記録ID: 2258706
全員に公開
山滑走
白山




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
23.13 630m 平瀬ゲート発
0.30 1182m チャリデポ
1.24 1240m 小白水橋
4.04 1790m コブラツリー
5.08 2100m 転法輪谷
7.09 2702m 白山山頂着
7.29 2702m 白山山頂発
8.17 1770m コブラツリー
9.11 1240m 林道
9.21 1182m チャリデポ
9.49 630m 平瀬ゲート着
0.30 1182m チャリデポ
1.24 1240m 小白水橋
4.04 1790m コブラツリー
5.08 2100m 転法輪谷
7.09 2702m 白山山頂着
7.29 2702m 白山山頂発
8.17 1770m コブラツリー
9.11 1240m 林道
9.21 1182m チャリデポ
9.49 630m 平瀬ゲート着
コース状況/ 危険箇所等 | *平瀬ゲートから11km 最後の九折急坂手前までチャリ可能、路面は落石倒木あり、MTB必須 *小白水橋渡ってすぐの崖を20m登ると雪が出て以降山頂まで雪びっしり *東面台地下部は例年より少し藪っぽい *1870mコブラツリーから上は雪は豊富 *転法輪谷を詰めて逆くの字から山頂肩経由でピクッた、氷化斜面はあるがスキーで山頂まで *滑走は御前峰裏から剣ヶ峰との鞍部を目指すもカチカチでかなりビビりが入る。鞍部から下は快適 |
---|---|
その他周辺情報 | 平瀬道の駅に温泉あり11時開店で時間が早くて入れず城端SAで入浴 |
過去天気図(気象庁) |
2020年03月の天気図 |
写真
感想/記録
by YSHR
今日は元々講演会の予定だった。しかしコロナの影響で一般聴衆参加の講演会は急遽中止、代わりにゲストを囲んで座談会形式の取材となった。午後1時に新聞社に集合となっていた。
直前になって晴れ予報となる。ムムム、これは行くしかないだろう、綱渡りだが10時に下山すれば荷物を片付けて風呂に入って食事をしても間に合うだろう。今が旬だろう白山東面台地へコーエーと挑戦しよう。平瀬ゲート発23時半と約束していた。
満足に寝れない状態で22時に自宅を出て平瀬へ、23時に着くとコーエーもスタンバイしていた。彼も寝てないらしい、二人とも気合い入れまくりだから問題ない。23時過ぎゲートからチャリでスタート、どこまでチャリが使えるか?今年は除雪はなくてもかなり行けると見た。
最初会話しながらチャリを漕いでいた。体が温まった頃間名古谷手前のトンネルで一段ギアを上げてコーエーを置き去りにした。どんどん差は広がりもう追ってこれないと見た。かなり差が開いたところで少しペースを落とす。結局スタートから11kmまでチャリで走れて暫し待つとコーエーも到着。
この先前日のパーティトレースが、ムムム、誰だろう、後で髭男爵と判明、やるな!
ここから林道をカットするとすぐに小白水橋に到着、無駄のない工程だった。20mほど崖を登るとすぐに雪が出てもう快適に東面台地を進むのみとなる。下部は少し複雑だがどう歩いても問題ない。頭にルートが入っているから暗闇でもスムーズに足は出る。1790mそろそろコブラかと思ったらいきなり出た。結構コブラは埋まっているから雪は多い。コブラで写真を取り少し登って転法輪谷に入る。
今日は寒かった。転法輪谷では強烈な向かい風、寒すぎです。完全防寒体制でダウンまで着たが手も足も冷えて辛かった。転法輪谷上部で朝焼けが始まった。スンバラシイ、最高の朝焼けですね。寝ないで来た甲斐があった。今日は地獄ゴーグルいらんだろうと持ってこなかった、このせいで地獄を味わうとは、、、、
激しい強風でフードを被り口まで覆うとサングラスが曇りついには凍りついて何も見えない。極寒の中で何度もメットを外して立ち止まってサングラスの氷を取らなければならない、コーエーは地獄ゴーグルを持ってきたので快適そう、道具をケチってはいけない大いに反省、何とかピクって奥社でお参り、山頂の写真を取り合う余裕もなかった。奥社の陰に入り滑走準備をしようと思ったら片足のスキーが流れて落ちて行く。やばいダッシュでダイビングして何とか止めたが膝を打った。踏んだり蹴ったりだ。
気を取り直して山頂方位盤から剣ヶ峰との鞍部へ滑り込む。しかしカチカチでエッジが外れたら下の岩岩に激突する。しばらくカニで高度を落としてようやく安堵できた。鞍部まで落ちたら後は快適に東面台地を滑るだけ、コーエーと前後して写真を撮りあった。気温は低くて雪はよく滑った。林道まであっという間ちょいと登り返して林道カットすればチャリが待っていた。
さあパンクしないで慎重に降りようと思うのは最初だけガンガンダウンヒルしてゲートまで10時前に無事到着、城端SAで風呂に入り、吉牛で昼飯を食べて午後1時少し前に新聞社到着、余裕のよっちゃんだった。
東面台地は今が旬、是非!
直前になって晴れ予報となる。ムムム、これは行くしかないだろう、綱渡りだが10時に下山すれば荷物を片付けて風呂に入って食事をしても間に合うだろう。今が旬だろう白山東面台地へコーエーと挑戦しよう。平瀬ゲート発23時半と約束していた。
満足に寝れない状態で22時に自宅を出て平瀬へ、23時に着くとコーエーもスタンバイしていた。彼も寝てないらしい、二人とも気合い入れまくりだから問題ない。23時過ぎゲートからチャリでスタート、どこまでチャリが使えるか?今年は除雪はなくてもかなり行けると見た。
最初会話しながらチャリを漕いでいた。体が温まった頃間名古谷手前のトンネルで一段ギアを上げてコーエーを置き去りにした。どんどん差は広がりもう追ってこれないと見た。かなり差が開いたところで少しペースを落とす。結局スタートから11kmまでチャリで走れて暫し待つとコーエーも到着。
この先前日のパーティトレースが、ムムム、誰だろう、後で髭男爵と判明、やるな!
ここから林道をカットするとすぐに小白水橋に到着、無駄のない工程だった。20mほど崖を登るとすぐに雪が出てもう快適に東面台地を進むのみとなる。下部は少し複雑だがどう歩いても問題ない。頭にルートが入っているから暗闇でもスムーズに足は出る。1790mそろそろコブラかと思ったらいきなり出た。結構コブラは埋まっているから雪は多い。コブラで写真を取り少し登って転法輪谷に入る。
今日は寒かった。転法輪谷では強烈な向かい風、寒すぎです。完全防寒体制でダウンまで着たが手も足も冷えて辛かった。転法輪谷上部で朝焼けが始まった。スンバラシイ、最高の朝焼けですね。寝ないで来た甲斐があった。今日は地獄ゴーグルいらんだろうと持ってこなかった、このせいで地獄を味わうとは、、、、
激しい強風でフードを被り口まで覆うとサングラスが曇りついには凍りついて何も見えない。極寒の中で何度もメットを外して立ち止まってサングラスの氷を取らなければならない、コーエーは地獄ゴーグルを持ってきたので快適そう、道具をケチってはいけない大いに反省、何とかピクって奥社でお参り、山頂の写真を取り合う余裕もなかった。奥社の陰に入り滑走準備をしようと思ったら片足のスキーが流れて落ちて行く。やばいダッシュでダイビングして何とか止めたが膝を打った。踏んだり蹴ったりだ。
気を取り直して山頂方位盤から剣ヶ峰との鞍部へ滑り込む。しかしカチカチでエッジが外れたら下の岩岩に激突する。しばらくカニで高度を落としてようやく安堵できた。鞍部まで落ちたら後は快適に東面台地を滑るだけ、コーエーと前後して写真を撮りあった。気温は低くて雪はよく滑った。林道まであっという間ちょいと登り返して林道カットすればチャリが待っていた。
さあパンクしないで慎重に降りようと思うのは最初だけガンガンダウンヒルしてゲートまで10時前に無事到着、城端SAで風呂に入り、吉牛で昼飯を食べて午後1時少し前に新聞社到着、余裕のよっちゃんだった。
東面台地は今が旬、是非!
感想/記録
by route581
釈迦岳の時に、日曜は空いているかと聞かれ、空いてますと答えると、晴れたら東面台地だな、と先生。ええっ講演会があるのでは、と聞くと午後からだからその前に行けるところまで行ってみようということだった。前日、土曜の午後から日曜の昼までは晴れ予報となり、ピクりますと連絡が来た、ええもちろんそのつもりです。林道はどこまで自転車が使えるか…10時までに下山のため、ゲートを23時30分発となった。
釈迦岳の時は自宅を出る時から雨だったけど、今回は空に星も出ている。あまり寝る時間がなかったが、テンションは上がっているので道中眠気はなかった。まあ終わってからゆっくりどこかで仮眠すればいいと考えていた。23時前について支度を開始する。今日は細板だけど、気温は低く、風もまあまあ強そうなのでオレンジビブパンツ、ガイド、地獄ゴーグルとフル装備で臨んだ。
15分ほどフライングの23時15分にゲートを出発する。出だしは雪は皆無で順調に自転車を漕いでいく。間名古橋を過ぎても雪は全く出る気配もなくそのまま進む。手前のトンネルから先生はスピードアップ。ついていこうとしたが、無理して足が売り切れてもいかんと思い、温存に徹した。まあ、いい訳なんですが…。無名橋あたりからいきなり雪が増え、そこで自転車をデポ。ここまで来れれば上出来、帰りはかなり時間短縮出来る。
林道はショートカットしながら取付まで向かう。これまで残雪期の4月後半から5月初めにしか来たことがなく、取付からしばらくシートラでヤブコギをしていたので、今回すぐに雪が出だして感動した。例年なら林道はデブリのオンパレードで、かなり苦労してこなければいけないそうだが、こんなにすんなり来れる今年は特別だということだった。
ルート開拓したご本人に同行させていただくのは、なかなか貴重な体験で効率的なルートでどんどん進んでいく。固い雪の上にサラサラな雪が載っているので、フリクションが効かず苦労した。暗闇を進むといきなりコブラツリーが現れた。転法輪谷に入り、詰めていくと強風で寒いっ。途中、たまらずガイドに交換し、ダウンを上から羽織った。バラクラバの口元も凍ってきた。単調な谷のハイクアップでは眠くなってきた。肩が見え始めるころご来光が来た。素晴らしい景色だ。ロクに寝ないで頑張ってきた甲斐があった。日が出ると幾分手の冷たさも回復してきた。あまりの寒さでGPSとカメラの電池がなくなるというトラブルに見舞われた。GPSはビブの胸ポケットに入れておいたら回復したのでよかった。
標高が上がるとさらに風は強く、気温は低いままだった。先生はサングラスが凍り付き難儀そう、僕は地獄ゴーグルに交換したので快適だった…スイマセン!転法輪谷から御前峰を巻くようにして山頂を目指す。いつも急な斜面を登っていたのでこのルート取りは非常に参考になった。無事登頂してお参りを済ませたら即下山。
御前峰と剣ヶ峰の鞍部に行くまでの斜面がガチガチで、下には岩が露出していた。エッジは効くかもしれないが、こけて滑落しようものなら岩に激突だろう。カニで確実にウィペットを決めながら下山し、鞍部まで滑り込むと安堵。ここからは快適な滑りとなる。
雪は生きているので板が走り、後半は疲れてなんでもないところでコケまくった…しかし快晴のブナの原生林には癒され、取付まで無事滑走出来た。しばらく登り返して後は自転車まで一気に滑る。自転車にまたがれば早い。夜中凍結していたところは、日陰はまだ凍っているので注意する。落石も無数に転がっているのでパンクに注意しながら後半はかっ飛ばして無事帰還。時間通りだった。
今まさに旬の東面台地を経験出来たので、こんなときは小雪に感謝だ。帰りは高速に乗ると一気に眠気が襲ってきたので、城端SAで仮眠をとり帰宅した。家に着くころには白山は雲の中、やはり天気予報は合っていた…。同行させていただきありがとうございます!
釈迦岳の時は自宅を出る時から雨だったけど、今回は空に星も出ている。あまり寝る時間がなかったが、テンションは上がっているので道中眠気はなかった。まあ終わってからゆっくりどこかで仮眠すればいいと考えていた。23時前について支度を開始する。今日は細板だけど、気温は低く、風もまあまあ強そうなのでオレンジビブパンツ、ガイド、地獄ゴーグルとフル装備で臨んだ。
15分ほどフライングの23時15分にゲートを出発する。出だしは雪は皆無で順調に自転車を漕いでいく。間名古橋を過ぎても雪は全く出る気配もなくそのまま進む。手前のトンネルから先生はスピードアップ。ついていこうとしたが、無理して足が売り切れてもいかんと思い、温存に徹した。まあ、いい訳なんですが…。無名橋あたりからいきなり雪が増え、そこで自転車をデポ。ここまで来れれば上出来、帰りはかなり時間短縮出来る。
林道はショートカットしながら取付まで向かう。これまで残雪期の4月後半から5月初めにしか来たことがなく、取付からしばらくシートラでヤブコギをしていたので、今回すぐに雪が出だして感動した。例年なら林道はデブリのオンパレードで、かなり苦労してこなければいけないそうだが、こんなにすんなり来れる今年は特別だということだった。
ルート開拓したご本人に同行させていただくのは、なかなか貴重な体験で効率的なルートでどんどん進んでいく。固い雪の上にサラサラな雪が載っているので、フリクションが効かず苦労した。暗闇を進むといきなりコブラツリーが現れた。転法輪谷に入り、詰めていくと強風で寒いっ。途中、たまらずガイドに交換し、ダウンを上から羽織った。バラクラバの口元も凍ってきた。単調な谷のハイクアップでは眠くなってきた。肩が見え始めるころご来光が来た。素晴らしい景色だ。ロクに寝ないで頑張ってきた甲斐があった。日が出ると幾分手の冷たさも回復してきた。あまりの寒さでGPSとカメラの電池がなくなるというトラブルに見舞われた。GPSはビブの胸ポケットに入れておいたら回復したのでよかった。
標高が上がるとさらに風は強く、気温は低いままだった。先生はサングラスが凍り付き難儀そう、僕は地獄ゴーグルに交換したので快適だった…スイマセン!転法輪谷から御前峰を巻くようにして山頂を目指す。いつも急な斜面を登っていたのでこのルート取りは非常に参考になった。無事登頂してお参りを済ませたら即下山。
御前峰と剣ヶ峰の鞍部に行くまでの斜面がガチガチで、下には岩が露出していた。エッジは効くかもしれないが、こけて滑落しようものなら岩に激突だろう。カニで確実にウィペットを決めながら下山し、鞍部まで滑り込むと安堵。ここからは快適な滑りとなる。
雪は生きているので板が走り、後半は疲れてなんでもないところでコケまくった…しかし快晴のブナの原生林には癒され、取付まで無事滑走出来た。しばらく登り返して後は自転車まで一気に滑る。自転車にまたがれば早い。夜中凍結していたところは、日陰はまだ凍っているので注意する。落石も無数に転がっているのでパンクに注意しながら後半はかっ飛ばして無事帰還。時間通りだった。
今まさに旬の東面台地を経験出来たので、こんなときは小雪に感謝だ。帰りは高速に乗ると一気に眠気が襲ってきたので、城端SAで仮眠をとり帰宅した。家に着くころには白山は雲の中、やはり天気予報は合っていた…。同行させていただきありがとうございます!
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コメント
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男爵 こんにちは
自分たちより先に東面に入るとは何者じゃと噂してました。どうせピクってないだろうと言っていたら見事にピクってたし、奴らかもと薄々感じてました。登りのトレースはイマイチでしたね。それと下りは剣が峰との鞍部からドーンと滑ってこそ東面台地です。是非快晴の日にリベンジを!
ありがたきお言葉、たとえ3倍山に行ったとしても先生には敵いません
次回チャンスがあれば是非挑戦したいと思います。ピクるも使わさせてもらいます笑
ヒゲダンさんのパートナーのパイパイさんでしたっけ、初めまして
立山の熱い挑戦拝見しましたよ。富山に現れた久しぶりの期待できるお二人ですね。
富山のカリスズコンビはスズの凋落でもうあかんですが、こちらは期待の新星ですね。
今度は薬師で会いましょう。あちらもそろそろ旬でしょう。待ってるぜ!
薬師も狙ってます。タイミングみて行きたいと思います。
また色々と参考にさせていただきます。よろしくお願いします。
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