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記録ID: 224756
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

餓鬼岳

2012年09月14日(金) 〜 2012年09月15日(土)
 - 拍手
GPS
28:45
距離
13.4km
登り
1,759m
下り
1,753m

コースタイム

0710 登山口スタート
0820 魚止の滝
0850 最終水場
1010 ガレ場手前
1045 大凪山
1330 餓鬼岳小屋

0635 小屋スタート
0711 百曲がり入口
0830 大凪山
1030 魚止の滝
1145 登山口
天候 朝方晴れのちガス夕方雨
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白沢登山口手前の駐車場は停め方によっては20台は微妙。停める時空いていても後からの人のことも考えて端から順序よく。なんかとんでもない停め方してた車が有りました。
コース状況/
危険箇所等
慎重を要する場所はいくつかあります。
ただし鎖や梯子が付いている場所が殆どです。中には落ちると助かりそうもない場所もありすからナメてかからないように。

入山届は登山口にポストあり。トイレもあり。

さて、ノンビリ行きますか・・・。
さて、ノンビリ行きますか・・・。
ご親切にも携帯の電波が届く旨書いてありました。この先、小屋の方々の登山道整備に何度も頭の下がる思いを致します。
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ご親切にも携帯の電波が届く旨書いてありました。この先、小屋の方々の登山道整備に何度も頭の下がる思いを致します。
写真では分かりづらいですがこのハシゴ、かなり人間工学に基づいて作られております。一段一段の幅、長さはもとより、その傾斜が実に完璧なのです!あまりの完璧さに2往復半してしまいました。
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写真では分かりづらいですがこのハシゴ、かなり人間工学に基づいて作られております。一段一段の幅、長さはもとより、その傾斜が実に完璧なのです!あまりの完璧さに2往復半してしまいました。
右岸を行きます。
右岸を行きます。
木が邪魔ですが「魚止の滝」
木が邪魔ですが「魚止の滝」
最終水場。流れは写真左側です。
最終水場。流れは写真左側です。
ここにもご親切な注意書きが・・・。
ここにもご親切な注意書きが・・・。
やっと大凪山。ここまでがとにかく急登!
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やっと大凪山。ここまでがとにかく急登!
大凪から先は木の根などが出ていて歩きにくい道が・・・。
大凪から先は木の根などが出ていて歩きにくい道が・・・。
覚悟はしてましたが・・・ガスですな。
覚悟はしてましたが・・・ガスですな。
百曲がりは思っていたほどキツくありませんでした。山の勾配は急です。しかしジグザグを切って登るので登山道の勾配は思ったほどではありません。距離は歩きますが・・・。
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百曲がりは思っていたほどキツくありませんでした。山の勾配は急です。しかしジグザグを切って登るので登山道の勾配は思ったほどではありません。距離は歩きますが・・・。
餓鬼岳小屋前の広場。明朝ここで戦慄の瞬間を迎えようとは・・・。
餓鬼岳小屋前の広場。明朝ここで戦慄の瞬間を迎えようとは・・・。
餓鬼岳山頂。
三等三角点。因みにこの三角点、お国の国土地理院の表記では「餓飢 三等三角点」となっておりますそうな。「餓飢」ですよ「餓飢」。お役人のやりそうなことですな。おっと、失礼。
三等三角点。因みにこの三角点、お国の国土地理院の表記では「餓飢 三等三角点」となっておりますそうな。「餓飢」ですよ「餓飢」。お役人のやりそうなことですな。おっと、失礼。
雷鳥よ何処
おなじみの此奴がお出迎え。
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おなじみの此奴がお出迎え。
ガスの間隙をついて撮れた「剣吊」。
ガスの間隙をついて撮れた「剣吊」。
野口五郎、三ッ岳方面はこの有様。
野口五郎、三ッ岳方面はこの有様。
さて、ピーカンの翌朝。蓮華、鹿島槍方面。
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さて、ピーカンの翌朝。蓮華、鹿島槍方面。
野口五郎、三ッ岳方面もご覧のとおり。一年ぶりの真っ平ら稜線に感無量ですな。しかしこのあと留守電確認で仕事のため下山という衝撃の現実が待っていました。
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野口五郎、三ッ岳方面もご覧のとおり。一年ぶりの真っ平ら稜線に感無量ですな。しかしこのあと留守電確認で仕事のため下山という衝撃の現実が待っていました。
時間はあったので上りの際撮り忘れたところを中心にゆっくり撮りながら下ります。
時間はあったので上りの際撮り忘れたところを中心にゆっくり撮りながら下ります。
2450m付近から。中心付近の窪んだところに餓鬼岳小屋が。
2450m付近から。中心付近の窪んだところに餓鬼岳小屋が。
これは上りの際気が付きませんでした。
これは上りの際気が付きませんでした。
登山道のすぐ脇。「うっかり登山道はみ出しちゃってさぁ」は昇天です。
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登山道のすぐ脇。「うっかり登山道はみ出しちゃってさぁ」は昇天です。
こちらも。
おや、ここも。
しかし、登山道は実に良く整備されています。素晴らしい登山道です。
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しかし、登山道は実に良く整備されています。素晴らしい登山道です。
下山時はガレ場の手前この看板が目に飛び込みます。
下山時はガレ場の手前この看板が目に飛び込みます。
魚止の滝。下山時は忘れず姿を撮れました。
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魚止の滝。下山時は忘れず姿を撮れました。
沢沿いにつく登山道。ペンキも丁寧に、数多く付いています。
沢沿いにつく登山道。ペンキも丁寧に、数多く付いています。
この標識は登山口からいくつか出てきます。
この標識は登山口からいくつか出てきます。
登山口白沢下降点。このあと林道を200mほど行くと白沢登山口です。
登山口白沢下降点。このあと林道を200mほど行くと白沢登山口です。

感想

えへらぼんやりしているとあっという間に時間は過ぎてゆくものです。
前回の山行から早ひと月経とうとしています。

今回は餓鬼岳〜唐沢岳という北ア常念山脈北端にある寂峰を歩く計画をたてました。小屋泊まりです。
「寂峰といっても北アだからなぁ」と思いつつ小屋を調べてみると収容70名。北アにあってこれはかなり小規模な小屋です。早速予約を入れました。

今回小屋泊まりにしたのはコースが結構きつそうだったからです。
ひと月ナマリきったからだに標高2600台とはいえ三桁の標高から上げるのは多少無理をしなければいけませんし、第一距離もありました。
ボクはどちらかというとパンチャーでアベレージクライマーではないのです。
結果、正解でした。

白沢登山口まで車で行き歩き出しです。
白沢に降りてからはしばらく右岸左岸と渡りながら進みます。道はよく整備され、ペンキマークなどもしっかりついています。
鎖場など一部神経を使いますが総じて危険箇所はありません。

コースは大きく3分割できると思います。
先ず大凪山までが激坂です。登り始めの沢沿いの高巻きがびみょーに後で効いてきます。
そして大凪から百曲がりまでは木の根と泥濘で神経を使います。意外と長く感じる区間でした。
百曲りからはジグザグなため傾斜はさほどでもないのですがその分距離があり、パンチャータイプのボクにとってはボディーブローでした。

小屋について先行者の方や小屋番さんなどと話をしたら「黒戸よりきつい」という方もいるとか。実はボクも同じ感想をもちました。
近くで言うと、例えば合戦などこのコースに比べたら楽だと感じてしまいます。
距離と、そして手元でですが1800以上を稼ぐ高度。どちらも黒戸よりは劣りますが神経を使う箇所の多さでは圧倒的にこちらでしょう。それがこのコースを数字以上にキツく感じさせる理由だと考えました。

あとこのコースで特筆すべきは登山道の整備状況です。
まぁ実によく整備されています。
ペンキマーク、桟道、クサリ、ハシゴ、ロープ・・・笹もきれいに刈ってありました。北アの中でもかなり小さな部類に入るであろう営業小屋の従業員さんが全てやっているのですねぇ。いやいや、頭が下がります。
一般道でも穂高のような場所は別として、この長くキツいコースをコツコツ丁寧に整備されている。こう言ってはなんですが大して人気のあるコースじゃないでしょうに。でもやってくれている。感謝です。

ちなみに翌日天候と相談して唐沢岳に行こうと思っていました。
そして翌日、天候の様子を少し見て、よしと決意し、その前に留守電をチェックとおもいしたところ・・・14時までに画像の受信できる場所まで行かなければならない事態となり・・・。
ゆっくり、休み休み、自然を愛でながら下山です。そうです時刻はまだ6時なのですから。

さて、最後に下山中、魚止の滝辺りでのことです。
ポールを片方地面に落としました。もちろんボクはそれを拾おうとしました。
腰をかがめました・・・あれっ!?・・・何か変だ・・・次の瞬間転倒し5mほど滑落していました。
木は生えていましたが滝の近くです。急斜面で少しの間ですが止まりませんでした。恐怖でした。
ナニゲにポールを拾おうとした、その不注意が招いたのでしょうか?
顔と胸に擦過傷を負う程度ですみました。
これがあと2〜30m手前でやっていたら・・・ヤマレコではなく翌日の朝刊で皆様に山行報告をしていたかもしれません。

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