高見山…雨上がり 高見の峰に 冬の海🌊

2019年12月30日(月) [日帰り]

• GPS: 01:57
• 距離: 1.5km
• 登り: 350m
• 下り: 333m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:23
• 休憩: 0:34
• 合計: 1:57

15:23 大峠
15:39 15:42 休憩広場
16:16 16:47 高見山
17:10 17:10 休憩広場
17:20 大峠

天候

雨 のち くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

《アクセス》
【道路】
＜往路＞
・藤井寺市🏠(5:50)⇒国道170号線⇒南阪奈道路 羽曳野IC.⇒南阪奈道路/国道24/165号線 新庄IC.⇒国道24/165号線（大和高田バイパス） 橿原高田IC.⇒国道165号線⇒国道166号線⇒国道370号線⇒県道16号線⇒国道169号線⇒林道和佐又線⇒(9:30)和佐又(10:00)⇒林道和佐又線⇒国道169号線⇒行者還林道⇒国道169号線⇒国道370号線⇒国道309号線⇒国道24号線⇒.⇒南阪奈道路/国道24/165号線 新庄IC.⇒国道24/165号線（大和高田バイパス） 橿原高田IC.⇒国道165号線⇒国道166号線⇒伊勢南街道⇒大峠登山口👣(15:15)
　[走行距離]215.6km…9時間25分（うち買物2回、食事2回、観光2回、休憩2回…180分）
　〔有料道路〕
　・羽曳野IC.−新庄IC. 470円
　
＜復路＞
・大峠登山口👣(17:41)⇒伊勢南街道⇒国道166号線⇒国道165号線⇒国道24/165号線（大和高田バイパス） 橿原高田IC.⇒南阪奈道路/国道24/165号線 新庄IC.⇒南阪奈道路 羽曳野IC.⇒国道170号線⇒藤井寺市🏠(19:41)
　[走行距離]70.1km…2時間00分（うち休憩1回…10分）
　〔有料道路〕
　・新庄IC.−羽曳野IC. 470円

《駐車場》
【大峠登山口】
・15台以上の駐車が可能。到着時、下山時ともに車両なし。
・トイレあり。　
　[料金]無料　
http://www.pref.nara.jp/27386.htm

コース状況／危険箇所等

・危険個所なし

その他周辺情報

【なか卯 桜井店】
・国道165号線沿い。
・朝食で利用。和風牛丼（並）＆はいからうどん（小）のセット（500円）を注文。
・唐辛子の瓶蓋を誤って外してうどんに振りかけたため、激辛味となった。
・大雨のため長居。灰皿がないのはいただけなかった。
https://maps.nakau.co.jp/jp/detail/2209.html

【ローソン 大宇陀かぎろひ店】
・国道166号線沿い。
・コーヒータイムで利用。
・大雨のため計画していた明神平を変更し、和佐又に向かうことにした。
https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/dtl/292758/?&his=cb

【和佐又】
・大普賢岳の登山口。
・国道169号線、新伯母峰トンネルを抜け、すぐの林道から取付く。林道の角度が凄まじく急で、車は悲鳴を上げる。
・ブナの原生林が広がる。霧に覆われた森が幻想的な雰囲気を出していた。
・和佐又山ヒュッテ跡（R1.11.30閉鎖）やキャンプ場、スキー場がある。
・積雪量が少なくスキーは出来ない状態。観光客は全くおらず鎮まりかえっていた。
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/01mountain/04south_area/wasamatayama/

【ローソン 大淀新野店】
・国道169号線沿い。
・雨が降り続いていたため今日の登山を諦め、ラーメン店巡りに切り替える。
https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/dtl/142616/?&his=cb,dm

【ビリケンラーメン】
・下市口駅の南側にある肉そば店。
・最強にメシがすすむラーメンとして有名。
・昼食で利用しようとしたが年末により休店。清掃中であった。
http://billiken.favy.jp/

【天下一品 新庄店】
・国道24号線沿い。
・昼食で利用。こってりラーメン＆餃子定食（1,000円）を注文。
・熱々麺でスープを温める逆転の発想のラーメン。
・懐かしのラーメンが食べられただけで十分に満足した。
・店を出る頃に雨が弱まり、高見山に向かうことにした。
https://www.tenkaippin.co.jp/shop/detail.php?pref=nara&id=109

【新木津峠トンネル】
・国道166号線、トンネルを西から東へ抜けると東吉野村の高見支所前に出る。ここからの高見山の姿は秀逸である。

【寿司居酒屋 や台ずし 藤井寺店】
・種類の多いメニュー、リーズナブルな価格設定の居酒屋。
・今年一年の締めくくりをした。
・高見山での雲海の余韻をかみしめながら乾杯した。
https://yossix.co.jp/shop_search/shop/286?

【ローソン 藤井寺岡一丁目店】
・コーヒーで酔いをさましながら、後輩と来年の山計画を話し合った。
https://www.e-map.ne.jp/p/lawson/dtl/206256/?&his=cb

写真

装備

MYアイテム

tomoyamasyan

重量：4.01kg

個人装備

行動着（ウィックロンTシャツ / フリースハイネック /ノマドパーカー / puronoワッチキャプ / ウインタートレッキンググローブ / トレッキングパンツ / 下着パンツ / 靴下 / ツオロミブーツ） 防寒着（バーサライトジャケット） ザック（クロスランナーパック15L） 食事（おにぎり焼鮭） 行動食（ミニロールケーキ×3 / 明治ミルクチョコレート） 非常食（パンケーキ / 皮付ポテトフライ / 柿ピー×1 / オレンジキャンディー×3） 飲料（水550mL ） 登山道具（1/25000地図 / 地図ケース / コンパス ） 緊急道具（ヘッドランプ / 予備電池×3） その他（腕時計 / スマホ / 一眼レフカメラ / 予備電池×3 / 偏光フィルター / 一脚 / たばこ / ライター / ポケット灰皿 / 財布 / 免許証・保険証 / 貴重品防水袋×2 / メガネ） 【計5.0kg】

備考

【反省点】
・なし

【思い出の曲】
　MADONNA "Sky Fits Heaven "
　PLACEBO "You Don't Care About Us "
　OASIS "Aquiesce "　

感想

tomoyamasyan

【感想】
　後輩との年末年始の恒例登山。この冬は明神平周辺の樹氷巡りをすることになっていた。
　
　前夜からあいにくの雨模様で、後輩と再会をした時には土砂降りである。奈良県に入ると雨はますます強くなる。時間稼ぎで朝食をとるも、一向にやむ気配はない。雪ならまだしも、冬の雨ほど辛いものはない。明神平は無理だろう。気軽にハイキングが出来そうな和佐又を目指すことにする。

　和佐又は大普賢岳の登山口。訪れるのは22年ぶりだ。強烈に激しい坂を車でかけ上がると、ぼんやりとした昔の光景が蘇ってくる。
　駐車場に着くと既に深山の雰囲気で、ブナの巨木が点在している。降り続く雨が白い世界を創り、ブナたちの森をより幻想的なものにしている。好まない雨の山ではあるが、御褒美はあるみたいだ。やはり自然は裏切らない。　
　雨はいよいよ激しくなり、寒さも普通ではない。視界の利かない和佐又山にわざわざ行く必要はないだろう。早々に切り上げることにする。

　せっかくの登山も今日はお預けか…。冷たい雨の中、展望のない山に入っていく気力はない。行く当てもなくラーメン屋”天下一品”に滑り込む。ドロドロのスープが身に染みる。20年以上も昔だが、貪るように関西の山に登っていた頃、下山の後にはこの麺をよく食べたものだ。懐かしさに満足し店を出ると、先程までの雨が嘘のように小降りになっている。これなら登れるかもしれない。急遽、高見山に向かうことにした。

　新木津峠のトンネルを抜けると雨はすっかり上がり、目の前には高見山が聳えている。円錐形の端正な山容は、まさに関西のマッターホルンである。この山はここからの姿が一番いい。

　登山口の大峠を15時過ぎに出発し、霧の中を勢いよく這い上がる。登り出しからリョウブやヒメシャラの自然林が広がる。苔むした露岩地帯もあり、まるでジブリの世界に迷い込んでいるみたいだ。霧は薄くなり、ブナ林の隙間から明神岳方面の山並みも浮かんでいる。視界はどんどんと広がり、ついには雲海の上に顔を出す。
　高見山の山頂は、まさに海に突き出した灯台である。周囲は白い海で、標高の高い山々が黒い浮島のようである。汚れた俗世界はうまい具合に海の底に沈み、モノトーンの世界が広がっている。展望はすこぶるよく、兜と鎧の岩峰群にはじまり、倶留尊山、三峰山、迷岳、明神岳の山々、大峰、金剛、音羽の連山と勢揃いである。どの山も白いドレスをまとい、波の流れに表情を変えていく。ここは本当に関西なのか。想像していなかった冬の海にただただ唖然となるばかり。海が漆黒に変わるまで釘付けとなり、暗闇の中を一気に下山した。

　悪天候のおかげで巡り会えた大絶景。今年の集大成に相応しく、地元の“関西の山を見直す”いいきっかけになった山旅であった。