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Yamareco

記録ID: 215494
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

爺ヶ岳と雷鳥

2012年08月13日(月) 〜 2012年08月14日(火)
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hiratsuka その他1人
GPS
32:00
距離
8.3km
登り
1,436m
下り
409m
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
6:50 駐車場から柏原新道登山口へ。
6:50 駐車場から柏原新道登山口へ。
歩きやすい登山道。すでに汗だく。
歩きやすい登山道。すでに汗だく。
天気は期待してないけど…。
天気は期待してないけど…。
はじめて歩く人にとっては助かる注意書き。
はじめて歩く人にとっては助かる注意書き。
種池山荘。まだまだ先。
種池山荘。まだまだ先。
ところどころ注意が必要な箇所あり。
ところどころ注意が必要な箇所あり。
なかなか着かない。しんどいな。
なかなか着かない。しんどいな。
10:30 ようやく種池山荘。登山者はそれほど多くない。
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10:30 ようやく種池山荘。登山者はそれほど多くない。
昼食はコレ。
爺ヶ岳へむかう。
爺ヶ岳へむかう。
稜線を流れるガスが早い。
稜線を流れるガスが早い。
12:00 南峰登頂。誰もいない。5分ほど休憩して中峰へむかう。
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12:00 南峰登頂。誰もいない。5分ほど休憩して中峰へむかう。
自然が作ったQRコード?
自然が作ったQRコード?
ガレた急登を5分ほど登ると中峰山頂。北峰は分岐が分からずパス。このあたりから風雨が強まる。カミナリだけは勘弁ね〜。
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ガレた急登を5分ほど登ると中峰山頂。北峰は分岐が分からずパス。このあたりから風雨が強まる。カミナリだけは勘弁ね〜。
冷池山荘が姿をあらわす。風雨は強いが視界は悪くない。
冷池山荘が姿をあらわす。風雨は強いが視界は悪くない。
冷池乗越のサル。登山道に群れをなしていたので少しビビッたが近づいて行くと逃げていった。
冷池乗越のサル。登山道に群れをなしていたので少しビビッたが近づいて行くと逃げていった。
冷池乗越。
よく見ると崖っぷちに建ってます。
よく見ると崖っぷちに建ってます。
14:00 冷池山荘到着。
14:00 冷池山荘到着。
明るいフロント。素泊まり大人\6000、中学生\4200。ひとり水1リットル無料。乾燥室あり。
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明るいフロント。素泊まり大人\6000、中学生\4200。ひとり水1リットル無料。乾燥室あり。
自炊室。長テーブル2つ。
自炊室。長テーブル2つ。
トイレ。チョーきれいなり。
トイレ。チョーきれいなり。
2Fの談話室。本も沢山あって飽きない。いい雰囲気で過ごしやすい。
2Fの談話室。本も沢山あって飽きない。いい雰囲気で過ごしやすい。
珈琲とホットミルク。(各々\500)時間をかけて入れてくれた珈琲が美味しかった。
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珈琲とホットミルク。(各々\500)時間をかけて入れてくれた珈琲が美味しかった。
談話室から見える爺ヶ岳。このあと徐々に風雨が強くなって雷が鳴り出す。明日の鹿島槍は無理かな…。
談話室から見える爺ヶ岳。このあと徐々に風雨が強くなって雷が鳴り出す。明日の鹿島槍は無理かな…。
談話室内。TVでは高校野球も。
談話室内。TVでは高校野球も。
2Fの廊下。手入れが行き届いている。
2Fの廊下。手入れが行き届いている。
今夜の寝床は階段を登ったロフト。
今夜の寝床は階段を登ったロフト。
半個室で快適。よく眠れた。
半個室で快適。よく眠れた。
冷池山荘と爺ヶ岳
冷池山荘と爺ヶ岳
山荘前のテラス。晴れてれば抜群の展望だろうな。
山荘前のテラス。晴れてれば抜群の展望だろうな。
夕食メニュー(カレー、ハムとアスパラの炒め物)
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夕食メニュー(カレー、ハムとアスパラの炒め物)
シェフ調理中。
出来上がり。アスパラが美味しい!
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出来上がり。アスパラが美味しい!
汁っぽくなったけどウマイ。
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汁っぽくなったけどウマイ。
夕刻の鹿島槍方面。
夕刻の鹿島槍方面。
朝食はペペロンで。
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朝食はペペロンで。
美味しそう?
風雨は弱まったが鹿島槍は諦め下山することに。種池山荘が遠く見える。
風雨は弱まったが鹿島槍は諦め下山することに。種池山荘が遠く見える。
これから向かう爺ヶ岳方面。キリに覆われたかと思ったら一転晴れたり。自然の織り成す光景は素晴らしい。
これから向かう爺ヶ岳方面。キリに覆われたかと思ったら一転晴れたり。自然の織り成す光景は素晴らしい。
剣岳も雲の中。残念!
剣岳も雲の中。残念!
もしかして?と振り返るがやっぱり見えない鹿島槍。
もしかして?と振り返るがやっぱり見えない鹿島槍。
流れる雲海。
爺ヶ岳の稜線。
谷底から湧き上がってくるガス。
谷底から湧き上がってくるガス。
南峰。稜線サイコー。
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南峰。稜線サイコー。
中峰山頂に立つ登山者のシルエット。何だか神々しい。
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中峰山頂に立つ登山者のシルエット。何だか神々しい。
南峰を下る途中で遭遇。念願の雷鳥と対面する!
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南峰を下る途中で遭遇。念願の雷鳥と対面する!
凛々しいねぇ!
種池山荘方面への下り。
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種池山荘方面への下り。
「おおっ、またいたぞ!」
山荘近くの登山道を横切る雷鳥親子を発見!しばし撮影タイム。
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「おおっ、またいたぞ!」
山荘近くの登山道を横切る雷鳥親子を発見!しばし撮影タイム。
親子雷鳥。ガンバレ!
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親子雷鳥。ガンバレ!
お花畑。癒される。
お花畑。癒される。
イチゴ見っけ。
9:30 種池山荘到着。これから柏原新道を下るので、ちょっと早いランチにする。
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9:30 種池山荘到着。これから柏原新道を下るので、ちょっと早いランチにする。
12:30 無事下山。おつかれ。
12:30 無事下山。おつかれ。

感想

お盆休みだというのに北アも南アも天気は今ひとつ…というかかなり悪い。
当初は涸沢から北穂を予定していたが、いろいろと考えた結果次の機会とする。
といっても山行自体を中止にするのは勿体無いのでアプローチのよいところを探すことに。

駐車場から登山口が短く剣岳の展望が望めるルートということで爺ヶ岳を選択。
天気が良ければ鹿島槍をピストンするつもり。

扇沢駐車場(無料)に2:00に到着。
クルマの窓を開けrikutoとふたりで首だけ出して星空を眺める。
この夜はペルセウス流星群が大量に見れるらしい。
やっぱり町中で見るのとでは星の数が違う。
5分ほど待っていると早くも流星発見「おーっ見えた!」
ずっと見ていたいけれど仮眠も取らないといけないので15分ほどで終了。
結局3つ見れた。

翌朝、トイレのために扇沢駅に行くとトロリーバスに乗車する人が長蛇の列をなしている。連休のため家族連れが多い。
残念ながら天気予報通り見上げた空は灰色の雲に覆われている。
クルマに戻り装備を整えて出発。

柏原新道の入口にはテントが貼られており登山計画を提出出来るようになっている。
「今日は早めに天気が崩れそうなので気をつけて行って来て下さい」
対応してくれた人がアドバイスしてくれる。

柏原新道はよく手入れがされており歩きやすい。
全面に渡ってほぼ石や岩の道なので雨に濡れたりすると注意が必要だろう。
今回は冷池山荘に一泊の予定なのでテント装備は担いでいない。
その分楽に行けるかなと思っていたがrikutoも私もなかなか調子が上がらない。
途中、数箇所切れ落ちたガレ場を通りようやく種池山荘が建つ稜線に出る。

天気は相変わらずだが幸いなことにまだ本格的な雨模様ではない。
ここからは一転稜線歩きになる。
風が強くなることを想定して雨具を来て爺ヶ岳へ向かう。
天気が悪いのは残念だがやっぱり稜線歩きは楽しい。
ガスに覆われていたかと思うと一転ひと吹きの風で稜線が現れる。
場面の展開の早さは下界では経験出来ないものだ。

稜線上の登山者もポツリポツリという感じで多くない。
やはりこの天候が影響しているのだろう。

中峰を登頂したあたりからとうとう天気が本格的に崩れ出す。
さえぎるところのない稜線上で風に煽られた雨が横殴りに吹き付けてくる。
これだけやられるのが久しぶり。
何年か前に丹沢で雷雨にやられた時以来かな。
rikutoとそんな話をしながら先を進む。

視界が効かない中をひたすら歩き続けるとガスの晴れ間に一瞬冷池山荘とテント場が姿を現す。

ようやく雨と汗でびっしょりになったカラダを乾かせる。
ザックを下ろして山荘に入る。
フロントにはまだほとんど人はいない。
受付を済ませて部屋を案内してもらう。
予想以上に手入れがされていてキレイな山荘だ。
ロフトになったところが今夜の寝床。

一時間ほど寝た後、食事までのあと談話室で過ごす。
珈琲とホットミルクを飲みながらまったりとした時間。
窓の外は風雨が激しくなりつつあり雷の音も聞こえて来た。
「明日の鹿島槍は無理かな」
夕食は自炊室でカレーと炒め物。
rikutoはあまり食欲がない様子。

部屋に戻って二人で地図を眺めたりラジオを聴いたりしながら消灯まで過ごす。
いよいよ風雨が強まって来たようだ。時折窓の外で雷が光る。

夜半過ぎ、トイレに起きると土間で出発準備をしている単独の男性。
「これからですか?気をつけて」
声を掛ける。
外はまだ暗く風雨は強い。
自己責任の世界とはいえ他人事ながら心配である。

翌朝、風雨は弱まったようだが天気は相変わらずだ。
残念だけどやはり鹿島槍は見送って下山することにする。

帰りの南峰で思いもかけないお土産をもらった。
今までなかなか見ることの出来なかった雷鳥に出会うことが出来たのだ。
先日の北岳でも会えなかった雷鳥。
人を怖がる様子もなく親子でつかず離れず歩いている。
凛としたその佇まいはやっぱり期待通りの姿。
「また来てね」
とでも言っているようだ。

そうだね、今度は秋晴れ日にまた会いに来るよ。

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コメント

お疲れ様でした。
息子さんと爺が岳に行かれたんですね。

行きたいと思いながら後立山方面はなかなか
行けていません。

私達は、なんとか立山にいって来ました。
姪っ子一人でしたが…。

生憎の天気で大変でしたね。
相当、荒れていたようですね。
でも雷鳥に会えたのは雨でも頑張ったご褒美ですね。

私達は、残念ながら雷鳥には会えませんでした。
姪っ子は、ずっと雷鳥いないかなって言ってましたが…。


また、会えると良いですね。
2012/8/15 22:04
コメント有り難うございます。
chibiko様

天気はダメもとだったので無理しない程度で登ってきました。
晴れていれば更に素晴らしい眺めだったと思いますが次回にお預けです。
久しぶりの小屋泊でしたがやっぱり楽チン。
今回は混雑してなかったので尚更満喫しました。

雷鳥会えなかったとのこと、残念でしたね。
みんなで大切に見守ってあげたいです。
2012/8/16 9:21
プロフィール画像
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