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記録ID: 2287429
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ハイキング
東海

美濃平家

2020年04月04日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.5km
登り
1,004m
下り
49m
天候 薄曇りのち小雨
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長良川を0700→ 板取0800→ 川浦渓谷0830
コース状況/
危険箇所等
中部電力の巡視路を辿るから道迷い等特に無し。但し標高1000メートルから残雪があり、早朝雪の締まっている時はアイゼン必要。また、落ち葉等で踏み跡が不明瞭な所があるが、「怪しい!」と思ったら頭上を見上げること。送電線はほぼ南北に張られている。
その他周辺情報 板取温泉は休業中
板取川と海の溝洞の合流点。後ろは美濃平家への尾根。
2020年04月04日 08:14撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 8:14
板取川と海の溝洞の合流点。後ろは美濃平家への尾根。
登り始めは結構な急登が続く。
2020年04月04日 08:52撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 8:52
登り始めは結構な急登が続く。
踏み跡は真っすぐ登っているが、これは植林作業道。美濃平家へは左へ入って植林された斜面をトラバース。
2020年04月04日 09:07撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 9:07
踏み跡は真っすぐ登っているが、これは植林作業道。美濃平家へは左へ入って植林された斜面をトラバース。
植林帯のトラバース。
2020年04月04日 09:10撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 9:10
植林帯のトラバース。
一汗かいて尾根へ上がると日永岳が目に入る。
2020年04月04日 09:36撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 9:36
一汗かいて尾根へ上がると日永岳が目に入る。
幻想的なブナの森。これが奥美濃だ。新緑のころには、ひょっこりかわいい妖精でも現れそうだ。
2020年04月04日 09:39撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 9:39
幻想的なブナの森。これが奥美濃だ。新緑のころには、ひょっこりかわいい妖精でも現れそうだ。
爪とぎ跡。人間の爪ではこんな傷を付けられない。いかに彼らのパワーが凄いかを思い知らされる。
そっと指でなぞってみた。
2020年04月04日 10:02撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 10:02
爪とぎ跡。人間の爪ではこんな傷を付けられない。いかに彼らのパワーが凄いかを思い知らされる。
そっと指でなぞってみた。
1000メートルからは残雪の稜線を歩く。ところどころ腰までしずんでしまう落とし穴がある。
2020年04月04日 11:19撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 11:19
1000メートルからは残雪の稜線を歩く。ところどころ腰までしずんでしまう落とし穴がある。
ブナの大木。とおくから見るとただの一本の木なのだが、根元を両手で抱えて見上げると、皆それぞれ違っている。
2020年04月04日 11:30撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 11:30
ブナの大木。とおくから見るとただの一本の木なのだが、根元を両手で抱えて見上げると、皆それぞれ違っている。
見飽きない。一本一本見上げていたら、かなり時間を取られてしまった。先を急がなければ。。頂上に着く前に日が暮れてしまう。
2020年04月04日 11:32撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 11:32
見飽きない。一本一本見上げていたら、かなり時間を取られてしまった。先を急がなければ。。頂上に着く前に日が暮れてしまう。
人間の足跡。大小ふたり分あるから、おとこと女か。たぶん一週間ぐらい前のものだらう。
2020年04月04日 11:34撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 11:34
人間の足跡。大小ふたり分あるから、おとこと女か。たぶん一週間ぐらい前のものだらう。
正面が美濃平家。特徴も何も無いただのこんもりとした塊。これが奥美濃第四番目の高峰。これより高いのは能郷白山、磯倉と前山だけ。
このピークを名古屋高島屋の展望フロアから特定できる者は相当な奥美濃通。
2020年04月04日 11:54撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 11:54
正面が美濃平家。特徴も何も無いただのこんもりとした塊。これが奥美濃第四番目の高峰。これより高いのは能郷白山、磯倉と前山だけ。
このピークを名古屋高島屋の展望フロアから特定できる者は相当な奥美濃通。
美濃平家への入り口。かすかな踏み跡と真っ赤なテープがところどころに。人気のある越前平家とは違って、その道のマニアにしか登られていないようだ。
2020年04月04日 12:05撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 12:05
美濃平家への入り口。かすかな踏み跡と真っ赤なテープがところどころに。人気のある越前平家とは違って、その道のマニアにしか登られていないようだ。
木の枝、根っ子に笹、掴めるものはなんでも掴んでヤケクソで体を引き上げる。
2020年04月04日 12:06撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 12:06
木の枝、根っ子に笹、掴めるものはなんでも掴んでヤケクソで体を引き上げる。
15分の藪との格闘で雪の頭頂部に到着。
2020年04月04日 12:20撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 12:20
15分の藪との格闘で雪の頭頂部に到着。
標識も何もないが、ここが一番高いから山頂なのだろう。後ろに見えるのが滝波。
2020年04月04日 12:26撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 12:26
標識も何もないが、ここが一番高いから山頂なのだろう。後ろに見えるのが滝波。
晴れていれば北アルプス、中央アルプスが見渡せるのだが、生憎の曇り空だ。辛うじて御嶽だけは確認できる。
ハーモニカはクロマチックで、きわめて渋く藤島たけおの「お月さんこんばんは」。

♪♪・・可愛あの娘は オラを見捨てて 都へ行っちゃった りんご畑の お月さんこんばんは・・・♪

こんな山に華やかさなんかは似合わない。
2020年04月04日 12:30撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 12:30
晴れていれば北アルプス、中央アルプスが見渡せるのだが、生憎の曇り空だ。辛うじて御嶽だけは確認できる。
ハーモニカはクロマチックで、きわめて渋く藤島たけおの「お月さんこんばんは」。

♪♪・・可愛あの娘は オラを見捨てて 都へ行っちゃった りんご畑の お月さんこんばんは・・・♪

こんな山に華やかさなんかは似合わない。
夏草の時はまったく気づかなかったのだが、よく見ると三角点らしきものが藪のなかに。。確かにここが一番高い。
2020年04月04日 12:31撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 12:31
夏草の時はまったく気づかなかったのだが、よく見ると三角点らしきものが藪のなかに。。確かにここが一番高い。
 頭頂部には東西南北が正確に刻まれた十字がある。側面の文字は消えかかっていて読めないが、陸軍測量部(国土地理院の前身)が設置したのだろうか。滝波や越前平家には三角点があるのに、それらより高いところに何もないのはおかしいとでも考えたのだらう。
 名前にしたところで、今西錦司隊が「美濃平家」と呼ぼうと提案してからだ。それ以前は名無しの権兵衛だった。
わたしはそんな山が大好きだ。だから、ダニに噛まれても、熊に睨まれても、性懲りもなく5回も来てしまった。
2020年04月04日 12:38撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 12:38
 頭頂部には東西南北が正確に刻まれた十字がある。側面の文字は消えかかっていて読めないが、陸軍測量部(国土地理院の前身)が設置したのだろうか。滝波や越前平家には三角点があるのに、それらより高いところに何もないのはおかしいとでも考えたのだらう。
 名前にしたところで、今西錦司隊が「美濃平家」と呼ぼうと提案してからだ。それ以前は名無しの権兵衛だった。
わたしはそんな山が大好きだ。だから、ダニに噛まれても、熊に睨まれても、性懲りもなく5回も来てしまった。
山頂部は風が強くて寒いので、38番鉄塔の下に移動してオニギリとコーヒー。腰を下ろした横にフキノトウ。カタクリはまだまだ先のようだ。
越前側の山々を眺めながらハーモニカをもう一曲。美空ひばり「越後獅子の唄」。きょうはなんでか渋い。。
2020年04月04日 13:23撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 13:23
山頂部は風が強くて寒いので、38番鉄塔の下に移動してオニギリとコーヒー。腰を下ろした横にフキノトウ。カタクリはまだまだ先のようだ。
越前側の山々を眺めながらハーモニカをもう一曲。美空ひばり「越後獅子の唄」。きょうはなんでか渋い。。
奥美濃の代表能郷白山は霞んでしまって、よく見えない。左のこんもりが藪左門。
実は昨夜、能郷にするか平家かで迷ったのだ。だからザックにはアイゼンが入っている。
2020年04月04日 13:23撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 13:23
奥美濃の代表能郷白山は霞んでしまって、よく見えない。左のこんもりが藪左門。
実は昨夜、能郷にするか平家かで迷ったのだ。だからザックにはアイゼンが入っている。
越前平家と井岸山。真ん中に荒島。右手に加賀白山も霞んでいる。越前を代表する名峰のそろい踏み。
2020年04月04日 14:01撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 14:01
越前平家と井岸山。真ん中に荒島。右手に加賀白山も霞んでいる。越前を代表する名峰のそろい踏み。
登りには無かった熊の足跡。わたしの匂いを嗅ぎつけただろう。
2020年04月04日 14:13撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 14:13
登りには無かった熊の足跡。わたしの匂いを嗅ぎつけただろう。
45番鉄塔に取付けられていた地図。標高1100メートル。登山道にこういうのがあるととても便利。
2020年04月04日 15:19撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 15:19
45番鉄塔に取付けられていた地図。標高1100メートル。登山道にこういうのがあるととても便利。
この付近は落ち葉で登山道がよく分からない。
2020年04月04日 15:24撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 15:24
この付近は落ち葉で登山道がよく分からない。
ぬたば。
2020年04月04日 15:25撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 15:25
ぬたば。
高賀山と蕪山。
2020年04月04日 15:26撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 15:26
高賀山と蕪山。
新緑のころにもう一度歩いてみたくなるやうなブナの森。
2020年04月04日 15:31撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 15:31
新緑のころにもう一度歩いてみたくなるやうなブナの森。
ここから植林帯へ入って急斜面を下る。
2020年04月04日 15:32撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
4/4 15:32
ここから植林帯へ入って急斜面を下る。
墨絵のような日永と笹畑。このふたつもしばらく行っていない。
2020年04月04日 15:36撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 15:36
墨絵のような日永と笹畑。このふたつもしばらく行っていない。
華やかさの無い山で申し訳ないと思ったのか、ちょっとだけタムシバが咲いていた。この山のそんな思いやりに思わず頬が緩んでしまう。好い山だ。
2020年04月04日 16:01撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 16:01
華やかさの無い山で申し訳ないと思ったのか、ちょっとだけタムシバが咲いていた。この山のそんな思いやりに思わず頬が緩んでしまう。好い山だ。
山頂から下って、3時間で駐車地。小雨が降ってきたので年甲斐もなくトレイルランナーのように急いだせいか、予定より一時間も早く着いてしまった。
2020年04月04日 16:14撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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4/4 16:14
山頂から下って、3時間で駐車地。小雨が降ってきたので年甲斐もなくトレイルランナーのように急いだせいか、予定より一時間も早く着いてしまった。
撮影機器:

感想

 全行程8時間のコースタイムだが、わたしにとってはこれが一日に歩ける限界だらう。もうすぐ67度目の誕生日がまたやって来る。
 先週下見をしておいて、頭のなかにイメージだけは叩き込んでおいたから、慌てふためくことなく7時のニュースを見てから家をでた。岐阜でもコロナが40人を超えて、外出自粛願いが出ているけれども、美濃平家ではひととの濃厚接触の可能性は限りなく「ゼロ」にちかいだらう。気がかりなのは、わたしの体のどこかにくっつぃているかも知れないウイルスが、鹿や熊、サルに伝染しないだろうかという事だけだ。奥美濃の「ぬし」はかれらなのだから。

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