剱岳・・・早月尾根でチャレンジ!


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 2,301m
- 下り
- 2,285m
コースタイム
06:30 1600m 06:35
07:20 P1921m
08:25 早月小屋 08:50
10:00 2600m 10:10
12:05 <剱岳山頂> 12:42
15:00 早月小屋 15:20
16:45 1600m 17:00
18:40 下山
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
以前からチャレンジしてみたかった早月尾根。
テントを持たない身軽な日帰り装備なら、日帰りピストンもできるはず。
スポーツドリンクやお茶を3リットルと食料、あとは必要最小限の荷物で。
スタートは標高760m。
山頂まで標高差2200mのロングコース。
標高400mを1時間のペースで登れば、5〜6時間で山頂に着くというお気楽な考え・・・。
【760m〜早月小屋】
暗闇の中をスタートし、いきなりの急登が30分続く。
標高1100m付近から立山杉の巨木が登場。
ここからひたすら急な直登が始まる。
1200m、1400m、1600m・・・200mおきに標高表示の看板があるが、どこまでも続く急坂。
今のところ快調なペース。
でも、まだまだ先は長いので早足にならないように意識する。
1921mの三角点を通過してもまだまだ急登は終わらない。
たまに展望が開けて、朝日に照らされる富山の街と日本海を見て気を紛らわす。
早月小屋までひたすら樹林帯の急な登りが続き、ようやく到着。
3時間半で着いたけど、すでに疲れ気味・・・。
【早月小屋2200m〜剱岳】
小屋から山頂を見上げるとまだまだ遥か先・・・。
しかもスゴイ急角度。
登山口からここまで、標高差1500mを予定通りの3時間半で来れたけど、この先このペースを維持できるかちょっと不安に。
何よりも2時間半しか仮眠できていないので眠い。
でももう半分以上登ったと思えば気が楽。
エネルギー補給し、しっかり休憩して出発。
そして2600m。
1時間ちょいで到着。
雲が沸いてきてガスに覆われる。
ここから先は岩稜地帯が始まる。
急角度の岩場を両手両足を使って登るが、眠気がピークに。
フラフラしてきたので、何度も立ち止まり休憩。
2800m到着。
ペースは落ちて200m登るのに1時間近くかかっている。
あと、標高200m上がれば山頂。
でももう足の筋力がなくなってきて、辛い登り。
立ち止まる回数も多くなる。
絶壁で切れ落ちている獅子頭の鎖場。
寝不足で頭がフラつくのでゆっくり慎重に通過。
さらにカニのハサミの岩峰。
ここは特に危険はない。
そしてようやく別山尾根と合流。
2800mから約1時間かかり、やっと山頂に到着した。
【剱岳山頂】
山頂に着いて達成感というよりも、もう登らなくてもいいという嬉しさが強い。
今日は雲が多くて展望はイマイチ。
八ツ峰や源次郎尾根、剣沢テント場がたまに見える。
疲れ果てて昼飯もあまりノドを通らない。
下山開始。
不安なのは登りよりもやっぱり下り。
筋力がなくなっているので長い急な下りを踏ん張れるか・・・。
【剱岳〜馬場島】
下りだしてすぐに足の疲れがかなりあることにあらためて気付く。
これはヤバイと思い、筋力が弱い左膝に、固定するサポーターを付ける。
これを付けるのは何年振りのことか。
2600mまでの岩稜地帯は鎖場が多いので足への負担は少なく下れる。
急な段差も、手で体を支えて下れるので足は楽。
ガスで何も見えないのでモクモクと下り、早月小屋に到着。
小屋で冷たいお茶を買って休憩。
ここから先がとにかく長い。
標高差1000mをダラダラと同じ調子で下ることになる。
ダブルストックで下るが辛い下り。
膝が笑うことはないけど、かなり足にきている。
200m下るごとに立ち止まり休憩。
止まると、歩きたくなくなる・・・。
足を動かさないと下れないのでまた歩く。。。
急坂が終わる松尾平1100mに下りてひと安心。
あとは最後の気力で歩くだけ。
ここで気を抜いてコケてはいけないと思い、最後まで一歩一歩を慎重に。
そして暗くなりヘッドランプを点けた頃に、ようやく下山完了。
無事に下りられたことにひと安心、そしてやり遂げた感が溢れる。
山頂に着いた時以上に、達成感が強い。
剣岳早月尾根、間違いなく今までで一番キツイ日帰り登山だった。
今回はガスで早月尾根からの景色もあまり楽しめなったので、次はテント泊でゆっくり楽しみながら登りたい。
かなりハードだったようですが、無事に登頂&下山、おめでとうございます!
多分、高度も上がっているから、寝不足+高度障害もあったのでは??
私は、かなりの怖がりなので、剱岳は絶対行くことのできない山だと思っていますので、
登られたのが、とてもうらやましいです(^^
山頂に着いたときより、下山したときの方が嬉しかったのは初めてでしたよ
室堂〜剣沢〜山頂の別山尾根コースは、確かにカニのタテバイやヨコバイなどの高度感ある岩場と鎖場が多いので危険だと思いますが、この早月尾根は危険な岩場は比較的少ないですよ。
早月小屋泊まりなら時間さえかければ絶対に登れますよ。
剱岳、諦めないで下さいネ
私も、早月の帰りにシャリバテを起こして
しばらく歩けなかった事を思い出しました。
でも、ここは達成感を味わえて気持ちイイですよね!
日が経つにつれて達成感がさらに溢れてきています。
これまでに一番しんどかった日帰り登山でした
登るのもキツイし、大阪までの帰りの道中もキツイ
でもしんどいのに、年数が経てばまたチャレンジしたくなるんでしょうね〜
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