雨乞岳 〜 無人の雨乞岳を石尊神社から周回 〜

2020年02月11日(火) [日帰り]

• GPS: 07:40
• 距離: 20.6km
• 登り: 1,602m
• 下り: 1,596m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:17
• 休憩: 1:20
• 合計: 7:37

7:52 雨乞岳登山口 石尊神社口
9:25 9:27 ホクギノ平
10:24 10:24 雨乞岳/水晶ナギ 分岐
10:37 11:12 水晶ナギ
11:23 11:25 雨乞岳/水晶ナギ 分岐
12:06 12:40 雨乞岳
13:22 13:24 水場
14:52 14:57 民家
15:29 雨乞岳登山口 石尊神社口

　鹿やサルには会ったけど、人間には誰一人として会わなかった。結構いい山だと思うけど。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

石尊神社の駐車場？を利用。料金などあろうはずがない。
駐車場までは、積雪や凍結無し。この日は利用者は自分のみ。

コース状況／危険箇所等

全ルート、危険箇所はない。
2/11現在、チェーンスパイクで十分。
雨乞岳登山口〜水晶ナギ雨乞岳分岐：
　傾斜緩やかで明瞭なルート。標高1500m辺りから雪道。
分岐〜水晶ナギ：
　積雪のため踏み跡薄く不明瞭だが、大体で行ける。
分岐〜雨乞岳：
　雪多めで一歩一歩膝下まで踏み抜く。しかも急登箇所多め。
雨乞岳〜ヴィレッジ白州辺りの林道：
　残雪多く下りる方向が分かりづらい箇所あり。下りる方角の確認を。
　途中、遊歩道に進んでしまったがショートカットでき結果オーライ。
林道〜駐車場：
　長い林道歩き修行。途中大型犬が放し飼いにされている家があり注意。

その他周辺情報

雨乞岳：
　古くから信仰の対象になっていた霊山。山頂では度々雨乞いの儀式が行われ、その際は石尊神社に参拝してから登拝していたらしい。

石尊神社：
　創建は応永５年（１３９８）らしい。祭神は大山祇神、日本武尊。
　参拝するには230段の急階段をのぼる。結構しんどい。

写真

2/11 6:22

山梨百名山に雨乞岳という山があることを最近知り、行ってみた。行く途中、中央道八ヶ岳PAにて夜明けの景色を楽しむ。月齢17.2の月と甲斐駒など。

2/11 6:41

マジックアワーの始まり。

2/11 6:43

モルゲンロート鳳凰。

2/11 6:44

モルゲンロート団十郎。

2/11 6:49

モルゲンロート八ヶ岳。八ヶ岳PAは山の絶景を楽しめるPA。

2/11 7:53

さあ今日の主目的、雨乞岳山行へ。石尊神社前の無料駐車場に駐車。他に利用者ゼロ。他の山に比べ人気無いのかな？

2/11 7:57

こんな登山口。やや廃れている雰囲気。とにかく山行スタート。

2/11 8:27

しばらく枯れ葉だらけの道を行く。道形は明瞭。

2/11 8:58

途中、アイゼンが片方だけ落ちていた。落とし主は困っていることであろう。取りあえず回収し、しばらく保管しておくので心当たりある方は連絡を。

2/11 9:59

標高1500mあたりからは雪道。傾斜緩やかで歩きやすく、山全体の雰囲気も良い。

2/11 10:15

雪歩きも程よく気持ちいい。なぜ、他のハイカーが居ないのか不思議。

2/11 10:20

木々の間から、これから行く水晶ナギ。その奥に大岩山と鋸岳。

2/11 10:28

水晶ナギ・雨乞岳の分岐。まずは水晶ナギ方面に行く。

2/11 10:31

水晶ナギへは途中雪多く、踏み跡不明瞭だったので、地図を見て方角を確かめながら進む。

2/11 10:39

途中、北側の展望スポットあり。奥秩父主脈の中でも目立つ奥秩父の盟主、金峰山。

2/11 10:45

水晶ナギ到着。北側。奥秩父の山々、甲府盆地を一望。爽快。

2/11 10:47

水晶ナギは、白砂に奇岩の急傾斜地帯。南側に鋸尾根を望める。

2/11 10:49

この素晴らしき場所を独り占め。かつてこの場所で水晶の採掘がされていたらしい。

2/11 10:53

砂がさらさら崩れ、まるで蟻地獄。

2/11 10:55

滑り落ちたら面倒だろうな。

2/11 11:03

鋸岳をzoom。今年こそ行ってみたい。

2/11 11:05

日向山をzoom。あっちは人がいるかな？

2/11 11:09

お腹がすいたのでここで昼食。昼食後、水晶ナギを後にして、雨乞岳へ。

2/11 11:29

分岐に戻ってきた。奥に見えているピークが雨乞岳。

2/11 11:34

雨乞岳への道も雪が多い。一歩一歩が重いが、これもまた楽しい。ちなみにワカンを持っていたが使わずじまい。

2/11 11:44

登っていく途中、やっと八ヶ岳がスッキリ見えた。今までは木々に邪魔されていたからね。

2/11 11:55

雪多く、しかも急登。

2/11 12:09

富士、鳳凰、甲斐駒もすっきりと並んで見えてきた。手前にカラマツ林。黄葉の頃に来たら綺麗だろうな。

2/11 12:10

なかなかピークに辿り着かない。急登が続く。

2/11 12:15

八ヶ岳を撮影するなら、雨乞岳ピークよりも、ピーク手前の方がすっきりと見えるので、行く際はご留意を。

2/11 12:20

そして、雨乞岳ピーク到着。山梨百1座get。

2/11 12:38

八ヶ岳方面。ピークからだと木が邪魔。

2/11 12:38

奥秩父、甲府盆地なども微妙に木が邪魔。富士山はすっきり見える。

2/11 12:38

鳳凰、甲斐駒も微妙に木が邪魔。自分が動けば撮影できないこともないけどね。

2/11 12:18

ピークからの展望は今ひとつだが、この山のもつ雰囲気は素晴らしい。堂々たる山梨百名山だと思う。

2/11 12:33

意味なく甲斐駒ヶ岳をzoom。誰か居るかな？

2/11 12:34

意味なく富士山もzoom。誰か居るかな？

2/11 12:28

coffee＆おやつタイムを楽しみ、下山開始。

2/11 12:49

下山はヴィレッジ白州方面に下りる。ズボズボと雪の感触を楽しみながらどんどん下りる。

2/11 13:03

木々の間から、長大な冠雪の北アルプス連峰が見えるが、すっきりと見えなくて残念。

2/11 13:07

富士、鳳凰、甲斐駒のスリーショット、本日見納め。良いアングルだ。

2/11 13:16

雪の下山道中、人間の踏み跡と思いきや、動物の踏み跡だったりする。

2/11 13:28

積雪で進むべき方向が分かりづらいところもあった。地図をよく見て進む。

2/11 14:01

だいぶ下りてくると、遊歩道のようなコースになった。木の階段の上に積雪。この遊歩道、結構長い。ここを遊歩道として楽しむ人っているのか？

2/11 14:21

とにかく遊歩道を下りてきて、林道雨乞尾白川線に着いた。

2/11 14:25

あとは林道歩きで駐車場に戻る。

2/11 14:52

林道途中にトンネル。ちょっと無気味だった。

2/11 14:56

林道沿いによくある空き家風の家。先にもう1軒あり。そこには放し飼いされた大型犬が3〜4匹いて、追いかけてきそうになったのでビックリして逃げ、セーフ。

2/11 15:34

駐車場に戻ってきた。ヤレヤレ。

2/11 15:42

最後に登山の無事を感謝しようと、石尊神社に参拝に行く。

2/11 15:45

この神社、結構懐深く、不安定な石段230段登らされ、

2/11 15:47

ようやく参拝。山行後にはしんどい。でもここまで辿り着くのが大変だと御利益がありそう。そしてまた石段を230段下りて、家路につき、本日の山行終了。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

感想

JiroDai

　この雨乞岳は山梨百名山であることを最近知った。そして今回実際に行ってみたら結構良い山だった。水晶ナギの異様な風景、山全体の雰囲気、石尊神社との関わり、たまに見える名山のすっきり展望、どれも素晴らしかった。他の華やかな名山と比べると確かに地味なところもあるが、燻し銀の名山だと思う。