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Yamareco

記録ID: 2326024
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無雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪山 裾合平〜旭岳:短い夏の始まり【過去レコ】

1990年07月16日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.9km
登り
914m
下り
1,411m

コースタイム

日帰り
山行
5:50
休憩
2:20
合計
8:10
8:20
77
9:37
9:47
26
10:13
10:23
27
中岳温泉
10:50
11:00
24
11:24
12:08
48
12:56
13:27
8
13:35
0:00
75
金庫岩
14:50
15:25
65
16:30
当時22歳でしたが、体力不足のため老若男女に道譲りまくりでした。
天候 曇り一時晴れ
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
旭岳温泉から姿見の池まで、上りはロープウェーを利用しましたが、下りは歩きました。
コース状況/
危険箇所等
危険なところはありませんでした。
ただし、濃霧の時はルートを外さないよう注意しましょう。
その他周辺情報 僕は旭岳温泉のYHに泊まりました。今でもあるのかなぁ?
ロープウェー終点から。旭岳、下は噴煙、上はガス。
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ロープウェー終点から。旭岳、下は噴煙、上はガス。
早速チングルマとエゾツガザクラがお出迎え♪
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早速チングルマとエゾツガザクラがお出迎え♪
夫婦池の小さい方。残雪がまだあった。
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夫婦池の小さい方。残雪がまだあった。
裾合平(旭岳北側の平原)を気持ちよく歩く。
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裾合平(旭岳北側の平原)を気持ちよく歩く。
山の上から流れているかのような残雪。
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山の上から流れているかのような残雪。
一面がエゾコザクラで埋まっています。大雪山はスケールが違います。
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一面がエゾコザクラで埋まっています。大雪山はスケールが違います。
チングルマロード
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チングルマロード
幾何学的に花をつけたエゾコザクラ
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幾何学的に花をつけたエゾコザクラ
池塘にはワタスゲが咲いていました。
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池塘にはワタスゲが咲いていました。
エゾツガザクラ
チシマノキンバイソウ。シナノキンバイと縁戚です。
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チシマノキンバイソウ。シナノキンバイと縁戚です。
残雪とイワブクロ
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残雪とイワブクロ
御鉢平。古大雪の噴火口だそうです。この頃から徐々に雲行きが・・・。
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御鉢平。古大雪の噴火口だそうです。この頃から徐々に雲行きが・・・。
旭岳の東斜面。この写真では霧がかかっていませんが、僕が雪渓を歩いた時には濃霧でホワイトアウト状態でした。こわー。
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旭岳の東斜面。この写真では霧がかかっていませんが、僕が雪渓を歩いた時には濃霧でホワイトアウト状態でした。こわー。
旭岳の山頂到着! 北海道の最高地点です。しかし、ガスってなにも見えず。残念。
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旭岳の山頂到着! 北海道の最高地点です。しかし、ガスってなにも見えず。残念。
山頂直下にある金庫岩
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山頂直下にある金庫岩
ニセ金庫岩。これを金庫岩と間違えて登山道を外し、遭難してしまうケースもあるとか。
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ニセ金庫岩。これを金庫岩と間違えて登山道を外し、遭難してしまうケースもあるとか。
噴気がもうもう。
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噴気がもうもう。
まだまだ山は生きています!
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まだまだ山は生きています!

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 時計 タオル カメラ スパッツ ツェルト 熊鈴

感想

1990年夏の過去レコです。

【なぜ山に登りはじめたのか?】
僕は学生時代を札幌で過ごしました。そして襟裳岬に旅した時、浜に自生して
いるハマナスを見てとても感動しました。それまでの人生で花に感動したなんて
ことは一度もなかったのに、です。
その後、旅行雑誌を見て、大雪山の旭岳ロープウェイを降りてすぐの姿見の池に
高山植物がたくさん咲いていると知り、これはぜひ見に行こう!と思いました。
そして、池から標高差が300mくらいだから、天気が良かったらついでに北海道
最高地点の旭岳にも登ってしまえ、と企てました。
でも、あくまで登山ではなく旅行の一環のつもりでした。
僕は、青白いインドア派でしたから、登山だなんて、とてもとても。
しかし、旭岳に登る前に、一応、札幌近郊の無意根山で山登りの予行演習を
したら(テニスシューズで登りました)、これは楽しい! チシマフウロや
シラネアオイがきれいだ! と大人の遠足気分でご満悦になりました。
これが僕の登山人生の原点です。
体力のない僕が、まさか登山をするだなんて! と自他ともにびっくりです。
そして、ちゃんと登山靴を買い、札幌近郊の山々に登って経験値を上げてから
1年後に大雪山に臨みました。

【大雪山の実際】
上の文で「ついでに(中略)旭岳にも登ってしまえ」と書きましたが、
たしかに天気がよければロープウェーの上の駅から山頂まで1時間半も
あれば着くことができます。
しかし、「北海道の2000m級の山は、本州の3000m級の山に相当する」
とも言われており、天気が急変するとなかなかたいへんです。
ただし、標高は低いので高山病の心配はありません。

【大雪山の花】
大雪山では、7月中旬に短い夏が始まり、花々がいっせいに咲き乱れます。
特に、旭岳の北側に広がる裾合平(すそあいだいら)はすごいです。
6番目の写真で、山から一面、足元までエゾコザクラが広がっていますが、
チングルマやエゾツガザクラも同じようにぶわーっと咲き広がっていました。
このスケールの大きさは、写真や文章ではとても伝えきれません。
あと、ロープウェーに乗らずに歩くと、チシマノキンバイソウの大群落にも
会うことができます。
時間とお金を作って、ぜひとも大雪山まで見に行ってみてください。

【告知】
お次は利尻山、その次は秋の大雪山のレコをアップする予定です。
ステイホームのおかげでサクサク作れますな。

最後までお読みいただきありがとうございました m(__)m

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コメント

miyapon03さん こんばんわ
なるほど。
山デビューはお花 だったのですね。
それからずっとお山を続けているのが素晴らしいです。
私は高校が登山部で泊まりで天の川 を見て
これで山は満足と一旦やめてしまいました。
今思うと残念です。
きっと高山病に強い体に育ってただろうに(2500から症状が出るんです
2020/5/3 18:20
Re: miyapon03さん こんばんわ
andounouenさん、おはようございます
1コメありがとうございます
そうなのです。お花 目当てで山を始めました
でも、結婚したり子供ができたりで、4年ほど中断期間があります。

あと、僕もandounouenさん同様に、高山病に弱かったです。
北海道は一番高くて2300m弱なので問題なかったのですが、
就職して静岡県富士市に住み、甲武信岳に登ったら2500mくらい
から足は重くなるし、息切れするしでボロボロでした
ショックでけっこう悲しかったです
しかし、少しずつ高い山にチャレンジしたら徐々に慣れました。
でも3000mを越えると、今でも苦しくてペースダウンします。

andounouenさんのほのぼのレコも期待していますよ〜。
よろしくお願いします
2020/5/4 8:51
これぞ北の大地にそびえる山
miyapon03さん
こんばんは
写真6/19のエゾコザクラの群落で大雪山に恋に落ちました。
これはスゴイ!
7月といえば高山植物の最盛期に訪れましたか。
さすがは北の大地の最高峰。景観がまことに雄大ですねー。
30年前の記録のようですが、今とはちがって山も静かだったのでしょうか。
私は父親の出身が北海道なのにもかかわらず、山は一つも登っていません。何度も訪れているのにね。
北海道で暮らしていたmiyapon03さんがうらやましいです。
次回の利尻山レコも楽しみです。
2020/5/3 21:12
Re: これぞ北の大地にそびえる山
gorozoさん、おはようございます。
いつもコメントいただきありがとうございます。
大雪山は、お花畑のスケールが全然違います!
今との比較はできませんが、30年前も旭岳〜黒岳は人気コースで
たくさんの老若男女が登山を楽しんでいました。
内地からのハイカーも多かったです。
でも、百名山であっても他の山は静かな山歩きが楽しめました
(言い方を変えると、遭難してもいつ誰が見つけてくれるの
だろうか?というかんじ)。
gorozoさんも、お時間がありましたら北海道の山にもぜひ行って
みてください。楽しめますよ〜。
よろしくお願いします。
2020/5/4 9:22
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