【またしても縦走ならず】十石山
- GPS
- 12:10
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,223m
コースタイム
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 6:20
天候 | 23日:冬型 雪 24日:高気圧のヘリにあたる 晴れるも強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | 梓湖畔の湯 国八食堂 |
写真
感想
23日 極いラッセルを越えて十石山小屋へ
十石山〜乗鞍縦走、1年越しのリベンジということで月曜の張り出しによる回復を信じて強風予報の中、OBAちゃんと合流して一路乗鞍高原を目指す。
ひるがの高原を過ぎたあたりから降雪が始まり、今シーズン初の雪道走行。
微妙に取られやすい湿雪に気を使いながら朝ごはんを食べつつ乗鞍高原へ。
しんしんと降りつもる雪の中を準備して9時発の白骨温泉行のバスに乗り込む。
バスを降りて昨年と同じくえっちらおっちら車道・林道を登っていき、十石山登山口へ。
昨年は雪べったりで斜面状で怖かった登山道からのトラバース道は完全に夏道がはっきりしており雪の少なさを伺わせる。
先行していた6人パーティを追い抜かし、最初の急斜を登っていく。新雪がすね下くらいまである中をわしわし登っていく。
昨年は下の層が硬くてシーアイゼンを駆使したが今年はなんもで高度を稼ぐ。
急斜を登って一息つくも、寒いのでそそくさと進んで行く。
平らな地形から尾根にのってほどなく、2度目の急登。この辺りから時折膝上まで埋もれながらのラッセルとなってくる。
多少力づくだが進むには進むので、久々のスキーでの気合の入ったラッセルを楽しみながら?高度を稼いでいく。
2200mを過ぎたあたりから樹林が疎になってくるが、ラッセルは基本膝〜腿くらいまで。風が多少強いのもあり、少し重めになってきた。
高度を上げるにつれて風も強くなり時折地吹雪でなかなか極い感じになってきた。
なんとか稜線に乗ると、目標物が少ないのと地吹雪で時折ホワイトアウト。GPSを頼りにやっとこさ小屋にたどり着く。重たい扉を持ち上げて文字通り転がり込む。
小屋の中は外が嘘のように暖かく快適。適当に2階にテントを張って水づくりしながらうだうだ。この小屋がなかったらとっくに敗退していただろう。
晩御飯の豆乳鳥鍋をつつきながら明日の天気を確認すると高気圧が南寄りに張り出すため、晴れはするが稜線は20m以上の強風。しかも昼にかけて強くなるとのこと。
なるほど北ヘリっぽい天気展開ね。一縷の望みを抱きながら沈
24日 やっぱり強風⇒快適スキー
朝起きると依然外では風の音。
30分くらいふて寝して、トイレがてら外に出ると昨日と変わらない強風とのこと。
そんな予感はしていたが、今年も十石山アタックになりそうだ。
朝ごはんにラーメンを食し、10時のバスに間に合うようにと適当に準備して6時20分ころに出発。
外に出ると天気は快晴で、ちょうど日の出のタイミング。
しかし、強風はそのままで雪煙が舞い上がっている。ちょっと登れば乗鞍を一望できるがそれすらままならない。
最初はシールスキーで下ろそうかとも思ったが、存外雪は固くないのでシールを外して滑ることに。
穂高連峰を横目に朝日に向かって滑るというなんとも最高のシチュエーションだ。
少し風で圧雪されて重くはあるが概ね快適に滑り降りる。
その下の緩いところは重たい雪に足を取られるが、OBAちゃんの高性能スキーでトレース付けしてもらいなんとか滑っていく。
疎林部分は去年よりも小さい木が頭を出しており1mくらい積雪が少ない印象だ。
2200mから下の樹林帯が斜度・雪質ともに適度で時折叫び声を上げながら滑っていく。
しかし、ブッシュ&ストップスキーに苦しむtentyoはもはや悲鳴すら出ない感じだった。
スキーにかまけてだいぶ尾根を外してしまったので下部で修正。最初の台地で休憩する。
標高を下ろしたものの依然風は強そうで木がビュンビュンいってる。
最初の急斜も少し重たいながらバーッと滑り降りていく。(tentyoはツボ足)
あとは登山口を経て、林道をジェットしてバス停にたどり着き10時のバスに転がり込む。
行きと違って帰りは多くの客でにぎわっていた。
観光案内所に戻ってきて乗鞍を望むと雪煙が舞い上がっている。なかなか風は強そうだ。
荷物を片して向かった梓川河畔の湯からも十石山が望めたがさっき見たよりもすごい雪煙が上がっている。恐るべし北ヘリ。
高山の国八食堂でホルモン焼きと豆腐焼きを食べて帰路についた。
次回こそはリベンジしたいが、スキーやヤッケの買い替えなどいろいろ検討することも多い山行だった。
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