山形神室（関沢から）：稜線上も、もう残雪期か。

2020年04月04日(土) [日帰り]

• GPS: 06:08
• 距離: 10.7km
• 登り: 914m
• 下り: 905m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:06
• 休憩: 1:01
• 合計: 6:07

7:15 スタート地点
8:05 8:12 笹谷峠
9:03 9:15 ハマグリ山
9:51 9:57 トンガリ山
10:35 10:56 山形神室
11:19 11:26 トンガリ山
11:59 12:00 ハマグリ山
12:41 12:41 笹谷峠
12:43 12:50 笹谷峠駐車場
13:22 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関沢ゲート前駐車場：15台程は置けそう。山形自動車道関沢インターから2分と便利。

コース状況／危険箇所等

登山道は、ほぼ夏道に従う。雪上と夏道との接続、踏み抜きなど残雪期の一般的注意は必要である。アイゼンは持参したが、今日の雪の柔らかさから不要だった。

写真

国道286号線関沢ゲート。開通は4月24日。

例の倒木をくぐる。

国道に出て振り返ると朝日連峰が見える。

笹谷峠の茂吉の碑、大関山は雪が無いように見える。

1050mまで登ると、カケスガ峰の向うに雁戸山も見えてくる。

熊野岳もきれいに見える。

月山、今日は賑わっているかな。

ハマグリ山の稜線に達するとトンガリ山〜山形神室〜仙台神室が見える。

標識手前のハマグリ山山頂付近の稜線を行く。

ハマグリ山山頂標識と山形神室〜仙台神室の稜線。

ハマグリ山から仙台神室。

ハマグリ山から山形神室。

ハマグリ山からトンガリ山。

ハマグリ山から月山のアップ。

ハマグリ山から朝日連峰、大朝日岳。

ハマグリ山から朝日連峰。

ハマグリ山から瀧山、背後に飯豊連峰が見えたのだが。

ハマグリ山から中央蔵王、熊野岳。

ハマグリ山から雁戸山方面。

ハマグリ山からトンガリ山〜山形神室。

ハマグリ山から下ってトンガリ山への登り。

トンガリ山山頂と山形神室。

トンガリ山山頂から山形神室。

トンガリ山山頂から仙台神室。

トンガリ山山頂から月山〜葉山。

山形神室山頂まで後少し。

山形神室山頂。

山形神室山頂標識と仙台神室。

山形神室山頂から仙台神室。

山形神室山頂から大東岳と二口の山々。

山形神室山頂から面白山方面。

山形神室山頂から月山〜葉山。

山形神室山頂から朝日連峰。

山形神室山頂から瀧山。

山形神室山頂から中央蔵王。

山形神室山頂から雁戸山方面。

山形神室山頂から、葉山の右には鳥海山が見えたのだが。

山形神室山頂下から帰路、トンガリ山、ハマグリ山。後ろには雁戸山から熊野岳。

トンガリ山からの下りの雪稜。

雪の沈み方から、カモシカの足跡かな。

ハマグリ山から雁戸山を見ながら下る。

笹谷峠の駐車場、今は車では来られないから空。

感想

kyen

この週末は土曜の日中は晴れで暖かい。夜、寒冷前線が通過、日曜は気温低下、強風の予想である。土曜に近くで雪のある所を歩いて見ようと、しばらく笹谷峠にも行っていないので、笹谷峠から山形神室岳まで行ってみることにした。笹谷峠の国道286号線は冬季通行止中なので関沢から歩かなければいけないのだが。

関沢はインターから直ぐで便利、7時過ぎ到着で他に車は3台。閉鎖ゲートの左側から286号線に入り登って行く。しばらく道路を行くと杉林に入る道があり、また道路に出て、笹谷峠旧道の立札から、また山道に入る。一度道路のカーブの端に出て、また山道。大きな倒木がある辺りから沢沿いを登る。後2度道路のカーブの端を通過。その後4回道路を横断しながら登っていき、急に斉藤茂吉の歌碑のところに出る。ここまで後半少し雪の上を歩く程度。空は快晴で、山形の街の向うに朝日連峰がきれいに見える。笹谷峠からは駐車場脇から山形神室方面へ向かう。

大関山の登りは南面なので、ほぼ雪はない夏道を行く。大きくジグを切っているので登りやすいし、高度も稼げる。徐々に急になってくる。ハマグリ山への稜線になるとほぼ雪の上となる。一部夏道の右の稜線上を行く部分もある。ここは雪庇のできるところだが、もう落ちてリッジ状になっているので安心である。ここまで、朝日連峰や月山がきれい。中央蔵王の地蔵岳、熊野岳、ハマグリ山山頂が近づくと雁戸山も見えてくる。もちろん往く手のトンガリ山、山形神室岳や、仙台神室岳も大きく見えてくる。天気は快晴で、風もそれ程強くない。気温は稜線上でも10℃近くあるだろう。いかにも残雪の稜線である。

ハマグリ山からは夏道通りである。ここからの下りは2段になっているのだが、後の方の岩場は上半分は雪なし、ロープも出ている。中程から、左の急な雪面に出て下る。鞍部からしばらくは雪原歩き、そして急な雪面の登りとなるが、雪は適度に柔らかく、登り易い。ただし、後半は雪の詰まった狭い夏道となる。頂上近くでは完全な夏道の所もある。トンガリ山山頂は冬は展望が良い。山頂からの稜線は夏道が出ていないので、潅木をくぐりながら稜線上を行く。鞍部は雪原となるが、山形神室の登りは、トンガリ山と同様、山頂近くなると雪の詰まった夏道となる。山形神室の山頂は雪原になっている。

山形神室の山頂も無雪期より展望が良い。ここで初めて北方向の山々の展望が広がる。大東岳、糸岳から南面白山、面白山が近くに見える。遠くには船形山から三峰山まで、雪でやや白く見える。月山、葉山の右に鳥海山も見える。ここでゆっくり休憩後、帰路に向かう。今日は気温が高いので往路登ってきた道（南面）は雪が少し融けてきて道に水が流れているような状態になっていた。ハマグリ山の登り返しは北面なので軟雪と岩の状態は変らず。

もう少し雪が多いと思っていたのだが、すっかり残雪期の山である。残雪期の山の注意点二つ、雪上と夏道の接続注意と、前者の踏み抜きは後者の戒めの季節となった。今日は9人の方と出会った。なかには仙台神室まで往復した方もいたようだ。