雪の鶴寝山
- GPS
- 04:33
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 717m
- 下り
- 599m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:03
天候 | 曇り時々晴れたまに雪ちらつく |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
■拝島 06:05〜06:23 JR青梅線 青梅行 ■青梅06:35〜07:18JR青梅線 奥多摩行 ■奥多摩駅/西東京バス 07:25〜08:25奥12小菅の湯 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨晩の降雪で全面雪。高指山から降りてくる道と合流する場所までは積雪数センチだった。それより上は15-20センチ。軽アイゼン着けて登った。足裏に雪が団子になってばかりの雪だった。 |
その他周辺情報 | 小菅の湯、コロナのせいで休業中。ホームページによると19日まで。 |
写真
装備
MYアイテム |
Kaz
重量:-kg
|
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個人装備 |
クッカー・ストーブセット
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ(軍手)
防寒着
雨具(カッパ・帰りの傘)
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
トレッキングポール
箸
短パン
熊避け鉄砲
カメラ
携帯バッテリー
サブバッグ
水
着替え
軽アイゼン
老眼鏡
近視眼鏡
|
感想
昨日は関東平野部でも雪が降り、これは山では絶対雪積もってるはず。scwで、昼過ぎまで奥多摩は雲が晴れると睨んで早出。
ワークマンのフィールドコアを忘れて出てしまい、慌てて取りに戻る。日も出ていないのに暖かい。けれども、山頂は冷えるはず。
ローソンで、お昼のおにぎり3個と朝食がわりにゼリー食品を3袋。
駅でスイカにチャージしようとしたら、まだ券売機が準備中。奥でガタガタ音がして、もうすぐ使えるようになりそうだった。待ったけれども一向に使えるようにならない。もうダメ。電車が来る。ホームに降り立つ。
電車に乗ってすぐにゼリーをチュウチュウ。逆に腹が減る。
八王子に近づいた頃に夜が明けて来る。よしよし。
八王子乗り換えも拝島乗り換えも時間がなく、おにぎりさえ買えない。
青梅では10分以上あるのに、構内には自販機しかない。お菓子買おうかと思ったけれど、思いとどまる。ブラウニーが特に気になった。奥多摩駅が近づくにつれ、山々が雪化粧していて、時折山にガスが掛かっているのを見る。ワクワクして来る。
奥多摩駅でトイレ。駅出たところのトイレ、綺麗になった。
留浦経由小菅の湯行き。
で、終点小菅の湯で降りようとして、「臨時休業」の看板に驚く。運転手に聞いたら、もう2-3週間前からだという。コロナウイルスの影響で、だとか。えぇ〜。マジか。山の後の温泉とビールが楽しみで来てるのに。小菅の湯のスタンプ押してもらいに来たのに。バスを降りて見返しても看板は変わらない。一瞬、そのまま帰ろうか、とも頭を過ぎった。ここまで来たんだしな。朝早起きして。一応、iPhoneでホームページ見てみる。延長して19日まで休業。山を越えた丹波山村の のめこい湯も休業。あっちは、道の駅はやってるみたい。足取り重く歩き始める。
あ、帰りのバスはあるよね、と聞いておくの忘れた。
雪道を歩き始めて、だんだん楽しくなって来る。雪はいい。人の心を和ませる。顔が再び綻んでくるのがわかる。
何度も通った道。最初に来た時に道を間違え、あらぬ方向へ沢筋を登ろうとした地点に来た。おかしいと思って引き返して来たよな。
林道にロープが掛けてあるところまで来る。何でも、捕獲したイノシシにCSFを検出したとかで、靴底を消毒剤の上で足踏みしてから登る。
だんだんと雪が深くなって来た。ちょっと心細くなる。途中で引き返すことにした場合、14時台のバスの前は何時かなと気になり、iPhoneを取り出す。圏外。多分、8時台と14時台の間の11時台だろうと見当をつける。
登っていくと、人の足跡はないけれども、小動物の足跡と思しき跡があった。小さな足跡に、尻尾の跡みたいなのが道の端に。可愛く思える。
林道の終点。ここから山道。
山葵田を通り過ぎる。木の橋の上に10-15cmの積雪。用心して通る。枝が雪でしなり、道を塞いでいる。揺らして雪を落とすとしなりが戻り、下を潜る。
本格的な登り坂に入る。滑るが、まだ登山靴のままで行ける。この先結構な急斜面だったはず。雪で足下が覚束ない。ゆっくりと一歩一歩確かめながら登るからか、あまり息が上がらない。いつの間にか、急な尾根筋を登りきってしまう。
分岐まで来た。標識が雪を被っている。ここから先は、流石に無理だろうと、チェーンスパイクを装着。サクサク登れる。
途中ちょっとガスって来たり、山側から雪が転がり落ちて来ている箇所が幾つもあったりした。雪崩にはならないだろうけれど、右から雪が落ちて来てバランスの悪い時に当たったらヤだなと思いながら右上を時々見ながら通る。
道幅のあまりない箇所が出て来る。ここを左に落ちたら、いつもよりもずっと止まらないよな、と思いながら通る。トレッキングポールを取り出し、左右に突いて、地面のあるのを探査しながら登ってみた。先へ行ってから、ここを降りるんだよな。降りれるかな。登りはいいけど、下りの方が足下悪いよな。と思ってしまう。ちょうど、ちょっとの下りがあり。練習練習。どうしても怖くなれば、そこから引き返す勇気も必要。
ここらで、雪を前に蹴るように歩くと、チェーンスパイクの裏に固まった雪が付着しにくいことに気づく。お、サクサク行けるじゃん。調子がいい。
トチノキの巨樹が現れる。相変わらず神々しい。空も晴れて来た。ここから山沢入りのヌタまではあと一息。
上の方で、笛の音がした気がした。誰かが吹いたのか。場所からすると、大マテイの方向だが。
山沢入りのヌタから巨樹のみちへ。巨樹のみちから大マテイに人が歩いた跡があった。こんな日に来る酔狂はぼくくらいかと思っていたが、他にも来ている人がいるんだな。鶴寝山までは、その人の足跡を利用して先を行く。と、ちょっと遊んでみる気になり、足跡を外れて小高いところを歩く。道は、所々のピークを巻くようについているから。
鶴寝山への最後の登り。短めのステップで。
来たあ。到着。積雪20cmといったところ。誰かが、ベンチに座るのに、1/4だけ雪を払った跡がある。断面が見えて面白い。
しかし、辺りは雲とガスで眺望がない。富士山の方向ももちろん。頭の上の太陽の辺りは晴れて青空が見える。
ベンチの雪を全部取り払い。食事の支度。フィールドコアを羽織る。取りに戻ってよかった。おにぎりと、暖かい味噌汁がうまい。淡路島の玉ねぎスープ。
と、来た方向から人が。挨拶を交わす。何だか嬉しい。松姫峠の方に降りて行った。
ぼやぼやしていると、頭の上の晴れ間がなくなり、ちょっと吹雪いて来た。急いで片付けて降りる支度。
元来た道を下るのが恐ければ、松姫峠まではすぐで、その先は車道を延々降りれば比較的安全。と思ったが、掛かる時間が読めないことから、予定通りピストンで戻ることにした。
下りは流石に早い。あっという間に山沢入りのヌタ。続いてトチノキの巨樹。途中、下りで怖いと思う瞬間もなく。登って来た自分の足跡があり、そこは地面が見える安心感からか。
高指山からの合流点で、下から登って来る人に出会う。よく目立つ、反射板のついた服を着て、何やら細長いものを肩に担いでいる。ハンターだ。
少し話を聞くと、今日が猟期の最後の日なのだとか。ここらは鹿や猪が出るとのこと。見なかったかと聞かれたが、今日は上では動物の足跡すら見ていない。
しばらく降りると、雪が急に数センチになっているのに気づき、チェーンスパイクを外す。やはり滑るが、地面に足がついている感じがする。
消毒剤のところでよく足踏みして通過。ここまで来れば少し安心。今朝はあれだけ積もっていたのに、林道はもう雪があまり残っていない。小菅の湯が近づいて来ると、今朝は雪化粧だった山々から雪がなくなっている。陽が差し込んで暖かくなれば溶けるのは早い。
小菅の湯で、あらためて臨時休業の看板を眺めて恨めしく。ここは、道の駅もやっていなかった。
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