石鎚山


- GPS
- 05:41
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 712m
- 下り
- 714m
コースタイム
10月9日 土小屋(05:40)→(07:25)成就コース分岐→(08:00)弥山山頂(08:10)
→(08:30)天狗岳山頂(09:00)→(09:15)弥山山頂(09:20)→(09:40)成就コース分岐→(11:15)土小屋
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広島IC(山陽自動車道)→福山西IC(R2)→西瀬戸尾道IC(しまなみ海道) →今治IC(R196-R11)→加茂川橋交差点(R194)→寒風山トンネル ※寒風山トンネル高知県側出口を出てすぐに左へ鋭角に曲がり、旧道を愛媛県側へ戻るように行く。 旧寒風山トンネルの高知県側入り口手前を左折し、瓶ヶ森林道を経て土小屋に至る。 全線舗装路ですが、旧寒風山トンネルからは一車線の山間路で対向車に要注意。 こういう道に慣れない人は、見た目にすれ違い不可に思えますがさほどではありません。 3連休最終日の午後とあって、下山する夥しい対向車とすれ違いましたが、双方一度もバックすることがありませんでした。 とは云え、谷側は絶壁で山側は蓋のないU字側溝ですので前輪左タイヤの位置を確認し慎重に。 天気が良ければ瓶ヶ森林道の道中は素晴らしい景色が楽しめます。 【駐車場】 土小屋駐車場はスカイライン終点路側駐車場と石鎚神社前ロータリーなど、この3連休最終日で満車状態でしたが、置けないことはないようです。 【復路】 土小屋(石鎚スカイライン-県道12-R494-県道212)→御三戸交差点(R33) →松山IC(松山自動車道-今治小松自動車道)→今治湯ノ浦IC(R196) →今治IC(しまなみ海道)→西瀬戸尾道IC(R2-R184)尾道IC(山陽自動車道) →広島IC ※帰りは石鎚スカイラインを通り松山経由にしましたが、全線2車線以上で快適です。 距離はちょっと伸びますが、時間的にはこちらの方がずいぶん早く、燃料消費も少ないです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
土小屋から弥山まで登山道はよく整備されていて、傾斜も緩く標高差490mは楽に歩けるコースです。 土小屋から登ると二の鎖と三の鎖がありますが、三の鎖は鎖元小屋が取り壊され修繕中です。 弥山から天狗岳へはナイフエッジを行きますが、右下にも踏み後があります。 岩場にはよくあるルートマークはここにはほとんどありませんので、短いですけどどこを通るかよく見極める必要があります。 ナイフエッジの刃先は高度感があり下を見るとあまり気持ち良くありません。 弥山から天狗岳への最初の下りに鎖がありますが、鎖が太いので結構握力を要します。 こんな太い鎖は他の山では見たことがありません。 鎖場下りの最初の一歩の足掛かりが遠いので、後ろ向きになり足場を良く見ましょう。 |
写真
感想
四国の石鎚山は広島から近いようで遠く、なかなか行けませんでした。
しかし一度は登りたい山、そして短い紅葉の盛期、もう行くしかないと思ったわけです。
3連休の最終日、8日朝に車で出発し、山陽道からしまなみ海道を渡り四国へ。
この日は十分時間があったので、石鎚山土小屋への東側のアクセスの寒風山トンネルへ向かいました。
長い直線の寒風山トンネルを出るとそこは高知県、出てすぐを左に鋭角に曲がります。
旧道を旧寒風山トンネルに向かい、通行止めになっている旧寒風山トンネル入り口前を左折します。
そこには寒風茶屋がありました。
なんせ国道11号を別れてからゆっくりと昼食でもと思って来たのに、ここまで何にもなし。
食べ物はと店を覗くとまた何もなし、壁に古びた札に書かれた「カップラーメン」。
店のおじさん(じつはこの人、高知県いの町観光協会の職員さんだった)に、
「カップラーメンお願いします」。
おじさん(私より若いかも)目一杯困った顔をして、「じつは食事ものは何もないんですけど・・・、
私のカップラーメン、分けてあげます」。
「お湯も沸かしますから、150円実費いただけますか」、私「えっ?」。
しばし待つと湯が沸き、カップに入れて1分半ほど、待ちきれず食べます。
旨い!無事カップラーメンは私の胃袋に納まりました。
日清カップヌードルでしたけど、お湯まで沸かしてくれて、スーパーで買う値段。
もうこの石鎚山行はガスでも雨でも、初雪でもなんでも良いよ、の心境です。
寒風茶屋から土小屋までの約1時間、3連休最後の日で土小屋から帰る人の車がひっきりなしに対向して来ます。
でもすれ違いに当然スローダウンしますが、渋滞もなく、双方とも後退はありませんでした。
無事、土小屋について白石ロッジにチェックインし、周辺を散策、
石鎚神社にもお参りし、お神酒を頂きました。
翌朝5時半、神社に一礼し登り始めました。
しばらくすると日が差し始め、辺りが薄明るくなったのでランプを仕舞いストックを使うことにします。
登り始めてから20分くらい経った頃か、突然ザーという大きな音、
風かなと思い前方を見ると、2-30m前方の笹薮を真っ黒な大きな(1.5mくらいか)物体が駆け抜けて来ました。
私が立つ登山道の左山側の斜面をすっ飛んで行ったのです。
イノシシは2度ほど見ましたが、今回はそれより大きく真っ黒、クマでしょうか?
四国には剣山系にしかいないといわれてますけど。
クマは移動距離が大きいので石鎚にいても不思議じゃないかも。
いずれにしても、ストックで音を立てながら歩いていて良かったです。
静かに歩いていて突然出くわすと大変だったなと、しばらくしてから怖くなりました。
たぶん私があの朝一番にあの道を歩いていたのでしょうね、第1ベンチの手前のブナ林での出来事でした。
頂上社に着くと時折ガスが湧き上がるものの、快晴の空。
弥山から天狗岳への絶壁に纏わりつく紅葉も見事!
写真百葉も一見に如かず、紅葉の見ごろは3,4日といわれますがまさにピークだったと思います。
ここまで来るとどうしても行かねばならない天狗岳、まず下りの鎖に取り掛かります。
なんの案内標識もなく見りゃわかるやろ、てな感じですが、この鎖が太い!
片手でホールドするにはかなり握力を必要とします。
握ってるというより、引っ掛けてるという感じ。
そして第一歩の足掛かりがかなり下で、後ろ向きで探すも見えず、靴で探します。
鎖が細ければ懸垂で降りれますけどね、もう、いやなら行くなや、て云ってるようです。
鎖を降りてからあとは、下を見なければ普通の道なんですが、つい見てしまいますね、スリル満点です。
天狗岳山頂は弥山の混雑に比べるとガラ空きで、あまりにもの絶景につい30分も長居してしまいました。
帰路は石鎚スカイラインから松山経由で帰りました。
こちらは全線2車線以上の快適な道路で松山からは高速道です。
ちょっと距離長く通行料金が掛かりますが、時間的には早く燃料消費も少ないですので、
山間路が苦手な人にはお勧めです。
無事予定の時間に広島に帰り着きました。
素晴らしい紅葉ですね
この秋、もう1つ登山したい山が石鎚山
四国も行きたかったのです
片道4時間〜5時間かかるのと通行料が高額で近いようで遠い
同じような感想を持っています
胸が温かくなるお話です
シャープな岩壁を彩る紅葉はナナカマドでもカエデでもないのですが、
石鎚に実に似合ってました。
大阪からでしたら広島からよりさらに遠いですね。
mermaidさんもまたいつか、ぜひ訪れてみてください。
愛媛・高知県境の山中で素朴な親切にほのぼのとした気持になり、
その後の山行も気持ちよく続けることができました。
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