楽古岳(日高南部)


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,107m
- 下り
- 1,089m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「道路積雪情報センター」(正確な名称は失念)まで行ったら行き過ぎで、約2〜3kmもどる。 楽古山荘まで約6kmのダート。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山荘に登山ポストあり。 登山道全般に危険個所はない。 上二股までいく度かメナシュンベツ川を渡渉するが、標識、マークなどほとんどなく、トレースを追いつつ適宜自己判断する。 上二股が最後の水場、ここから急登。 |
写真
感想
登録日の関係から、日程欄は9月2日としたが、実際に登ったのは8月2日です。
9月1日付の“日記”に書いたように、70日ぶりの山は北海道・東北15日間。
日高山脈はペテガリ、神威、楽古、アポイと順次標高を下げて襟裳岬へ続きますが、登り残していたのが楽古岳。
3年前、アポイ岳を登った翌日に出かけたけれど、林道ががけ崩れのために第1楽古橋手前でゲートが閉鎖されていて、楽古山荘に行けませんでした。
そのとき、見慣れないクルマが行きどまりの林道を行くのを心配して見にきたアイヌのおば(あ)さんに誘われて、いっしょにナメコ取りにメナシュンベツ川沿いの密生した灌木林に潜り込んだものの、クマが出そうな気配にビビって(なにせ、林道上にはクマのウンチがあちこちに・・・)、「クマ、出ませんかねエ・・・?」
「いっぱいいるさあ、でも、これがあるからよ」といって、爆竹を盛大に鳴らしたものだから、「前もって鳴らしたほうがよかったんじゃない?」というと、
「浦河まで爆竹買いに行くのが大変じゃ、今日は特別サービス、いつもはこれ」といって、首から下げた年代物の笛を出して吹いたけれど、フヒヤ〜、など10mも届くかどうか頼りないことおびただしく、かえってヒグマが関心を持って、寄ってくるんじゃないかと懸念するような音だった。
その日は泊めてもらって、遅くまでアイヌと本州人との土地争いやヒクマに関するおもしろく、また怖い話を聞いたこともあって、暖かい思い出の残る山、思い入れのある山なのです(1人暮らしのおばあさんは昨年亡くなったとか)
北海道の山は、概して林道の終点に、寝具や炊事用具の備わったきれいな山小屋がありますが、楽古山荘もそう、悪天候で1日停滞しましたが、1人で山荘を独り占め、沢音を通奏低音に、テラスでコーヒーを片手に文庫本を読むという、至福の時間を過ごしました。
翌日は、昨年のウペペサンケと同様、うっそうとした林の中を終始1人きり、ちょっと心細い山でした。
ところで下山するとき、山荘の手前数百メートルのところで、前方(写真2のところ)を横切るヒグマに遭遇。
とっさに黒い大きなものがヒグマと認識できず、
「ん? アレッ、なんだ、なんだ?」
数瞬して「ああ、クマだあ!」
写真を撮ろうなどとアホな動作をしたり、なんとも緊張感のない遭遇でした。
怖くなかったのかって?
山荘に戻ってからジ〜ンワリ、と・・・。
次回の記録は『狩場山』を予定。
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