浅間山（浅間山荘ピストン）

2012年10月07日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,165m
• 下り: 1,165m

コースタイム

累計歩行時間　区間歩行時間　時刻　　　　　場所
　0:00　　　　0:00　　　　0741　　　　　浅間山荘（入山）
　0:27　　　　0:27　　　　0808　　　　　一の鳥居
（山腹ルート経由）
　0:52　　　　0:25　　　　0833　　　　　二の鳥居（〜0842）
　1:43　　　　0:51　　　　0933　　　　　火山館（〜0953）
　3:11　　　　1:28　　　　1120　　　　　火口シェルター
　3:31　　　　0:20　　　　1140　　　　　前掛山（〜1154）
　3:43　　　　0:12　　　　1206　　　　　火口シェルター（昼食、〜1300）
　4:36　　　　0:53　　　　1353　　　　　火山館（〜1404）
　5:10　　　　0:34　　　　1438　　　　　二の鳥居（〜1441）
（不動滝ルート経由）
　5:30　　　　0:20　　　　1501　　　　　一の鳥居
　5:53　　　　0:23　　　　1524　　　　　浅間山荘（下山）

天候

曇ごく時々晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

佐久IC
　↓（右折）
佐久IC西交差点
　↓（右折・国道141号）
平原交差点
　↓（左折・国道18号）
坂の上南交差点
　↓（右折）
浅間山荘入り口の看板
　↓（右折、約20分、未舗装路）
浅間山荘

コース状況／危険箇所等

ルートは明瞭、整備が行き届いており、特記すべき事項はありません。
浅間山荘〜前掛山の標高差は1200mほどありますが、
数字ほど厳しいルートではありません。

敢えて挙げるのであれば、一の鳥居〜二の鳥居間は、
不動滝経由のほうが沢沿いなので、いくらか滑りやすいということくらいです。

温泉は、浅間山荘内で日帰り入浴ができます。
オートキャンプ場に前泊した場合は20時まで、
日帰り入浴は16時までで、いずれも500円です。
鉄分の多い赤いお湯ですが、鉄分臭はせず、
おまけに案外肌に優しいぬる湯という、非常にいい温泉でした。

写真

前夜、かなり強い雨が降り続き、ガスガスの状態からスタート。

鉄分が含まれてるっぽい沢。浅間山荘の源泉かしら。

紅葉の路を歩く。

牙山（きっぱやま）がちらりと見えてきました。

すごい形。左から登ってみたい。

紅葉のピークは、もう少しあとかなー・・・。

牙山を至近から。すごい迫力。

火山館にて一本休憩です。小さいですが、きれいでした。

トーミの頭、黒班山（くろふやま）。貴重な晴れ間を見せてくれました。

火山館から森林限界までの間、紅葉に染まった樹林を気持ちよく歩きました。

森林限界を超えてからは、ずっとガスガス・・・。

前掛山山頂で、一瞬だけ晴れました。

前掛山の下のシェルター。ここでかなり多くのひとが晴れ間を見るために待機していました。

前掛山への稜線のライン、晴れたらきっと美しいだろうなあ、と思っていたら・・・。

数分間だけガバッと晴れました。

まるで噴煙みたいな雲。

前掛山へのラインがキレイ。快晴の時はすごいんだろうなー。

向こう側の蛇骨岳、仙人岳、黒班山。

しかし、あっという間にガスガスに逆戻り。カラマツの間を下っていきます。

トーミの頭。

火山館直前の有毒ガスゾーン。硫黄臭いので、すぐわかります。

不動滝

至近で見ると、割合迫力があります。

紅葉全盛まで、もう少し・・・。

無事に下山。傾斜は終始緩めで、秋のハイキング気分を満喫できました。

浅間山荘。16時まで日帰り入浴ができます。駐車券が割引券代わりになるので、破棄しないようにしましょう。

鉄分豊富なのに、鉄臭くなく、肌もガサガサにならない、素晴らしいお湯です。オートキャンプ場で前泊したので、前夜に利用させてもらいました。

その後、碓氷峠近くの「峠の湯」で入湯。Pにて、5月に縦走した裏妙義の烏帽子岩（右の細長いの）、赤岩（真ん中のデカイの）、丁須の頭（真ん中やや左の左に向いて尖ってるの）、御岳（左の丸っこいの）がキレイに見えました。

感想

motch

浅間山。

日本でも有数の活火山という印象、
そして江戸時代の大噴火に端を発した「天明の大飢饉」。
歴史的にも、文化的にも大きな足跡を残している浅間山ですが、
ぼくにとってはそれ以上もそれ以下もないお山でした。

それが変わったのは、昨秋のこと。

3週間前に果たした北穂〜奥穂〜前穂の縦走は、本来は昨秋に行う予定で、
そのための事前歩荷トレーニングを浅間山で計画していました。
しかしながら、昨夏の北ア5日の縦走の果てに両膝を壊し、
鬼押出し園の脇にある浅間山火山博物館の駐車場から、
夕陽に染まる浅間山を眺めるだけに終わりました。

それから1年。
紆余曲折の末に膝は回復し、北アルプスに戻ることもできました。
ひょんなことから浅間山へ行こうということになったとき、
昨秋に登れなかったあの山を登るのだと思うと、
胸に去来してくるものを感じずにはおれませんでした。

秋色に染まり始めた浅間山は、
そんなぼくに特別な時間をもたらしてくれました。
雲の多い天気ではありましたが、登りたいお山に登ることができる喜びを、
改めて教えてくれたように思います。

コメント

xmizutamax

思い入れのある山
世間的にどうであれ、
個人的に思い入れのある山ってありますね。
何てことない道を歩いても
何だかしみじみと感動してしまったりするのです。
回復した足で歩き、motchさんはそんな体験をしたんですね。

しかし牙山ったら！
なんてかっちょいーんでしょ！
一目惚れしちゃいました〜

motch

>>水玉さん
こんばんは。

まあ、思い入れのある山は腐るほどあるのですが(笑)、
「登るつもりだったのに、登ることができなかった」という山は、
実際に登ることができるようになった時、感慨深いものがありますね。

ルートは同じですけど、
想いってのは目に映る光景とか、足どりを変えるもんですね。

牙山って、浅間山荘から登ると真っ先に見えるお山ですが、
なかなか強烈ですよ。
地形図にはルートないですけど、登れるのかなー。