桜色に染まる山肌―小仏川〜小下沢を経て北高尾山稜〜八王子城跡
- GPS
- 05:15
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 620m
- 下り
- 549m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:05
天候 | 曇のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子城跡🚏14:29(西東京バス) 高尾駅北口🚏14:41 |
写真
感想
せっかくスギ花粉が早く飛散終了となったのに、遠出ができない今年の春。
今日も晴の予報だったので、近場で人が少なそうな北高尾山稜を歩くことにした。
朝起きると予報に反して曇天で、気温は予報どおり低かったがそのうち陽も射してくるだろうと出かけることにする。
高尾駅北口では小仏行のバスに並んでいる人が意外と多い。
小仏からどちら方面に歩くのだろうか。
我々はバスには乗らず、小仏川沿いの「高尾梅郷遊歩道」を行く。
梅郷遊歩道という名称だが桜も多く、林床にはニリンソウもたくさん咲いていた。
途中高尾天満宮の手前では「きらぼしの森」というきらぼし銀行出資の森があり、植林伐採後にサクラとカエデが植えられていた。
これらの苗木が大きくなれば、春も秋も楽しめる場所になるだろう。
遠くに見える山肌もところどころヤマザクラの色に染められていて、今が盛りのようだ。
圏央道の裏高尾橋が見えてくると、高尾梅郷遊歩道も終了。
昔からある味わい深い木造建物のある蛇滝口から圏央道の八王子ジャンクションの脇に登ると「湯の花トンネル銃撃遭難者慰霊碑」がある。
1945年8月2日の八王子大空襲から3日後、新宿発長野行の列車が米軍のP51戦闘機に銃撃された事件であり、これは我が国最大規模の旅客列車銃撃空襲だ。
この事件のことを知ったのは「戦後50年」だった中学2年生の時に地元の戦争体験談を聞く会に参加した時だった。
このトンネル、公式には「湯の花トンネル」だが地元では「猪の鼻(いのはな)トンネル」と呼ばれている。
北高尾山稜から南側に突き出た尾根が旧甲州街道から見ると、まるで猪(いのしし)の鼻のように見えることから付いた名称なのだから「猪の鼻トンネル」に統一すればいいのにと思う。
何でもネットで検索の現在、「湯の花」と「猪の鼻」と名称がブレているのはマイナスにしかならないと思う。
この猪の鼻の尾根、東半分は圏央道の八王子ジャンクションの建設で削られてしまったが、通り過ぎてから西側から振り返ると元の姿が残っている。
この先からは旧甲州街道の車道歩きになってしまうが、ところどころ思いのほか桜が多い。
小下沢(この地名の表記も「木下沢」と書く場合もありブレがある。)は梅林で有名だが、梅の花も終わった現在はひっそりとしている。
林道が一部昨年の台風19号で崩落しているとのことだったが、人が歩くのは大丈夫だった。
北高尾山稜は初めてだったが思っていたよりも明るい稜線だった。
意外と広葉樹が多く、葉が展開する前だからだろう。
が、天気は予報よりも悪くどんよりとしていて、北風は予報どおり強くて寒い。
昨日の初夏のような気温が嘘のようだ。
時折陽が射すこともあり、陽が射すだけで気分がよくなるので、陽の光の大切さが身に染みる。
八王子城跡には、観光客らしき人がちらほらいるが、当然皆地元の人だけのようで、城跡から見える八王子市街の風景に、どこそこが見えているねと話している。
ますます北風が強く寒くなってきたので早く帰ろうと急いで下りると、下りきったところで雨が降ってきた。
高尾駅まで歩いて帰るつもりだったが、ちょうどバス停にバスが待っていたので乗ることにした。
途中地元の人が短い区間乗車してきたが、ほぼ貸し切り状態だった。
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