クマとの遭遇?!【太刀岡山〜黒富士〜曲岳】
- GPS
- 07:31
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,281m
- 下り
- 1,274m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
こんにちは。
こんな折ですが山には行きたい。でも多くの人が様々な形で我慢をしているのに、という思いも。では車で行ける山なら、ということで探してみました。するとイイ感じで周回できるコースを甲府に発見!! 深田氏で有名な茅ケ岳のお隣りです。マイナーな山々で終日誰にも会わないかもと思いましたが、停めた駐車場は最後の1台でした。え?なんで?
登山口からわずか15分ほどにクライミングの方達を集めるイイ感じの大きな岩がありました。ちょうど先頭の方(逞しく美しい方でした)が練習をする人たちのためにロープ掛けをするところだったので そのトライを一部始終見学させていただきました。カッコいい!! 聞けばそこは多くのクライマーを集める練習場所のようです。
そのあと出会った登山者は4組ほどでしたが、黒富士山頂では素敵な出会いがありました。そしてゴール間近であってはならない出会いが!!?
ハサミ岩を過ぎると太刀岡山までずっと急登です。そして鬼頬山直下は四つん這いを要するくらいのマジ急登。でも全体的には尾根道あり、トラバースあり、岩場あり鎖場あり、スリルあり ほっこりありの変化に富んだ本当に楽しい登山道でした。なかでも曲岳〜観音峠はハラハラドキドキの箇所が多く、特に「めまい岩」は先端に向かってみると戸隠山の「蟻の塔渡り」にその取り付き部がよく似ています。私は途中まで行ってすうぐ引き返しました。戸隠のチャレンジを躊躇している方はここでシミュレーションできるかも知れません。
黒富士の先に富士見展望台がありますが、そこからの景色がそれはそれは素晴らしい! いらした地元のお父さんに山座同定してもらったりその他楽しいお話を聞いて楽しい時間を過ごしました。
残りは舗装道をCT1時間ほどの下山道なのですが、そこに「いた」のです!!
ヘアピンカーブを抜けた途端、クマがいました! ついに出会っちまった!!
40〜50mくらい先でしょうか。デカイ! いつも頭の中で「もし出くわしたら」とシミュレーションをしていた(!!)ので自分でも意外なほど冷静でした。立ち止まって背を見せず、目をそらさず、しかし敵意は見せず相手が立ち去るのを待つ。「こちらに走って向かってきたらどうしよう。リュックでぶん殴るか」
しばし睨み合いをしましたが 相手がまったく動かないので こちらがジリジリと後ずさりします。うん? ここで一つ疑念が出てきました。「こいつホントに熊??」
仕方ないので見えないところまで下がりヘアピンを戻ってヤツの姿を上の方から見ます。ところがヤツはちっとも位置を変えません。今一度ヤツをジーっと見てみます。
果たしてあいつは本当にクマなのか? 熊にしては脚が長い? ニホンカモシカは写真で見たことはありますが、遠くてよく分からない。うーん。顔や耳が丸っこいぞ。戻る道はないので立ち去るのを待つわけですが、足元の草を食べてる?
埒があかないので下り道を再び進みます。ひょっこりはんして姿を確かめます。あちらも気づいてまた睨み合い。ドキドキは止まらないのですが見れば見るほど熊ではないという気持ちが強まってきました。
意を決して進んでいきます。やはり熊ではないようです。しかしこいつの正体が分からない。クマでなくても近づいたら襲いかかってくるかも知れない。30m、20m、そして10mくらいになったら突然ヤツが逃げて行きました。その走り方は鹿のそれでした。危機は去りました。横を通ると相変わらずこちらをジーっと見ています。でも敵でないと分かると途端に可愛く見えてきました。とにかく良かった!
オマケですがゴール地点のそばで別なもう一頭を見かけました。振り返ればこの遭遇はなかなか貴重な体験なんですよね。
今日も本当にありがとうございました!!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する