富士山 吉田口ルート
- GPS
- 13:45
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,614m
- 下り
- 1,607m
コースタイム
〜 1:40 8合目 〜 3:55 本8合目 〜 5:08ご来光 〜 5:15 8号5勺
〜 5:50 9合目 〜 7:00吉田口山頂 〜 7:45 剣ヶ峰
〜 9:00須走口下山道 〜 12:00スバルライン5合目
天候 | 雨→曇り→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八王子IC→河口湖IC 通常1900円 日曜ETC割引 950円 河口湖IC→八王子IC 平日ETC割引 1350円 スバルライン 2000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 9/2で営業終了する山荘も多いので、今後行く方は山荘の営業状況を確認して、計画・準備してください。 下山道7合目のトイレは既に使用できません。 登山道の便利さとは逆に下山道には、休憩する場所やトイレがほとんどありませんので、特に女性や膝に不安がある方は注意してください。 ポンチョタイプのカッパを着た人をよく見かけますが、上下セパレートのものでないとズボンがびちょびちょになります! 下山後は昼食を取り、河口湖でしばし遊ぶ。(なぜか元気) その後、立ち寄り湯の「ゆらり」へ。タオル付き1200円。 携帯からネットクーポンを見せ1000円(2名まで) 風呂後、畳の休憩どころで寝る・・・ |
写真
感想
友人3人で富士山へ。
私とK氏は初富士山。I氏は4回目。
2000m以上の山に登ったことが無いので高山病への不安を抱えながら、22時過ぎにスバルライン5合目から登山開始。
月明かりにうっすら見える富士山の姿にテンションがあがる!
本来、5合目で十分体を慣らさなければならないのに、小雨とお店が開いてない、到着予定より遅れているということで、着替えと準備体操だけして、30分ほどで、「体を慣らしながらゆっくり行きますか!」という感じで出発。
これが失敗の始まり・・・
6合目まではなだらかな道。
しばらく進むと道が下っている・・・
真っ暗で登山者人もほとんどいないため、不安なまま歩く。
「降りっておかしくない?」と言ってる時に後ろに他のグループ。
勇気を出して「吉田口の登山道で合ってますか?」と聞いてみると正解らしい。
ヘッドライトの灯りだけなので6合目まではちょっと不安。
6合目からは1本道なので迷いの心配はなし。
山頂まで山荘の灯りや登山者のライトが転々と見え、元気が出てきます。
7合目あたりでK氏が高山病発症。
そして雨が強くなる・・・
雨はすぐに止むも、ペースダウン。
どんどん頭痛が酷くなり、吐き気もするそうだ・・・
山頂でのご来光は諦める。
本8号目着が4時ごろ。
5時くらいまで登って、見易そうなところでご来光を見ることに。
8号5勺付近にある「ご来光館」の少し下の登山道でご来光。
雲が多く丸い太陽は見えませんでしたが、雲の隙間からの光で雄大な景色が映し出されると言葉を失う。
昨夜から雨が降ったり止んだりで中止にしようとも考えたが来て本当に良かったと思う。
少し登り、「御来光館」前で景色を堪能。
その間、K氏は高山病と戦い・・・そしてギブアップ。
「五合目で〜!」とK氏はエスケープゾーンから下山道へ向かっていきました・・・
そして、I氏とともに山頂へ。
急な岩場が続きますが、ご来光後は人も増えるため、のんびり登っていけます。
7時少し前に山頂着。
白い雲が上に上ってきて景色が見えにくくなってきた。
近くで火口を見ると、正面に剣ヶ峯が見える。
「お鉢ますか!」ということでお鉢参り開始。
雲が増え、外の景色は見難くなってくるも、火口側はよく見える。
途中、朝食を取り、45分ほどで剣ヶ峯着。
日本の最高点に来たという満足感。。。
頂上を1周して吉田&須走ルートの下山道へ。
9時下山開始。
そして雨・・・
下山道は細かい火山岩の下り坂。この雨でも道が川のようにならないのは火山特有。
時折、ブルドーザーが通る。最初は珍しいので見ているが、何度も見ると疲労感
との相乗効果でイラっとする。
ほどなくI氏の膝が悲鳴・・・
下山道に屋根がある休憩場所はほとんど無い。
雨の中、待っている時間に体がどんどん冷えていく。
ということで、5合目集合にして別行動。
長い・・・ひたすら降る・・・
雨も振り続く・・・
膝の負担も半端ないが段差が無い分がんばれる。
正直、登りはペースも遅かったこともあり、「こんなもんか。」と思った。
降りは違う。
さすが日本一だ。
休憩を取るか。雨で体が冷えるか。を取るかの2択と戦いながら降る。
降っても降っても道は続く・・・
7合目付近のトイレまで来る。
9/2で閉まったらしい。今日は9/3。
困っている人が多数・・・
ここを過ぎるとすぐジグザグの道はおしまい。
なだらかな横移動の道となる。
6合目の手前、シェルターを過ぎると、
「馬乗りませんか〜」
乗りたい・・・でももう少し・・・
しかもいくらか分からない・・・
1000円くらいなら、絶対乗るが・・・
しかし、ここからも長い。
5合目から6合目ってこんなに長かったっけ?
12:00 5合目着。
時間的には標準時間より少し早いくらい。
しかし、こんなキツイ降りは初めてだ・・・
結局、I氏が下山したのは14:00。
「足がヤバい」の連発!
おつかれさまでした。
そんなI氏が言った山頂での一言、
「富士山に登ったら、どんなにキツくても富士山をもっと好きになってほしい」
すごいいい言葉だ!と思ったが、
山頂付近に大勢いる真っ青な顔で倒れこんでいる人に届くかどうか・・・
とも思った。
登りは丹沢の塔ノ岳、大倉尾根を登る体力があれば大丈夫でしょう。
しかし、降りは膝へのケアに細心準備が必要です。
あと、グループで登る場合、高山病でリタイヤする人が出た場合の対応を事前に決めておく必要があると思います。
吉田口の場合、登山道と下山道が別なので、山荘に置いていくにも後々、合流できる山荘を選ばなければなりません。
先に降りてもらうにしても、人間関係や高山病の重度によって、その場では言いにくいし、付き添いが必要な場合もあるでしょう。
なかには、辛くてもがんばってしまう人もいるので、リタイヤの基準(例えば、頭痛はセーフ。吐いたらアウトとか。)や判断する人を決めておく必要もあります。
テレビで芸能人とかが富士山を登っているのをよく見ますが、あれは時間と十分な装備をして登っています。
素人のタレントが簡単に登れる山と思っているのか、あきらかになめた感じの人が大勢いました。
7合目を過ぎれば、倒れこんでいる人がそこら中にいます。
事前の体力作りやゆとりを持った計画で登ってほしいです。
富士山が嫌いにならない為にも。
しかし、高山病になる人とならない人の差って何なんでしょう???
20年以上タバコを吸っていたメタボの私が全然平気で、タバコを吸わず格闘技をしているK氏が早々に高山病になるなんて。
>あきらかになめた感じの人が大勢いました。
>7合目を過ぎれば、倒れこんでいる人がそこら中にいます。
>事前の体力作りやゆとりを持った計画で登ってほしいです。
本当に、仰るとおりです。バタバタと倒れ込んでいるあの光景は異常だと思います・・・
高所耐性には遺伝的な素因も関係しており、渡辺玉枝さんなどは特別なのだと聞いたことがあります。
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