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Yamareco

記録ID: 22163
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

那須岳

2006年12月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
00:17
距離
10.2km
登り
950m
下り
937m

コースタイム

大丸温泉7:30〜峠の茶屋8:15〜峰の茶屋9:00〜休憩20分〜朝日岳山頂11:00〜峰の茶屋12:00〜休憩 13:00〜茶臼岳山頂14:00〜登山口16:00 累積標高1127m
天候 曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2006年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
気温−5℃
峠の茶屋から峰の茶屋間の強風は半端ないです。
耐風姿勢をとることもしばしば。

温泉はやはり那須湯元鹿の湯(400円)でしょう。木造の共同浴場。硫黄泉で、温度別に41、42、43、44、46、48度と浴槽が分かれている。かなり良いです。
大丸温泉駐車場
峠の茶屋付近から朝日岳方面
峠の茶屋付近から朝日岳方面
峰の茶屋避難小屋
峰の茶屋避難小屋
峰の茶屋手前の稜線から朝日岳
峰の茶屋手前の稜線から朝日岳
剣が峰のピークを望む

剣が峰のピークを望む

朝日ノ肩
朝日岳山頂にて

息も凍ります

三本槍方面(だと思う)

三本槍方面(だと思う)

朝日岳付近からの茶臼岳
朝日岳付近からの茶臼岳
天候悪化
ホワイトアウトまではいかないが・・・

ホワイトアウトまではいかないが・・・

黄泉の国の入り口?
黄泉の国の入り口?
道標もこの通り
凍りついた祠

那須湯元温泉鹿の湯

那須湯元温泉鹿の湯

感想

2:30起床。3:20自宅を出発。東北道を北へ。
事前にネットで確認しておいた、近くの那須マウントジーンズスキー場の天気予報では晴れだったが、
天気図での予測どおり冬型のようで、那須湯元あたりから小雪の舞う天気となる。
那須湯元〜大丸は路面凍結しているので、チェーンの装着に手間取り時間をロス。

大丸温泉の登山口には7時前に到着。冬季はゲートが閉ざされていて上のロープウェイ山麓駅までは車では上がれない。
ロープウェイも運休中である。空が徐々に白み始めるが、天気はあいにくの曇り空と小雪。
上空の雲の流れ方から強風を覚悟する。
7時半に行動開始。車道を数回横切りどんどん登る 30分程でロープウェイ山麓駅。雪は思ったより少なく、
用意していたワカンは出番がない。ツボ足と両手ストックで歩く。

石の鳥居を過ぎると やや登りがきつくなるが、それもわずかな距離だけで 
間もなく茶臼岳の山腹を巻くように緩斜面を登っていく。
ケルンのある場所まで来ると正面に峰の茶屋が小さく見える。 ここは強い季節風の吹く事で有名で、
今日もまっすぐ歩くのも苦労するほどの相当な強風が吹き荒れている。
時々さらに強烈な突風が吹くときは耐風姿勢を強いられる。
ヤッケのフードは被っているが、隙間から風雪が顔に当たって痛い。

峰の茶屋には登り初めてから一時間半程で着いた。
避難小屋の入り口は吹き溜まった雪で使用できないため、梯子を上った2mぐらいのところにある、
小さな冬季入り口から出入りする。テルモスのお湯でインスタントコーヒーを入れ小休止。
不要な装備は小屋にデポして朝日岳に向かう。
ここからはアイゼン・ピッケルの世界。フリースの目出帽を被る。
雪が思ったよりないので、剣が峰は夏道を通り巻いていく。
雪と岩のミックス地帯を通過し、途中クサリの張られた登りや切れ落ちたエッジが続く。
途中2箇所ほどいやらしい斜面のトラバースがあったが、雪が柔らかく、容易にステップを切れるので問題はなかった。

道標のある朝日ノ肩稜線に出ると間もなく朝日岳の山頂まで15分位で着く。
相変わらずの強風が吹き荒れている。 展望はあまり効かず、茶臼岳も上半分はガスに隠れている。
折からの強風のため長居する気も起きず、早々に退散する。

朝日の肩まで戻ったところでコンパスでの確認を怠り、
峰の茶屋への方角を間違えて隠居倉方面へ進んでしまう。

熊見曽根まで進んだところで間違いに気付く。多少焦りがあったのか。
方角を確認し無事朝日の肩へ戻る。峰の茶屋へ戻ったところで食事とする。

小屋には単独行者2名と6名ほどの中高年団体2組でほぼ満員。
お湯を沸かし、昼食をとっている間に単独行者2名と団体一組は出発して行った。
残った団体一組は地元の団体で那須岳にはしょっちゅう来ているようだ。
イチゴやロールケーキなどおすそ分けをいただく。
彼らは午前中に茶臼に登り、後は下山するだけとの事だ。
団体さんとほぼ同時に小屋を後にする。午後になって、さらに少し天気が悪くなってきたようだ。

午後は茶臼岳を目指す。はじめアイゼンをつけて歩くが、
岩ごろごろの歩きにくさと朝日岳に比べて危険な箇所もないことからアイゼンを外す。
登っていると、ところどころでイオウの匂いが鼻につく。
天気が良いとあちこちで噴煙が上っている様子がわかるらしいが、今日はあいにく雪煙やガスと判別がつかない。

鳥居をくぐってまもなくやはり凍りついた祠のあるところが山頂だった。
山頂の祠に手を合わせ、下山の途の無事を祈る。この日は朝日、茶臼の両ピークを踏む登山者は他にいないようで、
見渡すと自分ひとりだけになっている。風は相変わらず、さらに視界も悪くなってきているので下山を急ぐことにする

峰の茶屋までは岩につけられたペンキマークを頼りに歩くが、もう少し雪が深いと埋もれてしまい、
悪天候時のルートファインディングには注意が必要かもしれない。
正直、この環境下では迷ったらヤバイだろうなと思った。

峠の茶屋までの下り道、トレースを外れ、吹き溜まりの樹林帯に入ってみたが、
股下まで潜り、脱出に苦労する、このまま埋まってしまったら・・・などと考え、焦る。
ロープウェイ山頂駅に着いたときには正直ホッとした。

16時に大丸温泉着。その後、那須湯元鹿の湯にて入浴(400円)。
クリスマスのせいか渋滞もなく、21時過ぎに自宅着。

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