御在所「爆風の洗礼を受けたヴィアフェラータと富士見尾根」の巻

2020年03月20日(金) [日帰り]

• GPS: 04:53
• 距離: 6.3km
• 登り: 810m
• 下り: 822m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:14
• 合計: 4:54

8:54 スタート地点
8:58 8:59 御在所岳裏道国道入口
9:31 9:32 藤内小屋
12:02 12:09 富士見岩
12:13 12:15 第一ケルン 裏道登山道九合目
12:24 12:25 国見峠
12:55 12:56 藤内壁出合
13:23 13:23 藤内小屋
13:43 13:44 御在所岳裏道国道入口
13:48 ゴール地点

天候

天候：腫れ　強風で登攀には向いてませんでした

アクセス

利用交通機関：

自家用車

蒼滝トンネルの上の駐車場に駐車（無料）

コース状況／危険箇所等

ワイヤーや杭などが設置された人口登攀ルートと言えど墜落すると大ケガをしたり
ルートミス等によって行き詰まる場合があります。
岩登りの経験が無い方浅い方は経験者との同行を強くおススメします。

写真

3/20 8:58

本編は備忘録を兼ねているので花はおろか人物も出て来ません、岩のみです。あしからず 汗）

3/20 9:00

裏道登山道から

3/20 9:01

少し上がると、もうこの高さ

3/20 9:06

透過型砂防堰堤というそうです。

3/20 9:10

いつもキレイな沢ですね

3/20 9:15

バスクリンを入れたような色

3/20 9:19

ひっそりとした苔の道をいく

3/20 9:28

ひだまりの藤内小屋で準備して

3/20 9:39

出発。開けたガレ場が北アルプスを彷彿とさせる 笑）

3/20 9:42

なにげに左の尾根を見ると、左端になんですかコレ？

3/20 9:41

球体のような…自然の造形美？

3/20 9:46

うさぎ岩まで来ました。ここで沢を挟んだ向かいにある枯沢を探します。

3/20 9:47

そこがヴィアヒェラータへの入り口だそうです。目印等は設置されていません

3/20 9:48

振り返ると向こうの方に裏道登山道の道標が見えます

3/20 9:54

沢を詰めていきました

3/20 9:56

沢の左岸に黄色のテープが。この他もう1箇所あったのですがどれも違うようでした

3/20 10:00

正解は沢の右岸を見上げているとこのタラップ？鉄杭？が出て来ます

3/20 10:01

支尾根のような所に上がり進んでいると

3/20 10:03

岩壁に当たるので左に少し進むと

3/20 10:04

ヴィアヒェラータの基部に到着です

3/20 10:05

濡れています。大丈夫かな…

3/20 10:09

岩登りに違いは無いので、ヘルメットとハーネスそれなりの格好で

3/20 10:14

1ピッチ目と言うのでしょうか。登りきった所から。
ワイヤーにビナをかけてセルフをとって登ります

3/20 10:16

2ピッチ目を見上げる

3/20 10:16

Waiting point？

3/20 10:21

2ピッチ目を上がったところ

3/20 10:20

雲が良いアクセントに。見えますが実は風が強く雲の流れが凄く早い…汗）

3/20 10:21

次はあの岩の基部へ向かいます

3/20 10:23

岩の間を

3/20 10:24

向こう側へ抜けて

3/20 10:25

右にトラバースするように

3/20 10:28

上に上がりましたが

3/20 10:30

黄色テープが見えたので降りて行ってみましたが良く分からないので引き返します。

3/20 10:35

下の方に藤内小屋が小さく見えます

3/20 10:35

ミニチュアのような藤内小屋

3/20 10:39

少し歩きます。右側の方を歩きました

3/20 10:41

あれ？！　下からワイヤーが

3/20 10:42

覗き込むと、どうやらスルーしてしまった所があったようです。
やはり先ほどの黄色テープが正解だったんでしょうか？残念

3/20 10:43

気を取り直し、アブミのような梯子を登り

3/20 10:47

ここは大したことありませんでした。が突風が吹きすさび体が持って行かれそうになり焦りました。

3/20 10:48

前尾根方面。今日みたいな強風の中でも岩登りに来ているんでしょうかね

3/20 10:50

3/20 10:52

あ、ピンクのホールドがありました！　でもこれより前に数字の2のホールドがあったハズ。やはりコースミスしたのかな…

3/20 10:53

ピンクのホールドを過ぎればヴィアヒェラータの核心。クラックを登ります

3/20 10:54

下部。

3/20 10:56

上部。

3/20 11:03

なんとか登れました。他の箇所もそうですが、ワイヤーをA0しないと思いの外難しい所が結構ありました。あなどっていました…

3/20 11:05

あれは、中道登山道のおばれ岩でしょうか？

3/20 11:06

後は普通に登るだけ

3/20 11:12

と言っても薮の中を歩くのですが…笑）

3/20 11:12

薮を歩くと、中道登山道に飛び出して終了。
写真右下から出てきました。はち合わせすると驚かれると思います。

3/20 11:13

中道登山道の7合目

3/20 11:27

中道登山道の8合目。せっかくなのでここから富士見尾根を登りたいと思います。こちらは確保するものはありません

3/20 11:27

8合目のこの岩が取り付きらしいです

3/20 11:30

その前に北側の展望を

3/20 11:30

御池岳？藤原岳？

3/20 11:30

奥から藤原、竜、釈迦と並んでいるんでしょうか

3/20 11:34

ウロウロと取り付きを探していると慰霊碑？が

3/20 11:36

その横の辺りにありました。富士見尾根チムニー

3/20 11:40

外に出ようとするものの手がかりが見当たらず…ザックも引っ掛かり結構苦しいです

3/20 11:40

這い上がりました。

3/20 11:43

眼下には湯の山温泉街？が一望

3/20 11:44

もう一箇所チムニーを探していたら、どうも写真の奥ぽい

3/20 11:45

これかな？強風で上から砂や砂利が容赦なく降ってくる…
岩が落ちてきませんように！
途中かなり古くてヤバそうな細い鎖がありました

3/20 11:51

砂のシャワーを浴びながら何とか富士見尾根を登りきり無事終了。

3/20 11:52

眼下には一般登山道が

3/20 11:52

最後は歩きです

3/20 11:54

笹薮を掻き分け

3/20 11:58

あれが富士見展望台かな？

3/20 11:57

正面に本谷の大黒岩。傍に3名おられます

3/20 11:58

鎌ヶ岳良い感じですね

3/20 11:58

鎌ヶ岳と大黒岩。ロープウェイは強風のため運休でしょうか？待っていても来ませんでした

3/20 11:59

うるさい藪を掻き分け

3/20 12:02

中道登山道と合流し富士見台の裏手に

3/20 12:03

富士見台。あ、富士見岩というんですか…

3/20 12:16

風がキツイので山頂には行く気が失せました

3/20 12:16

本当凄い風。この道標も

3/20 12:16

ご覧の通りマックス揺れていました

3/20 12:19

裏道登山道で風が弱い所まで降ります

3/20 12:35

こんなキツイ風の中、登っているのかな〜？　などと思っていると

3/20 12:49

「ロープ半分」とコールが響きました。
うぉっ！気を付けてくださいね。

3/20 13:09

結局、うさぎ岩まで戻り休憩。

3/20 13:09

ヴィアヒェラータにはこんなアプローチシューズが良いかもですね。

3/20 13:49

駐車場まで戻りました。

撮影機器：

EOS Kiss X5 CANON

感想

tamu-chan

そろそろ岩も練習しておかないとと思いつつ
天気が良さそうなのでボルダリングジムには行く気にはならず、
以前から気になっていたヴィアフェラータと富士見尾根を登りに行きました。
トポ図などは見つけられず、人様のレコを見て何とかなるだろうと
登攀具をザックに詰め半場手探り状態でいきました。

基部まではGPSで確認しながらあまり迷わず行けました。
登り出しは高度感に足が少しすくみましたがその内慣れました。
それより、思った以上にグレードが高いと感じ
安全確保のためのワイヤーを何度もA0しながら登りました。
また、結構迷いながらでしたからルートを探すのに時間を取りました。
1箇所完全にスルーしてしまったようです。
その他、風がかなりキツく何度も煽られ風が切れるのを待つハメに。
課題は残るものの、ジムには無い緊張感やルートファインディング
風の洗礼まで受けて充実した山行になりました。

※ヴィアフェラータとはイタリア語で「鉄の道」という意味の
人工登攀の岩壁ルートです。一般登山では行けない岩壁へのアクセスが可能で
ヨーロッパに色々あるそうです。