やーっと迎えてもらえた剱岳(馬場島→剱岳→室堂)


- GPS
- 16:00
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 2,814m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
7:40馬場島 ⇒ 12:50早月小屋
<2日>
5:20早月小屋 ⇒ 8:10剱岳8:40 ⇒ 10:10前剱 ⇒ 11:30剣山荘12:20 ⇒ 13:50剱御前小舎 ⇒ 16:10室堂
天候 | 1日:曇り時々晴れ 2日:曇り時々晴れ、時々小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
車を立山駅に駐車。 5:39立山駅発の地鉄にて6:22寺田駅着 6:32寺田駅発の地鉄に乗換えて6:40上市駅着 上市駅よりタクシーにて馬場島へ(¥7,400) <2日> 室堂より高原バス、ケーブルカーにて立山駅へ ■富山地方鉄道(株) http://www.chitetsu.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
早月尾根は急登ですが、別山尾根と比べると岩場が少ないので、その分滑落等の危険性は少ないのかもしれません。 カニの横ばいは最初の1歩が肝心だそうです。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
剱岳への一般登山道は、別山尾根か早月尾根。車の関係でかどちらかをピストンする方が多いようですが、今回は友人が一緒で馬場島までのタクシーの割勘ができるので、早月尾根から登り、別山尾根を下山しました。
<1日>
朝の立山駅。出発5分程前に駅構内へ入ると誰もいない。扉の開いた電車が1台停まっているだけ。切符は???と思いつつもそのまま電車に乗り込む私。出発直前になって運転手さんがやってきて定刻に出発。しばらくお客さんは私1人だけで、朝ごはんのおにぎりを食べたりと長閑な電車旅を楽しみました。寺田駅で乗換え、電車の中で富山駅からやってきた友人と無事に合流。立山駅からの登山客は1人もいなかったけど、富山駅からは10人程の登山客がいました。登山客はみんな上市駅で下車。すると待ち構えてたかのようにおばちゃんがやって来て、タクシーを手配してくれました。
馬場島で登山届けを提出し、トイレを済ませて出発。いきなり急登です。どなたかのレコで最初の1時間は我慢とあったので、我慢して?登りましたけど。でも、最初の1時間だけでなく全体的に急登です。そしてあまり景色が見えたりはしないので、ひたすら歩くという感じで早月小屋に着きました。
早月小屋はお水がありません。トイレ後も消毒液。洗面所もお水は出ません。全て自分の持ってるお水でまかなわなければなりません。
小屋のお部屋で富山県民の単独の男性と、怪しい関係じゃないという同じく富山県民の男女、3名と一緒になったのですが、この方たちがメッチャ楽しい!登山地図を広げてあれこれ話したり、夕方になって晴れてきたので外に出て景色を見ながらあれこれ話したり。ずーっと笑ってました。
<2日>
朝、お部屋の窓から富山平野のキラキラな夜景とキレイな月が見える。暗いうちにヘッ電付けて出発する方も多かったけど、明るくなるのに合わせて出発。早月尾根は小屋より上部も変わらず急登。お天気は悪くはないけど、ガスで上部は全く見えそうにない。途中、昨日一緒だった方たちが山頂から戻ってきて話を聞いたけれど、ガスって真っ白だったとのこと。山頂からの展望は期待できそうにない。
いつも思う。お天気が悪くて登れなかったり景色が見れなかったりする時は、お山に「またおいで。」「この次またネ。」って言われてるんだと。「また来ればいい。」そう思って頂上に到着するとビックリ!タイミングバッチリでガスが晴れた!めちゃくちゃキレイ!気持ちイイ!!!
山頂を満喫して下山開始。別山尾根の下山者はたくさんいました。そしてカニの横ばい渋滞中。じぃ〜っとみなさんがどんな風に下りていくのかを観察。みなさん後ろの方に「足をここに置いて」とかアドバイスを伝達しながら渡っていきます。私も前の方にアドバイスをもらい、それを後へ伝えて渡りました。こういう連携っていいですネ。
渋滞と下山が苦手なのもあって随分時間がかかったけれど無事に室堂到着。それまでガスって見えてなかったのに、帰りのバスからまた剱山頂がキレイに見えて最後までタイミングバッチリ!なお山旅でした。
剱岳はお天気が合わず何度か中止に。そして去年の10月は室堂へ来たら雪景色。でもそのお蔭?で仙人池と池ノ平で丸2日、雪化粧したキレイな裏剱をのんびり見て過ごせたけれど。想いは募るばかり。今回やーっと、来てもいいよ!って迎えてもらえた感じなのでした。ありがとう!
この日、剱岳に山岳警備隊のヘリが何度も飛んでいました。実際に怪我をされた方も見ました。みんな事故が起こらないようにと思って歩いていても遭うわけで、無事に帰れたのは結果論であって、私も事故に遭う可能性は同じ。自分を過信することなく気持ちを引き締めて楽しくお山旅を続けていきたいし、お山や私達を守ってくれてる警備隊の方に感謝します。
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