立山縦走(弥陀ヶ原〜室堂〜浄土山〜雄山〜大汝山〜富士ノ折立〜真砂岳〜みくりが池〜奥大日岳〜室堂)【過去レコ】
- GPS
- 56:00
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,412m
- 下り
- 1,923m
コースタイム
9/22 みくりが池温泉6:30〜室堂山展望台〜浄土山9:00〜雄山12:00〜大汝山〜富士ノ折立〜真砂岳14:30〜大走り〜みくりが池温泉18:00
9/23 みくりが池温泉6:30〜奥大日岳9:30〜室堂13:30
天候 | 9/21 快晴 9/22 晴れ時々曇り 9/23 雲が多い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
室堂〜扇沢 アルペンルート 5,000円位? 扇沢〜長野 バス 2,500円位? 長野〜東京 新幹線 8,000円位? |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された登山道 一ノ越から雄山はやや急で滑りやすく落石注意 |
その他周辺情報 | みくりが池温泉に2泊しました 各寝床スペースがカーテンで仕切れ、コンセントが1口ずつあってビックリ! 500mlアクエリアス250円 |
写真
感想
\(^∀^)ノ
憧れだった立山黒部アルペンルートを、念願の平日休みに通り抜け、
ついでに黒部峡谷まで楽しんだのはこの年の6月。
次はいよいよ縦走しようと、満を持してやってきました三連休!
現地に着くのは8時と若干遅いため、
初日は弥陀ヶ原からテレビで観た獅子ヶ鼻岩を散策し、歩いて室堂へ!
まる一日使える二日目はお目当ての立山三山縦走(浄土山〜雄山・大汝山・富士ノ折立〜別山)し、最終日は奥大日岳と、盛り沢山の計画です!
前回雪で滑りそうで上れなかった立山カルデラ展望台を見学し
弥陀ヶ原の散策路へ。
朝早いため人はまだまばらで、美しい景色が楽しめます。
獅子ヶ鼻岩へは鎖場もあり、難しかったらどうしようと思ってましたが
簡単で冒険のように楽しく、あっという間に終わりました。
どこが獅子ヶ鼻岩だったンだとわからないまま再び木道へ。
不完全燃焼でした…
(今考えると、時間あるのだから探してみれば良かった!)
しかし絶景なモンだから、どんどん先に進みたくなる。
天狗平を経由し室堂に着く頃には、けっこう足が疲れちゃいました。
まだ毎日あるぺん号に慣れていなかった為、寝不足でもあったし…
整備された遊歩道は固くて足に優しくないし(;_;)
というわけで、地図を見て気になっていた玉殿の岩屋へ寄り道。
けっこう階段があった気がしますが、とても良い所でした。
けっこう人がいて邪魔だった←オマエモナ
そして、今回の宿はみくりが池温泉です!
早めに予約したから一人用ベッドスペースが確保できるかな…と期待してたのですが
山小屋によくある蚕棚のような大きな2段ベッドの部屋で、各4人分のスペースがあり、一人ずつカーテンで区切ることが出来、専用のコンセントまでありました!
私、山小屋だからンなものないと思って、充電セット持ってこなかったのに!
まだこの時は素人だった私です(←今は玄人なのか?)
女性部屋でしたが、だからってブラジャーを干してた隣の女性に違和感…
しかも警報みたいな怖い音のアラームを鳴らしやがって、ビックリしたよ!
食事は旅館並みで、卓上で固形燃料で鍋や焼き物を食べたりするのですが
当時の私はマッチやライターの火を点けるのが苦手というお嬢様でした。
関係ないけど未だに体温を測るのも苦手です(←バカなの?)
3日間通して、お腹はすくのに食欲はないという悲劇に見舞われ、
それでも頑張って食べたけどとても辛かったです(←贅沢な悩み)
ここでは、他の登山者と談笑したりはほとんどありませんでした(涙)
翌朝。5時出発とか意気込んでましたがやはり起きれず、6時半出発。
朝食は弁当にしてもらいましたが、マス寿司はあまり好きじゃないンだよなー(ワガママ)。
当時の日記にはアクエリアスが250円だった!と書いてありましたが、
今まで最高金額は赤岳天望荘の400円だったかな?
しかしそれより高かったのは、青ヶ岳山荘の甘酒紙コップ1杯600円でしたが…。
室堂の水場で水をたっぷり汲んで出発。
ちなみに館山散々、じゃない立山三山縦走とは、
「雄山・大汝山・富士ノ折立」をいうことも多いらしいですが
本当は「浄土山・立山(大汝山)・別山」だということで、私もそれを目指します。
室堂山展望台にも立ち寄り、浄土山からは龍王岳も…なんて思ってましたが
すごく急斜面に見えたし時間もないので諦めました(当然だ)
当初の予定では、「10時ぐらいに雄山につけば別山まで行けるな」と思ってましたが、一ノ越に着いたのが10時過ぎというていたらく。
マス寿司は一つ食べましたが食欲がなくて、でもお腹はすくから山荘できつねうどん(マルちゃん)とコーヒーを買って食べるも、お湯がぬるいのか麺がほぐれず美味しくなかった思い出ぽろぽろ。
やっとこさ雄山への登り。登山者が超多いです。
しかもけっこうな急斜面、小さな落石も起こしやすくてビビります。
滑ってしりもちをついた山ガールを見て、私も不安になります。
時間的に縦走は厳しいのですが、ここを下るのはやめようと思いました。
雄山では祈祷料を払わないと一番上まで行けないのですが、
別にお金はいいンだけど時間がないのでスルー。
次は大汝山、立山の最高峰、というか立山ですね。すぐそこ。
そしてこれまたすぐの富士ノ折立。
岩を攀じ登る感じで難儀してる親子連れもいましたが、少々の渋滞で登頂。
だいぶガスが出てきてしまいましたが、それでも絶景です!
そして稜線をアップダウンすると、真砂岳。
時は2時半。泊まりだし別山まで無理して行っちゃってもいいのですが
コースタイム通りでも5時半とかヤバイ?
しばし腰を下ろして休憩するも、今回は諦めました…。
実は足がすっかり疲れちゃって、もうガクガクだったのれす。
ここでおっちゃんに道を聞かれましたが、こういう人って地図とか持ってないンですかね?
さて大走りで下ります。急斜面的な説明がどこかに書いてあった気がしますが、
最初ちょっと怖かったけど、あとは平気でした。
でも足が辛いしそれなりに緊張しながら写真も撮りつつ超トロトロ歩いてたから
通りすがりのおじさんが「膝が痛いンでしょ?これあげるよ!」と漢方薬をくれました。
いや、膝は痛くないンすけど…。そう言ったのに無理やり渡されました。
まぁ、気持ちは嬉しいです。ありがとうね。
(後に母に話したら、「人からもらった薬なんて、絶対飲んじゃダメよ!」と言われましたが。哀しい現実…)
コースタイムの2倍ぐらいかかって下までたどり着くも、なんとなく道に迷ってわけわかんなくなりながら、キャンプ場は見えてるので別に焦ることなく沢沿を進み、橋を渡ってハイ雷鳥沢。当時はテントを買ったばかりでまたテント泊をやっておりませんでした。ここからまた疲れるだけの固い石畳の道を階段もあったりしながらとぼとぼと歩き、すっかり真っ暗になってしまいました。知らないおじさんに心配されましたが「みくりが池に泊まるので」というと「ああ、それならいいね」と。どんだけ私頼りなさげ? 夕食も美味しく温泉も入って満足して寝ました。
翌朝。今日はアルペンルートで扇沢まで帰らなければならないのでお昼には登山を終了していたい。
自分の足を考えたら5時には出発を…と思っていましたが、やっぱり起きれず6時半(毎度)。
今日の朝食も弁当にしてもらいましたが、おにぎりで昨日の酢飯より私には食べやすい。
なんとか1つ食べましたが、やっぱり食欲がないのでした。
奥大日岳へ向かう人は少ないのではないかと、クマが心配でしたが(笑)
中高年グループがいたので後ろをついていく気でいると、「どうぞお先へ」と言われ、しょうがなくまた追いつかれるのもアレなので早足で歩きました。
いや、ほんとは一人で歩くのが快適で大好きなンだけどね。怖い時もあるから。
でも朝のうちは晴れていて、景色が素晴らしかったです。
しかし思ったより遠く(←甘ーい!)まだなの?と思いながら山頂に到着。
はい、ガスってしまいました。しかも男女3人パーティも到着し、静かな山頂も台無し。すぐに下ることにしました。
それにしても気持ちが悪い。お腹が空きすぎているのです。
しかし食欲がなくて困り、少しでも食べやすそうなチーかまを、無理やり口に入れました。
しかし気持ち悪い。でも山歩きは快適無敵、もうすぐ終っちゃうなぁと思いながら、
「そうだ!みくりが池でソフトクリーム食べよう!きっと美味しいよ!」
と子供のご褒美みたいなこと考えながら下山。
念願のソフトクリームは、冷たくて食べやすかったけど、やはりあまり美味しくなかった。
高山病だったのかな?こんなに食欲がなかったのは…
というわけで、充実した立山の三日間は終わりを告げました。
本当は一ノ越から歩いて下るというのをやってみたかったけど、人も少なく迷いやすいというウワサ(←どこで?)なので、今の私にはまだ難しいと思い、おとなしくアルペンルートで帰ることに。お金がツライです。
しかし、ここで、テレビで観たことがある山岳ガイドさんを見かけました。
ツアー引率中でしたが、やはり登山者の間ではそこそこ有名人で、写真を撮ってる人もいました。
私もなんだか知り合いのような気がしてしまいましたが、向こうが私のことを知ってるはずもないのに、なぜか照れ臭い気がするのでした。
また、アルペンルートは中国人観光客が多く、団体で広がって歩くため邪魔で…。
追い抜こうとしたら靴のへりを踏んでしまったようで、とっさのことで反応が鈍かった私に「すいませんぐらい言ってよ!」と怒鳴られてすっかりへこみ…
後でまた鉢合わせしたら怖いから、目立つ赤の上着を脱いだ小心者は私です…。
ロープウェイの順番待ちをしていた時には、話のうまい気さくなスタッフさんが
「こんなバカ高いアルペンルートをご利用くださりありがとうございます」から始まり、除雪費用が一億超!とか、色々楽しい話をしてくださった上で、アルペンルートの美しい景色の写真集を手に奥から若いイケメン?スタッフが数人出てきて販売。
そのノリの良さに客のおばちゃん連中を中心に飛ぶように売れ、かくいう私もノリで買ってしまいました。が、ちょっと後悔してしまいました…。
というわけで、7年も経ってるから全部忘れちゃってるかと思ったけど、写真と当時の日記を見返すと思い出が蘇り、もう一度立山に登ったような気持ちになれました。
あと、お花もけっこう咲いていたのですが、今回は景色が素晴らしかったので花の方に気が向きませんでした。
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