富士山 子供とゆっくり(富士宮口〜御殿場口)悪天候でルート変更


- GPS
- 14:32
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,665m
- 下り
- 2,608m
コースタイム
(6:20)水ヶ塚駐車場
(7:33)-シャトルバス-
(8:18)富士宮口5合目2400m(9:02)-
(9:25)6合目2490m-
(10:34)新7合目2780m-
(11:48)元祖7合目3010m(12:27)-
(13:25)8合目3250m
(泊:池田館)
8/13(月)
(5:00ご来光)8合目(7:11)-
(7:55)9合目3460m-
(8:37)9合5勺3590m-
(9:35)頂上3720m-
御殿場口下山(11:13)-
(13:24)赤岩八合館-
(14:02)砂走館-
(14:19)わらじ館-
(14:24)日の出館-
(14:43)下り六合-
(14:49)馬の背手前尾根(引き返し)-
(14:52)下り六合-
大砂走-
(15:29)気象庁避難小屋-
(15:42)次郎坊-
(16:16)大石茶屋-
(16:43)御殿場口5合目1440m
(17:00)-バス-(17:15)水ヶ塚駐車場
天候 | 1日目:晴れ〜曇り 2日目:ガス〜雨(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
水ヶ塚駐車場(駐車料金1000円)〜富士宮口五合目シャトルバス(バス料金[往復]1300円子供650円) 御殿場口新五合目〜水ヶ塚駐車場 路線バス(大人500円 子供250円) http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/31.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝永山火口近くの尾根筋 馬の背 は非常に風が強く危険な状況でした。 6合目から気軽に行ける宝永山ですが、遮るものが全くない富士山では、天候状況によって非常に危険な状態になります。 子連れの方は十分注意して行かれたほうがよいかと思います。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
九合目万年雪山荘
九合五勺胸突山荘
頂上富士館
|
ファイル |
天気図(2012年8月13日)
(更新時刻:2012/08/19 23:46)
登山者配布チラシ_富士宮口
(更新時刻:2012/08/19 23:48) |
写真
感想
2年ぶりに子連れ富士登山にチャレンジしました。
前回は長男(当時中3)と次男(当時小6)でした。今回は子供全員での登山としようと思いましたが、部活の日程等が合わず、次男(中2)と三男(小5)でのチャレンジです。
天気予報では、不安定でぐずついた天気が続き、からっとした晴天は見込めない行程を覚悟しておりました。
ただ、台風が接近しているわけではないため風はそんなに影響ないだろうと想定していました。その予想は2日目に覆されました。(山の天気は甘くないです。)
【1日目 8月12日(日)】
マイカー規制期間中で五合目には駐車できませんので、シャトルバス利用でのアクセスとしました。
自宅を3:30に出発し、途中、富士宮のコンビニで昼食を購入し、約3時間で駐車場に到着しました。
(6:20)水ヶ塚駐車場(7:33)-(8:18)富士宮口5合目2400m
富士山全体がきれいに見渡せました。
シャトルバスは、30分毎に出発しますが、乗客が多いときは満車になり次第出発してくれるそうです。
富士宮口5合目2400m(9:02)-
5合目で三男用の杖を購入し出発しました。
三男は初めての登山で、とにかくゆっくりと一歩ずつ進むことを言い聞かせてゆっくりと登りましたが、次男は体力があり余っているためずんずん前に行き、山小屋で待っている事の繰り返しでした。
(9:25)6合目2490m-
(10:34)新7合目2780m-
(11:48)元祖7合目3010m(12:27)-
山小屋前のベンチで昼食をとります。
8合目直前で、富士山1000回登頂を達成した佐々木さん(72歳)とすれ違いました。テレビとWEBで見た格好と同じだったのですぐにわかりました。
声はかけませんでしたがエネルギーをもらった気がしました。
(13:25)8合目3250m(泊:池田館)
前回は頂上に宿泊しましたが、気圧が低く頭痛がひどかったので今回は8合目に宿泊することとしました。
14:00チェックイン(夕食付で6000円/泊)
16:00頃 夕食(カレーライス)
就寝スペースは1畳に2人ぐらいでしょうか。寝返りも厳しい状況です。
消灯後は午前1時(頂上ご来光を目指す人の起床)と日の出前(山小屋前でのご来光)に明かりがつきます。
ここでぐっすり眠れる方は、相当の強者ですね。
【2日目 8月13日(月)】
三男は頂上でご来光が見たいと言いましたが、今までの登頂ペースでは難しいと思ったため今回は山小屋からご来光を拝むこととしました。
ガスっていましたが、ちょうどガスの合間に何とかご来光を拝むことができました。
(5:00ご来光)8合目(7:11)-
一面にガスって、天気はあまり回復が望めないため雨装備で出かけることとしました。子供の着付け?に結構時間を取られてしまいました。
7時チェックアウトとなっているため、追い出されるように出発しました。
(7:55)9合目3460m-
(8:37)9合5勺3590m-
頂上に向かうにつれガスの水分が多くなり頂上に着いた時にはほとんど雨のようなガスになっていました。
(9:35)頂上3720m-
風もだいぶ強くなり、視界も20m位でしょうか。
剣ヶ峰は全く見えない状態です。今回は剣が峰登頂はあきらめました。
大分前に着いていた次男は、軒下で待ちくたびれて凍えていました。
さっそく浅間神社に3人で参拝しました。
雨に濡れないように持ってきたご朱印帳に記帳していただくことができました。
その他、お札、お守り、杖への刻印をしていただきました。
郵便局も開いていたため、登山証明書のセットを購入し、風景印を押してもらい投函しました。
次男が冷えきっていたため、山小屋に入って暖かい食べ物をとることにしました。
カップラーメンを3人で食べて暖をとりました。(800円/杯で財布は大分冷えました・・・)
御殿場口下山(11:13)-
ガスが完全に雨に変わり風も強くなりました。
ザックにあたる風で煽られて三男はフラフラしながらの下山で、1回転びました。
三男は頂上滞在中に頭が痛くなってきたようで、休憩の都度下を向いてこらえていました。
山小屋までは大分長く三男にとっては精神的にきつかったんじゃないかと思います。
(13:24)赤岩八合館-
先に到着していた次男がまたびしょびしょで冷え切っていたため、ホットココアを飲みました。体を温めさせていただいて再出発です。
ここは富士登山駅伝等のコースとなっているため、走りに見えている方もいました。自分ではとても考えられません。
(14:02)砂走館-
雨の中で焼印を押してもらう場合、一度杖を乾かしてから押してくれるため非常に手間がかかるようです。(文句も言わずにやっていただいてありがたいです。)
(14:19)わらじ館-
(14:24)日の出館-
この辺から砂地になってきます。(三男の歩行ペースも少し早くなりました。)
この先分岐があるため、間違えないよう次男も一緒に行かせることにしました。
(14:43)下り六合-
ここから宝永山を抜けて富士宮口に向かうルートに入ります。
(14:49)馬の背手前尾根(引き返し)-
あとは、宝永山を抜けてもう少しで下山できる、と少しほっとしていたのですが、宝永山火口の尾根に出た途端、ものすごい強風が火口から吹き抜けていました。
大人でも立っていられない程の強風と10mもない視界で、たまらず少し戻った山の斜面に退避しました。(次男を先に行かせなくてよかった・・・何も考えずに突っ込んでいきそう。)
地図をみて冷静に考えた結果、富士宮口はあきらめ御殿場口に下山することとしました。
山の気象の激しさと身の危険を実感しました。
(14:52)下り六合-
大砂走-
大砂走に出ても強風と雨は収まらず、視界もほとんどない状態でした。
幸い砂のクッションで足の負担が軽減され、3人が同じペースで下ることができました。(走るまではいきませんが、連続して下り続けるため合羽の中で汗をかきました。)
(15:29)気象庁避難小屋-
やっと見えた構造物 真っ白な世界で足元のロープだけが頼りでした。
(15:42)次郎坊-
砂が浅くなり足へのショックが大きくなってきました。
前方に駐車場が見えてきました。晴れていたら雄大な景色なのでしょう。
しかし、この道が非常に長かった・・・三男もぶつぶつ言いながら歩いていました。
(16:16)大石茶屋-
やっとゴールが見えてきました。
風と雨はおさまりません。
(16:43)御殿場口5合目1440m
何とか到着、
売店で聞いてみると路線バスがまだあるとのこと。タクシーで移動することを想定していただけに助かった!(早速売店でバスチケットを購入 500円子供は半額)
http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/31.html
タクシーも2〜3台待機していました。 御殿場駅行のバスも同じ場所から出発しています。
(17:00)-バス-
(17:15)水ヶ塚駐車場
何とか暗くなる前に駐車場に到着
びしょびしょになった服を車で着替え、駐車場の売店で土産物を購入し出発しました。
三男は、富士山登頂を果たし、家に帰ってきてからもガイドブックやパンフレットで通ってきたコースをしっかりと振り返っていました。
※焼印
通過してきた山小屋や頂上ではほとんど焼印を押してもらいましたので、三男にはよい記念になるでしょう!(焼印は200円から400円)
富士宮口の焼印では元祖7合目が「年」、九合五勺では「年月日」が入ります。
※水分
今回水分は、水とスポーツ飲料を込みで自分が8L(2L×3、500cc×4)、子供が2L(500cc×4本)と大量の水分を持っていきました。(私自身、非常に汗かきのため)
しかし、今回は悪天候で汗をあまりかかなかったため、消費量は自分が3L、子供が1.5Lでした。
大分余ってしまい、重い荷物を富士山頂に上げて降ろしただけになってしまいました。天気が良ければもっとたくさん消費したと思いますが、今回はいいトレーニングをしたと思い納得・・・
※他の登山者の方々(装備)
とにかく、日本人から外国人(アメリカ、中国、東南アジア等)、老若男女様々な方が登っています。
しっかりとした装備の方から、Tシャツ短パン(アメリカ人の若人)の人までいました。体力に自信のある方でも、天候の変わりやすい山の気候ですので是非しっかりとした装備で登られることをお勧めします。(快適さが違います。)
合羽も100円ショップで売っているような白のビニル合羽を着ている方がいましたが、風に耐えられず、ことごとくビリビリに破れてしまっていました。
びしょびしょになった服で強風にあたると命取りにもなるかと思います。
靴も、普通の運動靴(ジョギングシューズ)の方やビジネスシューズの方もいました。濡れた岩の上も歩きますので、靴底のしっかりした靴で行ったほうがよいと思います。
あとは、加水分解にも注意されたほうが良いです。今回も靴底がペロンとはがれて落ちていました。いったんはがれかけると一気に進展します。
しまっておいた靴をたまに使うとなりやすいです。(私は、仕事用の編み上げ靴で2度ほど経験しました。)
自分自身の安全を確保する装備です。快適に楽しく登るためにも高級品でなくとも、しっかりとしたものを準備したいですよね。
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