竜ヶ岳☆ダイヤモンド富士


- GPS
- 04:41
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 658m
- 下り
- 650m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 4:41
天候 | はれときどきくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
明け方凍結箇所あり、滑りそうになりました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
ヘッドランプ
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
初日の出二年目はどこにしようかと悩みましたが、せっかくなのでダイヤモンド富士がみられる竜ヶ岳を目指しました。
情報を収集し、大晦日に働いたら帰宅して3時間ほど仮眠。2時半過ぎに自宅を出ます。
スリップに気を付けながら、本栖湖に入るとすごい車の数!キャンプ場の駐車場へは入れず、誘導員さんの指示でどんどん先へ。
心配になり窓を開けてきいてみると、もう少し先に駐車場がありますとのことでした。
言われた通りに進むと、行き止まりにあたりそこから左手に誘導されました。
後で知ったのですが、ここはSUMIKA CAMP FIELDさんの敷地のようです。
まだ広いスペースがあるので車を無事に停めることができました。
支度をするべく車から出ると冷たい風が吹き、寒い!!よく見ると足元の水たまりには氷が張っていました。
まずは本栖湖キャンプ場方面まで車道を歩き戻ります。
あいかわらずヘッドライトが照らす影が揺れるたびびくびくしてしまいますが、車も人も多いので安心です。
また、登ったことがあるので登山口までスムーズに向かえたのもよかったと思います。
多くのヘッドライトが動いていて、人気の山なのだというのがわかりました。
前回苦しかった登りはじめも、順調に歩けました。
木々の隙間から空が群青色に染まっていくのが見えます。
夜明けはすぐ、あたたかいオレンジ色が山の向こうを染めていきます。
ひとつめの展望地から富士山を眺めようとしましたが、雲が多くその姿を見ることができませんでした。
体温調整で中の服を脱ぎ、明るくなったのでライトをしまい、見晴台へ向けて歩き始めます。
足元には霜がおりていました。
緩やかに下り登り返すと東屋が現れ、同時にたくさんの人が日の出を待っていました。
ここがスポットだと情報を仕入れていましたが、あまりの人の多さに先へ進むことを決め、そのまま登り続けます。
つづらおれに笹原を登る道は所々凍り、滑りやすかったので注意して進みます。
富士山へ目をやるたび、雲が隠して見えないことにがっかりしてしまいました。
赤い光が西湖の方を照らし、夜明けを教えてくれました。
あとは富士山の雲がとれることを祈るのみ!!
黙々と登り続けました。
あたりはずいぶん明るくなり、いまかいまかと富士山が見えるのを待つばかり。
そしてふと目をやると、富士山のあたまが見えてきました!
他の登山者も足を止めて、固唾をのみます。
しかしまた、雲が流れて富士山は隠れてしまいました。
仕方なく再び歩き出し、しばらくいくといよいよダイヤモンド富士の時間が近づいてきました。
そして奇跡が!太陽が雲を蹴散らすかのように、富士山がはっきり見えてきたではありませんか( ☆∀☆)
裾野には雲海が波打っていましたが、山頂はしっかり見えました!
赤い光がその暗いフォルムの向こうで強烈な輝きを放つのがわかりました。
みんなが足を止め、その時を待ちます。
光線が全方位に煌めき、太陽の丸が山頂の上に重なるように飛び出してきました。
まぶしいとか、きれいとか、もうそんな言葉は一切浮かびません。
ただただ、からだの中から感動がわき上がり、気付けば涙が流れていました。
不意に人肌のような温かさに包まれました。
太陽がしっかり一日を照らし始めた瞬間だったのでしょう。
泣きながらひとり、カメラにおさめようとシャッターを押し続けました。
朝日はこうやっていつでも登り続けるんだと思うと、力をもらえたような気持ちになりました。
すっかり明るくなったと思うと、再び雲が太陽の前を塞ぎます。
感動的なダイヤモンド富士は、終了です。
すばらしい景色でした。
後はのんびり山頂を目指そうと歩き始めます。
すると、山頂から下りてくる多くのひとたちに出くわすタイミングとなってしまいました。
笹原を切り開いたような道は決して広くなく、歩きながらすれ違うことができないので、譲り合うことになります。
ただ、あまりに下るひとが多く、なかなか山頂へと進ませてはくれませんでした。
後ろの方が「そろそろ止まってよ!」と声をかけてくれてやっと、登ることができました。
そして山頂へと着くと、ここにもまだまだすごい人が!
みなさん元旦の朝を楽しんでいらっしゃいました。
わたしも朝食を食べようと、温かいカフェオレをいれて、フレンチトーストを作ります。
ところが、ガスの火力が弱く、なかなか温まりません。
ぬるいままとりあえずさっさと食べて、下山することにしました。
山頂は寒すぎて長居したくなかったのと、ダイヤモンド富士を見終わったとなっては目的達成したからです。
最後に山頂標識写真を撮り、再び笹原の草原へ。
下山ルートは悩みましたが、富士山を見ながら歩きたかったのでピストンで石仏ルートを選びました。
が、これが大失敗。。雲がかかり、富士山はあまり見えないし、霜がとけて道がぐちゃぐちゃ(/o\)。
最悪の下山となりました。
また、混雑もしていて渋滞なのも余計に疲れる原因になりました。
軽アイゼンを石仏の先の展望地までつけていきましたが、雪よりぬかるみの滑り止めになったのではないでしょうか。
登山口まで下りると、分岐の標識に他の方のレコにもあったアルパカさんだかヤギさんだかのぬいぐるみがあり、おもわず撮影。
ぬかるみ地獄から癒されました(///ω///)♪
車道を駐車場まで戻ると、朝停まっていた車は大分いなくなっていました。
登山ではなく、湖越しにご来光を見た人たちもいたのかもしれません。
そんなお祭り騒ぎの元旦初日の出も、なかなか楽しいものでした。
ただ、駐車場待ちや登山道の渋滞はあまり好きじゃないので、来年は静かなお山に出掛けたいと心に決めて、帰路につきました。
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