谷川岳 一ノ倉岳 <中芝新道 西黒尾根> 紅葉とオコジョ
- GPS
- 10:20
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,434m
- 下り
- 1,415m
コースタイム
⇒8:40中芝新道取付8:44⇒9:37休憩9:43⇒10:59オコジョ出会11:05⇒11:30一ノ倉岳12:07
⇒12:26ノゾキ12:30⇒オキノ耳13:03⇒13:17トマノ耳13:22
⇒14:33ラクダのコル14:38⇒西黒尾根登山口16:20⇒16:28ベースプラザ駐車場
全山行時間 10:20 全歩行時間 9:05 主休憩時間 1:15
※ルート図は手書き適当入力ですので正確ではありません。
天候 | 曇り(ガス)時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(谷川岳ロープウェイ) 1F駐車場は24H入庫可能 500円 トイレあり 水上IC 20分程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<中芝新道(堅炭尾根かたすみおね)> 山と高原地図等の破線ルートです。 山行時 ありがたい事にマーキング、笹の下刈り、特に厳しい場所に鎖設置がされており 整備の手が入っていましたが 実線ルートとは レベルが違うものですので 細いトラバースを歩いたり、岩をよじ登ったり 滑る急坂を行く必要 また ルートファイティングも必要と思われます。 特に下山は安易に進入すると危険と思われます。 <一ノ倉岳−谷川岳間> 一般稜線登山道です。 鎖場数箇所 特に危険箇所はありませんが 東側は切れ落ちているので 慎重さは必要です。 <西黒尾根> 歴史ある一般登山道ですが 三大急登のひとつで 石稜部や急坂が長く続きます。 鎖場は 5、6箇所程度ですが 石稜部は滑り易い蛇紋岩ですので 濡れている時は 特に危険度が増します。 |
写真
感想
2年前 素晴らしい紅葉の谷川岳を登って
<ノゾキ>近くまでは行きましたが
その先 ずーっと行きたかった。
日帰り馬蹄形縦走は無理だから
中芝新道が使えないか考えていました。
問題は 中芝新道が(我々に)まともに歩けるか??
事前に 山岳センターにお聞きしたら
バリエーション(そう仰っていた)ですが
通行止めとか 崩落とかはなく それなりの装備でなら
通行可能と教えていただき
登りで できるだけ早出にして 行く事にしました。
<中芝新道(堅炭尾根かたすみおね)>
道は 懸命な整備の手が入っています。
本当にありがたい事で 深く感謝します。
しかし 我々レベルだと厳しいルートであったのも事実ですね。
道迷いについては 新規黄色マークのおかげで
懸念された沢沿いも 2箇所ほど悩んだ所がありましたが
尾根取り付きまでほぼ迷わず行けました。
また尾根取り付き以降は
笹の下狩りがしてあり 道迷いの可能性は現時点で
登りならかなり低いと思います。
道自体は 切れ落ちている所等の厳しさはあまりありませんが
とにかく急登が多く 蛇紋岩部多数で滑ります。
また 男性がなんとか足上げてよじ登るレベルの所に
鎖等の補助がない所もそれなりにあり
連れ合いには何度も手を貸して
引っ張り上げましたし
崩れそうな細いトラバースを行く所もありました。
そんな訳で 相当想定より時間がかかって一ノ倉岳に着いた時は
最後の登りも厳しかった事もあり
土合からの5時間半の
第一声は<やった>ではなく <厳しかった>になってしまいました。
反面 ガスが薄くなり始めてからの ダイナミック展望や景観は 正に一級いやそれ以上で
オコジョまで 現れてくれ これでこの道に感謝しなければ
バチが当たる事でしょう。
<紅葉の稜線歩き>
冷静に見ると決して楽な道ではないのですが
もうこの素晴らしい紅葉の稜線は また何度でも来たくなる景観。
赤、橙、黄色、緑の様々な色が織り成す斜面。
ここが2000mに満たない稜線とは とても思えません。
これがガスがない快晴の日だったら
想像もできない空間が広がる事と思います。
ロープウェイを使えば 2時間程度で手にいられるこの景色
贅沢です。
<西黒尾根>
一度下りた事のあるこの道
出だしがガスに少々戸惑いました。
横着して また馴れからストックをしまわなかった事
(手にぶら下げていた)もあり
また 疲れていたせいか 前回より石稜部が長く感じられ
ラクダのコルまで 前回よりかなりスローぺースとなり
想定時刻をオーバーし
ここから ストックをしまい
気合を入れて後半の鎖場に向いました。
この頃から ガスがなくなり始めましたが
暗くなる前に降りたかったので
先週の北八ヶ岳の終盤と同じように
濡れた石ゴロゴロ登山道を
せっせと歩きなんとか 到着時刻のツジツマあわせで
帰路につきました。
反省 石稜地帯でストックは 早めにしまう事。
久しぶりに 歩行時間9時間を越える山行で
帰りの運転は慎重にし 家にたどり着くまで
気をぬけませんでしたが
家で 自己最多の写真を見ると
谷川連峰は素晴らしい山域と再認識した山行だったと
改めて思いました。
※今回も多くの方のレコやBlogを勝手に参考にさせていただきました。
いつもながら 感謝しております。
コメント
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谷川岳 破線ルート お疲れ様でした
谷川岳は 2千m級ですが、北アルプスに近い速度で 季節が変わるようです
晩秋と言う趣 感じられます
オコジョ 見られて 良いですな
昨年 私も10月中旬に行きましたが 登らずに ロープウェイで登り降りして 雪が 舞っていたのを記憶してます
深みのある 良い山の様です
帰りに 湯檜曽温泉にて 足湯 他の温泉も入ったような
コメントいつもありがとうございます。
今回 天気は今ひとつでしたが
充実感ある 山歩きができたかな、、、
この周辺の山域 本当に深みのある素晴らしい山や稜線ですよね。
難は 天候の不安定さと
大渋滞に会わないタイミングとコースを考えないと ですかね。
オコジョは全く期待していませんでしたが
偶然振り返ったら そこにいるのでビックリです。
さすがに 3mぐらい先なのですが
チョロチョロこちら見ながら飛び回っているのです。
結局 5分以上いたと思います。
本当はそれなりに獰猛らしいですが
実に その愛くるしい容姿に癒されました。
soar800さんみたいに 俊足だと通過してしまうかもしれませんので
ここでは 我々の鈍足が功を奏しましたね。(笑)
関越や東北に乗るのが ちょっと億劫で
さらっと行けないのですが
この辺の山々はとっても興味があるので
soar800さんのテリトリーを荒らさないよう気をつけますので
今後も宜しくお願いします!
boroPさん、こんにちは
コメントは初めてのotafukuです。
記録を見てワクワクドキドキ本当に素敵なコースですね。羨ましいです
私はこんな岩場歩きも大好きです。あぁいいなぁ〜
谷川と言えば午後は雨のイメージでした(私の場合はいつも雨・・)秋は大丈夫なのでしょうか。
雨もなくオコジョにも会えて、本当に良かったですね。
いつか私もboroPさんの記録を参考に是非是非同じルートを歩いてみたいです。
素敵なコースを教えて頂きありがとうございました
otafukuさん はじめまして
素敵な沢登りをこなされるotafukuさんに
コメントしていただいて光栄ですが
お褒め?の言葉をいただいて
恥ずかしくなってしまいます。(笑)
今まで この辺の山域は秋ばかりに
雨マークのない日を選んで7-8回歩いていますが
スカッと晴れたのは 1回、雨あられ強風になった事もあります。
本当に行って見ないとわからない山域の気がしますが
登山道は変化に富んでいるし 森林限界が低く石稜部も多く
とても2000mに満たない稜線とは思えない景観と開放感。
今回は ガスで今一でしたが 一の倉沢等の
いくつかの出合の素晴らしい眺めを通過していく林道歩きも
思ったより 楽しめると思います。
心よりotafukuさんの山行時に天気の神様が微笑んでくれる事を
願っています。
我々には そろそろ高山は厳しくなってきたようで
今後 丹沢などで お会いすることもあるかもしれませんが
その時は宜しく 御願いします!!
boroPさん、こんばんは。
お返事ありがとうございます
そうですね。谷川岳だっていつも午後雨とは限りませんね。
私も出かける時は、良く天気をチェックしてから出かけたいと思います
でもboroPさんも何度も通っても中々いいお天気に恵まれないとのこと。
晴天など望みません。何とか降られずに、あの素敵なルートを無事歩けることを願っています☆
私もこれからは丹沢が活動エリアです。
二人のヘルメットを被ってガチャ類を着けたおばちゃん。
若しくは単独でちょっと怪しい、でもやたらと愛想のいいおばちゃんが居たら、私かも知れません。声を掛けてみて下さい。
boroPさんは、ご夫婦での山行ですね。お会い出来るのを楽しみにしています
boroPさん、こんにちは。otafukuです
実は今日堅炭尾根を歩く予定で、準備もバッチリだったのですが、
昨日の谷川岳の天気が悪く、午後になっても雨か雪。
心配になり肩ノ小屋に連絡してみると、雪が降っているとのこと。
もう私が行ける場所ではなくなってしまいました・・
ちなみに私は雪山はやりません。怖いし寒いし・・
折角boroPさんのお蔭でいいルートを知ることが出来たのに、とても残念です。
堅炭尾根は来年に取っておきます。来年はもっと早く
ありがとうございました
otafukuさん
丁寧な報告ありがとうございます。
どうも 私の天気の神様への頼み方が
チャランポランだったようで
これからも 頑張っていい山探してレコしますので
勘弁してください!
あっと言う間に 様々な山々が初冠雪ですね。
我々も もう1回高山に行きたいなと思っていましたが
技術も装備もない我々には ちょっと厳しくなってきたようで
次の山はどこにするか悩んでいる今日この頃です。
それでは また!
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