富士見高原から編笠山周回
- GPS
- 05:47
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,301m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
天候 | 快晴 樹林帯は無風、樹林帯の上は微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道中に積雪や凍結はなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場と林道を除いて雪の上を歩く。編笠山の登降では岩場が雪で埋まりきっておらず、雪の上を不用意に歩くと潜る。今日の時点では全コースにトレースがあったが踏み固まっておらず、氷ではなく雪の状態だったので歩き易かった。アイゼンとピッケルは持参するの使用せず。ただしアイゼンやチェーンスパイクは使用している人が多数派だった。 |
写真
感想
2015年1月以来の編笠山訪問となったが、今日の本当の狙いは権現岳だった。しかし到着が遅かったのか、それとの駐車スペースが狭小のためか、クルマを停めることが敵わず転進して編笠山周回となった。第二希望なれど天気快晴で、雪質も展望も良く、なかなか楽しめた山行だった。
富士見高原の駐車場には6:50頃到着。日の出の遅い時期とは言え、さすがに既に明るくなっていてヘッドライト不要だった。道中天女山から権現岳を往復するために天女山入口へ行ったものの、駐車スペースがなくて諦めて第2希望だった編笠山周回とした。以前天女山から権現岳へ行った時は楽勝でクルマを停められたのだが、その後様子が変わったようだ。今日はそれに中央道で暴走族の集会?のため深夜にも関わらず渋滞していて、ただでさえ遅れているのに転進で更に遅れが増してしまった。既に途中の道の駅で食事とトイレは済ませてきたので、ブーツとスパッツだけ身につけて6:57に行動開始。何だかとても出遅れた気がして、林道を歩くのも早歩きになってしまった。富士見高原からの編笠山周回は5年ほど前に一度歩いているが、その時は天気が悪くて展望も良くなかったことは覚えていた。最初は林道歩きで距離を稼ぐ。周囲に登山者はなく一人旅の様相。林道から登山道に入ると雪の上にトレースはばっちりあった。雪は硬くなっておらず、アイゼンはそのうち使おうと思い取りあえず先へ進む。本格的な登山道が始まると地味な樹林帯の歩きが延々続く。展望はない。樹林帯なので風もなく、冬用アンダーシャツとフリースの2枚だけで歩いても暑さを感じるくらい。樹林帯の外には青空が見えているので天気は良いようだが、樹木が濃くて何も見えない。ただひたすら黙々と歩く。途中途中に標高を知らせる標識が立っていて、自分の位置を把握するのに役だった。100メートルを15分のペースでひたすら登る。出発から飲まず食わずで約2.5時間歩き、樹林帯を抜けたところで今日初めての休憩。アルプスは全部見えるし、富士山もよく見える。前回は墨絵の世界で景色も青空も全然見えなかったが、こんなに景色の良いところだとは知らなかった。樹林帯を出るとさすがに風が冷たいので、ジャケットとオーバーグローブを身に付けて岩場の登りにかかる。岩場自体は何てことはないのだが、雪が岩を埋め尽くしていないので、岩の上を歩くか、雪の上を歩くかどちらかだが、雪は踏み固まっていないので下手をするとズボッと潜る。結局トレース便りとなってしまった。岩場に案外手こずりながらも9:50に編笠山山頂に到着。出発から3時間弱。山頂からはアルプスも富士山も、そして八ヶ岳本峰もよく見えた。今日狙っていた権現岳もよく見える。ここから往復しても良いのだが、それだと時間が足りないと思い、今日は諦める。その代わりに青年小屋からは源治新道を利用して西岳へ向かう。青年小屋への下りは以前は雪が豊富で楽勝だったが、今日はここも岩場の雪が少なくて、途中潜ったりしながら難儀な歩行になった。それでも凍っていないだけマシだった。青年小屋のテント場にはテントを張った後がいくつか見られた。自分もテント場で編笠山を見上げながら小休止。風無くジャケットを着ているとちょうど良い加減。ここから先はアップダウンも少なく、歩いた人も少ないので雪がモフモフでいい感じだった。最初に歩いたらラッセルが大変だったかもしれないが、今日自分が歩いた時点では既にトレースは高速道路状態だった。西岳には11:13に到着。先客多数。恐らく富士見高原から西岳まで上がってくる人が多いのだろう。5年前に続き二度目だが、前回の記憶は全くないので、以前の訪問時は天気が悪かったのだろう。少し飲み食いした後に出発。ここまで結局アイゼンなしで歩いてしまったが、この先下りなのでどこかで使うだろうと思いつつ歩く。しかし天気は快晴で気温も上がっていたためか、それとも元々の雪質がフワフワで良かったためか、凍った箇所は全く出てこず。アイゼンなしで歩いても全く問題ない。むしろアイゼンがないほうが前爪を何かに引っ掛ける心配がない分楽だし、足下が軽いのでペースも上がる。それに傾斜が緩いのもアイゼンなしで行ける要因の1つだった。特にスリップも転倒もなく良いペースで進む。ペースが良いので暑く、ジャケットは途中でザックに入れた。途中すれ違うハイカーは多く、周回か西岳までかは分からないが、午後になっても上がってくる人がいるのは意外だった。この時期4時にはかなり暗いと思うのだが、それまでには下山できるのだろう。途中水場を確認しつつ、最後は朝のカチカチ氷が溶けてドロドロになりかけた林道を歩いて12:38に駐車場に到着。6時間弱の好展望に恵まれた山行だった。駐車場は空きが多く、ガラガラと言ってもいいほど。好天なので、もっと高所を目指した人が多かったのかもしれない。
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