荒川水系 入川 大荒川谷
- GPS
- 09:30
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 2,202m
- 下り
- 2,202m
コースタイム
天候 | 晴れ一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
大荒川谷はナメとナメ滝が多く、とてもきれいだという評判だったので、行ってみ
たいと考えていた。しかし、奥深いところにあるため、なかなか日帰りという訳に
はいかない。そこであれこれ考えた結果、今回のようなルート取りとなった。
出合いの丘に車を停める。
駐車場の正面の尾根に取り付き、川又道まで上がる。
最初は急だがすぐに緩やかになり、それほど苦労することなく標高を稼いでいく。
しかし、徐々にスズタケのヤブが濃くなっていく。1400mを越える辺りから行く手を
遮るようになるので、鹿道を拾いながら進んで行く。
1489mPを過ぎると身の丈以上のヤブとなり、歩きにくいことこの上ない。
それでもなんとか進んで行くと川又道に出た。
稜線直下で右手の方から作業道が伸びてきているのを見かけた。尾根の右手の方を
ルートに選ぶとこの作業道を見つけられるかも知れない。
ヤブが鬱陶しいものの黒岩尾根を登って、小荒川谷下降点に向かうよりは早いと思
います。
川又道を進んで行くと「地蔵岩展望台」の標識が出てくる。この辺りから小荒川谷
に下りる。なお、地蔵岩からの展望はとても良いので寄ってみることを勧めます。
最初はガレ場が続く。足場が崩れやすく、思った以上に歩きにくいし、時間がかか
る。やがて足元が岩盤になると、突然その下から水が流れ出す。ちょっと不思議な
光景だ。
沢靴に履き替えて、再び下って行く。5m滝を左岸から巻いて下りると、すぐに7m
滝。これも左岸から下りると大荒川谷出合。
大荒川谷出合は貧相で、小荒川谷の方が立派に見える。
大荒川谷はとにかくナメと滝が多くて、細かい記憶が定かでないです。
1570m二俣のちょっと手前で区切るとすると、前半は見栄えのする大きな滝が多いも
のの、ゴーロが長く、やや単調。後半は、水量が減り滝は小ぶりになるものの、ナ
メやナメ滝が飽きることなく続き、とても楽しいです。
ネットでは荒れ気味であると報告されていますが、沢の印象を台無しにしてしまう
ほどのものではなかったと思います。どちらかというと前半の方が荒れ気味でした
が、ゴーロが長いのでそれほど影響しませんでした。後半は、ナメが良い感じで続
いて美しく、快適な滝も多くて楽しかったです。
1790mで三俣となる(右俣は水量も少ないので見逃してしまうかも)
稜線に早く出れるので、左俣を進む。すぐに倒木帯となり、越えると地形図にも表
記されているガレ場が続く。ガレ場が終わって樹林帯に入ると稜線は近い。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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yoshiさん、こんばんは〜
相変わらずのスピード遡行ですね。
大荒川谷日帰りなんて前代未聞かも
私もじつは先ほど和名倉沢から帰ってきたところなんですよ。
大荒川谷とどちらにしようか迷ったんです。私の場合はもちろん沢泊ですが、
もしこちらに入っていたら、二日目に追い越されてましたね
写真の雰囲気はとくに後半はそっくりな感じ
akoさん、こんにちは。
計画を立てた時点では沢自体の遡行時間が短かったので
気楽に考えていたのですが、それ以外の歩く距離が結構
あったので意外に大変でした
akoさんは和名倉沢ですか。上越の辺りの大気の状態が不
安定だったことから転進した結果でしょうか?
私はオタキノ沢からの転進した結果の大荒川谷でした。
大荒川谷はいかにも奥秩父って感じで、和名倉沢を思い
出しながらの遡行でしたよ
yoshi629さん、こんにちは。
出会いの丘から出発で、地蔵岩の写真???と思ったら
川又道に登ったのですか!
出会いの丘から雁坂峠へ歩いたことはありますが、反対側
を登ることは考えたこともありませんでした
そして、地蔵岩の近くから沢へ下ることが出来るのです
ね。ハードそうですが、とっても楽しそうです
(自分の技量は別にして。。。)
地蔵岩からだと奥秩父の主脈が見えるので、一旦下って
あの辺に登りつくのか?とか思いながら下るのでしょうか。
yoshiさんがコメントしている通り、主脈にたどりついて
からの一般登山道歩きがなかなか長くて手強そうですね
はじめまして。
16日は私は豆焼沢に入ってました。
大荒川谷いいですねー。
今度行ってみたい。
しかし、日帰りでそんなルート取りもあるとは。
さすがです。
いつも記録、密かに楽しみにしています。
苔がすごいですね〜!
すべりそうです^
それにしても渓相がいい沢ですねぇ
yoshiさんは、なかなか人がやらないルート取りをやられますよね〜 研究熱心さを見習いたいです
自分は今日丹沢の新茅ノ沢いきました。かなり充実しましたよ〜
youtaroさん、おはようございます。
出会いの丘から川又道に上がるってのは普通やらないル
ート取りですよね
小荒川谷の下降点を地蔵岩の辺りに決めて、そこまでど
うやってアプローチしようか考えた結果の今回のルート
でした。
自由にルートを決めていくところが探検っぽくて楽しか
ったです
>地蔵岩からだと奥秩父の主脈が見えるので、一旦下って
>あの辺に登りつくのか?とか思いながら下るのでしょうか。
あんなに見晴らしが良いところだとは思いませんでし
た。甲武信から十文字峠まで良く見えましたし、今回の
大荒川谷や荒川の源流となる真ノ沢本谷などの沢筋も良
く分かって面白かったです。進むべきルートも確認出来
たので、頭に焼き付けた映像を思い出しながら遡行して
ました。
raeさん、初めまして。
豆焼沢に入っていたのですか。私が下山した時にも、豆
焼沢を1泊で遡行してきたというご夫婦とお会いしまし
たよ。
大荒川谷は特に難所もなく、穏やかな癒し渓でした
>しかし、日帰りでそんなルート取りもあるとは。
>さすがです。
何とか日帰り出来ないかな、と検討した結果のあのルー
ト取りでした。1泊出来る時間があれば普通に金山沢か
ら遡行すると良いでしょうね。
>いつも記録、密かに楽しみにしています。
ありがとうございます。
ヤマレコでは少数派の沢をやる者同士、今後もよろしく
お願いします
stkさん、おはようございます。
>苔がすごいですね〜!
>すべりそうです^
丹沢のものとは違って、ふかふかなのでむしろ滑りにく
いんですよ。丹沢のは要注意ですけどね。
今回のは変わったルート取りだと思います。
小荒川谷を下降するという記録は見たことがあるのです
が、(車の回収を考えて)出会いの丘から川又道に上が
るというのはオリジナルに近いのではないかと考えてい
ます
地図を眺めながら自由にルートを選ぶっていう探検っぽ
いのが好きなんですよね。クライミング的なことよりも
探検って感じです
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