ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2242721
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

遠見尾根(五竜岳と鹿島槍ヶ岳を眺めに)

2020年02月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:01
距離
8.7km
登り
764m
下り
761m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:43
休憩
0:17
合計
7:00
8:58
8:58
135
11:13
11:15
32
11:47
11:48
69
12:57
13:08
46
13:54
13:54
26
14:20
14:21
68
15:29
15:30
10
15:40
15:41
0
15:41
ゴール地点
天候 晴後曇
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白馬五竜スキー場,エスカルプラザ横の駐車場を利用.
ゴンドラテレキャビン利用.エスカルプラザのチケットセンターはスキー客向け,登山客向けの往復券はテレキャビンの駅で買うことができる.
コース状況/
危険箇所等
 登山ポストはテレキャビンの遠見駅内に設置されている.夏山登山の時と基本的に同じ.
 有難いことに全行程トレースがあり,ほとんどラッセルしないで済んだ.ただし,八方尾根よりもだいぶ人が少ないので踏み固められ具合はあちらよりも小さく,つぼ足では沈むことがあった.2月初めの唐松岳の時とは異なり,気温が高く雪は重く湿った感じになっていた.足が一旦沈むと雪から引っこ抜くのが面倒だったので,早々にかんじきを付けてほぼ全行程でかんじきを使った.ピッケル・アイゼン・ヘルメットも持って行ったが,かんじきの刃で充分グリップしたので,使用しなかった.
 尾根上の痩せているところには大きな雪庇ができていたので,不用意に稜に近寄るのは危険.木の生え方や先人の足跡を見て通る場所を選んだ.また,斜面のトラバースでは谷側の雪が崩れやすく,しっかり山側によって通過する必要があった.
その他周辺情報 エスカルプラザはレストランや銭湯もある.設備が充実していて便利.
ゴンドラのとおみ駅,この日の下り最終は16:30とのこと.
2
ゴンドラのとおみ駅,この日の下り最終は16:30とのこと.
ゴンドラを下りたら,スキー場の端を登ります.
2
ゴンドラを下りたら,スキー場の端を登ります.
五竜岳が見えます.一応2月ですが,もう雪形の武田菱が見えています.
5
五竜岳が見えます.一応2月ですが,もう雪形の武田菱が見えています.
スキー場境界.雪崩ビーコンの動作確認装置が設置されています.
3
スキー場境界.雪崩ビーコンの動作確認装置が設置されています.
ここから登山開始.踏み跡はばっちり付いていました.
3
ここから登山開始.踏み跡はばっちり付いていました.
白馬岳方面,なんだか怪しい雲が…
1
白馬岳方面,なんだか怪しい雲が…
遠見尾根に出ました.天気も良く,牧歌的な雰囲気.
3
遠見尾根に出ました.天気も良く,牧歌的な雰囲気.
五竜岳山頂からは雪煙らしきものが立っています.上部は風が強そう.
5
五竜岳山頂からは雪煙らしきものが立っています.上部は風が強そう.
最初のこぶ,一ノ背につきました
2
最初のこぶ,一ノ背につきました
この日は南東側に雲が多め.
2
この日は南東側に雲が多め.
遠見山のあたりから雲が湧き始めました.いやな予感.
2
遠見山のあたりから雲が湧き始めました.いやな予感.
二の背への広い稜線.雲が湧き出したのでホワイトアウトに備えて地形を記憶・確認し始めます.
2
二の背への広い稜線.雲が湧き出したのでホワイトアウトに備えて地形を記憶・確認し始めます.
二の背の標識.夏に登ったときは上の表示板が顔のあたりだったと記憶しているので,積雪は1m20cmくらいでしょうか.
1
二の背の標識.夏に登ったときは上の表示板が顔のあたりだったと記憶しているので,積雪は1m20cmくらいでしょうか.
あー,本格的に雲が…
4
あー,本格的に雲が…
稜線が白くなっていきます.いい眺めもこれまでか?
1
稜線が白くなっていきます.いい眺めもこれまでか?
反対側を見ると依然として良い天気.ガスは遠見尾根だけのようです.
2
反対側を見ると依然として良い天気.ガスは遠見尾根だけのようです.
小遠見山に着きました.幸い,だんだん晴れてきましたが依然雲の中です.
2
小遠見山に着きました.幸い,だんだん晴れてきましたが依然雲の中です.
巨大な雪庇.登山者の大きさと比較すると大きさがよく分かります.これだけ大きいと上に乗れそうですが,すっぽ抜けると洒落にならないのでよけて歩きます.
3
巨大な雪庇.登山者の大きさと比較すると大きさがよく分かります.これだけ大きいと上に乗れそうですが,すっぽ抜けると洒落にならないのでよけて歩きます.
雲が晴れて鹿島槍ヶ岳が出現しました.「おお〜」と声が出てしまいます.
6
雲が晴れて鹿島槍ヶ岳が出現しました.「おお〜」と声が出てしまいます.
さらにカメラを左に振ると,爺ヶ岳も見えます.まさに巍々たる山脈.
3
さらにカメラを左に振ると,爺ヶ岳も見えます.まさに巍々たる山脈.
白馬岳(北側)方向は安定の晴れ.冬山ですが,日本海側ほど良い天気です.
3
白馬岳(北側)方向は安定の晴れ.冬山ですが,日本海側ほど良い天気です.
ああ,また雲が…
2
ああ,また雲が…
白馬岳の向こう側にも雲が増えてきました.天気が保ちますように…
2
白馬岳の向こう側にも雲が増えてきました.天気が保ちますように…
邪魔が無く,のびのびとした木.一人盛り上がっている人にも見えます.
1
邪魔が無く,のびのびとした木.一人盛り上がっている人にも見えます.
中遠見山付近.カクネ里の谷がはっきり見えてきました.このあたりは谷側の路肩に寄ると足下が崩れるのでなるべく山側を歩きます.
中遠見山付近.カクネ里の谷がはっきり見えてきました.このあたりは谷側の路肩に寄ると足下が崩れるのでなるべく山側を歩きます.
爺ヶ岳を入れつつ,カクネ里の氷河.確かに隠れ家を作れそうですが,いかにも雪崩と落石の巣になっていそうです
3
爺ヶ岳を入れつつ,カクネ里の氷河.確かに隠れ家を作れそうですが,いかにも雪崩と落石の巣になっていそうです
遠見尾根と五竜岳.さて,今日はどこまで行こうか.
2
遠見尾根と五竜岳.さて,今日はどこまで行こうか.
カクネ里正面から鹿島槍ヶ岳.谷の下部に雪崩の跡が見えます.ここに隠れ家を作るのは無理そう…
2
カクネ里正面から鹿島槍ヶ岳.谷の下部に雪崩の跡が見えます.ここに隠れ家を作るのは無理そう…
五竜岳も大きくなってきました.
4
五竜岳も大きくなってきました.
振り返ると,町の向こうに遠く高い山が見えます.妙高あたりでしょうか?
2
振り返ると,町の向こうに遠く高い山が見えます.妙高あたりでしょうか?
この丘の向こうには何がある?そろそろ引き返そうと思いつつ,続きが気になる…
1
この丘の向こうには何がある?そろそろ引き返そうと思いつつ,続きが気になる…
ようやく,鹿島槍が猫耳状に見えるようになってきました.
2
ようやく,鹿島槍が猫耳状に見えるようになってきました.
とうとう大遠見山まで来てしまった.でも期待を裏切らない,迫力の五竜岳を拝めました.
5
とうとう大遠見山まで来てしまった.でも期待を裏切らない,迫力の五竜岳を拝めました.
昼食を採ったら,全速で下ります.意外と奥まで来たような…
1
昼食を採ったら,全速で下ります.意外と奥まで来たような…
時々振り返ると,空の青さが増していました.
3
時々振り返ると,空の青さが増していました.
中遠見山への痩せ尾根.路肩が崩れやすいので慎重に通ります.
3
中遠見山への痩せ尾根.路肩が崩れやすいので慎重に通ります.
小遠見山へ向かいます.だんだん日が傾いてきて,すっかり午後の雰囲気
1
小遠見山へ向かいます.だんだん日が傾いてきて,すっかり午後の雰囲気
サングラスが要らなくなったと思ったら,すっかり曇っていました.
1
サングラスが要らなくなったと思ったら,すっかり曇っていました.
町の方はまだ晴れています.あれは何という山でしょうか.
1
町の方はまだ晴れています.あれは何という山でしょうか.
街に雪は見えませんが,まわりの山にはしっかり雪が着いています.
1
街に雪は見えませんが,まわりの山にはしっかり雪が着いています.
二の背まで戻りました.すっかり曇って,晴れている方角が限定されてきました.
2
二の背まで戻りました.すっかり曇って,晴れている方角が限定されてきました.
五竜岳.これは天気が崩れそう.
1
五竜岳.これは天気が崩れそう.
雲が厚くなってきましたが,時折雲間から日が差します.
1
雲が厚くなってきましたが,時折雲間から日が差します.
スキー場が見えてきました.たくさんの人の楽しそうな声も聞こえ始めます.
1
スキー場が見えてきました.たくさんの人の楽しそうな声も聞こえ始めます.
ゲレンデに戻りました.すっかり曇り.そういえば今季は一度もスキーを滑っていない.
1
ゲレンデに戻りました.すっかり曇り.そういえば今季は一度もスキーを滑っていない.
ゴンドラに乗って帰ります.雪が溶ける前に,スキーもしたいなあ.
1
ゴンドラに乗って帰ります.雪が溶ける前に,スキーもしたいなあ.
とおみ駅には初代ゴンドラらしきものが飾ってありました.
4
とおみ駅には初代ゴンドラらしきものが飾ってありました.

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 オーバーパンツ ゲイター マフラー 毛帽子 ザック 輪カンジキ アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ピッケル ヘルメット バラクラバ 雪崩ビーコン ゾンデ棒

感想

 先日唐松岳に登った時,白馬岳や不帰の嶮がとてもきれいで楽しむことができました.一方で五竜岳から南側は曇っていて,雪の鹿島槍ヶ岳を見ることはできませんでした.そこで今回は八方尾根の南隣,遠見尾根に登って五竜岳や鹿島槍ヶ岳を見に行こうと企画しました.
 日中の天気はまずまずで風も弱く,特に五竜岳がきれいに見えました.鹿島槍ヶ岳は雲が湧いては消えを繰り返していて絶好の天気とは言えませんでしたが,カクネ里の氷河を指呼の間に望むことができました.絶景を楽しむことができて大満足.写真が忙しくて足が進みません.大遠見山手前でお昼になったのでのんびり引き返そうと思ったのですが,鹿島槍の双耳峰をもう少し見たい,もう少し…と欲が出て,結局大遠見山まで行ってしまいました.当然,「のんびりと引き返し」にはならず高速で下山することに.唐松岳の繰り返しでよくありませんね.
 この日は気温が高く,歩いている間温度計はずっと0℃以上で少し雪が重い感じでした.歩いているとかんじきのバンドに氷の塊ができてしまうのが厄介でした.春分の日が近づき日差しが強くなったようで,下山してからずっと顔がひりひりしています.サングラスが大活躍して目は楽でしたが,見事な逆パンダ状態になりました.
 暖冬で短くなりそうな雪山シーズンも後半,もう少し雪を楽しんでいたいです.

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:932人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
アルプス平〜小遠見山往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら