正丸峠‐大持山‐(武甲山スルー)
- GPS
- 07:38
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,445m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
案内は完備されており、道迷いの恐れはなし。 正丸峠から最後は武甲山の展望という「大縦走」の企画でしたが脚力的に時間切れでした。 |
写真
感想
またも秩父は霧雨交じりのどんより曇り。当初予定の盟主・武甲山は脚力と時間の余裕を勘案した末、何より登っても何ら眺望を得られないのが確実だったことからパスし、またの機会に譲った。
昧爽4時半に起床し、パンなぞ食らって出発。正丸駅が近づくにつれ、山は湯気を吹き上げるようにガスが巻き、道路には雨の跡。昨日は晴れたのに、週間予報はやはり当てにならん。清潔な電車のトイレを使い、降りたら即出発・・・のつもりだったが、駅員に登山ポストを尋ねると無いとの返事。「本当は必要なのですが」と恐縮しつつ、預かってくれた。
前回と逆を辿って慣れた車道を南へ。この天気でも4、5人同好の士がいたが、先行した1人は前回下った伊豆ヶ岳方面の沢筋の道へ向かった。皆そちら方面のようだ。その分岐を過ぎると間もなく車道は一番奥の家で終わり、たちまち沢筋の登山道になる。時に川床を歩きつつ展望台への道を分け、土砂崩れ復旧地から右上に林道のガードレールを見上げれば、間もなく沢を詰めて正丸峠の店へ続く急階段。伊豆ヶ岳への道を右に見て車道へ飛び出し、汗を絞って山伏峠へ。霧雨交じりの濃いガスだ。名栗げんきプラザ下で左折し、登り返すと山伏峠。名郷方面からのハイカーと出会うがすぐ置き去りにして前武川へと急ぐ。杉林の中はガスで怖いくらいに暗く、見通しが利かない。ほぼガスの中を歩き通しで武川岳に着いた。ベンチに座り、ゼリー食を腹に入れる大休止。誰も来ない。
妻坂峠への道は、「爪先峠」の間違いかと思うほどの急勾配だった。途中2人、峠で1人のハイカーに出会う。先を急いですぐ急勾配に取り付く。降りてきた道ほどではないが、本当にV字型に昇降する厳しいコースだ。一本調子の登りが1075m辺りでやっと一息つける小ピークになり、1110mピーク、鳥首合流と緩い尾根歩きが続いた。
正午にようやく大持山に着くと、先客がいた。小持山から西に伸びる高ワラビ尾根を行き、登山道を無視して直進、藪漕ぎの尾根通しで浦山口駅方面へ向かうという。水が心配でお握りとソーセージだけの昼食を済ませて小持山へ到着すると、先ほどのヤブコギさんがいた。間もなく小学生の男の子と父親が武甲山を通って到着。なかなか体力がある子供と見えた。
汗を搾る10分休憩の後に出発。いろいろ考えた末、今回は見通しも利かない天気でもあるし、遅くなりそうでもあるしで武甲山はあきらめ、山腹をトラバースして浦山口へ向かうことにした。大持山以来、時々石灰岩の岩場を乗り越すことになる尾根道を一気に下ればシラジクボ。ここで男女5人程度のパーティーを追い越す。やはり時間と体力から武甲山は狙わず、トラバースに入るらしい。一足お先に植林帯のその武甲山トラバースに着いた。道は下り基調で伸びているものの、赤ペンキを辿らないとどこへ連れていかれるか分からない。踏み跡も2、3箇所不鮮明な所があって少し迷いかけた。
武甲山頂上からのルートにぶつかる長者屋敷ノ頭のすぐ手前に水場があった。でっかいヒキガエルが番をしている。水を飲み、水筒の中身を入れ替えて、50m先の長者屋敷ノ頭で休憩した。後は一瀉千里と言いたいが、実際は尾根を外れてからの杉植林帯の道が予想以上に険しいつづら折れ。登るのはかなりしんどそうだ。30分近く歩いて、やっと釣り人が入っている沢に出会い、やがて林道終点に出た。さらに延々と30分以上車道を歩いて大きな蕎麦屋の脇を通り、ようやく秩父鉄道浦山口駅前に着いた。
ガードの先にセブンイレブンが見えたのでコーラを買い、名水の勢いよく湧き出る祠わきの樋で靴を洗って、ついでに服も全取り替えした。16:26発の直通快速急行を狙っていたが、16:00の普通電車に間に合った。御花畑駅から至近の西武秩父駅へ歩き、特急を奮発してようやく人心地ついた。
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