小坂志川ウルシガ谷沢遡下降
- GPS
- 04:14
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 298m
- 下り
- 290m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:15
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この週は泊りでの山滑降を予定していたが、何とも土曜日の天候が良くない。日曜日日帰りにするか、沢に転向かと思っていたら、「土曜日に沢に行って、その足で日曜日は越後駒!」とyoshikitoが当然のように言い出す。スキーと沢の荷物両方??確かに日程的にも天候的にもそれが良さそう・・・とはいえ諸々の状況を考えて、結局沢に行って一度自宅に戻ることになった。
今回の個人的な目標は、沢登りの各種手順の復習と、新調したラバーソールの沢靴の使い心地を試すこと。前日にyoshikitoに引き上げシステムの画像を送ってもらって実際にロープワークをしてみたり、懸垂の手順の再確認、昨年の記録のメモの見直しをしておいた。
当日は、気温が18度まであがる春の陽気。ラピッドラッシュ一枚でも暑いほど。沢の水量は少なく、新しい靴の履き心地を試しながらゴロゴロした沢を歩く。今回のボスは2条12mの滝。3つくらいラインが見えるが、相変わらずどこが一番良いラインか、支点はどこだったら作れるかが自分ではわからない。ついていくだけでなく、自分でもどのラインが良いのか、支点はどこだったら作れそうか、意識しながら考えないといけないなーと思う。この滝の核心は、カムの回収だったかも??
それにしても、ラバーソールはヌメっていると本当によく滑る。タワシが必須になる意味がやっと分かった。ちょっとでもヌメってそうなところは、足の置き場をいつもより慎重にした。
最初の滝以外は、ヌメっているのが嫌らしい以外は、特に難しい場所はあまりなく、林道まで到着。と、林道の位置が地図と全然違ってて戸惑う。少し北側の沢から降りたつもりで、途中で地図を見ても合っているように感じてたけど、実は思っていたよりも手前の沢から入渓していたことが帰宅後GPSログをみて分かった。思い込みで地図を見ていると、本当に間違えるもんだなぁ。。
下降では、懸垂下降を2回。懸垂のセットの仕方を確認、先にyoshikitoが降り、私がフォローで降りようとしてセットしてたら・・・間違いなく制動はかかっているのだけど、細かい部分で「本当にあってるんだっけ?」と思い出せないところがあって焦る。結局最初の方法であっていると思いだし、赤っ恥をかいてしまった。やっぱり期間があいたときは実際に手を動かして練習しとかないとダメだわ。。
色々と手順を思い出すことができたし、ラバーソールの履き心地もテストできて、良い沢始めになりました。yoshikito、いろいろフォローありがとうございました!
ちなみに・・・翌日は越後駒ケ岳に行ってみるものの天候の回復が思った以上に遅く、視界も悪いので、奥只見スキー場で11時半ごろまで滑って終了。長い運転させた結果がこれで、恐縮です・・・(しかも朝食はすき家、昼食はコンビニ飯。。。ストイックすぎ。。)
【備忘録】
・期間があいた場合は特に、手を動かして各種手順を確認すること。バックアップ付き懸垂下降、引き上げシステムはロープ使って復習すること。頭でイメージするだけだと絶対に忘れてる。練習してないことは、本番では絶対にやらないこと。
・ラバーソールにはタワシ必須。ヘアゴムで手首に付けられるようにするのは良いアイディアだと思う。
・地図を読むときは、いろいろな証拠を組み合わせて判断すること。決めつけ厳禁。コンパスと高度計だけでは間違いがち。尾根の様子なども見て、総合的に判断すること。
・懸垂下降のとき、ビレイデバイスの制動がかからない方向に角度を変えることでスピードを調整すること。ロープを送り出すのではなく、自重で降りるイメージで。
・懸垂のロープの末端処理はオーバーハンド二回が良いらしい。エイトだと、横の引きに弱いとのこと。
火打山か越後駒ヶ岳への泊りBC山行を計画していたが、天候が芳しくないので、代替として入れていたウルシガ谷沢へ。行程、水量ともに短いわりに、ロープを使用する場面もあるので寒い時期の沢始めには程よい場所だと思う。前回来た時よりもヌメっていたこと、落ち葉で岩が書かれていること、濡れたくない意識、久しぶりなことが重なって前回よりも少し難しく感じた。
コロナを避けるため、朝5:00にtartletさんを車でピックアップして、奥多摩の奥へ。分岐の近くに車を停めて入渓点まで、昨年の台風で荒れてしまったらしい本流から入渓点はやや崩れた箇所があるが問題ない。沢始めなので、やり過ぎるくらいに三点支持を意識することと、とにかく怪我しないことを確認し、入渓した。
ミニゴルジュ帯でヘツリ感を試し、本日の核心部である2段の滝がすぐに表れた。登攀ラインと方法、合図を確認して、自分がリード。tartletさんは疑似リードとして、自分のロープを引きずっと登ってもらった。途中、カムを打つと奥に入り過ぎて抜けなくなったので焦った。まだまだ練習と見極めが必要だ。1段目の上部でピッチを切ったが、もたついたし、引き上げ後に別の支点構成の方(写真に載っているもの)が良いと気づいた。しばらく触っていないと忘れてしまうので、復習しつつ、これから引き出しを増やしていきたい。2段目は水線沿いを直登したが、以前よりも悪い(と感じた)、ヌメル。より確実な足場踏むようにすると、それなりに濡れてしまった。三点支持でというルールだったので仕方がない。今回、これを意識していると思ったよりも2点で登ろうとしていることが多いことが分かった。3点で支えて、1点が崩壊してもバランスを崩さないように登るのが、やっぱり基本だと思うので気を付けたい。2段滝のあとは、特に難しい箇所はなく、落ち葉で隠れた穴にハマったりしながら林道へ。同沢左俣下降で、2か所懸垂下降して、12時に下山。約5時間。
tartletさんは、前よりもへつったり登ったりが上手くなっていた。異常にやる気を出しているので、リードの練習もしたいですね。ただ、写真見返すとヘルメットの被り方が変だった。
今回は、沢靴の足裏感覚とロープワーク、装備の選別を確認し、それぞれ習熟度上げないとなと思いました。ありがとうございました。
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