) 〜 2012年08月13日(月)
 - 拍手
kanoken その他3人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
30:18
距離
40.1km
登り
2,552m
下り
2,553m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目 
7:20  入渓
8:20  518のゴルジュ  
15:00 カウン沢出会い
15:30 キャンプ地
計 8時間10分

2日目
6:10  キャンプ地スタート
6:35  魚止めの滝
6:50  滝ノ瀬十三丁
8:00  ハングの滝
12:40 縦走路到着
14:30 ヒサゴ沼キャンプ場
計 7時間20分

3日目
5:30 ヒサゴ沼キャンプ場出発
6:45 化雲岳
7:45 ポン沼
8:40 第二公園
9:20 第一公園
10:54 滝見台
11:30 天人峡
計 6時間
天候 1日目 曇
2日目 晴れのち曇り
3日目 雨
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天人峡温泉手前にある羽衣トンネルを抜け、清流橋を渡ったすぐの所に駐車場があります。
川へ向かう入り口は駐車場から道路を挟んで向かいです。
コース状況/
危険箇所等
・クワウンナイ
旧仮名表記? 読み方としてはカウンナイが正しいのか。昔はクワウンナイと書いてカウンナイと読んでいたらしい。
カウンナイ= カウ→杖、ナイ→沢、川」という情報があったがどうもしっくりこない。化雲岳は、カウン岳=杖 山というのはどうもなぁ。
カウン=上 ナイ=沢or川 上にある川というのがシンプルな気がしますが、これはちょっとおかしいか。どなたかお教え下さい。

・入渓には届出が必要です
上川中部森林管理署
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/kamikawacyubu/nyuukeitetuzuki.html

・今回の装備
フェルト地下足袋+クッション中敷き 1名
アクアステルスソール 1名
スパイク地下足袋 2名

どのタイプでもクワウンナイでは滑るということはありませんでした。
スパイク地下足袋はゴーロ帯のつるんとした石に弱いと思われます。
フェルト地下足袋は底が薄いためインソールを入れたとしても
長時間の遡行は足に良くないです。


天人峡温泉 しきしま荘
日帰り入浴12時〜 700円
http://www.sikisimasou.jp/index2.html
作業道に入りすぐに看板が
2012年08月11日 07:24撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/11 7:24
作業道に入りすぐに看板が
川に着くまでちょっと歩きます
2012年08月11日 07:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/11 7:26
川に着くまでちょっと歩きます
遡行1時間ほどでゴルジュに到着
右岸上部を巻いて突破
2012年08月11日 08:18撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/11 8:18
遡行1時間ほどでゴルジュに到着
右岸上部を巻いて突破
初めてなので比較できませんが水量は多いようです
2012年08月11日 09:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/11 9:14
初めてなので比較できませんが水量は多いようです
巨大なシダ植物を漕いで進んだり
2012年08月11日 10:17撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/11 10:17
巨大なシダ植物を漕いで進んだり
腰まで水に浸かりながら進んだり
2012年08月11日 12:07撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/11 12:07
腰まで水に浸かりながら進んだり
巨石をよじ登ったりでお腹が空きます
2012年08月11日 14:42撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/11 14:42
巨石をよじ登ったりでお腹が空きます
カウン沢出会いでキャンプ場を見つけられず、更に進んだ所をキャンプ地としました
晩飯は五目ご飯とホイコーロで満腹。
2012年08月11日 16:50撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
8/11 16:50
カウン沢出会いでキャンプ場を見つけられず、更に進んだ所をキャンプ地としました
晩飯は五目ご飯とホイコーロで満腹。
2日目は待望の晴れ間が!
水量も大分減っておりテンションが上がります
2012年08月12日 06:22撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 6:22
2日目は待望の晴れ間が!
水量も大分減っておりテンションが上がります
すぐに魚止めの滝に到着
ナメへの期待が高まります
2012年08月12日 06:35撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 6:35
すぐに魚止めの滝に到着
ナメへの期待が高まります
左岸の巻き道を登ります
2012年08月12日 06:40撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 6:40
左岸の巻き道を登ります
太陽が進む先を照らし始めます
2012年08月12日 06:43撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 6:43
太陽が進む先を照らし始めます
ここを超えると・・・
2012年08月12日 06:47撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 6:47
ここを超えると・・・
ナメスタート!
2012年08月12日 07:01撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
3
8/12 7:01
ナメスタート!
歩けど歩けどナメです
結構登るので慎重に進みます
2012年08月12日 07:16撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
8/12 7:16
歩けど歩けどナメです
結構登るので慎重に進みます
足首くらいの水量です
2012年08月12日 07:17撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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8/12 7:17
足首くらいの水量です
思い思いのペースでナメ堪能
2012年08月12日 07:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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8/12 7:30
思い思いのペースでナメ堪能
ハングの滝に到着
滝の手前右岸に赤テープがあり、巻き道をしばらく登ると残置ロープがあります

2012年08月12日 08:00撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 8:00
ハングの滝に到着
滝の手前右岸に赤テープがあり、巻き道をしばらく登ると残置ロープがあります

滝を越えるたびに景色が変わっていきます
2012年08月12日 09:43撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 9:43
滝を越えるたびに景色が変わっていきます
キラキラしてるんですよ
2012年08月12日 09:54撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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8/12 9:54
キラキラしてるんですよ
冷たい水が気持ちいい
2012年08月12日 09:55撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 9:55
冷たい水が気持ちいい
コケが濃くて分厚い絨毯みたいです
2012年08月12日 09:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
3
8/12 9:58
コケが濃くて分厚い絨毯みたいです
いよいよ源頭の雰囲気が強くなり
2012年08月12日 11:17撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
8/12 11:17
いよいよ源頭の雰囲気が強くなり
どこかわからないうちに川はなくなりました・・
2012年08月12日 11:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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8/12 11:30
どこかわからないうちに川はなくなりました・・
靴を履き替え、縦走路へ向け登ります
2012年08月12日 11:42撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 11:42
靴を履き替え、縦走路へ向け登ります
振り返ると雲が湧いています
晴れているうちに歩けてよかった〜
2012年08月12日 11:55撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 11:55
振り返ると雲が湧いています
晴れているうちに歩けてよかった〜
雪渓が沼の中で解けず残っています
これまたすごい色です
2012年08月12日 12:22撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
8/12 12:22
雪渓が沼の中で解けず残っています
これまたすごい色です
ようやく縦走路に合流し一安心
2012年08月12日 13:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 13:14
ようやく縦走路に合流し一安心
日本庭園です
紅葉の時期にまた見てみたい
2012年08月12日 13:18撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
8/12 13:18
日本庭園です
紅葉の時期にまた見てみたい
今日のキャンプ地ヒサゴ沼が見えてきました
2012年08月12日 13:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 13:26
今日のキャンプ地ヒサゴ沼が見えてきました
大きな沼です
2012年08月12日 14:42撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/12 14:42
大きな沼です
小屋前のキャンプ場で宴会後就寝
雪渓の雪でキンキンに冷やしたビールは最高に美味かった!
2012年08月12日 14:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
8/12 14:49
小屋前のキャンプ場で宴会後就寝
雪渓の雪でキンキンに冷やしたビールは最高に美味かった!
夕日がきれいでした
2012年08月12日 16:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
2
8/12 16:30
夕日がきれいでした
朝日が快晴を期待させますが、
2012年08月13日 04:41撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
8/13 4:41
朝日が快晴を期待させますが、
このあと雨が降り出しました
中央左にニペソツ、右にウペペサンケです
2012年08月13日 04:41撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
3
8/13 4:41
このあと雨が降り出しました
中央左にニペソツ、右にウペペサンケです
雨で登山道がぐちゃぐちゃになり始めます
2012年08月13日 05:50撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/13 5:50
雨で登山道がぐちゃぐちゃになり始めます
化雲岳へ登りの途中、振り返るとトムラウシの姿が
2012年08月13日 06:11撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/13 6:11
化雲岳へ登りの途中、振り返るとトムラウシの姿が
稜線に出ると強風で吹き飛ばされそうになります
2012年08月13日 06:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/13 6:52
稜線に出ると強風で吹き飛ばされそうになります
天人峡へ下る途中悪路に悩まされましたが、第一公園の木道に癒されました
2012年08月13日 09:22撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/13 9:22
天人峡へ下る途中悪路に悩まされましたが、第一公園の木道に癒されました
滝見台までくると下界まであと少し
2012年08月13日 10:54撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
8/13 10:54
滝見台までくると下界まであと少し
33曲がりを数えながら下山しました
体はボロボロ、泥でぐちゃぐちゃです。。

温泉でははぁ〜とかふぅ〜とか言いながらこの3日間を振り返りました。
いい旅だった!
2012年08月13日 11:32撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
8/13 11:32
33曲がりを数えながら下山しました
体はボロボロ、泥でぐちゃぐちゃです。。

温泉でははぁ〜とかふぅ〜とか言いながらこの3日間を振り返りました。
いい旅だった!
札幌へ戻る途中、富良野の白樺でジンギスカンで栄養補給
生ビール飲みたかったな
2012年08月13日 14:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
8/13 14:12
札幌へ戻る途中、富良野の白樺でジンギスカンで栄養補給
生ビール飲みたかったな

感想

入渓予定の1週間前から天気が心配で心配でしょうがありませんでした。
また自分の装備、技量で本当に大丈夫なのかドキドキして夜も眠れないくらいでしたが、無事帰ってくることができました。

初日は前日の雨で増水しており、いざ出発する際に先行パーティーが戻ってきました。いつもより倍くらい水が多いので止めるとの事。
私達もとりあえず川へ出て状況を見て判断しようと出発します。
確かに水量は多いような気がしますが渡渉できないほどではなく、
何度かお尻まで浸かりながらもキャンプ地にたどり着けました。
2日目は水量もぐんと落ち、また好天に恵まれてクワウンナイを堪能することができました。
3日目は出発時に雨が降り出し最後まで晴れることはありませんでしたが、
核心部が最高の天気でしたので思い残すことはありません。

正直、クワウンナイの代名詞である「滝の瀬一三丁」は私としては恐い所でした。
もともと高い所が怖いのですが、あのナメで足を滑らせ滝に落ちれば命はないと思うと腰が引けてしまいました。
早く終われ早く終われとコッソリ思っていたのですが、
太陽に照らされてサラサラと輝くナメ滝と、
フカフカというか優しいコケの道を歩けたのは一生の思い出になるでしょう。

沢という言葉でくくってしまうのが申し訳ない場所です。
アイヌの言うとおり「カムイミンタラ」がぴったりなのではないでしょうか。


天人峡へのぐちゃぐちゃ道で足首を捻挫し、
また強度の筋肉痛で動きがままならず、
足裏・足の親指が腫れ上がったためしばらく山行はお休みです。


同行頂いた先輩お二人と、クワウンナイに大感謝。

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