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Yamareco

記録ID: 221297
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北海道

楽古岳(日高南部)

2012年09月02日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.7km
登り
1,107m
下り
1,089m

コースタイム

楽古山荘発5:10〜上二股(尾根取りつき)5:50〜楽古の肩(標高約1300m)7:25〜楽古山頂(8:10〜8:35)〜楽古山荘着10:35
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道236号線を浦河方面から入る場合、林道への左折入り口が分かりにくく、3年前にも迷い、今回も行き過ぎた(写真10の看板のところで左折)
「道路積雪情報センター」(正確な名称は失念)まで行ったら行き過ぎで、約2〜3kmもどる。
楽古山荘まで約6kmのダート。


コース状況/
危険箇所等
山荘に登山ポストあり。
登山道全般に危険個所はない。
上二股までいく度かメナシュンベツ川を渡渉するが、標識、マークなどほとんどなく、トレースを追いつつ適宜自己判断する。
上二股が最後の水場、ここから急登。
楽古山荘
2012年07月31日 15:24撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
7/31 15:24
楽古山荘
メナンシュンベツ川を渡って伐採道へ、
クマさんが出たところ
2012年08月02日 10:24撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
8/2 10:24
メナンシュンベツ川を渡って伐採道へ、
クマさんが出たところ
メナンシュンベツ川を何度も渡り返します。
2012年08月02日 09:50撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
1
8/2 9:50
メナンシュンベツ川を何度も渡り返します。
沢から離れて尾根へ取りつきます。
ここからモーレツな急登です。
2012年08月02日 05:55撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
8/2 5:55
沢から離れて尾根へ取りつきます。
ここからモーレツな急登です。
楽古の肩に着くと視界が開けます。
2012年08月02日 07:24撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
8/2 7:24
楽古の肩に着くと視界が開けます。
再び背丈を越える灌木の中。
山頂が見えます。
2012年08月02日 08:47撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
8/2 8:47
再び背丈を越える灌木の中。
山頂が見えます。
近づきました。
2012年08月02日 07:51撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
8/2 7:51
近づきました。
変わった山頂の標識
2012年08月02日 08:14撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
8/2 8:14
変わった山頂の標識
その裏側・・・。
2012年08月02日 08:29撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
1
8/2 8:29
その裏側・・・。
国道236号線からここで左折します。
2012年08月02日 12:40撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/2 12:40
国道236号線からここで左折します。

感想

登録日の関係から、日程欄は9月2日としたが、実際に登ったのは8月2日です。

9月1日付の“日記”に書いたように、70日ぶりの山は北海道・東北15日間。
日高山脈はペテガリ、神威、楽古、アポイと順次標高を下げて襟裳岬へ続きますが、登り残していたのが楽古岳。

3年前、アポイ岳を登った翌日に出かけたけれど、林道ががけ崩れのために第1楽古橋手前でゲートが閉鎖されていて、楽古山荘に行けませんでした。
そのとき、見慣れないクルマが行きどまりの林道を行くのを心配して見にきたアイヌのおば(あ)さんに誘われて、いっしょにナメコ取りにメナシュンベツ川沿いの密生した灌木林に潜り込んだものの、クマが出そうな気配にビビって(なにせ、林道上にはクマのウンチがあちこちに・・・)、「クマ、出ませんかねエ・・・?」
「いっぱいいるさあ、でも、これがあるからよ」といって、爆竹を盛大に鳴らしたものだから、「前もって鳴らしたほうがよかったんじゃない?」というと、
「浦河まで爆竹買いに行くのが大変じゃ、今日は特別サービス、いつもはこれ」といって、首から下げた年代物の笛を出して吹いたけれど、フヒヤ〜、など10mも届くかどうか頼りないことおびただしく、かえってヒグマが関心を持って、寄ってくるんじゃないかと懸念するような音だった。
その日は泊めてもらって、遅くまでアイヌと本州人との土地争いやヒクマに関するおもしろく、また怖い話を聞いたこともあって、暖かい思い出の残る山、思い入れのある山なのです(1人暮らしのおばあさんは昨年亡くなったとか)

北海道の山は、概して林道の終点に、寝具や炊事用具の備わったきれいな山小屋がありますが、楽古山荘もそう、悪天候で1日停滞しましたが、1人で山荘を独り占め、沢音を通奏低音に、テラスでコーヒーを片手に文庫本を読むという、至福の時間を過ごしました。
翌日は、昨年のウペペサンケと同様、うっそうとした林の中を終始1人きり、ちょっと心細い山でした。

ところで下山するとき、山荘の手前数百メートルのところで、前方(写真2のところ)を横切るヒグマに遭遇。
とっさに黒い大きなものがヒグマと認識できず、
「ん? アレッ、なんだ、なんだ?」
数瞬して「ああ、クマだあ!」
写真を撮ろうなどとアホな動作をしたり、なんとも緊張感のない遭遇でした。
怖くなかったのかって?
山荘に戻ってからジ〜ンワリ、と・・・。

次回の記録は『狩場山』を予定。


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