幌尻岳 新冠コース



- GPS
- 56:00
- 距離
- 39.6km
- 登り
- 2,265m
- 下り
- 2,248m
コースタイム
3日 新冠幌尻山荘6:15-8:50中間点-9:30水場-11:00幌尻岳山頂11:30-14:30新冠幌尻山荘
4日 新冠幌尻山荘6:00-10:00ゲート
天候 | 高気圧圏内で晴れ のはずが、、、 実際は谷の通過からの台風の影響で、 2日 晴れ時々雨がぱらつく 3日 晴れ一時雨がぱらつき、稜線上はガスがあるところもある。景色は良い。 4日 曇。風が強い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲートからの17.5kmの林道は落石とかはあるものの修繕もされておりただひたすら長いだけの林道 小屋は1階の床が斜めになっているほかは非常に快適。 小屋からすぐのところに沢を高巻くところがあるのだが、非常に足場が悪い。また、その先も笹薮となっていて道が明瞭でないところもあり、倒木もバンバン倒れているなど、夏道の整備はあまりされていない模様。 だが、紅葉も素晴らしく、綺麗で、非常に良いルートだった。 |
写真
感想
数日前に富士山に向かっている途中に、いきなりガイドさんから電話。「10/2-4で幌尻バイトまた頼める?」「あ、ハイ大丈夫です。」そこから始まった今回の山行。
長らく林道が開かれず、崩れていて通れないとかいう噂もあったり、歩いて街まで出るときは60kmくらい歩かなきゃいけないとかで、車が入れても小屋まで片道17km林道を歩かなければならない幌尻岳新冠コースへ行く事に!
朝起きて、新千歳空港まで言って、ガイドさんとお客さんと合流。そのままセイコーマートによって買い物をした後、若干道を間違えたりもしながら林道を延々と1時間以上車で走り、ゲートに到着。さぁ、ここから17.5kmの林道歩きだ。
最初のゲートも有刺鉄線的なのが張ってあって、ぐるりと柵を回り込むか、その柵の間をザックを先に通らせた後、体を通らせなくてはならず、その2kmほど先に出てくる「いこい橋」も、意味の分からない回転扉式の小さな穴をくぐらなければ通れないという、非常に厳重な管理体制の中、林道を歩いて行く。とちゅう、ショベルカーを引き連れた作業をしている人たちにあったり、狐にあったり鹿にあったりしながら、延々と歩いて奥新冠湖までいくと、幌尻山荘まで2kmの看板。そこから、曲がり角のたびにまだかまだかと言い続けながら小屋につく頃にはすっかり日も暮れていた。
小屋には黒松内に住むガイドのTさん夫妻と、阪大の1留3年生で1ヶ月ほどかけて自転車で北海道を回りながら北海道にある百名山を登っているという学生の3人が既に居り、色々話したりしながら夜は更けていった。
翌日、ポーターのバイトをしに来たにもかかわらず寝坊。朝起きたら米が炊き始められており非常にバップ。平謝りしながらご飯を作って、さくっとデッパ。出発してすぐに登山道が川岸を高巻くところがあるのだが、そこが非常に足場が悪く、崩れかけてきており、ロープがあるもののちょっと危ないんじゃないかなぁという場所がある。その先も、笹bushで道を若干ロストしかけたり、渡渉の橋がかかっておらず石も滑るし、かかっている板も折れそうなちょっとした渡渉があったりしながら、尾根に取り付く。
尾根に取り付いてからはだんだんと道もはっきりとしてきて、紅葉の綺麗な中ひたすらコンタを上げていくこととなる。途中水場、というところで沢を渡り、お花畑を通って登って行くと稜線。非常に景色がよく、林道さえなければ大勢の登山者(特に100名山を目指す爺婆たち)で賑わっていてもおかしくないと思うルートだ。イドンナップ、ナメワッカなど、名前は聞いたことがあったのだがいまいち一を把握しきれていなかった山もはっきりと認識しつつ、結構近くにカムエクも見えつつ、日高の山並みの中を登って、山頂へ。
なんといても、北と東のカールが紅葉絶頂期。すごく綺麗でびっくりした。一人で来ていたのなら少し先まで行って7つ沼まで見てくるのだが、今朝寝坊したということもあり、持って上がらなくても良いよと一応言われていたお茶を沸かすという仕事もあるので、泣く泣く諦める。しかし絶景。ただ、上に登るにつれて稜線上にガスも出てきて、日高の山並みを遠くまで見通せなかったことが残念だ。
ただ、日高って初めて稜線を頂上から見たのだけれども、言われているほど、そこまで特別視するような山並みじゃないよなぁと思ったりもした。雰囲気として、飛騨山脈から飛越国境のあたりの山並み、をちょっと小さくした雰囲気?ま、一部しか見ていないしよく分からんけどね。とりあえず日高は山奥だとか言うけれども、本州だったら人が住んでるレベルだよね大部分、とかなんとかちょっと思ったりもしつつ、ただただ美しい景色を堪能。
あとは、降りるだけ、ということで、ザーッと小屋まで降りて、小屋ノートに書いてあった、今年の夏に来てたHUWVの現役の感想とか、数年前の夏ワンの感想とか、色々見たりしつつ、夜はあけ、色々お客さんと世間話をしつつひたすら歩いて下山。とねっこの湯により、帰札。お疲れ様でした。
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