高井城山〜紫子萩山〜灰野峠〜水中の桜

2020年04月21日(火) [日帰り]

• GPS: 06:18
• 距離: 13.1km
• 登り: 877m
• 下り: 879m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:45
• 休憩: 0:34
• 合計: 6:19

距離 13.1km 登り 877m 下り 879m

9:05 駐車場
9:21 9:23 高井城山
9:29 9:31 防獣ゲート
11:04 11:07 紫子萩山
12:02 12:15 1256ｍ峰
13:23 13:33 1008ｍ三角点
13:51 13:52 灰野峠
14:51 14:54 水中の桜
15:24 駐車場

＊登山口から高井城山展望台迄は良く整備された遊歩道、灰野峠から駐車場までは舗装された車道です

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道406号線で須坂市街を抜け
信号「春木町南」を東進し県道54号線に入ります
約4.5km先の信号「高山小学校入口」を右折すると
目の前が駐車場、トイレもあります

コース状況／危険箇所等

・駐車場〜高井城山〜防獣ゲート
急坂には木段が付けられ、高井城跡には展望台もあります
林道合流まで良く整備された登山道
防獣ゲート直前で林道に合流
・防獣ゲート〜紫子萩山
防獣ゲートを抜けると林道は下り始めるので
すぐに左の尾根に取り付くと微かに踏み跡があります
狭い尾根や、急坂ではやや明瞭、古いテープ類もあります
笹藪が一面に出現する辺りからは、踏み跡は期待せず
尾根を外さぬよう（右側は急斜面）縁に沿って登るのが無難と思います
急坂に差し掛かると笹の下に踏み跡が確認できました
送電鉄塔巡視路に合流後、しばらく笹の幅広く刈ってある歩き易い道
鉄塔を過ぎると、巡視路が下り始めるので
尾根を外さぬ為、思い切って笹藪（背丈1m位）に突入
入口付近は全く踏み跡が分りませんでしたが
目が慣れると藪の下に薄い踏み跡が識別可能
紫子萩山の山頂直下の急坂は、踏み跡がしっかりとあり
獣道として使われているのかと思います
山頂付近では笹薮の下に踏み跡が殆どないように感じました
三角点と祠の周辺だけは狩り払いされています
以前来た時は樹林帯の中だった記憶があるので
周りの木々がかなり伐採され、山頂は明るい雰囲気になりました
・紫子萩山〜1256m峰
紫子萩山から直角に右折し、急な下り
小鞍部迄は踏み跡の薄い背の高い笹薮です
見通しが効かず、方向を間違えないようご注意下さい
鞍部から、踏み跡や、廃道のような道跡も現れ
妙覚山の尾根に突き当たるまで、気になる枝尾根はありません
1256m峰まで、起伏の少ない笹原（背丈30cm程）
踏み跡はごく微かですが、枝尾根の心配なく歩けました
・1256m峰〜1008m三角点〜灰野峠
小さなアップダウンを繰り返しながら、標高をを下げていきます
踏み跡の薄い笹原や、歩き易い樹林帯、
送電鉄塔手前の尾根分岐は樹林帯で見通しが効かず、進行方向注意
（送電鉄塔を確認しながら進むと良いと思います）
灰野峠に近づくと、再び背丈の高い笹原が現れ、
踏み跡が微かになるのでご注意ください
・灰野峠〜水中の桜〜駐車場
舗装道歩き
水中の桜は八分咲きとのことでした

写真

4/21 9:03

高井城山登山口駐車場
トイレもあります

4/21 9:05

登山口の枝垂れ桜
濃いピンクの印象的な桜♪

4/21 9:06

登山口

4/21 9:06

案内板
ツツジの咲く頃も良さそうですね！ちょっと早まったかも(^^ゞ

4/21 9:06

芝生に木段の付けられた気持ちの良い道

4/21 9:08

東屋が二つ

4/21 9:10

高山小学校校庭
背後に雁田山

4/21 9:11

養蚕神社
かつては養蚕が盛んだったのですね！知りませんでした！

4/21 9:14

標識完備

4/21 9:21

展望台に到着

4/21 9:21

写真ではわかりませんが、霞みながら、妙高も見えています

4/21 9:23

妙覚山

4/21 9:27

平坦で歩き易い道

4/21 9:29

未舗装の林道に合流

4/21 9:29

すぐ先、防獣ゲート

4/21 9:33

踏み跡は判別できますが倒木が多目

4/21 9:34

祠

4/21 9:35

急坂が近づきました

4/21 9:38

松茸繁殖試験地
シーズンには近づかない方が良さそう

4/21 9:51

斜度が緩むと快適な散歩道

4/21 9:52

境界標

4/21 9:53

図根点も

4/21 9:54

この先どうなるのか不安はあるものの、気持ちの良い里山歩き(^.^)

4/21 10:01

点々とピンクテープもあります

4/21 10:04

四等三角点

4/21 10:10

カタクリが咲いていました

4/21 10:11

ここにも♪
カタクリの群生地発見です！

4/21 10:23

笹薮出現
踏み跡がなくなるかもしれません(:_;)

4/21 10:26

ここで虫刺され予防策
虫よけスプレーを全身に噴霧。手首に輪ゴム。

4/21 10:37

境界標が頼りになる目印

4/21 10:38

広く刈り払いされた送電鉄塔巡視路に合流

4/21 10:38

どこから登ってきている道なのでしょう？

4/21 10:39

快適な散歩道♪

4/21 10:42

送電鉄塔通過

4/21 10:43

鉄塔の向こうに林道が見えます

4/21 10:44

尾根方面
この先すぐに巡視路は尾根を離れ、下り始めました

4/21 10:47

尾根を外さない為、意を決し、ここで笹藪に突入！

4/21 10:48

入口付近は猛烈な笹に見えましたが、なんとなく、踏み跡と分かります

4/21 10:51

森林の所有者名が幹に

4/21 10:54

紫子萩山への最後の急坂の始まり。獣道のような踏み跡がくっきり！

4/21 11:01

山頂付近
踏み跡を見失ったのか、もともと無いのか？、藪漕ぎに！

4/21 11:04

三等三角点
角が欠け、標柱がなければ、等級は分かりません

4/21 11:04

山頂標識と祠
以前訪れた時（15年程前）は樹林帯の中で薄暗かったような記憶があります。展望があるとは言えませんが、山頂の周辺は広く伐採されたようです。

4/21 11:07

さようなら
この先はいよいよ不安だらけ(/_;)踏み跡のない藪に阻まれ、引き返してくるかもしれません。

4/21 11:16

急坂の笹藪を潜り抜け、何とか小鞍部に到達！

4/21 11:17

この窪みは明らかに道の跡(*_*)かつて生活道があったのか？作業道が存在したのか？

4/21 11:23

振り返ると道の跡と、向こうに紫子萩山

4/21 11:25

紫子萩山
急坂の連続で、目の下になりました

4/21 11:27

道の跡と思われる窪みは微かになりながらも、途切れず続いています

4/21 11:35

青色テープの目印は妙覚山に繋がる尾根に合流するまでありました

4/21 11:41

明瞭な道の跡

4/21 11:51

やれやれ、やっと尾根が近づきました。紫子萩山から50分足らずですが、長く感じました(:_;)

4/21 11:55

平坦な笹原の尾根に到達。ここで右折！間違えたら奈良山へ向かってしまいます(^^;

4/21 12:02

1256メートル峰
朽ちかけた木柱があるのみ。周回の半分を無事に歩け、安堵！気持ちを落ち着け、昼食休憩。

4/21 12:18

岩尾根
左に巻きました

4/21 12:20

すぐ先の岩尾根も左に巻く踏み跡があります

4/21 12:26

ん！この笹の窪みは(*_*)想像すると怖いので、足早に通過(^^;

4/21 12:37

背丈30cm程の笹藪
踏み跡はなくとも快適♪米子山の笹薮を思い出せば天国♪

4/21 12:41

辺りが暗くなってきました(/_;)雨にならないと良いのですが…

4/21 12:48

枝尾根分岐地点
ここは注意！樹間に鉄塔の見える方向に急坂を下ります

4/21 12:57

送電鉄塔通過

4/21 12:58

振り返った鉄塔

4/21 13:13

やや痩せ尾根もあります

4/21 13:15

ぐんぐん下り

4/21 13:19

樹間に見えているのは1008m三角点峰？

4/21 13:21

尾根に到達してから一時間以上、随分長く歩いた感じ！

4/21 13:23

四等三角点に到達
先日、明覚山に登った折、灰野峠で見た笹薮に恐れをなし、あっさり諦めた三角点に来れました(^.^)

4/21 13:27

コーヒーブレイク
ここまで来れば一安心(^.^)でも灰野峠付近の笹藪通過に不安は残ります。

4/21 13:41

樹間に雨引城跡
又笹の丈が伸びてきましたが、この辺りは枯れているようで藪のうっとうしさはあまりありません

4/21 13:43

少し空が明るくなり、どうやら雨はなさそう

4/21 13:49

足元に灰野峠
笹藪の中に微かな踏み跡があり、藪漕ぎせずに峠に到達。

4/21 13:51

別世界に来た感じ(*_*)

4/21 13:52

先日はこの標識に気付きませんでした。峠から「水中の桜」付近まで、車に出会うこともありませんでした。

4/21 14:07

ハシリドコロ
もう蕾を付けています(*_*)

4/21 14:35

防獣ゲート
高井城山を過ぎて合流した林道のゲートの鍵と同じ形式。朝は慣れずに開閉に手間取りました。

4/21 14:39

スモモ？

4/21 14:39

ゆるゆるの下りは足が勝手に前に出て、疲れている割には、楽に感じます

4/21 14:45

「水中の桜」の標識を発見(*_*)久しぶりなので、見過ごせず、寄り道(^^;

4/21 14:46

梨？真っ白な花が満開！

4/21 14:51

左奥が水中の桜

4/21 14:51

手前のピンクの濃い桜も若木ですが、見事♪

4/21 14:52

水中の桜
思いがけず、出会えて感慨一入！初めて訪ねた日を思い出しました。

4/21 14:52

八分咲きだそう

4/21 14:53

古木です

4/21 14:53

水仙も負けじと花盛り

4/21 14:53

降る雪を思わせます

4/21 14:54

再び、この桜に出会えたこの日に感謝です

4/21 14:59

農家の方々が畑に出て手入れに忙しそうでした。高山村の美味しい果物が秋は楽しみ(^.^)

4/21 15:06

桜を眺めるのに絶好の休憩所

4/21 15:06

八重の枝垂れ桜
緊張感あり、ご褒美に素晴らしい桜のお花見あり、充実した山歩き楽しませて頂けて、感謝です。

撮影機器：

F-04K FUJITSU

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

雨引城跡を経て妙覚山に登る計画は、当初、
灰野峠から奈良山に至る長い尾根の途中の1008m三角点迄往復でした。
しかし、灰野峠に戻り、峠の東側を埋める深そうな笹藪に恐れをなし
ろくに確かめもせずに、諦めて下山(/_;)

ところが当日、妙覚山でお会いしていたMt_QPさまが
紫子萩山の尾根に下り、高井城山を経て下山していらっしゃり、
山行記録に勇気を頂き、周回計画を思い立ちました。
詳細な記録が計画を立てる上で、とても参考になりました。
この記録を拝見しなければ、諦めたままだったと思います。
有難うございました。

踏み跡がない尾根上で、間違いなく目指す枝尾根に向かえるか？
が先ず心配で、高井城山から登り、灰野峠に下る計画にしました。
こうすることで、枝尾根通過のリスクが少なくなると思ったからです。
実際、笹原に覆われた広い尾根に到達した時、
自分的に、この選択が正解だったと実感しました。

紫子萩山から最高峰の1256m地点、1008m三角点に至る道のりが
歩いても歩いても行きつかず、長く感じられはしたものの、
笹藪の中には微かながらも踏み跡が残されていて、
やはり尾根上を歩く人や動物たちの存在を窺い知ると、
登山道の記されていない未知の尾根歩きが一層楽しく
不安はつきものですが、止められそうにありません。

高山村の果樹園の続く麓まで降り、「水中の桜」標識に出会うまで
随分前に一度来たきりで、道の記憶も殆どなく
この有名な桜のことはすっかり忘れていました。
もう二度と機会がないかもしれず、立ち寄ることにしました。

例年なら駐車場所もないほど混むのでしょうが、
やはり、自粛の呼びかけのせいで、閑散としていて、人影は僅か数人。
けれども、花を纏う古木は以前にもまして美しく
樹下に佇むと、何があろうとも意に介さない、強い意志さえ感じられ
今日の世の中の混乱を思うに付け、畏怖の念を呼び起こされます。
思いがけないご褒美を頂けた喜びを噛み締め、帰途につきました。