七時雨山(岩手県)


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 546m
- 下り
- 536m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
頼めば七時雨山荘で駐車可。 標識完備、危険、迷うような場所、まったくなし。 七時雨山荘、七時雨鉱泉、ともに入浴可 |
写真
感想
実際に登った日は8月10日です。
記憶をたどっても、いつのことか定かではないほど以前、地図か山の本かで眼に入った『七時雨山』、万葉的な音色のその名と文字から触発される豊潤なイメージから、気になって、気になってしようがなかった『七時雨山』、久恋の山、小学校時代のやり残した夏休みの宿題、忘れてはいないものの、いまだ返していない数百円、といった山でした。
実は「ななつしぐれ」だとばかり想像していましたが、「ななしぐれ」でした。
なんとなく「ななつしぐれ」のほうが好きなのですが・・・。
ところで、この地方ではよく知られた“名山”で、昔は豊作や厄除け祈願のため、最近では小中学校や団体でよくで登られていて、それに、近ごろ“新日本百名山”の一つに選ばれたそうで(知らなかったなあ・・・)、県外から訪れる人が多くなったそうです。
事前の情報は何も手にすることなく、『七時雨鉱泉』へ行けばわかるだろうと
思い、ナビに従って行くと、道路の傍らに『七時雨山荘』の案内が、尋ねると
、登山口はすぐその先、と教えてくれた若奥さんも山荘も感じがよくて、ちょっと早かったけれど、その日はそこでドボ〜ン!
七時雨山荘は一軒宿、鉱泉もあって、名の知れた温泉地の旅館、ホテルとちが
って周囲は放牧場やおおらかな褶曲を描く山々に囲まれて、古きよき日本の高
原のよう、食事はおばあさんと若奥さんの担当、関東ナンバーのクルマもあっ
たので、知る人ぞ知るところなのかもしれません。
七時雨山は約3時間もあれば往復できそうなので、翌日、山登りにしてはゆっくり出かけました。
牧場を横切ってゆくのですが、朝もやの中に数多くの牛の黒い影があって、近
づくとあの動かない“眼”でジッと見つめる鼻先を行くのは、ちょっと不気味
ですね(下山時には、なんと一頭もいなくなっていました!?)。
山そのものは登山口からL字型に尾根伝いに登って双耳峰の北峰に至り、三角点はこちら北峰ですが、南峰のほうが3mほど高く、歴史を感じさせる奉納した剣、石の獅子頭などは南峰にあります。
独立峰だけあって、眺望はすこぶる良く、目の前の田代山をはじめ、秋田駒、岩手山、姫神、八幡平が展開します。
この一帯は放牧場が広がっていて、おおらかな、気持ちのよい光景が展開します。
ひさしぶりに、ゆったりとした気分のままに登った山でした。
山荘から南、約5kmのところに地元の『憩いの家』と同居した「七時雨鉱泉」が
あり、違った温泉に入りたかったのでここで汗を流しました。
『七時雨山』・・・気合いを入れて登る山でもなく、身構える山でもないし、のんびりと・・・う〜ん、よい山です。
おすすめします!
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