【過去録】豪雪後の檜洞丸


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,228m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:10
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹沢では珍しく、熊笹ノ峰への尾根上にて雪庇が発達していました。 |
その他周辺情報 | 西丹沢VCは閉館していました。 |
写真
普段聞こえる水流の音も一切聞こえません。
カメラをはじめ一切の携行物を防水処理しザックに仕舞いました。ストック1本では心もとないので、丈夫そうな枝を調達し、これから待ち受けるスノーブリッジの踏破に備えました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | スノーシュー |
感想
2014年2月14日〜15日の記録的な大雪から約1週間経った23日、県道76号の開通情報が入り、つつじ新道往復なら檜洞丸も可能であろうと判断し、翌日決行しました。
「山(自然)は恐ろしい」と改めて痛感したレポートです。
自然教室〜檜洞丸
山頂への稜線は、強風で飛ばされたらしく積雪が少なく、クラストして硬いので快適な雪山歩きを楽しめました。山頂の東側は吹き溜まりでかなりの積雪でした。(1〜3m位)
檜洞丸〜犬越路
当初は、つつじ新道往復の予定でしたが、予想外に雪が締まっていて歩き易かった事に加え、犬超路に向かう複数のトレースが確認できた事から犬超路ルートへ急遽変更しました。
大笄まではクラストした雪でよく締まっていて、軽快な稜線歩きを楽しめました。
稜線の南東側には、雪庇が発達している個所がいたる所にありテンションも上がりました。
(稜線からせり出して雪が積もっているため、端を歩くと、踏み抜いて滑落する可能性有り。)
小笄への登りは、木や笹を掴んで注意して登っても雪を踏み抜き胸までもぐり、容易には進めません。また、大量の積雪や笹により、ルートが分かりにくいため、特に下りでのルートファインディングを慎重に行いました。
尚、この頃から南風が吹き始め急激に気温が上昇し、雪が緩んで踏み抜きが半端なく地獄のようでした。
犬越路〜用木沢出合
なんと 日蔭沢は、雪崩と想われる多量のデブリにより谷は埋め尽くされていました。(水音が全く聞こえない静寂な世界)重く腐った深い雪で踏み抜きも酷く、深い所では脇まで簡単にもぐりました。10歩進むのに3回もぐる感じです。下りにもかかわらず、相当な体力を消耗しました。そして、これから待ち受ける数々のスノーブリッジに備え、丈夫そうな太い枝を調達しました。踏み抜いて川に落ちぬようストックと枝を両手に匍匐前進してスノーブリッジ群を慎重に乗り越えていきました。
また、登山道の桟橋は雪崩による埋没や高く積もった雪で埋もれており、大変危険でした。
更には、雪面には多くの亀裂がみられ、いつ雪崩れるか分からないという精神的な疲労も相当なものでした。
用木沢出会いまでのルートは、体力の消耗・スノーブリッジでの匍匐前進・雪の急斜面のトラバース・雪崩れや大量の積雪による不明なルートなどにより、非常にハードなものとなりました。
【反省点】
・万が一に備え、ワカン・スノーシューを用意しておかなかった事。
・午後から気温上昇する事を踏まえ、つつじ新道往復としていた当初の予定を
確かな根拠もなく容易に変更してしまった事。
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