爺ヶ岳と雷鳥
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 409m
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
お盆休みだというのに北アも南アも天気は今ひとつ…というかかなり悪い。
当初は涸沢から北穂を予定していたが、いろいろと考えた結果次の機会とする。
といっても山行自体を中止にするのは勿体無いのでアプローチのよいところを探すことに。
駐車場から登山口が短く剣岳の展望が望めるルートということで爺ヶ岳を選択。
天気が良ければ鹿島槍をピストンするつもり。
扇沢駐車場(無料)に2:00に到着。
クルマの窓を開けrikutoとふたりで首だけ出して星空を眺める。
この夜はペルセウス流星群が大量に見れるらしい。
やっぱり町中で見るのとでは星の数が違う。
5分ほど待っていると早くも流星発見「おーっ見えた!」
ずっと見ていたいけれど仮眠も取らないといけないので15分ほどで終了。
結局3つ見れた。
翌朝、トイレのために扇沢駅に行くとトロリーバスに乗車する人が長蛇の列をなしている。連休のため家族連れが多い。
残念ながら天気予報通り見上げた空は灰色の雲に覆われている。
クルマに戻り装備を整えて出発。
柏原新道の入口にはテントが貼られており登山計画を提出出来るようになっている。
「今日は早めに天気が崩れそうなので気をつけて行って来て下さい」
対応してくれた人がアドバイスしてくれる。
柏原新道はよく手入れがされており歩きやすい。
全面に渡ってほぼ石や岩の道なので雨に濡れたりすると注意が必要だろう。
今回は冷池山荘に一泊の予定なのでテント装備は担いでいない。
その分楽に行けるかなと思っていたがrikutoも私もなかなか調子が上がらない。
途中、数箇所切れ落ちたガレ場を通りようやく種池山荘が建つ稜線に出る。
天気は相変わらずだが幸いなことにまだ本格的な雨模様ではない。
ここからは一転稜線歩きになる。
風が強くなることを想定して雨具を来て爺ヶ岳へ向かう。
天気が悪いのは残念だがやっぱり稜線歩きは楽しい。
ガスに覆われていたかと思うと一転ひと吹きの風で稜線が現れる。
場面の展開の早さは下界では経験出来ないものだ。
稜線上の登山者もポツリポツリという感じで多くない。
やはりこの天候が影響しているのだろう。
中峰を登頂したあたりからとうとう天気が本格的に崩れ出す。
さえぎるところのない稜線上で風に煽られた雨が横殴りに吹き付けてくる。
これだけやられるのが久しぶり。
何年か前に丹沢で雷雨にやられた時以来かな。
rikutoとそんな話をしながら先を進む。
視界が効かない中をひたすら歩き続けるとガスの晴れ間に一瞬冷池山荘とテント場が姿を現す。
ようやく雨と汗でびっしょりになったカラダを乾かせる。
ザックを下ろして山荘に入る。
フロントにはまだほとんど人はいない。
受付を済ませて部屋を案内してもらう。
予想以上に手入れがされていてキレイな山荘だ。
ロフトになったところが今夜の寝床。
一時間ほど寝た後、食事までのあと談話室で過ごす。
珈琲とホットミルクを飲みながらまったりとした時間。
窓の外は風雨が激しくなりつつあり雷の音も聞こえて来た。
「明日の鹿島槍は無理かな」
夕食は自炊室でカレーと炒め物。
rikutoはあまり食欲がない様子。
部屋に戻って二人で地図を眺めたりラジオを聴いたりしながら消灯まで過ごす。
いよいよ風雨が強まって来たようだ。時折窓の外で雷が光る。
夜半過ぎ、トイレに起きると土間で出発準備をしている単独の男性。
「これからですか?気をつけて」
声を掛ける。
外はまだ暗く風雨は強い。
自己責任の世界とはいえ他人事ながら心配である。
翌朝、風雨は弱まったようだが天気は相変わらずだ。
残念だけどやはり鹿島槍は見送って下山することにする。
帰りの南峰で思いもかけないお土産をもらった。
今までなかなか見ることの出来なかった雷鳥に出会うことが出来たのだ。
先日の北岳でも会えなかった雷鳥。
人を怖がる様子もなく親子でつかず離れず歩いている。
凛としたその佇まいはやっぱり期待通りの姿。
「また来てね」
とでも言っているようだ。
そうだね、今度は秋晴れ日にまた会いに来るよ。
息子さんと爺が岳に行かれたんですね。
行きたいと思いながら後立山方面はなかなか
行けていません。
私達は、なんとか立山にいって来ました。
姪っ子一人でしたが…。
生憎の天気で大変でしたね。
相当、荒れていたようですね。
でも雷鳥に会えたのは雨でも頑張ったご褒美ですね。
私達は、残念ながら雷鳥には会えませんでした。
姪っ子は、ずっと雷鳥いないかなって言ってましたが…。
また、会えると良いですね。
chibiko様
天気はダメもとだったので無理しない程度で登ってきました。
晴れていれば更に素晴らしい眺めだったと思いますが次回にお預けです。
久しぶりの小屋泊でしたがやっぱり楽チン。
今回は混雑してなかったので尚更満喫しました。
雷鳥会えなかったとのこと、残念でしたね。
みんなで大切に見守ってあげたいです。
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